2022/07/01

情シス担当者の課題を解決?マネージドサービスとは

情シス担当者の課題を解決?マネージドサービスとは

はじめに

現在のビジネス環境において、IT技術は欠かせないものとなりました。次から次へと新たなIT技術が生まれ多くの企業が恩恵を受ける一方、日本におけるエンジニア不足という問題も相まって、情シス担当者の負担は増大しています。このまま情シス担当者の負担が増え続ければやがて自社のITインフラは適切に機能しなくなり、さらには自社のビジネスにまで影響をおよぼす可能性も否めません。
本記事では上記のような課題を抱える企業様へ向け、IT運用課題の解決かつ業務効率化とコスト削減をサポートする「マネージドサービス」について詳しく解説していきます。

マネージドサービスとは

マネージドサービスは、サーバやネットワークなどITインフラの運用、監視、保守といったシステム運用管理を、一定の月額料金で専門事業者が請け負うアウトソーシングサービスです。
たとえばサーバ管理には、回線・ハードウェアなどの管理からOSの初期設定、各種監視、セキュリティ、障害や復旧の対応など、作業は多岐にわたります。また24時間365日の運用体制を維持するため多くのコストやリソースが必要となり、社内でこれらの業務を全て完結することは非常に難しいものです。
こういった問題を解消するためのサービスが、冒頭で述べたマネージドサービスです。このマネージドサービスを活用することで、利用者は専門性の高い知識と膨大なリソースを必要とするITシステム運用に関わる作業から開放され、かつ専門技術者による安定性の高い適切な運用が可能になります。またコストを一定に抑えることができるため、予算計画も立てやすくなります。

マネージドサービスのメリット

マネージドサービスの概要が分かったところで、ここではマネージドサービスを導入するメリットについて解説します。

運用コストの削減が図れる

運用管理を全て自社内で行おうとすると、万一障害が起こった場合、人件費や修理対応費など突発的なコストが必要になります。運用管理費はそういった臨時対応時に大きく変動するため、予算化しにくいという問題点がありました。
そこでマネージドサービスを活用すれば、一定のコストでの運用管理が可能となり、また突発的な障害が起こった際にも別のリソースが必要になるということがないため、運用コストの削減につながります。

業務効率や生産性の向上が期待できる

情報システム部門の業務は多岐にわたります。システム稼働の基盤となるインフラの構築、運用、保守業務からソフトウェアやパソコンなどの資産管理、ユーザ管理、ヘルプデスク業務までと、その業務範囲も広く、企業の情報システム全てに関わります。
その複雑なITインフラの業務を一部、または丸々アウトソーシングすることで、運用のノウハウを蓄積した専門技術者が、24時間365日の体制でシステム運用管理に対応してくれます。このことからより安定したシステム運用が可能になり、自社のサービスレベルや信頼性の向上にもつながります。
また情報システム部門の管理負担が軽減され、担当者はIT戦略やシステム企画、改善などのコア業務に集中できることで、業務効率や生産性の向上も期待できます。

マネージドサービスのデメリット

メリットだけを見れば非常に有益性が高く感じられるマネージドサービスですが、利用するには注意点も知っておく必要があります。ここではマネージドサービスを導入するデメリットについて解説します。

自社にノウハウが残りにくい

運用管理の一部または全てをアウトソーシングすることで、豊富な知識と経験を持つ専門事業者が問題解決にあたるため、自社で知見を持つ人材の確保や、IT教育の時間とそれにかかるコストが不要になります。
しかしその一方、「事業者に任せた業務に関するノウハウが社内に残りにくい」という面もあります。

対応が希望通りになるとは限らない

マネージドサービスの内容は提供事業者によって異なります。利用者は事業者が定めるサービス内容の中から提供を受けるため、自社が希望する問題の解決まで対応してもらえないというケースも考えられます。

マネージドサービスを活用するポイント

先述したように、マネージドサービスには決まった形はなく、提供事業者によってその特色も異なります。また利用者にとっても自社の規模や業務形態によって最適なサービスの内容が異なります。
提供を受けるサービス内容の確認が曖昧な場合、自社と提供事業者との間で対応範囲の認識に食い違いが生じるケースもあります。こうしたことを防ぐため、サービス利用前には事業者と綿密な擦り合わせを行うことが重要です。

セラクのマネージドサービス内容

ITインフラの保守や運用、セキュリティ管理や多岐にわたるクラウドサービスなど、マネージドサービスの内容はさまざまです。
具体的にどのようなサービスがあるのか、ここではセラクが提供しているマネージドサービスの中から代表的なものを3つご紹介します。

クラウドマネージドサービス

Microsoft AzureやAWSなど、数あるクラウドの中からお客様のビジネス要件に最適なサービスの選定や、クラウド移行で効果を出すためのパフォーマンス設計・構築を行います。また情シス担当者の運用負荷を取り除くため、専門技術者が24時間365日の万全なサポート体制で運用監視にあたります。障害の予兆・検知はもちろん、定期的なアップデートやレポート作成、改善策の提案など、細かな部分までケアを行います。

セキュリティマネージドサービス

脆弱性診断により社内インフラ環境の脆弱性を突き止め、適切な解決策を提案し、セキュリティ環境の構築や運用を支援します。セキュリティ対策に休む間はなく、24時間365日対応のSOC(セキュリティオペレーションセンター)でお客様の通信を網羅的に監視します。インシデントを検出した場合は早期対処を行うことで、よりセキュアなインフラ環境を実現できます。

情シス対応キッティング支援

障害対応や社内ヘルプデスク、システム監視など情報システム部門が担うITの問題を、課題発見から解決までトータルでサポートします。他に問い合わせ対応、キッティング、マニュアル作成、ソフトウェア検証など、ITに関わる雑多な業務を丸投げいただければ専門技術者が全て解決、業務の効率化や品質の向上に尽力します。

セラクが行うマネージドサービス、さらに詳しい内容を知りたい方はこちら
セラクのマネージドサービスをご覧ください。

まとめ

情シス担当者の負担を軽減し、企業のITインフラ環境を支えることができるマネージドサービス。「サービスレベルは落とすことなくコストを削減したい」「日々の運用業務の負荷を軽減させたい」など、ニーズに合わせてマネージドサービスを活用することで、コスト削減や業務効率化を実現できます。

セラクのマネージドサービスは、ITシステム運用やクラウド導入・運用支援、セキュリティ導入支援、AI、RPAを使った運用の効率化や自動化など、「幅広い対応領域」を強みとしています。またお客様の潜在的なリスクや課題解決に向けて、プロアクティブに改善提案も実施しております。セラクの専門コンサルタントが24時間365日の体制で、お客様のシステムをトータルサポートいたします。
自社のIT環境に疑問・不安・お悩みなどございましたら、ぜひセラクへ一度ご相談ください。

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