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派遣社員とは?正社員との違いや給与など働き方をわかりやすく解説

date2024年01月18日
派遣社員とは?正社員との違いや給与など働き方をわかりやすく解説
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はじめに

「派遣社員」という働き方についてご存じでしょうか。正社員やアルバイトをはじめ、世の中には多様な働き方があります。それらと派遣社員とはどう違い、またどのような特徴があるのでしょうか。

この記事では、「派遣社員」として働くことを検討する際、ぜひ押さえておきたいポイントについてわかりやすく解説します。

派遣社員とは何か?

派遣社員とは何か?

派遣社員とは、「派遣元(派遣会社)と雇用契約を結び、派遣先(派遣元とは別の企業)で働く人」のことです。派遣会社による紹介や交渉のもと、実際に仕事を行う企業に派遣されます。業務に関する指示は派遣先の企業から受けることになりますが、給与の支払いや福利厚生の適用は派遣元により実施されます。

派遣社員と契約社員とアルバイトのちがい

派遣社員・契約社員・アルバイト、それぞれの働き方で一番異なるところは契約期間の有無と短時間勤務ができるか。また、仕事の範囲の定めの有無などです。それぞれについて見ていきましょう。

派遣社員

派遣社員は派遣元の企業が雇用主となりますので、雇用主と実際に働く職場が別々になり、給与の支払い・各種保険への加入などは派遣元の雇用主が担います。また、契約期間があり、同じ事業所・同じ部署で3年以上働けないという3年ルールがあります。仕事の範囲も所持スキルや資格などに応じた、雇用契約書に定められた範囲となります。

契約社員

契約社員は正社員と同じく雇用主と職場が同一企業内となり、働き方も正社員に近い場合があります。しかし、雇用契約上は勤続期間に期限があり上限3年を目安に契約期間の満了を迎えます。満了時に更新あるいは契約終了いずれかの手続きが必要となります。
正社員に近い働き方といっても、契約内容に応じた業務が依頼されます。反面、残業なしや週3日勤務など雇用主との取り決めの中で自由な働き方ができる側面もあります。

アルバイト

アルバイトも雇用主と職場が同一です。基本、契約期間を定めていない場合が多いですが、期間限定の募集もあり短期間だけの就労や仕事の掛け持ちも容易に行えます。

雇用契約に基づいた短時間労働者と定められることから、要件を満たせば、年次有給休暇や社会保険も適用されます。時間的制約の中で有効に就労できる雇用形態といえるでしょう。

派遣社員と正社員のちがい

正社員と派遣社員の違いについて、働き方と給与制度やボーナス・社会保険加入条件の視点から解説します。

正社員のメリット・デメリット

正社員の給与は月給制で支払われ、ボーナスや昇給・退職金制度などもあり将来設計も立てやすいと言えるでしょう。また、社会保険へも加入でき、とくに厚生年金への加入は将来受け取れる年金額(基礎年金+厚生年金)となり大きな差が生じます。厚生年金の保険料は1/2を雇用主が負担してくれるメリットもあります。
自分の得意分野や所持スキルを活かした部署でない職場や転勤などもあり、働き方の窮屈さをデメリットと感じるかもしれません。

派遣社員のメリット・デメリット

派遣社員の給与は時給制でボーナスもない場合がほとんどです。厚生労働省発表の令和2年度の平均給与は15,590円(8時間換算)となり、医師や弁護士など高時給の職種と、派遣社員数が最も多い製造業とでは大きな開きがあります。また、契約期間満了後、更新できない・次の派遣先が見つからないなど収入が途切れてしまう場合もあります。
参考:厚生労働省|令和2年度 労働者派遣事業報告書の集計結果

社会保険への加入条件は適応範囲が広がりました。しかし、条件を満たさなければ、国民健康保険・国民年金へ加入し、受け取った給与の中から自分で支払わなければなりません。

