コラム
2025.04.30

24/365の運用監視で安心!企業ITを支える常時サポートの重要性

24/365の運用監視で安心!企業ITを支える常時サポートの重要性

はじめに

ITインフラの複雑化にともない、企業のシステムは常時稼働が求められる重要な基盤となっています。ビジネスの継続性を確保するためには、24/365の運用監視が不可欠です。24時間365日体制の監視は、システム停止やセキュリティリスクを未然に防ぎ、情報システム担当者(情シス担当者)の負担を軽減する重要な手段です。
本記事では、ITインフラにおける24/365監視の必要性とその効果、企業で活躍する情シス担当者が抱える課題や、常時サポートの導入ポイントを解説します。

ITインフラにおける24/365監視の必要性

ITインフラは、サーバー、ネットワーク、アプリケーションなど多様な要素で構成されており、ビジネスの基盤として安定性が不可欠です。システム停止やセキュリティインシデントは、顧客信頼の喪失や売上機会の損失に直結します。ここでは、24/365監視がなぜ必要かを具体的に解説します。

ITインフラの特性と監視の重要性

ITインフラは複数のシステムが連携し、グローバルなアクセスを可能にしますが、この特性は以下のようなリスクを生み出します。

  • ・トラフィックの変動 : 突発的なアクセス増加によるシステム負荷が発生
  • ・グローバルな脅威 : 24時間発生するサイバー攻撃や不正アクセス
  • ・障害の連鎖 : 1つのシステム障害が他のシステムに波及

これらのリスクに対応するためには、24/365の監視が不可欠です。常時の監視により、異常をリアルタイムで検知し、迅速な対応が可能になります。たとえば、深夜に発生したトラフィック急増を即座に検知し、負荷分散で対応することで、システム停止を防げます。

24/365監視がもたらす3つの効果

24/365監視を導入することで、企業は以下のような効果を得られます。

  • ・システム停止の防止 : 異常の早期発見とダウンタイムの最小化
  • ・セキュリティリスクの低減 : 不審なアクセスの24時間監視とサイバー攻撃の未然防止
  • ・運用負担の軽減 : 情シス担当者の常時対応不要とコア業務への集中

<24/365監視の3つの効果>

情シス担当者が抱えるIT運用の課題

ITインフラの運用において、自社運用や既存の監視体制では、以下のような課題が顕在化しています。

課題1:24時間対応の負担

ITインフラは常時稼働が前提であり、深夜や休日でも障害対応が必要です。しかし、自社で24/365の監視体制を構築するには、専任スタッフの配置やシフト管理が必要で、情報システム部門に大きな負担がかかります。

課題2:セキュリティ対応の複雑さ

セキュリティインシデントは時間帯を問わず発生します。個人情報保護法(APPI)や個人情報の保護を目的とし、適切に管理するためのマネジメントシステムを定めた規格であるJIS Q 15001の基準を満たすためには、高度な監視技術と専門知識が求められます。

課題3:既存システムの限界

自社運用で監視を行っている企業では、既存ツールの遅延やカスタマイズ性の不足が課題となることがあります。特に、急成長するビジネスに対応するスケーラビリティが不足している場合、新たなツールへの乗り換えを検討する企業も少なくありません。

課題4:コストとリソースの最適化

24/365監視を自社で実現するには、人件費やツールのライセンス費用が膨大になります。限られた予算内で効果的な監視体制を構築することは、情報システム部門にとって大きな課題です。

24/365監視をアウトソーシングする利点と導入ポイント

24/365監視をアウトソーシングすることで、専門的な監視体制を低コストで実現し、情シス担当者の負担を軽減できます。ここではアウトソーシングの利点と導入時のポイントを解説します。

利点1:専門知識による高精度な監視

アウトソーシングでは、24/365監視に特化した専門家が最新の技術を活用して監視を行います。自社運用では難しかったリアルタイムでの異常検知や、潜在的なリスクの特定が可能になります。たとえば、個人情報保護法で求められる基準を満たすためのセキュリティ監視も、専門家に任せることでスムーズに実施できます。

利点2:運用負担の軽減

自社で24/365監視を行う場合、ツールの設定やメンテナンス、24時間体制のアラート対応が必要です。アウトソーシングすることで、情シス担当者はシフト管理や深夜対応の負担から解放され、コア業務に集中できます。

利点3:コスト効率の向上

自社運用では、専門人材の雇用や監視ツールのライセンス費用が発生します。アウトソーシングであれば、必要なサービスを柔軟に利用できるため、予算内で高品質な監視を実現し、コストの最適化が可能です。

<24/364監視をアウトソースする3大メリット>

導入時のポイント:適切なアウトソーシング先の選定

アウトソーシング先を選ぶ際は、以下の基準を考慮しましょう。

  • ・24/365対応の実績 : 常時監視が可能な体制と経験があるか
  • ・セキュリティ機能 : 不審なアクセス検知や自動防御が可能か(例:企業の情報セキュリティ管理体制についての要求事項をまとめたJIS Q 27001認証を取得)
  • ・スケーラビリティ : ビジネスの成長に合わせて拡張可能か
  • ・日本語サポート : 障害時の迅速な対応や日本語でのサポートが充実しているか

まとめ

ITインフラの普及と複雑化にともない、24/365監視は企業を支える不可欠な要素となりました。しかし、自社運用では運用負担やコストが増大し、専門的な対応が困難であるのが現実です。
24/365監視をアウトソーシングすることで、専門知識による高精度な監視、運用負担の軽減、コスト効率の向上を実現できます。
特に大規模な企業やグローバル企業では、グローバルな運用やより強固なセキュリティ対応が求められるため、アウトソーシングの利点は特に顕著です。
セラクでは、24/365監視サービスを通じて、企業のITインフラを支えるアウトソーシングソリューションを提供しています。専門家による常時監視、セキュリティ強化、コスト効率の最適化を実現し、情シス担当者の負担を軽減します。

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