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プロジェクトリーダーとは?役割・必要スキル・資格まで徹底解説

2021年09月02日
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はじめに

プロジェクトリーダー(PL)とはどのような役割をもっているのでしょう。プロジェクトリーダーになるためには何ができればいいのかも気になります。そこでプロジェクトリーダーの役割や仕事内容をはじめ、求められる能力やスキル、役立つ資格などについて紹介します。

プロジェクトリーダーとは?まずは役割から知ろう

プロジェクトリーダーとは?まずは役割から知ろう

プロジェクトリーダー(PL)とは、目標達成に向けて集められたチームのリーダーとなる存在のため、「チームリーダー(TL)」と呼ばれることもあります。 しかし呼ばれ方が異なるだけで業務に大きな違いはありません。初めてプロジェクトリーダーを任された人にとっては、明確な業務内容がわからないと不安になってしまうでしょう。プロジェクトリーダーの役割に視点をおき、プロジェクトリーダーの業務内容を紹介します。

チームを総括しプロジェクトの完遂をめざす

プロジェクトリーダーの役割は担当領域を統括するリーダーです。担当領域とは、プロジェクト完遂のために集められた現場のチームのことで得意領域によりわかれます。プロジェクト全体の管理をおこなうプロジェクトマネージャー(PM)の指示のもと、担当領域のリーダーとして現場のチームを総括する役割が与えられています。
現場責任者としてプロジェクト計画の達成・完遂のため、適切な計画を立て、問題や課題などを解決へ導く役割も果たさなければなりません。メンバーの育成や指導、先導などをおこないながら、プロジェクトを計画通りに進める要だといえるでしょう。

トラブル回避と問題解決

プロジェクトの進行中にはさまざまなトラブルが発生します。そのような不測の事態が起こったときに現場での問題を解決することもプロジェクトリーダーの役割です。問題やトラブルの発生を回避するため、常にチームメンバーのフォローに入ることも珍しくありません。問題発生時には、速やかに対応策を考案し実行に移す役割もあります。問題解決後は丁寧なフィードバックをおこない、同様のトラブルが起こらないよう対策を講じます。プロジェクトリーダーを任された場合は、さまざまな問題に対応できる知識を身に付けておくといいでしょう。

納期に向けたスケジュール管理

プロジェクトリーダーには、プロジェクトを完遂させるために問題なく進行できるスケジュールの設定や遂行までを管理する役割があります。このような役割は大変重要なポジションとなるため、責任の重大さも理解しておかなければなりません。
どれだけ綿密なスケジュールや計画を立てても、突発的なトラブルは発生します。スケジュールの遅れやミスが発生した場合、速やかにトラブルを解決する必要があります。限られた時間内でチームのメンバーをうまく使い納期に間に合うよう、軌道修正できる能力が求められます。

業務を取りまとめタスク消化させる

業務を滞りなく進行するためには、タスクのスムーズな消化も不可欠です。プロジェクトリーダーは、プロジェクトが進行中に、多くのタスクを消化していく役割があります。当然、プロジェクトリーダーとしての自分のタスク消化もあり、他のメンバーのタスク管理と同時進行しなければなりません。そのためプロジェクトリーダーは、相当なタスク処理能力を備えておく必要があるます。タスクを滞りなく消化するためには、メンバーの能力を把握し、適切な分担や業務の取りまとめをおこない調整がすることで、速やかなタスクの完了が目指せるでしょう。

チームメンバーのモチベーションを上げる

プロジェクトリーダーの役割にはメンバーコントロールもあります、これはプロジェクトを円滑に進める上で不可欠なものです。仕事をしやすい環境づくりや、メンバーの適正な業務配分、チーム内の雰囲気をよくするために働きかけるなどもプロジェクトリーダーの重要な役割です。
メンバーコントロールをおこなう上で、プロジェクトリーダーはメンバーのモチベーションを把握しておく必要があります。チーム全体のモチベーションを高めるため、さまざまな企画を提案し実施します。また、メンバーの仕事が評価される場を提供するなど、チームの士気を上げる工夫が重要でしょう。

チームメンバーの成長を促す

チームメンバーの成長や生産性の向上、技術面の成長などを促すことがプロジェクトリーダーの役割でもあります。 もちろん業務に関する技術的なことだけではなく、業務をおこなう上での心構えなどの精神面に関するサポートも重要になるでしょう。メンバーの成長を促すためには、常に綿密なコミュニケーションを取り、メンバーの能力を把握しておかなければなりません。これにより、メンバーそれぞれにあったスキルを身に付けさせるサポートが積極的におこなえ、成長だけでなく生産性のアップも狙えます。