  • 健康保険・厚生年金・介護保険の加入条件
    (契約期間が2か月を超える場合)
  • 1)1週間の所定労働時間が正社員の3/4以上である
    (1か月の所定労働日数が15日以上、かつ1週間の所定労働時間が30時間以上)
  • 2)1週間の労働時間が30時間未満、もしくは1か月の所定労働日数が15日未満でも、以下条件をすべて満たす場合は加入が可能 (平成28年10月法改正)
    • 1週間の所定労働時間が20時間以上
    • 1年以上の雇用が見込まれる
    • 月額の賃金が88,000円以上
    • 会社の従業員数501人以上(平成29年4月より500人以下でも労使合意があれば適応範囲内)

参考:厚生労働省|厚生年金保険・健康保険の加入対象が広がっています!

派遣社員という働き方には、経済的に不安定な場合もありますが、時間や勤務地・スキルや資格を活かした職種選びなど、個々にあった働き方を選択できるメリットは大きいでしょう。

派遣社員から正社員になるには

派遣社員から正社員を目指すには、まず3年の契約期間の間に結果を残す努力をしましょう。その事業所、その部署で自分が活躍できるポジションを見つけ、良好な人間関係が構築できれば、3年ルールのメリットである正規社員として派遣先企業に雇用される可能性があります。

はじめから正社員を目指す紹介予定派遣という働き方もあります。契約期間最長6か月以内に、労使双方の合意により正規雇用に進めます。早期の経済的安定を目指すのであれば、短期間で結論を出せる紹介予定派遣は最適な選択と言えるでしょう。

派遣社員ではない「派遣先で働く」とは

IT業界にはSES(客先常駐)という働き方があります。「派遣先で働く」ことから派遣社員と混同されがちですが、雇用契約は正規雇用となります。
雇用契約を結ぶ企業が、システム開発などの委託契約を結んだ企業に自社の社員を派遣しエンジニアの技術などを提供する形です。
SESのメリットは、派遣的な働き方をすることで多くの企業を経験できたり、大きなプロジェクトにも参加できたりすることから、幅広い専門知識やスキルを身に付けられ人脈も広げられることにあるでしょう。

派遣の種類と仕組みをわかりやすく解説

派遣の種類と仕組みをわかりやすく解説

一口に「派遣」と括られることの多い派遣社員という働き方ですが、実は仕組みに応じて以下の3種類の契約に分類されます。

  • 登録型派遣
  • 紹介予定派遣
  • 無期雇用派遣(常用型派遣)

これら3種類の仕組みについて説明していきます。雇用期間など多くの点で違いがあるので、それぞれの特徴を把握し、自分の希望する働き方に合ったものを選びましょう。

登録型派遣

「登録型派遣」とは、あらかじめ派遣元(派遣会社)に求職者として登録を行い、派遣先が決まった段階で派遣期間分の雇用契約を派遣元と結ぶ形の契約方法です。企業への派遣期間が終了すると同時に、派遣会社と結んだ雇用契約も満了となるのが特徴です。
一度派遣期間が終了した後に、同じ派遣会社によってまた別の派遣先が決まり就業する場合は、再度派遣元と雇用契約を結ぶ必要があります。
一般的に「派遣社員」と呼ばれる労働者の多くは「登録型派遣」に該当します。「一般派遣」と呼ばれることもあり、派遣の働き方の代表的なスタイルです。

紹介予定派遣

「紹介予定派遣」とは、派遣先企業との直接雇用契約を前提とした働き方です。派遣会社によって企業に派遣された後、派遣期間が終了、派遣元との雇用期間が満了し、派遣先企業側と本人双方の合意が得られた場合は、そのまま派遣先企業で正社員か契約社員として働くというものです。

登録型派遣の派遣期間は最長3年ですが、紹介予定派遣は6か月と短く、派遣先企業の試用期間というとらえ方もできます。企業側と派遣社員本人の合意があれば、契約期間の途中から直接雇用に切り替えることも可能です。
参考:厚生労働省|紹介予定派遣とは

