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いま、コラボレーションツールとして注目されている、Salesforce Anywhere(Quip)とは?

2023年04月13日

  • Quip
  • 使い方
  • 定着・活用

はじめに

2020年6月にSalesforceがリリースを発表したSalesforce Anywhere(Quip)。セラクCCCでは2021年4月より、Salesforce Anywhere(Quip)の導入・活用支援をスタートしました。
Salesforce Anywhere(Quip)は、どこにいてもSalesforceのアプリケーションを利用して仕事の生産性を維持するためのツールです。営業やカスタマーサービス、マーケティングなど、部門を超えたメンバー同士が場所を問わず、ビジネスのコミュニケーションを行えるようになります。この記事では、Salesforce Anywhere(Quip)についてわかりやすくご紹介します。
Salesforce Anywhere(Quip)は、Salesforceを導入する際にSalesforce社からQuipもセットで提案されることが多いため、実際に導入済のお客様も多くいらっしゃいます。Salesforce Anywhere(Quip)が使えるのに気付いていない、活用できていないケースも多々あるため、ご自身が使われている環境に不明点があれば、セラクCCCへお問い合わせください。

 

いま、コラボレーションツールとして注目されている、Salesforce Anywhere(Quip)とは?

Salesforce Anywhere(Quip)はドキュメントを基にメンバーとのコミュニケーションを行い、業務効率を促進するツールです。Salesforceと連携することで、レコード情報やレポートデータ、リストビューの呼び出しも可能です。部門を超えたプロジェクトチームや取引先や顧客とスムーズな情報共有が図れ、幅広いシーンで活用できることから、業務効率を促進する最強のコラボレーションツールとも呼ばれています。顧客接点のデジタル化が進み、情報共有のスピードがさらに加速するなかで、コラボレーションツールは、多くの企業に注目されています。
複数人がドキュメントを同時編集できるため、ドキュメントを介してコミュニケーションを促進する、オンラインの商談やミーティングでの活用に非常に有効なツールです。テレワークや商談、ミーティングのオンライン化が進んだことにより、これまでExcelや紙ベースで情報共有を行っていた企業が、オンライン上での情報共有が必要になりSalesforce Anywhere(Quip)を導入するケースが増えています。

 

こんなに便利! Salesforce Anywhere(Quip)の機能紹介

 

共有、確認を一画面で!

Salesforce Anywhere(Quip)は必要なデータ情報を一画面で確認できます。ドキュメント内にチャット・スタンプ機能、タスク管理機能、リマインダー機能、スプレッドシート機能もあり、関数計算にも対応できる、まさに多機能なコラボレーションツールです。
例えば、会議、商談では、リアルタイムに内容を記録する議事録として使用するほか、その会議に参加しているメンバーで、同時にドキュメントを編集することができます。ドキュメントを開きながら、チャット機能を利用して、リアルタイムにコメントすることができます。絵文字やスタンプを活用することで心理的な距離がぐっと近づき、より活発なコミュニケーションをとることができます。

 

Salesforce Anywhere(Quip)で、必要なデータ情報を一画面で表示する

 

このほか、既読履歴の確認、カレンダー、タスク管理、カンバンボード、リマインダー、プロセスバーなど、進捗管理を行う上で役立つ機能も、一画面に表示させることができます。

 

Salesforce Anywhere(Quip)を利用するメリット

 

(1) Salesforce⇔Salesforce Anywhere(Quip)双方の情報連携で、データ更新、確認が容易に!

Salesforceが Salesforce Anywhere(Quip)と連携することで、下記のようなデータの配置や、確認・更新が、リアルタイムに簡単に、画面遷移せずに行えるようになります。
Salesforce Anywhere(Quip)を開くだけで、自分のデータと連動する組み込みのドキュメントやスプレッドシートが最新の状態で表示されます。情報連携できる例として、レコード情報、リストビュー、レポート情報が挙げられます。

 

<情報連携できるもの>

1.レコード情報

Salesforce内のレコード情報を呼び出すことができ、そのレコードについてSalesforce Anywhere(Quip)文書上からデータの更新が可能です。またSalesforce Anywhere(Quip)文書をSalesforceのレコードに埋め込むことも可能です。例えば商談の議事録のSalesforce Anywhere(Quip)文書をそれぞれの商談レコードページに追加することができます。

 

Salesforce Anywhere(Quip)でレコード情報を連携する

 

2.リストビュー

Salesforce内の各オブジェクトのリストビューも呼び出すことができます。また、「自分が担当する商談一覧」「今月訪問予定の取引先」等あらかじめ作っておいたリストビューの情報をQuip上で確認・情報更新することもできます。

 

Salesforce Anywhere(Quip)でリストビューを呼び出す

 

3.レポート情報

Salesforce内のレポート情報を呼び出すことができます。また、そのレポートの数字をスプレッドシート上で関数を使って計算することも可能です。
例えば、下記のレポートA、Bを別のスプレッド上で呼び出して、商談成立確率を算出できます。

 

Salesforce Anywhere(Quip)でレポート情報Aを呼び出す

 

Salesforce Anywhere(Quip)でレポート情報Bを呼び出しレポートAとBで商談成功確率を算出する

 

(2) 情報共有がスピーディかつ活発に!

これまで、確認や情報共有のためにミーティングを開いたり、別のツールでチャットを送るなど、工数がかかっていた行動が全てSalesforce Anywhere(Quip)上で完結します。ドキュメントを介した情報共有がスピーディに行えるため、コミュニケーションが活発になるため、会議や商談の議事録、他部門他部署との情報共有、研修や目標、案件の進捗管理などのシーンで活用されるケースが多いです。
また、Salesforce Anywhere(Quip)はデータの上限がないため、1つの文書に全てまとめることができます。例えば、議事録や商談の記録など、継続して記録を残す必要がある場合、データを一画面上で遡ることができるため、「言った言わない」「どこに書いたかわからない」という問題を解消することができます。

 

(3) テンプレート活用で文書作成が効率的に!

テンプレートとは「Salesforce Anywhere(Quip)で統一した文書を作成するために基にする文書」のことです。テンプレートの数は制限がなく、用途に合わせてカスタマイズできます。また、SalesforceにSalesforce Anywhere(Quip)の文書を埋め込む際にテンプレートを作っておけば、ワンリックで必要な文書を簡単に作成できる便利な機能です。
業種、業務によって、様々なシーンで活用できますが、一般的によく使われているのが、議事録テンプレートです。(議事録テンプレートの詳細は、Salesforce Anywhere(Quip)の便利テンプレート紹介 1 議事録/プロジェクト管理 編を参照ください。)

 

まとめ

Salesforce Anywhere(Quip)の概要、便利な機能などを説明してきましたが、Salesforce Anywhere(Quip)のご利用イメージをお持ちいただけたでしょうか?コラボレーションツールとしての機能が豊富なSalesforce Anywhere(Quip)を最大限活用いただけるよう、セラクCCCでは、Salesforce Anywhere(Quip)の導入、活用支援を行っています。Salesforceとの連携や、ユーザ追加など、初期の導入で躓きやすいポイントも、Salesforce認定カスタマーサクセスパートナーであるセラクCCCの経験豊富なコンサルタントにお任せください。これまでの数多くの実績から導き出したノウハウを活用し、お客様のSalesforce Anywhere(Quip)導入をバックアップさせていただき、導入後も継続的にサポートいたします。

 

Salesforce Anywhere(Quip)には、シーンに合わせて簡単に文書作成ができる、便利なテンプレート機能があります。次回は、セラクCCCのカスタマーサクセス部門がおすすめするテンプレートをご紹介します。

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