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システムエンジニアとはどんな仕事?簡単にわかりやすく解説

2021年08月31日
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はじめに

IT業界において、最もニーズの高い職種はエンジニアです。ひとくちにエンジニアと言っても、実際にはさまざまな仕事があります。
その中でもシステムエンジニアは、システム開発全般にわたって大きく関わる重要な仕事を担っています。システムエンジニアとはどんな仕事なのか? プログラマーとの違いや求められるスキルなどについて解説します。

システムエンジニアやプログラマーの他にも未経験からIT業界で活躍できる職種はいくつかあります。その中で初級ITエンジニアがおすすめです。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。

システムエンジニアとは

システムエンジニアとは

システムエンジニアの仕事内容は、その所属する企業や開発チームによって若干異なることもあります。ただ共通している仕事内容から、システムエンジニアとは何かを考えると、クライアントから要望をヒアリングし、システムの設計図を作る職種となります。その呼び方は、一般的に「SE(エスイー)」と略す場合が多いです。
システム構築の要となる仕事をしているエンジニアがシステムエンジニア(SE)です。

システムエンジニアが担当する業務領域

システムエンジニアは主に、要件定義から詳細設計までの俗に言う開発の上流工程を担います。
要件定義とは、顧客から話を聞き、どのようなシステムを作り上げたいのかを具現化するものになります。次の段階が基本設計になります。ヒアリングした内容をもとに、顧客のニーズを実現するためのシステム設計をおこなう段階です。さらに、実際にどのような手法・技術を利用してシステムを実現するかを具体的に取り決めていく詳細設計へと進んでいきます。
詳細設定以降はプログラミングの工程になるため、稼働の主体はプログラマーに移ります。そのため、案件の規模にもよりますが、システムエンジニアが実際にプログラミングを行うことはあまりありません。
ただし、プログラマーが効率よく開発に取りかかれるような設計図を作るためには、プログラミングも含め、開発全般に関する豊富な経験が必要と言えるでしょう。

システムエンジニアの技術領域

システムエンジニアにとって、実際に必要となる技術領域は得意分野によって分かれます。主な担当区分としては、サーバー系・ネットワーク系・クラウド系・セキュリティー系・アプリ開発などがあります。個々の開発においては、その分野ごとの最新かつ高度な知識が必要になり、サーバーサイドエンジニア、ネットワークエンジニア、アプリケーションエンジニアといった専門のエンジニアがその実務に当たります。各領域でのプログラマー経験などを積み、その後システムエンジニアになることが多いのもひとつの特徴と言えます。

プログラマーとの違い

システムエンジニアは、上述した要件定義・設計業務を行います。出来上がったシステムの詳細設計をもとに、実際に開発(プログラミング)をするのがプログラマーです。
プログラムが完成すると、その後はテスト工程に移ります。プログラマーが作ったプログラムが設計どおりに動作するかを確かめます。
個々のプログラム単体については、プログラマーがテストを行いますが、すべてのプログラムを連結し、システム全体として仕様通りに動作するかのチェックを行う事はシステムエンジニアの業務になります。仕様の反映が漏れていたり、ミスが見つかったりした場合は、システムエンジニアはプログラマーに指示し、修正作業・調整などを行います。
また、システムエンジニアは、システムのリリース後の運用保守を運用監視エンジニアとともに担う場合もあります。

この記事ではさらに詳しく、プログラマーとは?未経験からなるには?仕事内容や役に立つ資格を解説しています。是非チェックしてみてください。

システムエンジニアに求められるスキル

システムエンジニアに求められるスキル

システムエンジニアの仕事はまず顧客の要望やニーズをくみ取り、要件定義を行うところから始まります。
そして、要件をシステムの設計図へと落とし込み、顧客とプログラマーの双方とやり取りを重ねながら、システムの完成に向けてプロジェクトをスムーズに進めることがその最たる仕事です。以上のような業務内容から考えると、システムエンジニアには次のようなスキルが求められます。