無期雇用派遣(常用型派遣)

「無期雇用派遣」とは、雇用期間の定めなく、派遣元(派遣会社)に社員として雇用される雇用形態を言います。派遣先での派遣期間が終了しても、派遣元との雇用関係が継続されるので、仮に次の派遣先が決まっていない場合でも派遣会社から給料が支払われるのが大きな特徴です。

登録型派遣では通常、時給制が採用されることが多いですが、無期雇用派遣の場合は月給制であることが一般的です。月給制のメリットとしては、1か月の勤務日数や時間によって給料の額が変動しないので、毎月一定の給料を安定して受け取れるという点になります。

登録型派遣と紹介予定派遣のメリット・デメリット

登録型派遣と紹介予定派遣のメリット・デメリット

派遣社員の働き方の形態について、種類とその特徴を大まかに紹介していきました。ここからは「登録型派遣」と「紹介予定派遣」のふたつの仕組みについて、それぞれのメリットとデメリットを具体的に説明します。「無期雇用派遣」のメリットとデメリットについては、のちほど詳しく説明していきます。

登録型派遣のメリット

登録型派遣の強みは、インターネットなどを利用して誰でも簡単に登録できるからこその手軽さと、自分のスタイルに合わせた働き方がしやすいことです。主なメリットとしては、以下の3点があります。

  • ライフスタイルに合った仕事が選択できる
  • さまざまな経験を積むことができる
  • 自分のスキルに合った職場が選べる

ライフスタイルに合った仕事が選択できる

とくに大きなメリットは、自分のライフスタイルに合わせた選択ができるという点です。職種や勤務地、勤務時間など、派遣会社に登録する際にあらかじめ希望条件を伝え、それに合った仕事を紹介してもらうことができます。

例えば、「子どもの保育園への送り迎えがあるので自宅近くの勤務地にしたい」「資格取得に向けて勉強の時間を捻出したいので勤務時間は17時までにしたい」「共働き世帯なので扶養の範囲内で働きたい」など、家庭や介護、趣味・学習などとの両立がしやすく、自分のペースで柔軟に働きたい方におすすめです。

さまざまな経験を積むことができる

派遣会社で紹介される企業や仕事の中には、大手・外資系・ベンチャー問わず、さまざまな業種や職種が存在します。同じ派遣先企業・同部署での派遣契約期間は最長3年と比較的短く、職場に縛られることがないので、転職という形をとらなくても多種多様な企業でさまざまな経験を積むことができます。

また、クリエイティブ系・研究職など専門性の高い仕事や、マスコミ・ファッション業界などの人気職種など、派遣には幅広い業界・職種の求人があり、正社員として働くのが難しい求人にも比較的挑戦しやすいこともメリットです。

自分のスキルにあった職場が選べる

これまでに培った経験やスキルを次の職場でも活かしたいという場合にも登録型派遣の働き方がマッチする可能性があります。派遣会社では、これまでの経験やスキル、将来のキャリアプランを担当者と相談しながら、自分に合った仕事を見つけることが可能です。

例えば、「英語力を活かした仕事に就きたい」「エンジニアとしてもっとスキルアップしたい」など、自分の専門性を活かしながらやるべき仕事に専念できます。高いスキルや豊富な経験があれば、正社員以上の給与を得ることも不可能ではありません。

登録型派遣のデメリット

登録型派遣という働き方は自由度が高いものの、その反面、安定性に欠けることがデメリットとされています。ここからは登録型派遣のデメリットとして以下の3点について解説していきます。

  • 雇用が不安定
  • 仕事上の人間関係が作りづらい
  • ボーナス/昇給が期待できない

雇用が不安定

同じ派遣先企業の同じ部署で働き続けられる期間は最長3年となっており、これに加えて3か月か6か月ごとの契約更新があります。能力やスキルが評価されたり認められたりすれば契約更新されることもありますが、企業の景気状況などの事情によっては更新されないことも珍しくなく、契約終了となり仕事がなくなる可能性があります。

