特集

客先常駐(SES)は地獄? 楽しい現場との違いは?エンジニアあるあるを見てみよう!

2021年06月11日
タグ:

はじめに

派遣先に常駐し、エンジニアとしての業務をおこなう客先常駐(SES)エンジニア。客先常駐という働き方にはネガティブな印象が強いようですが、本当にネガティブなことばかりでしょうか。デメリットを感じる理由と、メリットもあることを知り、客先常駐という働き方について考えましょう。

客先常駐(SES)エンジニアはやばい・やめとけと言われる理由

客先常駐(SES)と検索すると、「地獄」だとか「やばい」「やめとけ」などのワードが出てきます。そこまで言われる理由は一体どこにあるのでしょう。
孤独、不安などの原因となる要因を知り、客先常駐(SES)がマイナスイメージとなる理由について考えていきましょう。

上流工程に関われず辛い

客先常駐(SES)エンジニアとして働いていると、上流工程に関われないことが辛いと感じる人が多いようです。多くの企業では上流工程を常駐先企業の社員がおこない、客先常駐(SES)エンジニアは下流工程を担当する傾向があるためです。

下流工程ばかりでは、エンジニアとしてのスキルアップがなかなか見込めないこと、上流工程に関わるチャンスを得づらいこと、こういった職域への不安から仕事へのやりがいを失い、現状を辛いと感じてしまいます。

帰属意識が持てない

自社での交流イベントや勉強会の仕組みが整っていない会社の場合、働いている時間の大半を常駐先で過ごす客先常駐(SES)エンジニアにとって、たまに自社に戻った時など雰囲気に馴染めないこともあります。人間関係が構築できておらず、常駐先での悩みごとや困りごとなどの相談先も明確でない時など解消の術がありません。

また、自分の居場所が見つからない疎外感や孤独感は、積み重なると大きなストレスになります。このようにコミュニケーションの取りづらい環境と、社内の仕組みが整っていないことが、自社への帰属意識が低くなる理由となります。

将来性が見込めず辞めたい

客先常駐(SES)エンジニアの業務のなかでも、運用などの単純作業やルーティーン作業は将来的にAIまたはRPAに代用される可能性があると言われていることから、ITエンジニアとしての将来性が見込めないと考えている人も多いです。

お客様先に常駐していることで、企業によっては自社からの評価がされにくく、年収が上がりづらいことや、キャリアの将来性が見込めず辞めたいと考えるきっかけにもなるようです。客先常駐(SES)エンジニアの仕事自体がなくなることはなくても、スキルアップが常駐先企業の依頼内容に依存することや評価制度が整っていない企業では、給料の上がりにくさからモチベーションの維持が難しくなります。

クビのリスクがありストレス

エンジニアは常に人材不足でありながら、プロジェクトには大量の人材が必要です。大量の人材を集めるためには企業側のコストがかさむため、費用を抑えるために若手の人材が求められます。

コスト抑制のために若手エンジニアにばかり声がかかり、若手ではなくITスキルが低い人はなかなかプロジェクトに指名されなくなっています。客先常駐(SES)エンジニアは、トレーニングの機会が少なくスキルアップが難しいというのに、スキルが低いとプロジェクトが決まらず、このままクビになってしまうかもしれないという不安や矛盾が、「やばい」と言われてしまう理由です。実際にはクビになるケースは考えづらいですが、常駐先を撤退になるケースがあるため、そのような憶測を呼びます。

客先常駐(SES)エンジニアの地獄な現場の特徴は?

客先常駐(SES)エンジニアの現場は地獄だと言われているようですが、地獄とまで言われてしまう特徴にはどのようなことがあるのでしょう。人間関係や仕事量と給与のバランスなど主なポイントを3つにまとめました。自分の状況と比べ客観的に見ていきましょう。

現場でひとり放置されて地獄

客先常駐(SES)エンジニアにありがちな「地獄」は、常駐先の現場でひとり放置され、何をしたらいいかもわからず時間だけが経過してしまう状況です。先輩エンジニアと一緒に来ていても、自分だけ放置されるというケースも珍しくありません。

放置されてしまうと仕事どころか、スキルアップも見込めません。戦力外として扱われると、仕事に対するモチベーションも急降下してしまうでしょう。誰にも指示を貰えず待っているだけの時間はまさに地獄かもしれません。

とくに問題とされることは、高いスキルをもったエンジニアが、契約時の行き違いにより期待されていた内容と本人に伝わっている内容が異なり、一人で全て任されてしまった結果、放置されてしまうケースです。できることがたくさんあるからこそ何から手を付けていいかわからず、次の指示が来るまで待機してしまうようです。

また、新人の頃は先輩エンジニアと同行しますが、ここでもコミュニケーション不足や、先輩エンジニアの指導力不足などにより、仕事が割り当てられないことも起こりえます。何もせず待つ時間は、戦力外と扱われる不安や憤りなど、仕事のモチベーションも下げてしまい地獄と感じてしまいます。

常駐先の人間関係が悪く心身が疲弊

常駐先の人間関係問題は、高確率で大きな負担となってのしかかってきます。自分ではどうすることもできない人間関係は、どうにかしてスルーができればいいのですが、意図せず巻き込まれてしまい、ストレスで心身ともに疲弊し、鬱になってしまいそうだという悩みも多いです。

客先常駐(SES)エンジニアは常駐先を自分で選ぶことができないため、自社に上手く相談できなかった場合、たどり着いた先の人間関係が劣悪な状態でも我慢するか辞めるかしか方法がありません。まさに「常駐先ガチャ」と言っても過言ではなさそうです。