チーム内外の連携を取る

プロジェクトリーダーには、プロジェクトマネージャーの指示のもと、各担当領域のリーダーたちと連携を取りながらプロジェクトを進めていく役割があります。担当領域の異なる各チームが仕上げた成果物をまとめ、ひとつの成果物に仕上げるためには、それぞれのチームの連携が重要な鍵を握るからです。
相互の進捗確認や、トラブル発生時には対応できるメンバーを応援に出すなど、協力関係を構築する必要があります。他チームの情報を集め、柔軟な対応をおこなうことで、プロジェクトをスムーズに進行するための、チーム間の連携が生まれるでしょう。

責任をもつ

プロジェクトリーダーは、プロジェクトの完遂をめざす責任重大な役職です。期間の長い短いにかかわらず、スケジュール通りにプロジェクトを進行させ、納期までにすべてのタスクを完了させる責務があります。
責任重大な役職は荷が重いと感じるかもしれません。しかし責任がある仕事だからこそ、やりがいのある仕事として受け止められるのではないでしょうか。プロジェクトが達成した後はとても大きな充実感が得られるはずです。

管理業務

プロジェクトの目標設定にともない、プロジェクトリーダーは多くの業務をこなしていきます。すでにお話しているように、プロジェクトリーダーがおこなう業務は多岐にわたります。それらにくわえ、「現場管理」「業務把握」「進捗把握」という重要な管理業務があります。これらのプロジェクトリーダーがおこなう「3つ」の管理業務とはどのようなものか、詳細を紹介していきましょう。

現場管理

プロジェクトリーダーがおこなう現場管理には、プロジェクト進行中のチームメンバーが、モチベーションを高いまま維持できることが重要になります。働きやすい環境にするための職場管理には、タスクの進捗状況にもよりますが、メンバーをしっかり休ませリフレッシュさせることも必要です。効率を上げるためにも重要な現場管理といえます。また、チームメンバーからよりよいシステム構築の提案や環境づくりに活かせる提案があれば、積極的に活用していくこともプロジェクトリーダーの役割です。

業務把握

プロジェクトリーダーは、常に業務内容を理解・把握しておく必要があります。
プロジェクトを進行するための要件定義や基本設計、詳細設計などを把握しておくことはもちろん、システムが正しく構築されているかなどを確認していきます。構築されたシステムのテストや納品までの管理もプロジェクトリーダーがおこないます。
業務内容を把握していることで、業務の難易度も容易に理解できるでしょう。また、問題発生時の対応も速やかにおこなえるため、業務の把握は常にアップデートが必要になります。

進捗把握

プロジェクトを円滑に進行するためにおこなう進捗管理には、自チームの進捗状況の把握と、関係する他チームや各所の進捗状況を把握しておく必要があります。 全体会議などにも参加し把握できるよう努めます。全体会議でおこなう自チームの報告や他チームとの情報共有・情報収集により、タスクの変更や人員の配置換えなど、さまざまな対応が生じます。進捗把握をすることで、今起こっている問題や課題を素早く発見し対応することもプロジェクトリーダーとしての役割です。

プロジェクトリーダーに求められる資質とスキル

プロジェクトリーダーに求められる資質とスキル

プロジェクトリーダーに求められる資質は意外にシンプルで、「強さ」と「慈悲・平等性」と「柔軟性」の3つだと言われています。資質には個人差がありますが、努力次第で育てることも可能でしょう。また、プログラム言語などのIT知識も必要となります。IT知識も学ぶ意欲さえあれば習得は可能でしょう。
以下では、必要とされる4つのスキルに注目し、コミュニケーションスキル・リーダーシップ力・マネジメントスキル・危機管理能力について紹介していきましょう。

コミュニケーションスキル

プロジェクト完遂を目指すプロジェクトリーダーは、チームメンバーからの信頼を得るために、常にメンバーの声に耳を傾け、状況を的確に把握し対処していく必要があります。そのためにはコミュニケーションスキルが重要になります。タイミング良くコミュニケーションをとることで、指示が的確で明確なだけではなく、円滑な人間関係の構築にも役立ちます。

高い情報収集力に活きる

プロジェクトリーダーに必須となるコミュニケーションスキルが高い人は、情報収集能力にもたけていると言われていることをご存じでしょうか。
コミュニケーション能力が高い人は、 誰とでも関わることがうまく、多くの人から情報が得られるため、情報に偏りがありません。集まった豊富な情報のなかから、必要に応じて適切に情報をチョイスでき、業務に活かせることは、信頼できる優秀なプロジェクトリーダーという評価にもつながるでしょう。このようにコミュニケーションスキルを磨くことは、情報収集能力の高さへとつながっていきます。

リーダーシップ力

リーダーとしてチームをまとめていくには、リーダーシップ力が必要です。リーダーシップ力とは周囲から頼れる存在と思われ信頼されることです。
それぞれのメンバーに対する細やかな気遣いもさることながら、プロジェクトメンバー全員を引っ張っていく力強さも求められます。 また、深い信頼関係の構築も必須でしょう。
リーダーシップ力は、今までの経験や持ち前の資質が活かされます。しかし、経験や資質が少なくても、リーダーシップ力を育てることは可能です。観察力と想像力を働かせながら、人と接していくことでリーダーシップ力は培っていけるでしょう。