派遣期間が終了した後、またすぐに次の派遣先が見つかればいいのですが、自分の希望に沿った条件の仕事が見つからず、その間収入が入らないという状態になってしまうでしょう。

仕事上の人間関係が作りづらい

契約期間が限定されている登録型派遣の働き方においては、長い付き合いを通して生まれる社員同士の連帯感などが構築されづらいことがあるようです。やっと社内の人たちと親しくなった頃に契約終了になり、また次の職場で人間関係の再構築をする必要に迫られることになるのです。

派遣先が変わるたびに、新しい雰囲気、新しい人間関係、新しい会社の社風や方針を覚える必要が生じるも、慣れた頃には契約終了になりまた関係性が途切れてしまう……といった繰り返しをストレスに感じてしまうこともあるかもしれません。

ボーナス/昇給が期待できない

登録型派遣で勤務する際、ほとんどの場合においてまとまったボーナスは支給されません。その理由は、派遣社員の基本給の算出方法にあります。派遣社員の給与は、アルバイトやパートに比べると高く設定されているのが一般的です。給与に最初からボーナスや交通費などに相当する金額が組み込まれているケースが多いからです。

昇給についても、正社員のように年次で給与が上がることがないので、基本的には期待できません。昇給を希望する場合は自分のスキルや経験を踏まえて派遣元と相談し、派遣先企業と交渉を行う必要があるのです。

紹介予定派遣のメリット

次に、紹介予定派遣のメリットとして以下の3点を解説していきます。紹介予定派遣は直接雇用を前提としているので、その前に会社の様子を知ることができるのが大きなメリットと言えます。

  • 正社員など直接雇用の可能性がある
  • 職場の雰囲気を知ることができる
  • 仕事の適性を判断できる

正社員など直接雇用の可能性がある

紹介予定派遣では、派遣先の企業は志望者に対して直接雇用を前提としていることを事前に明示する必要があります。応募する側も、それに同意したうえで臨むことになるため、紹介予定派遣においては誰にでも直接雇用の可能性があります。

自分だけで求人情報を探して企業に応募するのとは違い、派遣会社を通して応募者と企業のマッチングを行うため、通常では未経験からの応募が難しい企業にも挑戦しやすくなっています。条件交渉を代行してくれるなど、派遣会社からのサポートを受けながら直接雇用を目指すことができます。

職場の雰囲気を知ることができる

通常の就職・転職活動とは違い、事前に職場の雰囲気を知ることができるのも大きなメリットです。業務内容や会社の方針・社風など、実際に働いてみなければ判断できないことは数多くあります。事前に派遣社員として職場を体感することによって、入社前と入社後のギャップを少なくできます。

万が一、派遣先の雰囲気が自分に合わなかった場合などで、契約期間終了後に直接雇用を辞退しても、次の就職希望先を探す際には派遣会社がアドバイスや紹介を行ってくれるため、安心して企業との相性を見極めることができます。

仕事の適性を判断できる

職場の雰囲気同様、自分の仕事の適性についても実務を通して判断することが可能です。長期的に働くことになる前に、本当にこの仕事が自分に合っているのか、他にどのような業務が適していて、どのようなやり方をすれば効率的に仕事がこなせるかなど、実際に働きながら把握できるので、派遣先企業とのミスマッチを防ぐことにもつながります。

これまでの経験や磨いてきたスキルを派遣先企業にアピールする良い機会でもあります。専門的な知識や技術があれば、即戦力として見てもらうことや、直接雇用後の給与アップが望める可能性もあります。

紹介予定派遣のデメリット

紹介予定派遣には、正社員や契約社員を目指せるものの、やや時間がかかるなどのデメリットがあります。ここからは以下3点のデメリットについてそれぞれ確認していきましょう。

