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【2026年版】エンジニアの単価相場と年収目安を徹底解説

date2026年06月16日
【2026年版】エンジニアの単価相場と年収目安を徹底解説
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はじめに

  • エンジニアの単価相場は、スキル、知識、経験値、専門領域で決まる
  • 高単価のIT領域は、コンサル系、マネジメント系、AI技術関連である
  • 同じ単価でも、フリーランス、会社員エンジニア、SESエンジニアでは年収が異なる
  • 手取り年収は、単価、稼働率、経費、マージン率などで変動する
  • 発注企業が考える人月単価を知ることで、求められるエンジニア像が見えてくる

エンジニアの単価相場はどのように決まるのか、自分の単価を上げるには何が必要なのかなど、疑問を感じるエンジニア向けに、単価相場の現状と単価アップの方法を解説します。さらに、働き方別の年収感や発注企業が求めるスキルについても掘り下げていきます。
※この記事の情報は、2026年5月末時点の情報をもとに作成しています。

エンジニア単価相場の全体像

エンジニアの単価相場は、スキルレベル、経験、専門領域によって異なります。フリーランスエンジニアの平均単価は、月70〜76万円前後が中心(2026年5月末時点)です。働き方や職種によっても大きく異なるため、さまざまなデータから平均単価や最高単価、ボリュームゾーンを確認して実態を明らかにしていきましょう。2026年5月末時点で公開されている最新調査データをもとに分析していきます。

働き方別の単価相場

フリーランスエンジニア・SESエンジニア・自社開発エンジニア(会社員エンジニア)など、働き方による単価の違いや年収感、会社員エンジニアの平均月収の推移がどう違うかを解説します。職種別の単価やフレームワーク別の単価だけでなく、経験年数や上位スキルの有無も含めて比較し、自分に合う稼ぎ方の参考にしてください。

フリーランス案件単価の水準

エンジニアはフリーランスという働き方を選択する方が多い傾向にあります。フリーランスの職種別単価・フレームワーク別単価などから、フリーランスの現状を見ていきます。

職種別単価相場

フリーランスエンジニアの職種別単価の詳細は以下の通りです。

フリーランスエンジニア単価一覧

職種平均単価(万円)最高単価(万円)
ITコンサルタント102295
プロジェクトマネージャー(PM)88295
プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)86295
データサイエンティスト78175
セキュリティエンジニア76235
フロントエンドエンジニア73155
システムエンジニア72295
インフラエンジニア68165
ネットワークエンジニア67195

参考:レバテック|単価相場を比較より自社で抜粋

このデータからは、ITコンサルタントの単価が最も高く、高度な知識と経験を活かしたコンサル業やデータサイエンティストなどのデータエンジニアの需要が高いことが伺えます。また、AI技術やこれを支えるバックエンドクラウド開発、セキュリティ関連等の需要も多いです。さらに、PMOといった組織管理を担う人材の単価が高いことから、上流工程ほど高単価であるといえます。
フリーランスエンジニアの稼ぎ方は、実績と信頼を得ることで次の案件につなげていく必要があります。堅実な営業活動を続けることが重要で、案件が獲得できず稼働率が下がれば年収へも影響を及ぼします。
加えて報酬は、スキルや経験値(経験年数やプロジェクト参加実績等)を参考に決められる場合が多く、経験が浅かったりスキルレベルが低かったりした場合は、同じ職種でも平均単価に及ばないことがあります。独立してもスキルや経験値を上げていく努力は欠かせません。

フレームワーク別月間単価

続いて、2026年5月のフレームワーク別の月額単価です。どのフレームワークを活用した案件に携わるかでも単価は変わります。

順位フレームワーク月額単価
1位Ruby on Rails84.0万円
2位RSpec84.0万円
3位FastAPI82.5万円
4位Flutter80.3万円
5位NuxtJS80.1万円
6位React79.5万円
7位Node.js79.4万円
8位Spark79.2万円
9位ReactNative79.2万円
10位Django76.8万円
11位Flask76.8万円
12位Backbone.js76.5万円
13位Slim76.5万円
14位Vue.js76.1万円
15位Laminas Project75.8万円
16位Symfony75.4万円
17位Laravel73.7万円
18位Spring73.0万円
19位AngularJS73.0万円
20位SAStruts72.9万円

引用:Freelance Board|【2026年5月】フリーランス案件の単価における市場動向

案件数と案件倍率

以下の表は、2025年1月から2026年3月までの案件数と案件倍率の推移です。毎月案件数自体は多いものの、案件獲得にはおよそ5~10倍の案件倍率があり、案件獲得の厳しさが伺えます。

●2025.1~2026.3 案件倍率の推移

20252026
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
案件
倍率
10.276.926.578.158.027.889.526.307.077.475.707.097.035.644.87

参考:GEECHS|ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」~四半期累計での案件倍率は5.75倍に~

これらのデータから、フリーランス市場は多くの案件がある一方、スキルレベルや専門領域によって単価や受注難易度が大きく左右されることがわかります。

SESエンジニアの単価相場と注意点

SESエンジニアの単価は、エンジニアのレベル、職種、使えるプログラミング言語をもとに、所属するSES企業によって査定されます。

SESエンジニアのレベル別単価相場

レベル一般的なSES相場備考
若手30万円~60万円未経験者や経験の浅い人など、若手クラス(〜3年未満)が該当。
扱える開発言語や地域性によっては上下することも。
中堅60万円~90万円ある程度の経験を積んできた、中堅クラス(3〜7年程度)が該当。
後輩指導やサブリーダー的な役割を担うこともあり、上位スキルの有無で単価に変動が起きやすい。
上級90万円~150万円7年以上の経験を積んだ、即戦力になり得る上級クラスが該当。
アーキテクト・AI・クラウド・PMなど、技術力・対応力によっては単価の上振れがある。

