コンテナ（Container）
読み方：コンテナ
コンテナ（Container）とは
コンテナ（Container）とは、効率的にアプリケーションを開発・管理するための技術です。鉄道やトラック、貨物船などさまざまな輸送手段で利用されている「貨物コンテナ」に由来します。貨物コンテナは、積み荷をコンテナ単位でまとめて、同一規格に対応した別の輸送手段への積み替えを効率化します。これと同じようにコンテナは、アプリケーションの実行に必要な要素をコンテナ単位でまとめて、異なるサーバやOS上での動作を安定させて開発環境から本番環境への移行を効率化します。
コンテナと従来の仮想化の違い
コンテナは仮想化技術の1つですが、従来の仮想化とはホストOSへの依存度が違う点で異なります。従来の仮想化ではアプリケーションをそれぞれゲストOS上で稼働させているため、リソースの消費量は大きいですがホストOSへの依存度は小さいです。コンテナ技術を使う際には、従来の仮想化技術を使う際と比べて、ホストOSとアプリの相性やホストOS自体のセキュリティについての検討が重要になります。
