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開業届をオンラインで提出するには?必要な準備とポイント

date2026年06月18日
開業届をオンラインで提出するには?必要な準備とポイント
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はじめに

  • 開業届はオンライン提出が可能
  • オンライン提出のメリットは、時間や手間が省けること
  • e-Taxや無料のWebサービスからオンライン提出できる
  • オンライン提出時は、ICカードリーダやスマートフォンが必要
  • オンラインで提出するには、マイナンバー情報が必要

開業届はオンライン提出できる?

開業届はオンラインで提出が可能です。開業届とは、個人事業主として事業を開始するときに、税務署へ提出する書類で、開業届のオンライン提出には、主に「国税庁のオンラインサービス」を利用します。

昨今では、開業届の作成・提出を支援するWebサービスの提供を無償で行っている企業も増えています。

開業届をオンラインで提出するメリット

以下では、開業届をオンライン提出するメリットについて解説します。郵送や税務署窓口へ直接持参する場合と比較しながら説明します。

時間や手間が省ける

オンラインでの開業届の提出は、他の手段と比べて時間や手間が省けることがメリットです。これは、開業届の作成から提出までが、すべてオンライン(パソコンやスマートフォン)のみで完結するためです。

一方、郵送で開業届を提出する場合は、書類の作成・封入作業のあとに、郵便局へ行ったりポストに投函したりしなければなりません。不備があればさらに手間と時間を要します。また、税務署の窓口で手続きを行う場合は、書類の作成・記入にかかる時間だけでなく、待ち時間も考慮しておく必要があります。

24時間365日いつでも提出が可能

自分の都合がつく日時に開業届を作成・提出できるのが、オンラインのメリットです。時間や場所にとらわれず、いつでも開業届を提出できます。

郵送や税務署の窓口で手続きする場合、税務署や郵便局の開庁時間に自分の都合を合わせなければなりません。また、税務署や郵便局の窓口の受付時間は、基本的に平日の日中のみですので、限られた方しか来庁できないのがデメリットです。

履歴が残る

オンラインで開業届を提出した場合、紙の控えは発行されません。ただし、オンラインでは提出履歴が残るため、それを控えの代わりとして活用できます。

たとえば、e-Taxでは、開業届の提出後に受理したことを知らせるメッセージが届きます。メッセージには、開業届の受理日や提出書類の状況などが記載されているため、きちんと保存しておきましょう。

開業届のオンライン提出時に準備が必要なもの

次に、開業届のオンライン提出時に必要なものや準備について解説します。

マイナンバーカード

オンラインで開業届を提出する際は、マイナンバーカードが必要です。マイナンバーカードとは、マイナンバー(個人番号)が記載されている顔写真付きの身分証明書のことです。

また、マイナンバーカードにはICチップが内蔵されており、なかには個人情報が記録されています。オンラインで開業届を提出する際は、ICチップ内の個人情報をWebへ読み込む必要があります。
マイナンバーカードがない方は開業届をオンラインで提出できませんので、注意しましょう。

ICカードリーダまたはスマホ

先述した通り、開業届のオンライン提出時にはマイナンバーカードが必要です。マイナンバーカードの情報を読み込むには、ICカードリーダまたは読み込み機能付きスマートフォン(Android)などの専用機器や端末を準備しましょう。iPhoneは2025年5月より対応可能になりました。

また、ICカードリーダは、パソコンへ接続して使用する機器のため、スマートフォンから手続きを行う方には必要ありません。

参考:公的個人認証サービス|申請に利用する機器を選ぶ

オンラインで開業届を提出する方法

オンラインで開業届を提出する際は、国税庁のサービス(e-Tax)や無料のWebサービスを利用できます。初期設定を済ませると、次回から確定申告等の申告や申請が簡単に行えます。

以下では、それぞれの利用方法について解説します。

e-Taxで申請する場合

e-Taxとは、国税庁の電子手続きシステムのことです。e-Taxから開業届を提出する際は、マイナンバーカードの用意や利用者識別番号・電子証明書の取得が必要です。

事前に取得・インストールしておくもの

e-Taxから開業届を提出する前に、利用者識別番号や電子証明書の取得およびe-Taxソフトのインストールが必要です。すべて、パソコンやスマートフォンから取得・インストールができます。

  • 利用者識別番号とは

    利用者識別番号とは、e-Taxの申告時に使用する16桁の番号のことです。
    利用者識別番号をすでに取得している方が再取得すると、以前の番号は使えなくなります。古い利用者識別番号に関する情報(メッセージボックスや通知書等一覧の内容など)は確認できなくなるため、注意しましょう。利用者識別番号の取得はこちらから行えます。

  • 電子証明とは

    電子証明書とは、オンライン申請時に用いる身分証明書のことです。
    取得にはマイナンバーカードが必要ですので、持っていない方はこちらから申請しましょう。

    パソコンから電子証明書を取得する場合はe-Taxソフトのインストールが必要です。また、ほかの民間認証局等が発行する電子証明書のなかにはe-Taxで利用できるものもあります。各認証局に関しては、こちらをご参照ください。
    ※1:政府共用認証局が作成する電子証明書および、地方公共団体組織認証基盤(LGPKI)の認証局が作成する電子証明書は、個人利用不可
    ※2:商業登記認証局が発行する電子証明書は個人事業主の利用不可。