  • 必ずしも正社員雇用というわけではない
  • 直接雇用になると条件が悪くなることも
  • 就業するまでに時間がかかる

必ずしも正社員雇用というわけではない

紹介予定派遣の条件は「直接雇用」であり、そこに雇用形態の定めはありません。直接雇用イコール正社員雇用というわけではなく、契約社員などの形態として雇用される可能性もあることは必ず押さえておきましょう。

雇用条件は事前に確認できるので、まずはどのような雇用形態になるのか、雇用期間は無期か有期か、時間や経済的な面で自分のライフスタイルに合っているかなど、慎重なチェックを怠らないようにしましょう。提示された条件で気になることがあれば、遠慮なく派遣会社に質問・確認しておくことも大切です。

直接雇用になると条件が悪くなることも

派遣契約期間中は労働時間や賃金といった契約条件は派遣会社との雇用契約に基づいたものでしたが、直接雇用後は派遣先の企業と直接雇用契約を結ぶことになるので、その際に契約条件が派遣時のものと変更になる可能性があります。条件が変わることで、残業が多くなる、給与が下がるなど、待遇が悪くなってしまうケースも考えられます。

直接雇用時の契約条件についても、事前にしっかり確認しておくことが大切です。どうしても譲れない条件があるならば、派遣会社と相談して、条件の交渉に乗り出すのも選択肢のひとつです。

就業するまでに時間がかかる

紹介予定派遣の期間は最長6か月間あるため、もし派遣されてすぐに派遣先の企業に入社したいと思っても、すぐに入社することはかないません。場合によっては、普通に就職・転職活動をした方が早い可能性もあります。

直接雇用が前提である分、登録型派遣にはない面接や筆記試験などが設けられていることがあるのも特徴です。企業側はいずれ自社で働いてもらうことを前提に派遣社員を受け入れるので、選考のハードルはおのずと高くなるでしょう。きちんと対策を行い、企業に自身の強みをアピールする必要があります。

無期雇用派遣のメリット・デメリット

無期雇用派遣のメリット・デメリット

最後に、無期雇用派遣のメリットとデメリットについてお伝えします。無期雇用派遣の働き方は正社員と近いため、正社員にも当てはまるようなメリット・デメリットがあるのが特徴です。以下より詳しく見ていきましょう。

無期雇用派遣のメリット

無期雇用派遣の最大のメリットは、派遣会社に無期限で常時雇用されることによる安定性です。時給制でなく月給制であることや、派遣先で働いていない期間も原則給与が支払われることも大きな魅力です。

雇用が安定している

無期雇用派遣の派遣社員は派遣会社から常時雇用されるため、派遣先が決まっていない待機期間中も途切れることなく収入を得ることができます。また、派遣社員がずっと待機中のままでは派遣会社が利益を得られないので、派遣契約終了後の次の派遣先を積極的に用意してくれる傾向もあります。

無期雇用派遣ではボーナス・昇給制度が設けられることも多いです。ボーナスは派遣会社の業績に合わせて発生します。昇給については派遣社員の派遣先企業での勤務実態を派遣会社が調査し、評価を行った上で実施されます。

スキルアップを促進する体制と環境がある

無期雇用派遣を行う派遣会社は、「キャリア形成支援制度」を設けるよう法律で義務付けられています。教育訓練やキャリアアップを義務化することで、派遣労働者の待遇改善に結び付ける目的です。一定の研修やキャリアアドバイスを受けられる体制、長期的なキャリア形成をサポートする環境が整えられています。

同じ派遣先で長く働き続けられる可能性があることもスキルアップ促進の面で大きなメリットと言えます。短期間でキャリアが途切れてしまうことがないので、特定分野での更なる自己研さんやキャリア構築につながるからです。

人間関係の構築がしやすい

派遣先が変わるたびに新しい人間関係を構築する必要がある登録型派遣と異なり、無期雇用派遣においては、3年間の制限なく同じ派遣先の同じ部署で働き続けることができるので、同じ職場の人たちと長期間に渡っての交流をしていくことが可能です。

