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ネガティブな個性を強みに!
ポジティブなアピールポイントを見つけるヒント

ネガティブな個性を強みに!ポジティブなアピールポイントを見つけるヒント

面接での個性をアピールする機会は、どの新卒学生にとっても避けられないもの。でも、「自分にはアピールできるような個性がない」と感じたり、「これを言ったら落とされるんじゃないか」と不安になったりして、当たり障りのないことしか話せなかったりする人も多いのではないでしょうか。
実は、一見ネガティブに思える個性にもアピールポイントのヒントが隠れています。ここではセラクの面接官が実際に体験した、ネガティブな個性に対するフィードバックを紹介します。このフィードバックを参考にして、自分らしいアピールポイントを見つけてみてください。

CASE1:細かいところまで気になる性格

細かいところまで気になる性格で、こだわりすぎる時があります。その結果、言いたいことが多すぎて、結局何を伝えたいのか理解されない経験もあるんです。
きっと観察力や注意深さを持っているのですね。その力は職場でも非常に重要で、ミスを防いだり、見落としをカバーしたりチームにとってすごく頼りになる存在です。気づいたことをうまく伝えるには、「優先順位」「結論ファースト」を心がけると良いかもしれません。まず、自分が相手に一番伝えたいことは何かを整理し、その上で話の冒頭で「結論」を先に伝えると、自分にとっても相手にとってもわかりやすいコミュニケーションになるはずです。

CASE2:自信がなく、他者と比較してしまう

自信がなくて、どうしても他の人と比較してしまうんです。
それは、他の人の良さに気づく力自分を客観視する力がある証拠です。社会人になるとチームで働くことになるので、その力は仕事を円滑に進める上で役立つでしょう。誰かと比較するのは悪いことではありませんが、自信を失ってしまってはもったいない。これからは、比較するのは「過去の自分」にしてみてはどうでしょう。自分の成長に目を向けることで、ポジティブな姿勢が身に付くと思います。

CASE3:クオリティを求めるあまりストレスを感じる

クオリティを求めるあまり、期限を設けられるとストレスになってしまいます。満足のいく成果を出せず、悔しい思いをすることがよくあります。
満足いくまでやり切りたいという気持ち、とても素敵ですね!クオリティを重視する姿勢は、仕事に対する責任感の強さの表れです。おすすめしたいのは、最終的な期限とは別に、「自分の中での期限」を設けて、60点の完成度で周囲に壁打ちすることです。その際に自分の仮説や完成イメージを伝えると、より質の高い壁打ちになります。意外と一人で抱え込むよりも、最終的なクオリティが高くなることも多いですよ。

CASE4:アイデアを考えるのは好きだが大雑把

アイデアを考えるのは好きなのですが、大雑把なところがあります。細かいことを突き詰めるよりも、どんどん前に進んでいきたい性格です。
壁にぶつかってもアイデアを考えて前に進める性格は素晴らしいですね。物事を推進する力がある証拠です。大雑把なところも、全体を見渡しながら柔軟に行動できるという強みとして捉えられます。もしまだアイデアを自分で形にした経験がないなら、ぜひ一度全力で挑戦してみてください。ときには細部を突き詰めることで、実現性や完成度がぐっと高まることもあります。誰かの力を借りたり、方向転換したりしてもOK。その過程で、きっと新たな気づきがあるはずです。

CASE5:考えすぎて混乱する

考えすぎる性格で、考え出すとだんだん混乱してしまうんです。
物事を深く考える性格は、課題に真剣に向き合い、責任感を持って取り組む姿勢の表れ。本当に素晴らしいことです。考えすぎて混乱しそうなときは、一度立ち止まってポイントを整理し、優先順位をつけてみてください。紙やホワイトボードに書き出すのも効果的です。大きな課題も、小さなステップに分ければ解決の道筋が見えてきます。そうした工夫を重ねることで、深く考える力を活かしながら、より効率的に成果を出せるようになるでしょう。

CASE6:目の前のタスクでいっぱいいっぱい

目の前のタスクでいっぱいいっぱいになりがちで、先のことを考えるのが苦手なんです。
目の前のタスクに集中できるのは、責任感が強く、目の前の課題を着実に進める力があるからこそ。その姿勢は、周囲からの信頼にもつながる大きな強みです。もし先のことを考えるのが苦手だと感じるなら、少しずつ全体の流れを意識する習慣をつけてみてください。例えば、タスクを書き出す、目的を再確認する、ゴールを明確にする。そんな小さなステップを積み重ねることで、自然と先を見据えた行動が取れるようになります。このステップを繰り返すことで、少しずつ心の余裕にもつながっていくはずです。

CASE7:人間関係を気にしすぎる

人間関係を気にしすぎてしまうことがあります。細かすぎるのかもしれません。
人間関係を気にするのは、周囲への気配りができ、協調性が高いから。細かすぎると感じる部分も、相手を思いやる優しさからくるものであり、職場では大きな強みになります。だからこそ、ときには「相手がどう思ったか」よりも「自分はどう接したか」に意識を向けてみてください。たとえば、報告すべきときに報告する、感謝すべきときに感謝を伝えるなど、当たり前の誠実さを丁寧に積み重ねられていれば、自分に100点をあげてOK!そう考えると少し気持ちが楽になり、前向きになれるかもしれませんよ。

おわりに

個性は一人ひとり異なり、ネガティブに思える特徴も、視点を変えることで大きな強みに変わります。自分の特性を理解し、どのようにアピールするかを考えることは、就職活動において非常に重要です。
セラクは、面接の段階からどんな個性にも誠実に向き合っています。また、多様性を重視しながら、個性を活かして活躍できる環境づくりを推進しています。この内容を通じて、自分らしいアピールポイントを見つける手助けができたことを願っています。

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