平均年収が高い業界をランキングで紹介|高収入な仕事に就くポイント


はじめに
- 令和6年分統計調査によると男性の平均年収は587万円、女性の平均年収は333万円
- 高年収業界1位は電気・ガス・熱供給・水道業、2位は金融・保険業、3位は情報通信業
- 高年収業界の特徴は専門性や希少性がある、安定した経営基盤が整っている、実力や成果が評価される、グローバルな市場を持っている
- 高年収の仕事に就くには、専門性や希少性を持った人材を目指す、自己分析を通じてキャリアパスを見直す、グローバルに活躍できる人材を目指すことが重要
就職活動や転職活動の際、平均年収が高い業界はどこなのか、チェックする人は多いのではないでしょうか。本稿では、業界別の年収ランキングと国内の平均年収について紹介します。年収が高い業界・企業の特徴や、今よりも高収入な仕事に就くポイントも詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも給料が高い・低いという目安とは?
年収金額を高い・低いと考える定義には、そもそも明確な目安はありません。しかし、現在の平均年収を見れば、自分の年収が高いのか低いのかを、把握することができるでしょう。以下の項目では「国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査(令和7年9月発表)」をもとに、平均年収について詳しく解説していきます。
なお、この調査でいう給与とは、毎月の給料や各種手当、ボーナス(賞与)を合計した1年間の支給額のことです。本稿では、この金額を年収として扱います。
参考:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査
平均年収はいくら?
令和6年分 民間給与実態統計調査(令和6年12月31日現在、民間事業所の源泉徴収義務者に勤務している全ての給与所得者が対象)により、以下の結果がわかりました。
- 全体の平均年収(給与年額)は478万円(対前年比3.9%増)
- 男性の平均年収(給与年額)は587万円(同3.2%増)
- 女性の平均年収(給与年額)は333万円(同5.5%増)
参考:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査 P17
年齢・男女別の平均年収
同調査における年齢・男女別の平均年収は以下のとおりです。
| 男性(万円) | 女性(万円) | 平均(万円) | |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 295 | 258 | 277 |
| 25〜29歳 | 438 | 370 | 407 |
| 30〜34歳 | 512 | 362 | 449 |
| 35〜39歳 | 574 | 351 | 482 |
| 40〜44歳 | 630 | 359 | 516 |
| 45〜49歳 | 663 | 369 | 540 |
| 50〜54歳 | 709 | 363 | 559 |
| 55〜59歳 | 735 | 356 | 572 |
この調査によると、男性は勤続年数を重ねるごとに平均年収が増加しています。対して女性の場合その限りではないことから、ライフイベントの変化などから生まれる働き方の変化が、年収に影響していることが確認できます。
参考:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査 P21
年収が高い業界ランキング
これまでの解説で平均年収についてわかりました。次に、年収が高い業界とは、一体どのような業界なのでしょうか。以下の項目では、令和6年分 民間給与実態統計調査をもとに、年収が高い業界をランキング形式で紹介します。
年収が高い業界ランキング
この項目では、年収の高い業界をランキング形式で紹介します。同調査の結果を以下の表にまとめました。
| 順位 | 年収が高い業界ランキング | 万円 |
|---|---|---|
| 1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 832 |
| 2 | 金融業・保険業 | 702 |
| 3 | 情報通信業 | 660 |
| 4 | 製造業 | 568 |
| 5 | 建設業 | 565 |
| 6 | 学術研究専門・技術サービス業 | 549 |
| 7 | 不動産業・物品賃貸業 | 496 |
| 8 | 複合サービス業 | 490 |
| 9 | 運輸業・郵便業 | 488 |
| 10 | 医療・福祉 | 429 |
| 11 | 卸売業・小売業 | 410 |
| 12 | サービス業(他に分類されないもの) | 389 |