コミュニケーション力

システムエンジニアは顧客と自社の開発メンバーの間に立ち、システム開発が顧客の望む形で進むように尽力します。そのための重要なスキルはコミュニケーション力です。開発メンバーには、顧客からヒアリングした内容を要求仕様書・設計書という形で言語化し、抜け漏れやそごの生じないようきちっと伝える必要があります。
その一方で、顧客に対してはエンジニアの言葉で説明しても、技術的バックグラウンドが無いため、うまく通じないケースもあります。顧客が理解でき、納得が行くようにうまく説明する必要があります。
コミュニケーション力は、システムエンジニアにとって最も重要なスキルと言っても過言ではないでしょう。

ヒアリング力

システム開発においては、その前段階として、顧客のニーズや課題を把握することが最も大切です。顧客からしっかりとヒアリングし、プログラマーにその内容を正確に伝えることができないと、システム開発自体に方向性のズレが発生します。開発が進むほどその補正は大変になります。
例えば顧客から「処理時間を短くしたい」という要望があった場合、それをそのまま要件とし、プログラマーに伝えるのは問題があります。その理由を掘り下げていくことが肝要です。
要望の背景を理解すると処理時間が問題ではなく、別の要素を解決する必要があったといったケースもよく見受けられます。顧客の要望の根源的な理由をヒアリングし把握することこそが、課題解決の根幹と言えます。

論理的思考力

プログラムとはロジカルに動作するものです。顧客の要望を整理し、どのようにその内容を要件定義ならびに設計に落とし込むかはシステムエンジニアの腕に掛かっています。そのためには論理的思考力が欠かせません。
顧客の要望に対して十分に思考が練られないまま開発を進めてしまうと問題が発生します。要望はかなえているものの、ちょっとした改修にも大きな変更を要し、汎用性のないプログラムが出来上がってしまいます。
また、実行に時間がかかる、タイムラグが生じるといった、無駄の多い冗長なプログラムになってしまうことも懸念されます。

マネジメント力

開発案件はタイトなスケジュールであることが多いものです。プロジェクトマネージャーやリーダーがいる場合は、それぞれの連携を図りながら遅滞なく開発が進むように現場を取り仕切る力が求められます。
開発メンバーの人的マネジメントも重要なシステムエンジニアの仕事です。特定のメンバーにのみ負担がかかっていないかをウォッチする、社内で回らない場合は外部のリソースの活用も検討するなど、細やかかつ柔軟な対応が必要になってきます。

IT基礎力・技術力

顧客の要望やニーズを実現するために、どのような手法が最適かの判断を行い提案することもシステムエンジニアには求められます。
例えば、WEBベースのシステムにするのか、アプリ化した方が良いのかといった技術的な側面から、自社サーバーを活用するのか、クラウド化した方が納期・コスト面で優位なのかといった点まで、広範なITに関する知識と経験が必要になってきます。

業務スキル

事業会社からの受託案件においては、人事、経理、営業など、さまざまな業務を対象としたシステム開発の依頼があります。こうした業務は会社が異なっても共通する部分があります。
システムエンジニアが顧客サイドの業務に関する知見を蓄えることで、業務にも明るいシステムエンジニアとして、信頼を得ることにつながります。

未経験でもこれまでの経験を活かしてIT業界で活躍できる職種がいくつかあります。営業経験を活かしたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。

店舗経験を活かしたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。

システムエンジニアになるメリット

システムエンジニアになるメリット

プログラミング、テスト、運用保守といった下流工程を担う運用エンジニアやプログラマーからシステムエンジニアになることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下では、なぜシステムエンジニアになりたいのか?という観点でメリットをご紹介します。

キャリアアップにつながる

システムエンジニアとして経験を重ねスキルを磨くことによりキャリアアップが狙えます。具体的には、下流から上流工程を経験し、上述したようにマネジメント力を磨くことで、市場価値が上がり、プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)のポジションへステップアップが可能となります。
得意とする分野を作り、その分野のスペシャリストを目指すことも可能です。またITコンサルなど、別分野への挑戦も狙えることでしょう。