チーム内の信頼を得る

リーダーシップ力がある人には、自然と人がついてきます。強い覚悟や意思をもち、客観的に判断する公平性、手を差し伸べてくれる優しさ、 失敗やトラブルが起こっても速やかに頭が切り替わる柔軟性などがある人には、安心してついていけると周囲は判断します。 これらの要素はリーダーとしての信頼を得る重要なポイントです。現場の責任者として、チームを引っ張る努力を続けることで、チームメンバーから信頼を得ることができるでしょう。さらに、信頼しあえたチームは、団結力という付加価値を生み、プロジェクトの成功にも大きな影響を与えるでしょう。

マネジメントスキル

管理職が求められるスキルの代表格でもあるマネジメントスキルは、プロジェクトリーダーにとって必須なスキルであると言えます。
プロジェクトリーダーの場合、スケジュール管理や、人材の配置をおこなう人員管理、良質なシステムを仕上げるための品質管理などを、総合的に管理監督する能力をマネジメントスキルといいます。どこかひとつが欠けても、プロジェクトはスムーズに進みません。多くの経験やスキルがものをいう、ワンランク上のスキルといえるでしょう。

業務采配の上手さにつながる

マネジメントスキルが優秀な人は、業務采配にもたけていると言われています。
なぜならマネジメント能力には、大きな要素から小さな要素までを正確に理解でき、周囲を観察する洞察力にも優れている必要があります。いつどのような指示を出すと有効にはたらくのかの判断が早いと言えます。プロジェクトリーダーは、的確にスケジュール管理をおこない、適材適所への人材の配置など、さまざまな判断を的確におこなう必要があります。このような判断が正確かつ迅速におこなえることは業務采配が上手いといわれる所以でしょう。

危機管理能力

危機管理能力とは、簡単に説明すると、なんらかのトラブルが起こった際に、どう対応できるかを知るものです。どれだけ盤石な体制を整えていても、予期せぬトラブルや危機は起こります。トラブルの事前予測や、速やかなトラブル対応などができる人は、危機管理能力に優れていると評価されるでしょう。システム開発において、バグなどは日常的に起こるトラブルです。複数のエンジニアが関わるプロジェクトにおいては、エンジニア間の力量の差などでそごが起こる場合もあります。プロジェクトリーダーにとって、危機管理能力は必要不可欠なスキルといえるでしょう。

早いトラブルへの対処ができる

危機管理能力に優れた人は、先々に起こるトラブルの可能性やリスクを想定しながら行動しているでしょう。事前に可能性を踏まえて計画を練り行動することで、トラブルが起こった場合にも素早く対処ができます。また、予測できている問題であれば落ち着いて対応することも可能です。大きなトラブルを避けるためには、小さなトラブルへの対処の積み重ねが重要です。トラブルへの速やかな対処は、プロジェクトの遅延防止にもつながるでしょう。

プロジェクトリーダーになるには

プロジェクトリーダーになるには

一般的な流れとしては、プログラマー(PG)から、システムエンジニア(SE)の経験を積み、その後プロジェクトリーダーになるというケースです。高度なIT知識や管理能力、リーダーシップ力が求められるため、3~5年程度の期間をかけ、研修や実務経験が必要とされています。資格はとくに必要ありませんが、応用情報技術者試験(AP)やプロジェクトマネージャー試験(PM)などプロジェクトマネージャーに準じた資格は有利にはたらきます。
システムエンジニア以外の分野からも、仕事の性質上、管理やマネジメントが中心のため、リーダーシップ力がかわれ、プロジェクトリーダーになる例もあります。

まとめ

プロジェクトリーダーの仕事は、大変責任のある仕事です。しかし責任が大きいからこそ、やりがいがある仕事ともいえるでしょう。人材不足が深刻なIT業界では、プロジェクトリーダーとして一定の評価が得られれば、長く活躍することも夢ではありません。リーダーとして人の上に立つには、経験やスキル、豊かな知識や資格は重要です。しかし優秀なリーダーには優れた資質やスキルをもっている人が多いことも事実です。自分の行動や考え方をふり返りながら、リーダーとしての資質を育てていってください。

最後のチェックポイント

  • プロジェクトリーダーはプロジェクトを完遂するための現場責任者
  • トラブル回避やタスク管理、メンバー管理などさまざまな管理業務を担う
  • 内外の連携を取ったり、自メンバーの成長や士気を高めたりする役割もある
  • 「強さ」と「慈悲・平等性」と「柔軟性」の3つの資質が重要
  • 資質や必要なスキルは努力次第で育てられる
  • 管理能力やリーダーシップ力の高さを買われて 抜擢されることもある
  • 責任が大きい役割であり、多くの能力の高さを求められるがやりがいも大きい
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