| 13 | 農林水産業・鉱業 | 348 |
| 14 | 宿泊業・飲食サービス業 | 279 |
令和6年分の平均年収額では、電気・ガス・熱供給・水道業が第1位でした。以降、金融業・保険業が第2位、情報通信業が第3位と続きました。
参考:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査 P20
年収が高い業界・企業の特徴
令和6年分 民間給与実態統計調査の結果から、年収の高い業界が明らかになりました。これらの業界や企業には、いくつかの共通する特徴があります。高収入を目指した就職または転職を考える場合は、志望する業界や企業を選ぶ際の参考にしてください。
専門性や希少性がある
専門性や希少性が高い業界・企業の年収は、高い傾向にあります。例えば医師や弁護士といった専門資格を要する業種や、高度なエンジニアとしてのスキルを要する業界は、提供する価値の大きさと年収が比例する傾向にあります。そのため高収入の業界・企業を目指すなら、専門資格や高度なスキルは必須と言えます。
安定した経営基盤が整っている
エネルギー分野やインフラ業など、事業規模が大きく社会基盤が整っている業界・企業の年収も高い傾向にあります。このような資金力や経営基盤が安定している企業は、継続的に利益を確保しやすく、その安定性が高い給与水準につながっています。さらに、福利厚生が充実していることから従業員の満足度も高く、離職率が低い傾向にある点も特徴です。
実力や成果が評価される
実力や成果が評価される業界・企業の年収も、高い傾向にあります。金融や保険といった営業成果が評価される業界は、成果を出すほどボーナスや昇給・昇進が評価として返ってくる傾向にあります。学歴や経験に関係なく成果をしっかり出せば、高年収を目指せる業界や企業が多いことも特徴のひとつです。対して目標達成には、向上心を持って仕事に取り組み、常に学びの姿勢を持ち続ける必要があります。
グローバルな市場を持っている
国内外に広い市場を持つ業界・企業の年収も、高い傾向にあります。企業によっては、全国または全世界に市場を持つため、数年ごとに各勤務地への転勤や、海外赴任といった異動が発生することもあるでしょう。従業員や家族の生活にも影響が出るため、高い給与設定や特別な手当てが伴うといった特徴があります。転勤や海外赴任に抵抗感がなく、勤務地にこだわらない方に向いている業界と言えます。
今よりも高収入な仕事につくポイントとは?
この項目では、現在の年収よりも、さらに収入を上げるために必要なポイントを3点に絞って解説します。
- 専門性や希少性を持った人材を目指す
- 自己分析を通じてキャリアパスを見直す
- グローバルに活躍できる人材を目指す
これらの内容について、以下の項目でより詳しく見ていきましょう。
専門性や希少性を持った人材を目指す
高年収の仕事に就くためには、専門性や希少性をもった人材を目指すことが重要になります。自分を磨いて専門的なスキルや希少な資格を獲得することで、自分にしかできない仕事を生み出すことができ、自分自身の市場価値を高めることができます。
例えば、インフラ事業では専門技術や資格が求められます。同様に金融業界では会計分野の知識が必要です。IT業界では最新技術の習得が欠かせません。
自己分析をしてキャリアパスを見直す
高年収を目指すには、キャリアパスを描くことが重要です。まずは自分の将来像や目標を明確にしましょう。闇雲に進まず、自己分析や業界研究を行い、自分の強みと学ぶべきポイントを洗い出しましょう。
例えば、専門的な知識や資格であれば獲得するまでの長い年月が必要です。どのように学んで行くかを明確にして、計画的にキャリアを積み重ねることが重要です。
グローバルに活躍できる人材を目指す
グローバルに活躍できる人材とは、語学力や異文化の理解といった能力で、国内外のビジネス現場で成果を出せる人材のことです。英語をはじめとした外国語は活躍の幅を広げますのでオススメです。
昨今はビジネスのグローバル化に伴い海外で活躍する人材も、ますます増えています。外国人労働者とのコミュニケーションが求められるケースも多いため、言語だけでなく宗教や文化を理解することも重要と言えるでしょう。
まとめ
今回は、国税庁 令和6年分 民間給与実態統計調査の結果から、平均年収や年収が高い業界について紹介・解説しました。現在よりも高収入を目指すには、年収が高い業界・企業の特徴を知っておくことが大切です。また専門性・希少性の高い技術や資格、グローバルに活躍できる人材を目指すことも大切です。
長く厳しい競争が伴いますので、今後のキャリアパスを今一度見直して、納得できる就職・転職活動にしてください。本稿が理解の一助となることを願っています。











