キャリアカウンセリング

キャリアカウンセリング

読み方：キャリアカウンセリング

キャリアカウンセリングとは

キャリアカウンセリングとは、個人のキャリア支援を目的として、マンツーマン形式や三者面談形式などで行われる面談です。具体的には実際に遭遇した出来事で問題に直面したとき、キャリアカウンセラーから客観的なアドバイスを貰います。

キャリアカウンセリングが必要とされる背景

• ・労働者を雇用する環境の変化
  これまでの日本は一度新卒で入社した企業に定年まで勤める終身雇用制度や、企業に在籍する期間によって職位や給料が決まる年功序列制度に支えられました。しかし、近年では年功序列制度が当たり前ではなくなり、働き方の多様性が注目されるようになりました。それにより、自分の働き方を自律的に選択しなければならない時代になり、それを支援するキャリアカウンセリングの必要性が重視されています。

• ・キャリア形成の多様化
  近年、在宅勤務やフレックスタイム制など柔軟な働き方ができるようになりました。また、「プライベートと仕事を両立したい」「地方に移住して働くことを希望する」など仕事に対する価値観も多様化しています。これらの選択肢から自分に合った仕事条件を客観的に教えてもらうためにも、キャリアカウンセリングの活用が重要になります。

キャリアカウンセリングを受けるうえでのメリット

• ・精神的な不安感が解消される
  キャリアカウンセリングを利用する人は、現状に対する不満や将来への不安を抱えている人も少なくありません。キャリアカウンセリングで中立的な立場から悩みを聞いてもらうことにより、精神的な不安が和らぎます。

• ・産休や育休の取得、休職について、アドバイスが貰える
  産休や育休の取得を考える労働者に対して、復職の方法やその際の注意点を相談することで、アドバイスを貰えます。また、上司との人間関係に悩んでいる、親の介護をしなければならないなどの問題に直面した際は、キャリアカウンセリングで休職の相談をすることが可能です。

キャリアカウンセリングを受けるうえでの注意点

キャリアプランにおいて、キャリアカウンセラーから具体的なアドバイスを求めるには、現状の何が問題かを詳細に分析し、現状を明確に伝える必要があります。また、キャリアカウンセリングで相談する内容はセンシティブになりやすいため、信頼のおけるキャリアカウンセラーを見極めることも重要です。

キャリアカウンセリングの関連語

• ・キャリアコンサルティング
  キャリアコンサルティングは、職業能力開発促進法のもと、職業能力開発を目的とした、労働者向けの相談支援です。キャリアコンサルティングの手法は、各種学校での進路指導や求職者への職業指導をベースとして行っています。