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【Excel】セル内で改行するには?【初心者必見】

date2025年10月22日
【Excel】セル内で改行するには?【初心者必見】
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はじめに

  • エンターキーを押すだけでは改行できない
  • キーボードや折り返し機能、関数を用いた改行の仕方がある
  • まとめて複数列改行できる機能で時短可能
  • 複数列の改行を一度に削除できる機能もある

Excelで表や資料を作成するとき、改行したい場面も出てくるでしょう。実はエンターキーを押すだけでは改行できません。
今回は基本的な改行の仕方から、応用まで解説していきます。業務の資料作成で大変役立ちますので、覚えておきましょう。

Excelのセル内で改行するには

セル内で文章を改行するには、以下の方法があります。

  • キーボードで改行(Windows・Mac別)
  • 折り返し機能を使う
  • Excel関数を使う

以上の方法があります。いずれも日頃の業務ですぐ活かせるものばかりです。基本的な操作を身につければ、資料作成が格段に効率化できます。ぜひ覚えておきましょう。

キーボードで改行(Windows・Mac別)

キーボードでセル内改行するには、WindowsとMacで方法が異なります。自身が普段使用しているパソコンに合わせて使い分けてみましょう。

Windowsの場合、Alt+Enterを押すとセル内で改行が可能です。

Macの場合は、Command+Option+Returnを押すとセル内での改行が行えます。

どちらのパソコンを使用しても対応できるように、両方覚えておくと安心でしょう。

折り返し機能を使う

Excelには、ボタン一つでセルの幅に合わせた改行が行える機能があります。
まず改行をしたいセルをクリックで選択しておきましょう。そして、Excelのホームのタブを選択します。画面中央辺りにあるabcと矢印のアイコンの「折り返して全体を表示する」というボタンを選択してみましょう。

そうすると、セル幅に応じて自動的に改行がされます。

Excel関数を使う

上記のほかに、関数を用いて改行を行う方法もあります。関数を使用すると、複数セルの文字列を結合して改行することも可能です。

まずはCHAR関数を用いた方法を解説していきます。
CHAR関数は、複数の文字列を一つのセル内に結合し、改行を挿入できる関数です。CHAR関数の構文は以下の通りです。

CHAR関数の構文

=改行したいセル &CHAR(10)&改行したいセル&CHAR(10)

  1. 文字列を反映したいセルを選択する
    画像では「F2」を選択しています。
  2. ホームのタブの中にある「折り返して全体を表示する」ボタンをクリックする
    「折り返し機能を使う」の項目で解説したabcと矢印のアイコンのボタンです。
  3. 結果を反映したいセルを選択して、数式を入力する
    「F2」へ赤丸部分のように数式を入力すると「D2の住所」と「E2の番地」が改行されて反映されました。

続いては、CHAR関数を含めたTEXTJOIN関数の改行を解説していきます。
CHAR関数を含めたTEXTJOIN関数の構文は以下の通りです。

TEXTJOINとCHAR(10)を組み合わせた関数の構文

=TEXTJOIN(CHAR(10),TRUE,参照範囲)

TEXTJOIN関数とCHAR関数のふたつを組み合わせると、複数にわたるデータを改行してから入力できます。

  1. 改行した文字列を反映したいセルを選択する
    画像では「G2」を選択しています。
  2. ホームのタブの中にある「折り返して全体を表示する」ボタンをクリックする
  3. 結果を反映したいセルを選択して、数式を入力する
    「G2」へ赤丸部分のように数式を入力すると、「C2の郵便番号」から「E2の番地」までが改行されて反映されました。

Excelのセル内で改行するときの注意点

改行作業を行う際には、気を付けなければならないポイントがいくつかあります。注意点を守らなければうまく反映されなかったり、エラーになったりする場合があります。以下の注意点をよく守って改行機能を活用していきましょう。

改行機能は統一して使用する

セル内で改行機能が混在していると、あとで関数を使用した場合に値がエラーになってしまう恐れがあります。そのため、改行機能を統一して作成するようにしましょう。

作業効率がアップする改行の応用編

上記の改行機能よりも、さらに作業効率がアップする改行機能の応用編です。基本的な改行機能よりも、多くの数を一度に改行できます。大量のデータ処理に役立ちますので、いつもの業務の資料作成で活用してみましょう。

「置換」で一括改行する

Excelでは置換機能を使って、文字列を一括改行することが可能です。
まず、改行したい箇所に半角スペースを入力します。次に、改行を入れたい文字列をすべて選択しましょう。
続いて、ホームのタブから虫眼鏡マークの検索と選択をクリックします。そして、置換と記載されてある部分を選択します。「Ctrl+H」でもすぐに置換画面を表示できます。

別ウィンドウが開きますので検索する文字列に「半角スペース」、置換後の文字列に「Ctrl+J」と入力してください。きちんと半角スペースが入力されていなければ、改行が反映されないので、全角か半角かきちんと確認して入力しましょう。

また、「Ctrl+J」は入力しても「.」が点滅しているだけに見えますが、コードが入力されている状態ですので安心してください。最後に「すべて置換」を押して、「○○件置換しました」と表示されたら一括置換完了です。

「置換」で改行を一括削除する

上記とは反対に、置換で改行したものを一括で削除する方法もあります。まず、改行を削除したい文字列をすべて選択しておきます。「Ctrl+H」か、ホームのタブから虫眼鏡マークの検索と選択を選び、置換する別ウィンドウを表示させます。

検索する文字列に「Ctrl+J」と入力し、置換後の文字列にはなにも入力しないでください。その後は、上記の一括改行と同じですべて置換するという部分を押せば、改行していた箇所を一括で削除できます。

まとめ

今回はExcel機能のセル内改行について解説しました。改行機能には基本的なものから応用まで数多くの種類があり、どれも日々の業務で活用できる機能ばかりです。まずは、基本的な改行の仕方をマスターして、徐々に関数や置換を取り入れてみましょう。さまざまな改行機能を使って作成すれば、作業効率も格段にアップし、今よりももっとスムーズに業務を進められます。

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