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プログラマーとは?未経験からなるには?仕事内容や役に立つ資格を解説

2020年02月07日
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はじめに

この記事では、未経験でもプログラマーとして活躍できるよう、仕事内容や学習方法のほか、適性チェックのポイントをまとめました。近年の急激なIT技術の発展と今後のビジネス拡大の予測から、将来的なIT人材の不足が懸念されています。そのため、今後プログラマーをはじめとした様々なIT人材への需要が高まっています2020年から小学校でプログラミングの授業が必修科目になるのも、そうした流れの一環といえます。

そこで、今回はプログラマーという職業について解説するとともに、プログラミング未経験の人が「プログラマーになるためにはどうしたらいいのか」を詳しく説明していきます。

プログラマーとは何か

プログラマーとは何か

プログラマーは、コンピューターが実行するプログラムを構築する職業です。 プログラマーは、様々なプログラミング言語を使ってシステムやソフトウェアを開発します。

プログラミングを行うことから、プログラマーと呼ばれますが、エンジニアという呼び方をすることもあります。似た職種にシステムエンジニアがありますが、それぞれ役割が異なるので注意しましょう。

プログラマーの仕事内容

システムやソフトウェアを開発するプログラマーですが、具体的な仕事内容を解説する前に「プログラム」について確認しておきましょう。

例えば、スマホのホーム画面でアプリのアイコンをタップすればそのアプリが起動します。ゲームでプロフィール画面の場所を選択すれば、ゲーム上の自分のプロフィールを確認することができます。ホームページ上でボタンをクリックすると、別のページが開いたり画像が表示されたりします。プログラミングというのは、こうした「〇〇をしたら××が行われる」というシステムを動かすための命令文のことを指します。

プログラマーはプログラミング言語というシステムを動かすための独自の言語を利用して、システムやソフトウェアが思い通りに動かせるように命令文を組み立てていくことが仕事です。

プログラマーの種類

一口にプログラマーといっても、専門分野によっていくつかの種類に分けられます。例えば、ホームページと呼ばれるWEBサイトを作るプログラミングを主に行うのは、WEBプログラマーです。また、パソコンやスマートフォンにインストールされたアプリケーションのプログラミングを行うのが、アプリケーションプログラマーです。そして、ゲームのプログラミングを行ったり、グラフィックやキャラクターの設計を担当したりするのが、ゲームプログラマーです。

同じプログラマーという枠組みの中でも、それぞれ必要とされる言語や専門知識が大きく異なります。そのためプログラマーとして就職・転職する場合には、あらかじめ「どのような分野のプログラミングに携わりたいのか」を具体的に決めておきましょう。そうすれば「こんな筈じゃなかった」と後悔することなく就職・転職活動が進められます。

各プログラマーの名称主な業務内容
WEBプログラマーホームページと呼ばれるWEBサイトを作るプログラミングを主に行う
アプリケーションプログラマーパソコンやスマートフォンにインストールされたアプリケーションのプログラミングを行う
ゲームプログラマーゲームのプログラミングを行ったり、グラフィックやキャラクターの設計を担当したりする

Webプログラマーに近い仕事で、マークアップエンジニア(コーダー)があります。こちらについて詳しくは、コーダー/マークアップエンジニアとは(仕事、年収、将来性、資格、スキルの習得方法、未経験からの転職方法など紹介)をご覧ください。
アプリケーションプログラマーについては詳しい記事があります。アプリケーションエンジニアの仕事内容・必要スキル・年収から将来性までを解説しますをチェックしてみてください。

プログラマーとSE(システムエンジニア)との違い

「プログラマー」と「システムエンジニア」は似た職種として扱われがちですが、この2つの仕事は異なります。一般的に、システムエンジニアがシステムの設計を行い、それに基づいてプログラマーがプログラミングを行います。

実際にシステムを作る部分がプログラマーの仕事です。解りやすく例えると、システムエンジニアは「建築士」で、プログラマーは「大工」です。システムエンジニアの設計なしにはプログラマーの能力は発揮されませんし、プログラマーがいなければエンジニアの設計は生かされません。お互いの存在があってこそ成立するのがプログラマーとシステムエンジニアという仕事です。

プログラマーの気になる給与

プログラマーの平均年収は、350万円から500万円と言われています。ただし、新規開発の時期や新規開発に携わるメンバーに加われば、年収アップの可能性もあります。そのため、給料面にある程度の希望がある人は、就職活動の段階で以下のポイントに着目しましょう。

  • 初任給
  • 給料に含まれるみなし残業の時間数
  • 社員の残業時間
  • 残業代の支払い状況

より詳細を知りたい場合はプログラマーやシステムエンジニアなどITエンジニアの年収・給料の実態は?を参考にしてください。

未経験からプログラマーになるには

未経験からプログラマーになるには

様々な角度からプログラマーについて紹介をしてきました。ここからは未経験の人がプログラマーになるためにはどのような手順を踏んで、どんなスキルを身につけることが望ましいのかを説明していきます。

向いている人、適性のある人はどんな人?

