アルムナイ

アルムナイ

読み方：アルムナイ

アルムナイとは

アルムナイ（英：alumni）とは、中途退職した元従業員を指します。もともとは欧米の企業が採用活動の一環として、アルムナイを再雇用していたことがはじまりです。日本では社会情勢の変化による労働力不足解消のために、欧米からアルムナイ採用のノウハウを取り入れるようになりました。

アルムナイ採用のメリット

• ・雇用のミスマッチを防止できる
  他の企業で経験を積み、技術力が上がり、知識も豊富な人材を再雇用できます。再雇用された人材は自社の企業理念や仕事内容を把握しているため、従業員側と雇用者側の間で、認識の齟齬があることによる雇用のミスマッチを回避できます。

• ・採用や人材育成にかかわるコストを削減できる
  アルムナイを用いた採用では、退職者本人からの応募もしくは当該企業に在籍している従業員からの推薦を利用します。そのため、求人媒体に掲載料を払う必要がなく、採用コストの削減が可能です。また、もともと当該企業の従業員であるため、育成コストも削減できます。

アルムナイ採用の課題点

アルムナイを活用するうえで課題となることは、「再雇用された労働者や再雇用を頻繁に行った企業のイメージが低下する」ことです。アルムナイでの再雇用を活発化させると「退職しても時間が経てば復帰するかもしれない」と在籍従業員に思われる可能性があります。その結果、同一人物による頻繁な籍の置き戻しから、企業内で不信感が生まれます。アルムナイを用いた再雇用の条件設定や、企業に戻った従業員の配属先や待遇に関して十分に考慮することが必要です。