2024.10.07
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農業の生産性を高める圃場遠隔制御サービス「みどりスイッチ」をみどりクラウドが新たに提供開始

株式会社セラク(東京都新宿区、代表取締役:宮崎 龍己、以下当社)は、みどりクラウドシリーズの新製品として農業の生産性を高める圃場遠隔制御サービス「みどりスイッチ」を2024年11月1日から提供を開始することを発表いたします。

農業従事者が減少する中で、安定した食料供給体制を確立するために、農業の生産性を高めることが求められています。こうした中で、当社では圃場環境を遠隔でモニタリングできる「みどりクラウド」を2015年から提供してきました。これまでに、みどりクラウドは全国累計3,000箇所を超える圃場の栽培環境を可視化し、栽培の安定化を実現しています。今回、新たに「みどりスイッチ」をリリースしたことにより、圃場内の設備を遠隔から操作することが可能となり、農業生産の省力化を実現。これまで以上に農業の生産性を高めることが可能となります。


みどりスイッチを利用すると、生産者は自身のスマートフォンから圃場内の設備に電気信号を送ることが可能となります。この電気信号により、圃場内の制御装置の稼働をコントロールできるため、圃場を巡回しなくても、遠隔から圃場設備の制御を行うことができます。


例えば、ある圃場では従来、灌水はポンプを稼働させ、コックを開く作業工程が、すべて手作業で行われていたため、灌水作業に2時間〜6時間を費やしていました。そこで、スイッチを入れれば自動的に一定時間灌水が行われる灌水制御盤が開発され、省力化が進められてきました。しかしながら、依然としてスイッチを入れる作業は人が行っていたため、灌水制御盤を導入したとしても、作業時間は1〜2時間を要していました。今回、こうした圃場にみどりスイッチを導入することで、生産者が現地に行かなくても遠隔で手元のスマートフォンから操作が可能となり、およそ1分程度で作業を完了させることができます。


これまでにもみどりクラウドでは、三基計装株式会社のふくごう君シリーズや、東都興業株式会社の電動カンキットN制御盤Plus、高圧ガス工業株式会社の炭酸マスターなど様々な制御機器との連携を行ってきましたが、今回のみどりスイッチは汎用性が高く、接点入力を有する機器であれば接続が可能であるため、すでに栽培の現場で利用されている機器をそのままご利用いただけます。すなわち、みどりスイッチを導入するだけで、最低限のコストで既存の施設をスマート化し、農業の生産性を向上させることが可能となります。

みどりスイッチのリリースにあたり、先行して試験導入いただいた利用者からは、
「ビニールハウス毎に現地にて灌水開始の作業を行っていたため、導入により大きな省力化に繋がった」
「タイマー設定では実現できなかった、モニタリングデータを活用した細かい環境制御が可能となった」
といった喜びの声をいただいております。


今後も当社では、農業の生産性向上に役立つスマート農業技術の提供を行ってまいります。

製品に関する詳細情報は、以下のURLからアクセス可能です。
https://midori-cloud.net/download/midori_switch.pdf


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