プログラマーに必要な要素は、主に次の3つです。

  • 論理的な思考
  • プログラミングのスキル
  • コミュニケーション能力

では、それぞれ一つずつ詳しく見ていきましょう。

・論理的な思考

プログラマーといえば理系出身の人が多いというイメージを持っているのではないでしょうか?決して数学が必須というわけではありませんが、プログラミングを行う上では「数学的思考」は重要な能力となります。プログラミングは複雑な作業を倫理的に、地道に行っていくことが求められる仕事です。そのため、道筋を立てて考えることのできる倫理的な思考が大切です。

ゲームプログラマーについては高度なプログラミングを行うため、線形代数などの数学の知識が必要になります。

・プログラミングスキル

プログラマーとして仕事をしていくにあたって必須の能力です。プログラミングを行うにあたって、使用される言語はシステムや仕様によって異なります。一つの分野だけを勉強するのではなく、幅広い知識をつけることが欠かせません。

・コミュニケーション能力

プログラマーにはコミュニケーション能力も必要です。プログラマーやシステムエンジニアなどIT系の仕事を行う人は、パソコンに向かって黙々と作業をしているイメージが強いかもしれません。しかし、一人だけで行う作業には限界があり、大掛かりな仕事はチームを組んで行うことになります。そのため、チームのメンバーの指示を正確に理解したり、自分の意見や提案をきちんと伝えたりするためのコミュニケーション能力も非常に大切になります。

プログラマーになるためのおすすめ資格一覧

「この資格を取得しないとプログラマーになれない」という資格はありませんが、プログラマーになるにあたって取っておくと便利な3つの資格を紹介します。

  1. ITパスポート試験
    経済産業省が認可する国家資格です。
    ITパスポートは、ITやプログラミングの基礎中の基礎を身につけることができる試験です。未経験者はまずITパスポートの取得をオススメします。
    詳しくはITパスポート試験とは(試験日や難易度/勉強時間など)をご覧ください。

  2. 基本情報技術者試験
    こちらも、経済産業省が認可する国家資格です。基本情報技術者試験は情報処理技術者向けの試験で、ITパスポートより発展的な内容となっています。基本技術者試験を取得することでIT人材として必要な知識や技術を身につけることができます。ITパスポート試験をクリアして基礎を理解した人が、次に進むためのステップと考えてください。ITパスポート試験と基本情報技術者試験は、知名度が非常に高く、自己PRの材料としても使いやすいので、ぜひ取得を検討してみてください。

  3. C言語プログラミング能力認定試験
    C言語とは、現在最も普及しているプログラミング言語です。C言語の能力を試すのが、こちらの資格試験です。この試験の内容をきちんと勉強すると、実際にプログラミングするための能力が身につくだけでなく、ほかのプログラミング言語を学ぶためのステップアップとしても役立ちます。C言語プログラミング能力認定試験は1級から3級まであるので、実力に合わせて段階的に受験していきましょう。

ほかにもJava SE 8認定資格、Ruby技術者認定試験など言語ごとに資格試験があるので、自分のやりたい仕事に関連するプログラミング言語の試験を受けてみてはいかがでしょうか。プログラミング言語について基礎から知りたい、将来性のある言語が知りたい方はこちらを参考にしてみてください。

どこで学ぶのが正解?

プログラマーになるためのプログラミングスキルを身に着けるための方法には、一般的に次の4つの方法が存在します。それぞれの方法のメリット・デメリットと共に紹介するので、自分に合った方法はどれか確認していきましょう。

深い知識、理論を追求したい場合は大学で学問としてプログラミングを研究することをおすすめします。プログラミングの知識が身につくだけでなく、それ以外の教養を身につけることや人脈を培うことができます。

しかし、知識を学ぶことはできても実践的なスキルに特化した学習プログラムがあまりありません。即戦力になりたい人にとっては知識に重きを置いた学習や、プログラミング以外の勉強をしなくてはいけない点がデメリットに感じるかもしれません。

おすすめの学習方法についてはプログラミング入門初心者向けレベルからの学習ガイドも参考にどうぞ。

大学で学ぶ

深い知識、理論を追求したい場合は大学で学問としてプログラミングを研究することをおすすめします。プログラミングの知識が身につくだけでなく、それ以外の教養を身につけることや人脈を培うことができます。しかし、知識を学ぶことはできても実践的なスキルに特化した学習プログラムがあまりありません。即戦力になりたい人にとっては知識に重きを置いた学習や、プログラミング以外の勉強をしなくてはいけない点がデメリットに感じるかもしれません。

