2022.10.25

CPU(シーピーユー)

CPU

 読み方:シーピーユー

CPUとは

CPUとは、コンピュータの中枢部分です。人間で例えると頭脳に当たります。
プログラムやハードウェアから送られた指令を処理して実行やメモリの制御などを行います。
性能の良いCPUであればあるほど処理能力が上がり、快適な速度で作業ができます。

ネット閲覧や動画視聴のみの用途なら最低限のCPUを搭載したコンピュータで問題ありませんが、画像、動画、3DCGなど負荷が大きなものを扱う作業をする場合は高い性能を持ったCPUが必要になります。低いもので行うと必要以上に時間がかかり、停止してしまうことがあります。

また、CPUの性能を判断する基準として「クロック数」「コア数」というものがあります。
クロック数はCPUの処理速度です。単位はGHzで示され、数値が高ければ高いほど多くの処理を行うことができます。
コア数はCPUを処理する「人数」を指します。CPUをお店に例えるとシングルコアは「ワンオペ」状態で、同時にできる作業量が限られてしまいます。

そこで、二人(2コア)、四人(4コア)……と人数が増えていくと、一人では負荷の大きい作業も分担して同時に行えるようになります。こうして複数人数(コア)で運用することを「マルチコア」といいます。

しかし、コア数が多くても同時に行う作業が日常的に少なければ分担する必要がなくマルチコアの性能が発揮されません。使用目的に合わせた性能のCPUを搭載したコンピュータを選びましょう。

CPUの種類

主流のCPUメーカー2社とそれぞれの種類についてご紹介します。

Intel社製CPU

  • Celeron
    Intelシリーズで最も低価格のCPUです。性能は高くありませんが、ネット閲覧がメインの用途でしたら問題ない処理能力です。

  • Pentium
    Celeronの上位版のCPUで、こちらも低価格で手に入ります。ネット閲覧や、負荷の低い事務作業の用途に向いています。

  • Core i3
    Intel主力のCoreシリーズです。i3はPentiumやCeleronに比べ性能がよく、上位互換のCore i5や Core i7の性能を抑え低価格化したCPUです。こちらはネット閲覧のほか、業務利用でも支障のない処理能力です。

  • Core i5
    Coreシリーズ内での中位モデルです。作業しながら音楽を流すなどのマルチタスクも難なくでき、仕事用途での使用も快適にできます。趣味の動画編集や画像編集などの作業にも向いています。

  • Core i7
    Coreシリーズ内での上位モデルです。高速処理が可能になり、ゲームプレイや負荷の大きい3DCGデータを扱う作業もできます。大抵の作品制作やゲームはCore i7相当の性能があればストレスなく行うことができます。

  • Core i9
    Coreシリーズ内の最上位モデルで、いわゆる「ゲーミングパソコン」に使用されるCPUです。4KやVRなど、高解像度のゲーム配信や動画制作をしたい場合に最適です。大きなデータを日常的に扱うゲーマーやクリエイターに向いています。

AMD社製CPU

  • A
    著名な家庭用ゲーム機に搭載されているCPUです。3DCGの処理能力が高く、オンラインゲームやe-Sportsに向いています。

  • Ryzen
    Intel社のCoreシリーズに並ぶ、AMDの主力CPUシリーズです。Corei7やi9に近い性能でありながら安価で、クリエイターやゲーマー、自作パソコンを制作するユーザの間で人気があります。