BtoC
読み方:びーとぅーしー
BtoCとは
BtoC(B2C)とは、Business to Consumerの略称で企業対消費者間取引を指します。マーケティング分野では、第二次世界大戦後に先進国で大量生産・大量消費から差別化へのトレンド変化を背景に、顧客を満足させる方法が注目されるようになりました。そして訴求方法について検討が進められるなかで、「企業」や「消費者」といった顧客の種類に着目したマーケティング手法が登場します。BtoCは、こういった流れのなかで生み出され、マーケティングや営業、ビジネスモデルについて考える際に使われる用語です。
BtoCの特徴
企業対消費者の取引とは、いわば売買です。売買までには買い手の個人としての判断だけが必要なため、一般的に検討にはそれほど時間がかかりません。消費者の感情に訴える、満足感につながる差別化を図るといった方法が効果的です。感情や直感が購買行動に大きく影響するため、長期的な売買関係を構築するのが難しいのも特徴です。
BtoCの関連語
BtoB
BtoC(B2C)が企業対消費者間取引を指すのに対し、BtoBは企業間取引つまり企業を顧客とした商取引のことです。
BtoCマーケティング
BtoCマーケティングとは、企業対消費者間取引(BtoC)におけるマーケティング活動を指します。個人の購入意欲が高まるようなインパクトあるCMや人気インフルエンサーの起用など情動に訴えかけたアプローチにより、販売サイクルの速度をあげることが重要です。