2025.07.30

職業実践力育成プログラム

職業実践力育成プログラム

読み方:ショクギョウジッセンリョクイクセイプログラム

職業実践力育成プログラムとは

職業実践力育成プログラムとは、社会人になってからも実践的・専門的な能力や知識を得たいと考える人材に対し、大学や大学院などが教育プログラムを提供する制度です。制度の始まりは、文部科学省が2015年3月に開いた教育再生実行会議で発表された提言を基に、大学や大学院などから提供される教育プログラムの認定要件を検討したことです。英語に訳するとBrush up Program for professionalになることから、熟語を略してBP認定制度とも呼ばれます。

職業実践力育成プログラムのメリット

職業実践力育成プログラムでは、企業の意見を取り入れた大学の体系的なプログラムを体験できます。そのため、従業員は自分が行っている仕事の内容やこれから就業する職種について、さらに深い知識や高度なスキルを得られます。一方、企業側のメリットは職業実践力育成プログラムを受講した経験のある従業員を雇用することで、即戦力になる人材が得られることです。また、厚生労働大臣が指定したプログラムを受講すれば、条件付きで専門実践教育訓練給付金が支給されます。

職業実践力育成プログラムのデメリット

職業実践力育成プログラムを行うにあたって、従業員は大学や大学院で学び直すために、学費や資格取得費用を工面する必要があります。この負担は、「職業実践力育成プログラムのメリット」項で述べた、給付金の支給を例とした費用補助を利用することで軽減できます。また、大学や大学院での学び直しを行う際は、休職することになります。そのため、業務の引き継ぎに際しては、企業側が周囲の従業員の理解を得る必要があります。

職業実践力育成プログラムの事例

東京都内の私立大学では、ICTシステム開発者やサイバーセキュリティ技術者を対象としたプログラムが設置されています。主なカリキュラムは、サイバーセキュリティに関連した法律や倫理、緊急時対応法です。また、東北地方の国立大学では、農業経営者の育成を目的とした教育プログラムが提供されています。

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