初級ITエンジニアは比較的早く活躍ができるようになるのでキャリアアップにおすすめです。詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。

年収アップが望める

IT業界は他業種の平均と比べても高い給与水準にあります。慢性的に人手不足の傾向にありますが、デジタルトランスフォーメーション(DX)がさまざま業界で叫ばれる中、そのニーズはさらに増しています。
AIやビッグデータ、クラウドといった最先端の技術的な知見を身につけ、マネジメント力にも磨きをかけるなど。スキルアップ・キャリアアップすることで、さらに平均年収を上げることも十分に可能と言えます。

どんな人が向いている

どんな人が向いている

パソコンの前に座ってプログラムを書いていくプログラマーと異なり、システムエンジニアは人と会って話をすることが多い職種です。
そのためシステムエンジニアは、人によって向き不向きがはっきり分かれる職種と言えるでしょう。では、どんな人がシステムエンジニアに向いているのかを見て行きましょう。

理系・文系どちらが良い?

システムエンジニアは理系の方が活躍できる職種であることは確かです。業務を進めていくなかで、IT分野、特にプログラミングに関する知識はどうしても要となるためです。
そんな中で文系であってもヒアリング力や交渉力を活かして活躍しているシステムエンジニアも数多くいます。
プログラムに関して最低限のことは理解しておく必要がありますが、実際に手を動かしてプログラミングをする必要がない場合、システムエンジニアが細かな部分まで知っている必要はありません。プログラマーとうまくコミュニケーションを図り進行する形で、十分に埋め合わせは可能です。

探求心がある

IT業界は日進月歩です。日々新しいテクノロジーが生まれ、また技術のトレンドも移り変わって行きます。
自社でサーバーを持つ形態からクラウドへ。主流のデバイスがPCからスマートフォンへ。さまざまなものがネットワークでつながるIoT、AIを用いたビックデータの解析など、挙げ出したらキリがないほどに、様々な技術が創造され、そしてこの先も続いて行きます。
そうした状況に面白さを感じ、情報感度が高く、探求心のある人は、システムエンジニアに向いていると言えるでしょう。

相手の目線に立って考えられる

システムエンジニアは「顧客が抱える業務上の問題に対してシステム開発を通じて解決すること」が最終的な目的となります。
そのためには、顧客やユーザ目線で物事を考えられることが重要です。なぜ顧客はこのシステムを開発しようと考えたのか、このシステムはユーザが使いやすいものとなっているか、といった視点を常に持ち、業務を遂行できるかが肝となります。
顧客からヒアリングした内容をもとに、自分がもし顧客やユーザの立場であればどうしたいと思うか、自分ごととして捉えることが、より良いシステム開発につながります。

まとめ

システムエンジニアとは、経験を積んだエンジニアがシステム構築の全体像を把握しながらシステムの要件定義を行い、基本・詳細設計を行う職種です。システムエンジニアに対しては、顧客に振り回される、顧客と開発メンバーとの間で板挟みになるといったマイナスのイメージがあるかもしれません。
しかしながら、培える経験や知見は、開発案件に必要不可欠なものであり、その先にはPLやPMへのステップアップ、収入アップの望める職種です。
近年、働き方改革で労働条件も好転しつつあり、さらに働きやすい環境へと変わっている状況もシステムエンジニアを目指す上では見逃せないところです。

最後のチェックポイント

  • システムエンジニア(SE)は、開発の設計図を作る上流工程の仕事をするエンジニア
  • 要件定義、基本設計、詳細設計が主な業務
  • 業務を遂行するうえで、何よりコミュニケーション力が求められる
  • 文系でもシステムエンジニアとして活躍できる素地はある
  • プロジェクトリーダ・プロジェクトマネージャーへステップアップし収入アップも可能
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