失敗しないエントリーシート(ES)のコツ
エントリーシート(ES)は、就職活動において最初に企業と向き合う場です。
面接に進めるかどうかを左右する重要な書類であり、「何を書いたか」だけでなく、「どのように考え、行動してきた人なのか」が見られています。
セラクの採用では、完成度の高い文章や立派な実績よりも、経験をどう捉え、どう工夫し、何を学んできたかといった思考や姿勢を重視しています。
この記事では、エントリーシートの基本的な役割から、企業が評価しているポイント、加点・減点につながりやすい点までを整理して解説します。
「何を書けばいいかわからない」「毎回似た内容になってしまう」という方は、ぜひ参考にしてください。
エントリーシートとは?なぜエントリーシートを書くのか?
エントリーシートは、あなたの経験や考え方を通じて、「どんな人物か」を企業に伝えるための書類です。
単なる通過書類ではなく、企業が面接で深掘りしたいポイントを見つけるための重要な判断材料でもあります。
就活の最初の関門?
エントリーシートは、就職活動における最初の選考です。ここで企業が見ているのは、文章の上手さだけではありません。
- 自分の経験をどう整理しているか
- 物事をどのように考え、言語化できるか
- 企業や仕事への理解をどこまで深めているか
といった、仕事にも通じる思考力・再現性がチェックされています。テンプレートをなぞっただけの内容では、あなた自身の輪郭は伝わりにくくなってしまいます。
履歴書との違いは?
履歴書は、学歴や資格などの事実情報を正確に伝えるための書類です。一方、エントリーシートは、経験の背景や考え方、行動のプロセスを伝えるためのものです。
同じ経験でも、
「何を考え、どう行動し、結果として何を得たのか」
を具体的に書くことで、あなたらしさが伝わります。エントリーシートでは、企業が求める人物像と、自分の経験がどこで重なるのかを意識して整理することが重要です。
エントリーシートを廃止する企業も
近年では、エントリーシートを廃止し、面接重視の選考を行う企業も増えています。
しかし、エントリーシートがなくても、面接では必ず「自己PR」「志望理由」「学生時代の経験」を聞かれます。
つまり、エントリーシートで整理した内容は、面接準備そのものでもあります。書類提出の有無にかかわらず、自分の経験を言葉にする準備は欠かせません。
企業が見ているのはココ!
企業は、限られた情報の中から「一緒に働くイメージが持てるか」を判断しています。
ここでは、特に重視されやすい3つのポイントを紹介します。
①志望動機
志望動機では、「なぜこの会社なのか」を通じて、企業理解の深さや仕事への向き合い方を見ています。
単に「事業に興味がある」「雰囲気が良さそう」ではなく、
- どんな点に関心を持ったのか
- それが自分の経験や価値観とどうつながっているのか
を具体的に説明することが大切です。
業界や企業について、まだ理解しきれていない部分があっても問題ありません。大切なのは、「知らないことをどう捉え、どう学ぼうとしているか」という姿勢です。
②自己PR
自己PRでは、「自分は何ができる人か」ではなく、「どんな行動特性を持ち、仕事でどう活かせそうか」が見られています。
成果そのものよりも、
- どんな課題があったか
- どう工夫したか
- 周囲とどう関わったか
といったプロセスを具体的に書くことで、再現性のある強みとして評価されやすくなります。
③ガクチカ
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、あなたの行動力、考え方、困難への向き合い方を知るための質問です。特別な実績である必要はありません。アルバイト、サークル、学業など、「自分なりに考えて行動した経験」を、背景から結果まで整理して伝えましょう。
魅力アップの加点ポイント
エントリーシートで差がつくのは、細かな書き方の工夫です。
①具体的に数値化する
成果や工夫は、可能な限り数字で示すと伝わりやすくなります。
![]() | アルバイトという立場ながら、売上を向上させました。 |
![]() | コンビニのアルバイトで、発注方法を見直し、3か月で担当商品の売上を120%に伸ばしました。 |
数値が入ることで、行動の結果が具体的にイメージできます。
②結論から書く
最初に結論を示し、その後に理由やエピソードを続けると、読み手にとって理解しやすい構成になります。
「何を伝えたいのか」を明確にしてから、具体例を書くことを意識しましょう。
![]() | 大学のゼミで研究を行い、プレゼンテーション能力を向上させました。 |
![]() | 大学3年生のゼミでは、少人数グループで新規事業の企画を行いました。私は、市場調査を担当し、競合他社の分析や顧客アンケートを実施しました。その結果、ターゲット層を明確にし、新たなサービスのアイデアを提案しました。最終プレゼンテーションでは、スライド作成や発表練習を重ね、聴衆を惹きつけるプレゼンテーションを行うことができました。 |
③具体的に書く
「私はコミュニケーション能力が高いです」ではなく、「学生時代に○○サークルで、異なるバックグラウンドを持つメンバーと協力し、○○というイベントを成功させました」と、具体的なエピソードを盛り込むことで、あなたの能力がより鮮明になります。
![]() | 大学のゼミで研究を行い、プレゼンテーション能力を向上させました。 |
![]() | 大学3年生のゼミでは、少人数グループで新規事業の企画を行いました。私は、市場調査を担当し、競合他社の分析や顧客アンケートを実施しました。その結果、ターゲット層を明確にし、新たなサービスのアイデアを提案しました。最終プレゼンテーションでは、スライド作成や発表練習を重ね、聴衆を惹きつけるプレゼンテーションを行うことができました。 |
④オリジナリティのある言葉を使う
「やりがい」「成長したい」「貢献したい」といった言葉は、多くのエントリーシートで使われています。
その言葉を使う場合は、自分にとってそれが何を意味するのかを、経験に基づいて説明しましょう。
抽象的な表現を、自分の言葉に置き換えて語ることが、他の応募者との差別化につながります。
![]() | 自分のスキルを活かして貢献したいと思っています。 |
![]() | 私のスキルを活かして、チームの目標達成に貢献したいです。特に、○○という分野において、過去の経験から得た知識やスキルを活かして、チームに新しい視点をもたらしたいと考えています |
減点を避けたいポイント
内容以前に、基本的なミスで評価を下げてしまうケースも少なくありません。
①誤字脱字
誤字脱字は、注意力や丁寧さの面でマイナス評価につながります。特に、企業名や資格名などの固有名詞は注意が必要です。
②文字の雑さ
手書きの場合、文字の丁寧さも見られています。読みやすさを意識し、字間や行間を整えましょう。
③です、ます・である調の混在
文体が混在すると、読みにくくなります。どちらかに統一し、全体のトーンを揃えましょう。
④多すぎる空白や「特になし」
空白が多いと、意欲が低い印象を与えてしまうことがあります。完璧でなくても、自分なりの考えを書くことが大切です。
まとめ
エントリーシートは、あなた自身の経験や考え方を整理し、企業に伝えるための重要なツールです。企業が求めているのは、立派な実績よりも、どのように考え、行動してきたかというプロセスです。
基本的なミスを避けつつ、自分の言葉で経験を振り返り、丁寧に言語化することで、あなたらしさは十分に伝わります。エントリーシートを通じて、自分自身と向き合い、次の選考につなげていきましょう。