専門学校で学ぶ

知識に重点を置く大学とは違い、専門学校はスキル面を重視した学習が特徴です。早い段階から即戦力となれるスキルを身につけることができること、自分が目指す分野が決まっていればその分野に特化した学習を行えることが、専門学校のメリットです。

また資格取得に力を入れている専門学校も多く、就職率が高い学校が多いのも専門学校ならではの利点です。しかし、専門分野に特化することで知識が偏ってしまい、選択肢が狭まってしまうというデメリットもあります。

スクールで学ぶ

まとまった期間で大学や専門学校に通うことができない人にとっては、プログラミングスクールの利用がおすすめです。特定の場所・時間に通うことが難しい場合は、インターネット上で勉強を進められるスクールもあります。専門的にプログラミングを学ぶことができる上に、転職のサポート付きのスクールもあるので、すぐにプログラマーとして転職したい方に適しているでしょう。

また、専門学校などよりも短い期間で集中してスキルを身に着けられるのもメリットの一つです。しかし、ある程度期間が定められたコース設定になっている場合が多く自由度が低いのは大きな欠点です。また、働きながら、スクールで学ぶ時間や費用を工面しなくてはいけないのもデメリットになります。

独学で学ぶ

最後の方法は独学です。独学で勉強を行う場合の最大のメリットは期限も定められておらず、仕事の合間など余暇を活用して自分のペースで勉強を行うことができる点です。また、学校に通うお金が必要ないので、金銭的負担も書籍代などごく限られたものだけで済みます。

しかし、参考書や問題集などをベースに勉強を進めることになるので、実践的なスキルや最先端の情報を得ることが難しいというデメリットが挙げられます。また、自らの強い意思で「モチベーションを維持しなくてはいけない」という点が人によっては難点かもしれません。

30代、40代でも未経験からプログラマーになれる?

30代、40代の人が未経験からプログラミングを始めるのは難しいのではないか、と思う人も多いかもしれません。しかし、決してそんなことはありません。コミュニケーション能力については社会経験が豊富な30代、40代が有利になる場合もあります。また、プログラミングの勉強を行うやる気と根気があればスキルを身に着けることも十分可能です。「始めるのが遅すぎる」ということはないので、年齢を理由にチャレンジを諦めないでください。

プログラマーはきつい?労働環境の現実

プログラマーはきつい?労働環境の現実

プログラマーに対して「きつい」「長く続かない」というネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれません。確かに以前は労働時間が長く、残業続きで家に帰れないような状況に陥る人も少なくありませんでした。そのうえなかなか給料も上がらず、プログラマーになっても「やめたい」と思ってしまう人も多かったようです。

現在では、労働時間に対する国の法律の整備が進んだり、IT人材が増加したりしたことで、昔に比べてかなり働きやすい環境が整っています。これからもどんどん技術は進歩し、プログラマーのニーズは高くなっていくので、プログラマーへの転職を前向きに検討しても良いでしょう。

プログラマーの将来性が高い理由

プログラマーの将来性が高い理由

最後にプログラマーの将来性について解説します。昔は一つの企業に属し、終身雇用で定年まで働くことが一般的とされていましたが、現在はそうした考えが薄れてきています。何度も転職をする人や、メインの仕事とは別に副業をしながら生活する人も大勢います。そんな中で生きてくるのが、プログラミングの能力です。今や、どんな企業でも必ずIT技術を利用して活動しているため、ITの知識・技術に対するニーズは高く、転職や副業を行うにあたっても非常に強力な武器になります。

また、プログラミングができるようになると、会社に属して働くという選択肢だけでなく、フリーランスのプログラマーとして働くことも可能になります。フリーランスとして仕事を受ければ、自分の好きなペースや時期を選んで活動することができますし、在宅で業務を行うことも可能でしょう。フリーランスにならなくても、在宅やコワーキングスペースなどを利用し、リモートワークが可能な会社も数多く存在しています。ただ将来性があるだけでなく、そうした柔軟な働き方ができるのもプログラマーのメリットなのではないでしょうか。

まとめ

今回はプログラマーの仕事内容や、取得すると便利な資格、勉強の仕方などを紹介してきました。プログラマーとして自分に合った働き方をすることで、自分の人生をより豊かなものにすることができるかもしれません。新たなチャレンジとして、プログラマーの道を選択してみるのはいかがでしょうか?

最後のチェックポイント

  • プログラマーは「作る」仕事
  • WEBやアプリなど対応領域が異なる
  • 未経験からスクールや独学での習得を経て活躍できる
  • 持っていると便利な資格がある
  • プログラマーの将来性は明るい
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