2021.11.05
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みどりクラウドを利用した農林水産省スマート農業実証プロジェクトにて最大47%の収量増加を実証

株式会社セラク(東京都新宿区、代表取締役:宮崎 龍己、以下当社)は、当社が提供している農業ITプラットフォームサービス「みどりクラウド」などを用いて取り組んだ農林水産省スマート農業実証プロジェクトの実証によって、アスパラガス栽培にスマート農業を用いることで最大47%の収量増加効果を得られる可能性があることが明らかとなりました。また、実際の経営データを元に、スマート農業の利用方法を最適化した際の収支を試算したところ、慣行栽培と比べ56%の利益の増加につながる可能性があることがわかりました。

スマート農業実証プロジェクトでの取り組み

当実証事業は、スマート農業技術を導入することによる農業経営への効果を明らかにすることを目的として行われているものです。本プロジェクトにおいては、みどりクラウドによる環境モニタリングや定点カメラなどを用いることで、アスパラガスの栽培にとって重要な環境管理、及び、水管理の可視化と体系化、及び、AIを用いた選別を補助する機器、アシストスーツによる労働負荷の軽減や作業時間の短縮に取り組み、その効果を実証農家の経営データを用いて明らかにいたしました。

また、島原農業高等学校の生徒が本プロジェクトを通じて作成した栽培マニュアルを用いて、スマート農業を用いたアスパラガス栽培に取り組みました。こうした取り組みを通じて、将来の担い手の育成にも貢献しています。

スマート農業の導入による効果

本プロジェクトの取り組みにおいて、「みどりクラウド」を用いて環境モニタリングを行うことで、栽培環境を可視化し、生産者はデータに基づいた判断が行えるようになりました。その結果、温度管理の精度が向上し、土壌水分の水準の向上が見受けられました。

※アスパラガス栽培における上限気温である35℃を基準として高温積算温度(℃・分)を算出したところ、2020年と2021年で比較すると、温度環境が改善していることが見受けられる

また、スマート農業を導入した圃場(実証区)と慣行農法の圃場(慣行区)での収穫量を比較したところ、3軒の生産者のうち2軒において実証区の収穫量が統計的に有意に高く、その差は最大で47%となりました。

アスパラガスの収穫量は、過去の栽培状況や株の状況を強く受けることから、その全てがスマート農業による効果であるとは断定できませんが、データ管理によって栽培環境を適正に管理できるようになり、収穫量の増加に繋がった可能性があると考えています。

成果の発表について

本プロジェクトの成果については、2021年11月5日に南島原市で開催されたアスパラガスにおけるスマート農業の活動発表会にて発表を行いました。その模様は、YouTubeチャンネル「みどりクラウドチャンネル」にて公開しています。

https://www.youtube.com/watch?v=RWGLdy0IlrA

■「みどりクラウド」について

「みどりクラウド」は、農業をデータ化することで、農業生産の可視化や省力化を実現し、さらに付加価値の高い食農バリューチェーンを構築することで、収益性の高い農業を実現する農業ITプラットフォームです。

圃場へ設置する農業IoTゲートウェイの「みどりボックス」、スマートフォンやパソコンで取得したデータを閲覧・分析する「みどりモニタ」、自動環境制御を行うオプションや、収集したデータを分析するサービスに加え、農作業計画・記録を手軽に行える農作業記録サービス「みどりノート」や、流通販売を支援する「みどりマーケット」、「営農支援アプリ」の企画・開発・運営を行っています。

■株式会社セラクについて

株式会社セラクは、IT技術教育(人材育成)によりビジネスを想像し、社会の発展に貢献するIT企業です。IoT/AI/サイバーセキュリティ/RPAなどの先進技術で企業のデジタル化を支援するデジタルトランスフォーメーション事業(DX事業)、企業のITインフラやITシステムを支えるシステムインテグレーション事業(SI事業)と、農業IoTサービス「みどりクラウド」を提供しています。

■本件のお問い合わせ先

株式会社セラク 経営戦略室 広報/IR担当

TEL:03-3227-2321


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