2021/05/13

どちらを選ぶ?クラウド型・オンプレ型 それぞれのメリット・デメリットからわかる最適なシステム

どちらを選ぶ?クラウド型・オンプレ型 それぞれのメリット・デメリットからわかる最適なシステム

はじめに

近年注目を集め、今やどの企業でもクラウドシステムが当たり前のようにいわれますが、全ての企業においてクラウドシステムが最適というわけではありません。
今回はオンプレミスとクラウド、それぞれどういったものか、メリット、デメリットを比較しながら解説していきます。

オンプレミスとは?

クラウドシステムが登場するまではオンプレミスが標準的なシステムでした。オンプレミス(英語:on-premise)とは、企業などが独自の設備として自社でサーバやソフトウェアなどの情報システムを設置から導入、管理までトータルで行う運用形態です。クラウドと比べ、オンプレミスは情報システムの投資が自社ですでに完了しているものです。情報の管理性が高く、クラウド型よりも既存ソフトウェアとサーバ上で統合しやすいことも特長です。

自由度が高いオンプレミス そのメリット・デメリット

セキュリティの安心も! オンプレミスのメリットとは?
(1)システムを柔軟にカスタマイズしやすい(自由度が高い)。
オンプレミスのシステム形態では、企業それぞれが自社に必要なハードウェアからソフトウェアまで調達するためシステムの変更がしやすく、社内からの要望に柔軟に対応できます。
(2)セキュリティ面での安心
自社で築いたネットワーク内で利用者を限定して運用する場合、セキュリティ面の安全性を高めることができます。またセキュリティレベルも企業それぞれに必要十分なシステムを構築できます。
初期投資の負担はどれくらい? オンプレミスのデメリットとは?
(1)初期投資の負担が大きい。
オンプレミスではサーバからソフトウェアまであらゆる機器とそれらを管理できる人材の確保が必要となるため、初期費用はクラウドと比較して高額です。その機器選定をするには長期的な計画をたてる必要があり、無駄なく自社にふさわしいシステムを予測するのは非常に難しいです。また、導入には機器の発注からシステム構築まで時間を要するため、余裕をもって準備する必要があります。
(2)導入後に必要な資産管理も自社負担
サーバルームなどを運用管理する維持費、光熱費、専門知識を持った人材の人件費など費用確保も必要です。機器やシステムの故障、障害を防ぐために、定期的な点検・メンテナンスも行わなければなりません。また、会計上の処理としてサーバなどの機器は会社の資産となり、資産の「減価償却」が必要で、その対応工数も多いといわれています。資産となる機器は固定資産税の対象となる場合もあります。

クラウドとは?

クラウドとは英語の「cloud」で「雲」を意味し、「クラウドコンピューティング」の略称です。コンピューティングからアプリケーションの利用まで、様々なITリソースをクラウドサービス事業者が提供するWeb上のサービスプラットフォームから、必要に応じて利用できるシステムです。サーバなどのIT機器を自社で物理的に確保する必要がなく、インターネット経由で様々なITリソースを利用します。コストの形態としては、オンプレミスは資産であるのに対しクラウドは経費となり、資産管理の必要がありません。

導入までのスピード・コスト重視ならクラウド そのメリット・デメリット

従量課金で無駄のないコストが実現! クラウドのメリットとは?
(1)無駄のないコスト
クラウドサービスの場合、オンプレミスで導入する際に必要な初期費用は不要です。利用料は従量課金制で使用した分の料金だけで、コストに無駄が生じません。また自社のシステム規模に応じてリソースを増減でき、導入後のコスト抑制効果も期待できます。
(2)導入前の難しいキャパシティの予測が不要
オンプレミスでは導入前に自社の最大のインフラ容量を慎重に予測する必要があり、大きすぎれば高額なリソースが無駄になり、逆に小さすぎれば利用が制限されることもあります。クラウドでは必要に応じたリソースの追加や削除などの調整が容易で、わずか数分で実行可能です。例えば一時的にサーバのスペックを上げ、大量のアクセスに対応することも短時間でできます。
(3)スピードの向上
オンプレミスでは新しいITリソースの導入に時間がかかりますが、クラウドではわずか数分の簡単な作業だけで新しいITリソースを利用できるようになります。必要となったときに必要な環境を瞬時に調達可能です。開発や検証に費やすコストと時間を削減できるため、事業の柔軟性と俊敏性につながります。レイテンシを抑えることでよりユーザにとって快適な環境が整います。
(4)データセンターの運用保守コスト削減
オンプレミスではデータセンタの導入、維持に高額なコストとマンパワーが必要ですが、クラウドではその必要がなく、結果として企業の生産性に直結する業務に専念できます。
導入までに知っておくべき注意点 クラウドのデメリットとは?
(1)セキュリティ面での不安
オンプレミスは自社でサーバを管理しますが、クラウドでは外部サーバとインターネットを介してアクセスします。そのためサービス事業者側の操作ミスなどによる情報漏洩やデータの消失などが発生する可能性があり、セキュリティ対策が万全の事業者選定が重要となります。また、自社のデータが外部に置かれることによるリスクを認識しなければなりません。クラウドのサーバは国内にあるとは限りません。例えば、海外に存在するサーバに保管している自社データが、何らかの事情でその国の法律に従って、データ開示させられるというケースも大いにあり得ます。それらのリスクを許容できるかできないかを判断する必要があります。
(2)カスタマイズ性の低さ
オンプレミスでは導入から運用まで自社で行うため、時間や労力はかかりますが完全独自のカスタマイズが可能です。一方クラウドではサービス事業者が提供する契約やプランに従わなければならないため、カスタマイズが難しいケースがあります。

こんな企業がクラウドに向いている!

(1)とにかく初期費用を抑えたい
設備や設置費用などオンプレミス導入の場合に想定される初期費用がかからないため、初期にかかるコストを最小限に抑えることができます。
(2)すぐに導入・運営を始めたい
わずか数分で必要なITインフラを調達することができ、導入まで時間を要しません。
(3)クラウド型グループウェアを導入したい
近年ではテレワークの普及によりワークスタイルが変わりつつあります。クラウド型グループウェアは多様な働き方に対応でき、場所を選ばず様々なデバイスからいつでもアクセスが可能な環境が整います。常に最新のバージョンや機能を利用できます。
(4)短い周期でのトライアンドエラーで開発を促進したい
クラウドではサーバの構築や、削除を柔軟に行えるため、開発、調査、修正、検証、実行を短い周期で繰り返すことで効率的にゴールへとたどり着けます。
(5)サーバを維持するためのリソース不足を解消したい
サーバ保守運用のために人材を確保するのが難しい場合、クラウドがおすすめです。クラウドではサーバなどの機器メンテナンスはサービスを提供する企業が行います。そのため、サーバを維持管理するための人的リソースを確保せずにすみます。
(6)システムに柔軟な拡張性を持たせておきたい
クラウドでは必要に応じたリソースの追加や削除などの調整が容易なので、ユーザ数、アクセスの増加、業務規模の拡大など、用途に合わせて短時間で柔軟に拡張させることができます。

まとめ

セラクのクラウドサポートセンターでは今回解説したオンプレとクラウド、いずれも経験豊富なエンジニアがサポートいたします。運用に疑問・不安・お悩みなどございましたら、まずはセラクにご相談ください。セラクのクラウドサポートセンターは、24時間365日の高品質なサポートをご提供しています。またMicrosoft AzureやAWS、そのほか国内サービスにおける実績は数多く、特にMicrosoft Azureに関しては、200名を超える有資格者が在籍しており、確かな技術でお客様の運用を支援いたします。

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