コラム詳細

Webコンテンツ「Trailhead」で Salesforceスキルアップ!

2023年04月13日

  • Salesforce
  • 使い方

はじめに

セラクCCCのSalesforce推進部のAです。Salesforceについて「もう少し実務で便利な機能を覚えたい」「機会があれば勉強したい」という方が多いのではないでしょうか。公式HelpページはSalesforceの使い方や機能について調べることはできますが、学習に最適ではありません。
少し空いた時間で勉強したい、将来的にSalesforce関連資格の取得を考えている、といった場合に便利なのがWebコンテンツ「Trailhead(トレイルヘッド)」です。本記事ではTrailheadの概要から応用的な使い方までご紹介します。

 

Trailhead(トレイルヘッド)とは?

Trailheadはセールスフォース社が提供するSalesforce学習用のWebコンテンツです。テーマ別の記事と、小テストや実習が用意されています。
スマホアプリもリリースされており、インターネットにアクセスできる環境さえあれば、時間や場所を選ばずに無料で利用可能。TrailheadのコンテンツはSalesforceの機能更新に従って更新されるため、常に最新の情報を学べる点も魅力です。

 

Trailheadで学習するメリット

Trailheadのメリットは、常に最新情報に基づいた学習ができるだけではありません。「どこから始めるのが適切か分からない」「困った時に誰かに相談しにくい」「モチベーションの維持が難しい」といった自主学習ならではのハードルをクリアする工夫もあります。

 

関連情報がまとめて整理されている

Trailheadは「単元」と名付けられたテーマごとの解説記事で構成されています。簡単な単元は15分から30分程度で読み終えられるコンパクトなボリュームです。
単元は関連したテーマごとに「モジュール」や「プロジェクト」としてまとめられています。情報はさらに「モジュール」をいくつかまとめた「トレイル」、「トレイル」や「プロジェクト」などをまとめた「トレイルミックス」としてTrailhead内で整理されています。

 

モジュールとプロジェクト、トレイルの構造
<モジュールとプロジェクト、トレイルの構造>

 

単元 1つのテーマについての解説記事
モジュール 複数の単元を含み、トピックの概要や使用方法などの解説がまとめられた講義型のコンテンツ
トレイル 複数のモジュールを含む関連内容をまとめた大きなコンテンツ
プロジェクト 複数の単元を含み、Salesforceの練習環境を使って実際に操作を学ぶ実習型のコンテンツ
トレイルミックス 関連するモジュールやトレイル、プロジェクトをまとめた総合的に学習できるコンテンツ

<単元とモジュール、プロジェクト、トレイル、トレイルミックスの違い>

 

「どこからでも学習を始められる」ことがTrailheadの強みです。興味を持った単元から始めて、単元が属するモジュールやプロジェクト、トレイルヘと範囲を拡大することで関連した内容をまとめて学べます。また、気になるワードや機能名で検索して、関連するトレイル内の単元を読み進めて行くといった方法もあります。

 

「Superbadge(スーパーバッジ)」という開発スペシャリスト向けコンテンツは関連したモジュールの学習が完了していないと挑戦できません。このように、幅広い習熟度のユーザが利用しやすいよう工夫されています。

 

質問や情報共有のためのコミュニティがある

Trailheadには学習用コンテンツだけでなく、「Trailblazer Community」という質問や相談専用のコミュニティが用意されています。日本語のコミュニティも存在し、自主学習には付き物の「誰かに相談するのが難しい」といった悩みもSalesforceユーザ同士のコミュニティを利用して解決できます。

 

認定資格更新にも活用できる

TrailheadはSalesforce関連の認定資格関連でも活用できます。
資格ごとに関連した内容がトレイルとしてまとめられているため試験対策に最適です。またTrailheadアカウントと受験アカウントをリンクして、Trailheadで認定資格維持用のモジュールを完了すれば無料で資格更新できます。
学習成果を資格取得や更新として実感できるのもTrailheadのメリットです。

 

Trailheadの応用的な使い方

Trailheadでの学習に慣れてきたら、応用的な使い方にも挑戦してみましょう。

 

Trailhead上でSalesforceの練習環境を模擬する

TrailheadにはSalesforce練習環境が用意されています。
プロジェクトで操作手順の実習に使用されるこの練習環境ですが、学習成果を基に自由な設定を試すことも可能です。

 

名前を付けて作成ボタンをクリックするだけの簡単操作
<名前を付けて作成ボタンをクリックするだけの簡単操作>

 

Webブラウザの右上のアカウントから、[ハンズオン組織]を選択して[Playgroundを作成]で練習環境の作成を開始。名前を付けて[作成]ボタンをクリックするだけで作成完了です。

 

練習環境で何かしらのエラーが発生する場合は、以前の設定との重複や干渉が考えられるため、新たに別の練習環境を用意すると良いでしょう。

 

『myTrailhead』を使ってSalesforceと連携する

『myTrailhead』という有料サービスを使えば、TrailheadとSalesforceを連携し、Salesforce上にTrailheadの学習課題と期限を表示したり、Salesforceから直接Trailheadにアクセスしたりできます。
myTrailheadを使うことで、マネージャーは複数のスタッフの学習進捗状況をダッシュボードで把握。トレーニング状況と業務成績を1画面で確認できるため、伸び悩むスタッフのフォローにも活用できます。

 

まとめ

Salesforceには多くの機能があり、使いこなすのは簡単ではありません。しかしTrailheadを利用することで、興味関心の高いテーマから始めて空き時間に合わせたペースで継続して自主学習を行いスキルアップできます。セールスフォース社が無料で提供しており、費用コストや情報の正確性といった点からも利用しやすいコンテンツのため、興味をお持ちの方はアカウント登録から始めてみましょう。
スタッフの自主学習に任せるだけでなく、「基本的な操作について社内研修の機会を作ってボトムアップを図りたい」「Trailheadを使ったSalesforceの効率的な学習方法を、部署や担当業務ごとに知りたい」など社員教育でお悩みでしたら無料相談からお問い合わせください。セラクCCCでは、300名(23年5月時点)を超える専門コンサルタントがお客様のSalesforce学習やスキルアップをサポートいたします。

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