派遣先にとっても、契約終了のたびに別の派遣社員を受け入れるより、信頼関係が築かれている人材と長く付き合っていく方がコミュニケーションや仕事の分配が円滑に進められる可能性が高いでしょう。また、職場内での行事やサークルなど、社内の人たちと親睦を深めるための仕組みもあります。

履歴書を汚さず複数の企業で経験を積める

一般的には、現在の労働環境を大きく変えたい場合には転職をするという方法が考えられます。しかり、あまりひんぱんに転職を行っていると、志望企業側に必ずしも良いイメージを持たれない可能性があります。

無期雇用派遣の場合は派遣社員としてさまざまなクライアント先に常駐しながら働けるので、履歴書の前職項目をあまり増やすことなく複数の企業で経験を積むことができます。同じ業種・職種であっても派遣先企業によってビジョンや得意分野、技術領域などが異なるため、多様な観点から豊富な知識・経験を得ることも可能です。

無期雇用派遣のデメリット

無期雇用派遣は登録型派遣と比較すると派遣社員ならではの自由な働き方は実現しにくくなります。会社に常時雇用されるので、その指示のもとで勤務しなければなりませんし、長期の休みなども取りづらい傾向があります。

実力がないと給料が低い

派遣社員においては、各人の持つスキルや技術レベルによって契約金額が異なります。そのため、自分の希望より低い給与での契約に至る可能性もあります。

例えば事務系の仕事ならば、簡単なパソコン操作ができるのみという場合と簿記の資格がある場合とでは給料の水準が変わってきます。システムエンジニアやプログラマー、医療系の仕事など、特殊技能が必要な場合はより高収入になる傾向があります。

仕事を任せてもらえる分責任が重い

事前の契約で決められた仕事を中心に行うことの多い登録型派遣と比べると、無期雇用派遣では長期的に同じ職場で働くので、おのずと任される仕事が増える傾向があります。

幅広い業務経験を積むこともできるので「やりがいがある」ととらえることもできますが、その一方で「自分のやりたい仕事とは違う」ことを任されたり、「責任が重い」と感じて心の負担となったりする場合もあるでしょう。

良いとこ取りの派遣! 無期雇用派遣がオススメ

「派遣社員として長く働きたい」ということであれば、本記事では無期雇用派遣での働き方をオススメします。

登録型派遣では職場を転々としなければならないため、長期的な業務に伴うスキルや実績を身につけづらく、年齢を重ねた時に次の派遣先を見つけることが難しくなる可能性もあります。無期雇用であれば同じ職場で働き続けられるため、年齢に関する不安が緩和されるでしょう。

また、収入が不安定になりがちな登録型派遣と比較すると、無期雇用派遣は月給制であるため年収などの試算が行いやすく、将来のライフプランを設計するうえでも安心感があると言えます。

まとめ

派遣社員をとりまく環境は日々見直しが進められ、2021年4月の労働者派遣法改正など、実に数多くの法改正が行われてきました。派遣社員としての働き方を希望するにあたっては、正しい知識と最新の情報を常に把握しておく必要があるでしょう。

派遣社員として働く時は、就業時間や休日・給与など、まず自分が仕事にどのような条件を求めているか、そして将来的にどのようなキャリアプランをイメージしているかを明確にすることが大切です。情報収集と検討を重ね、本当に自分に合った働き方であるかどうか、しっかりと判断していきましょう。

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最後のチェックポイント

  • 派遣社員とは「派遣会社と雇用契約を結び、他の企業に派遣されて働く人」
  • アルバイトや正社員との違いは主に雇用主が派遣会社か勤務先企業か
  • 「登録型派遣」「紹介予定派遣」「無期雇用派遣」の3種類がある
  • 登録型派遣は自分に合わせた働き方がしやすく、紹介予定派遣は直接雇用を前提に働ける
  • 派遣社員として長く働きたいなら無期雇用派遣を選ぶのがオススメ
  • 派遣社員になる時は、自分が仕事に求める条件やキャリアプランを明確にすることが大切
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