仕事量と給与が合わない

将来性が見込めないという部分で少し触れましたが、年収が低いことも客先常駐(SES)エンジニアの現場が地獄と言われている理由のひとつです。

常駐先と自社の2つの業務をひとりでこなすため、仕事量が多くなる客先常駐(SES)エンジニア。仕事量の多さの割に年収が低く、企業によっては賞与がないケースもあるようです。管理職になるとますます仕事量は増えるものの、企業によっては収入がほとんど上がりません。仕事量と収入のバランスが悪すぎるため、仕事へのやりがいはどんどん削られていくなどの状態を起こす組織構造にも問題があります。

客先常駐(SES)エンジニアの楽しいと感じる現場の特徴は?

地獄などと表現されてしまう客先常駐(SES)エンジニアの現場ですが、楽しいと感じる現場も存在します。常駐先の人間関係、スキルアップ環境、評価制度の3つの内容から楽しいと感じる現場の特徴を見てみましょう。

スキルアップできる環境が整っている

上流工程の仕事は基本的に常駐先の社員がおこなうため、下流工程ばかりになりスキルアップが難しいということが客先常駐(SES)エンジニアの定式です。しかしなかにはスキルアップのチャンスが用意されている環境の常駐先もあるようです。

仕事をしながらスキルアップができるかもしれない環境となれば、仕事へのモチベーションもアップするでしょう。自身の成長が期待できる環境におかれることで、仕事が楽しいと感じるのは至極当然の結果です。

気の合う常駐先のメンバーに恵まれる

身体面だけではなくメンタル面で大きな影響を受けるのが人間関係の問題でしょう。常駐先の人間関係がよい環境であれば、仕事への向き合い方も自ずと変化していきます。

常駐先の人間関係に恵まれ、気の合う仲間と仕事ができる環境におかれれば、仕事は楽しくなります。仕事でわからないことを相談したり気軽に話ができたりする環境は、モチベーションアップにもつながるため、仕事の効率アップやスキルアップにもよい影響を与えます。

正当に評価されやりがいが生まれる

仕事が楽しいと感じる要素には、正当な評価がされるかどうかも鍵となります。たとえつまらないと感じるような下流工程の作業ばかりでも、まじめにコツコツとこなしているならば、相当の評価が与えられるべきです。正しい評価を受けることは、仕事へのやりがいやモチベーションのアップへとつながります。

仕事へのやりがいを強く感じられるようになれば、仕事が楽しいと感じ、さらに評価されるようになりたいと努力もでき、好循環が生まれます。

客先常駐(SES)エンジニアとして働くメリットはある?

ネガティブなイメージが根強い客先常駐(SES)エンジニアの仕事ですが、それでも客先常駐(SES)エンジニアとして働くメリットはあるのでしょうか。視点を変え、客先常駐だからこそのメリットをご紹介します。実はあなたも当てはまるかもしれません。確認してみましょう。

大手企業で働ける

派遣されるプロジェクトや企業はさまざまで、なかには有名大企業で働くこともありえます。通常の就職活動では到底手が届かない大企業やメガベンチャーなどでも働ける可能性があることは、客先常駐(SES)エンジニアだからこそのメリットと言えます。

将来的に大手企業やメガベンチャーなどでエンジニアとして働くことを視野に入れるのであれば、このようなチャンスを逃さず、常駐先でのスキルをアピールし、将来へもつなげていけます。

さまざまな企業のシステムが知れる

大企業やメガベンチャーなどで働けるチャンスがあるというメリットと同じく、さまざまな企業で働くことも客先常駐(SES)エンジニアの大きなメリットと言えます。

ひとつに留まることなく、いろいろな企業へ出向くことで新しいシステムを体験し、それぞれに対応できるスキルが身につけられます。同じ工程であっても、常駐先次第でやることが変化することも珍しくありません。行く先々で得た経験をしっかりと習得し、エンジニアとしてのスキルアップを目指せます。

人脈が広がる

さまざまな職場への常駐は、多くの人との出会いにもつながります。人との出会いの多さも客先常駐エンジニアのメリットと言えるでしょう。たくさんの人と出会うことで、それぞれの仕事のやり方や仕事に対する考え方を学ぶチャンスが与えられます。

新たな人脈を築いていくことで、今後のキャリアアップにも大きな影響を与える可能性も出てきます。人と人とのつながりを大切にすることは、将来の可能性を広げるチャンスとも言えます。

まとめ

客先常駐(SES)エンジニアにはネガティブな声が多いため、不安に感じることもあるかもしれません。しかしデメリットやネガティブなことがある反面、必ずメリットやポジティブなことも存在します。物事のひとつの側面だけを見るのではなく、両方の角度から見て考えることで、仕事への向き合い方や考え方も変わります。

ご自身が客先常駐(SES)エンジニアとして働く上で、より楽しく不満のない仕事環境の特徴とは何かを考えながら、メリットやデメリットを吟味してみてください。

update2025
何が起こるかわからない。
あらゆる予測は覆る。
私たちはそれを思い知った。
じゃあこれからどう生きるか。
セラクは、チャレンジを選ぶ。
まず見据えるのは5年後。
見えないからこそ、
自ら突き進む強さを。
読めないからこそ、
荒波を超える柔軟さを。
未来を変えられるのは
今の自分だけだから。
2025年を、アップデートしよう。
ここから。