    スマートフォンから電子証明書を取得する場合は、マイナポータルアプリから手順に従って申請します。

  • e-TaxソフトのインストールまたはWeb版を利用

    e-Taxソフトは、国税庁のホームページからインストールできます。e-Taxソフトの利用環境については、こちらで確認できます。

e-Taxから開業届を提出する手順

e-Taxから開業届を提出する手順を解説します。

  1. e-Taxを起動する

  2. メニューボタンの「作成」をクリックする

  3. 「申告・申請等」をクリックする

  4. 右下にある「新規作成」をクリックする

  5. 手続きの種類は「申請・届出」を選択、作成する申告・申請等の税目は「所得税」を選択する

  6. 「個人事業の開業・廃業等届出書」にチェックを入れる

  7. 申告・申請等名を記入する

  8. 利用者識別番号・個人番号などを入力する(マイナンバーカードを読み取る) 提出先の税務署を設定する

  9. 基本情報の入力が完了したら「OK」をクリックする

  10. 「作成」→「申告・申請等」→「個人事業の開業・廃業等届出書」→「帳票編集」をクリックする

  11. 所定の項目を記入して「作成完了」をクリックする

無料のWebサービスから提出する場合

無料のWebサービスからも開業届の提出が可能です。

無料のWebサービスを利用する場合も利用者識別番号と電子証明書の取得は必要ですので、マイナンバーカードは忘れずに準備しておきましょう。

開業届のオンライン提出におけるポイント・注意点

以下では、開業届をオンライン提出する際のポイントと注意点について解説します。

ネット環境やセキュリティ対策を整える

オンラインで開業届を提出する際は、ネット環境の整備やセキュリティ対策を講じる必要があります。

また、ネット環境次第では、ソフトのインストールやデータの送受信が途中で途切れる可能性もあり、安定した接続環境が必要です。
不測の事態に備えて、バッファ(余裕時間)を設けておきましょう。

マイナンバーカードやICカードリーダが必要

オンラインで開業届を提出する際は、マイナンバーカードやスマートフォン、ICカードリーダなどが必要です。持っていない方は事前に準備しておきましょう。

とくに、マイナンバーカードの取得には時間を要することがあります。開業届の提出日が迫っている方は、早めに行動しましょう。

オンライン以外で開業届を提出する方法

開業届は郵送や税務署の窓口でも提出できます。
以下では、オンライン以外で開業届を提出する方法について解説します。

郵送で開業届を提出する方法

開業届は、所轄の税務署(納税者の納税地を管轄する税務署)宛に郵送で提出できます。

郵送で開業届を提出する際に同封するもの
  1. 個人事業の開業・廃業等届出書の原本

    国税庁のホームページからダウンロードが可能

  2. 切手を貼付した返信用封筒

    日付や税務署名を記載したリーフレットの送付を希望できる。リーフレットの希望者のみ、切手を貼付した返信用封筒を同封する

  3. 本人確認書類の写し

    「運転免許証」「パスポート」「マイナンバーカード」などのコピー

  4. 個人番号(マイナンバー)がわかる書類

    マイナンバーカード以外の身分証を提出する場合は、マイナンバーを確認できる書類が別途必要(マイナンバーカードの場合は、マイナンバーの確認と本人確認が同時に行えるため不要)

  5. 青色申告承認申請書(任意)

    青色申告を希望する方のみ必要

郵送時には追跡や記録が残る配送方法をオススメします。
その際は「第一種郵便物」または「信書便物」として送付しましょう。宅配便では信書(差出人の意思や事実を受取人に伝える文書)が送れないため注意が必要です。

税務署の窓口で開業届を提出する方法

開業届は、所轄の税務署の窓口でも提出できます。

税務署の窓口で手続きする際に持参・用意するもの
  1. 個人事業の開業・廃業等届出書の原本

    税務署にある用紙を使用可能

  2. 本人確認書類

    「運転免許証」「パスポート」「マイナンバーカード」など

  3. 個人番号(マイナンバー)がわかる書類

    マイナンバーカード以外の身分証を提出する場合は、マイナンバーを確認できる書類が別途必要(マイナンバーカードの場合は、マイナンバーの確認と本人確認が同時に行えるため不要)

  4. 印鑑(認印でOK)

    訂正が必要な場合にあると便利

  5. 青色申告承認申請書(任意)

    青色申告を希望する方のみ必要

まとめ

開業届はオンラインで提出可能です。オンラインで提出する際は、国税庁や民間企業が提供しているサービスを利用できます。
オンラインのメリットは、自分の都合にあわせて開業届を提出できることです。そのため、近年ではオンラインで開業届を提出する人が増えています。

ただし、オンライン提出時は、マイナンバーカードやマイナンバーカードを読み取るための機器が必要です。
また、マイナンバーカードは取得に時間がかかります。準備や申請方法などに関しては、事前に調べておきましょう。

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