参考:キッカケエージェント|SESエンジニアの単価相場は?職種別の単価と収入の上げ方【2026年最新】
参考:Fairgrit®|【2026年版】SESの単価相場はいくら?職種・経験年数・契約形態別に徹底解説

SESエンジニアの単価は、SES企業と常駐先企業との間で取引される金額です。客先常駐するエンジニアの給料は、ここから社会保険料や諸経費、さらにマージンが差し引かれます。マージンの計算は企業によって異なりますが、マージン率の平均は35~40%で、エンジニアへの還元率は60%程が一般的です。見た目の単価は高く見えても、エンジニアが実際に手にできる金額は異なることを覚えておきましょう。
またSES企業に所属する場合は、常駐先企業で下流工程を担当することが多く、SESエンジニア単価の平均は低い傾向にあります。スキルアップの機会が少ない場合がありますが、常駐するさまざまな企業のシステムを経験できることはメリットです。

自社開発エンジニアの平均月収と特徴

自社開発エンジニア(会社員エンジニア)の年収は、毎月決まった額が給与として支払われるため安定しているといえます。所属企業内で担当する開発業務に従事するため、エンジニアの業務に専念でき、スキルアップ環境も整っている場合が多いです。
以下のグラフは会社員エンジニアの平均月収の推移です。

参考:e-Stat|賃金構造基本統計調査

平均月収が右肩上がりである背景には、DX推進の進展によりIT人材不足が深刻化しており、優秀な人材に対する処遇が改善される傾向が見られることがあげられます。

会社員エンジニアとフリーランスの年収感

会社員エンジニアの平均年収は、430~600万円で、他職種と比べても高い傾向にあります。一方、フリーランスエンジニアの平均年収は400~600万円です。
以下で収入500万円を例に、会社員とフリーランスの手取り額を比較してみます。

【40代エンジニアの例】
  • 会社員エンジニア

    年収:500万円
    控除:健康保険料・厚生年金(所属企業と折半)
    納税:所得税・住民税等
    手取り額:375~425万円(ボーナスや扶養家族の有無により差あり)

  • フリーランスエンジニア

    売上:500万円
    経費:月額経費を7万円とする(年間84万円)
    控除:国民年金・国民健康保険等
    納税:所得税(青色申告)・住民税等
    手取り額:400万円程度(扶養家族の有無、計上経費により変動あり)

手取り額に大きな差がないように見えます。しかしフリーランスの場合、個人事業税や消費税の納税が別途必要な場合があり、国民健康保険や国民年金は全額自己負担です。案件獲得や業務継続など安定を図る努力が求められる一方、経費を正しく計上することで、税額を抑え手取り額を増やすことも可能です。
加えて、高い技術力とスキルや知識を担保にした業務遂行により信頼を勝ち取ることで、高収入を目指せる魅力もあります。独立してフリーランスエンジニアを目指す場合は、メリットとデメリットを精査する必要があるでしょう。

参考:求人ボックス|ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参考:マイナビ|フリーランスの意識・就業実態調査 2025年版(P31)

単価から年収と手取りを計算する

フリーランスエンジニアの収入をシミュレーションする場合、以下の計算式で年間売上を求めます。

月単価×稼働月数=年間売上

求めた年間売上から、マージンや経費を差し引くことで、実際の年収を把握可能です。
以下では、稼働率やマージン、経費を差し引いた手取り額を見ていきます。

単価と稼働率で見るリアルな年収

以下の表は、月単価70万円・80万円・100万円のケースで、12ヶ月フルに稼働した場合と、案件の切れ目であるベンチ期間を考慮して10〜11ヶ月稼働した場合を比較しました。

稼働月数月単価70万円月単価80万円月単価100万円
12か月840万円960万円1,200万円
11か月770万円880万円1,100万円
10か月700万円800万円1,000万円

フリーランスの年間売上は、案件の期間や開始時期等により12か月フルに稼働できるわけではありません。単純に月単価に12か月掛けた金額を見積もるのは控えたほうが無難です。
また、フリーランスという働き方を選択した以上、ワークライフバランスも考慮する必要があります。自分が無理なく働ける稼働率を前提に収入を考えることが重要です。

マージンと経費を差し引いた手取りイメージ

以下の表は、エンジニアの契約形態別(直接契約・エージェント経由・SES)に、差し引かれる費用とマージン率・還元率を示しました。

フリーランス
直接契約
フリーランス
エージェント経由
SES企業所属
経費必要経費
(収入の30%程度目安に)(※1)
必要経費
(収入の30%程度)
労働者に
相当するため0円
社会保険料・国民健康保険料
・国民年金保険料
・国民健康保険料
・国民年金保険料
・健康保険料
・厚生年金保険料
(所属企業と折半)
税金確定申告を行う
・所得税
・住民税
・個人事業税
・消費税
確定申告を行う
・所得税
・住民税
・個人事業税
・消費税
年末調整を行う
・所得税
・住民税
支払手数料
(マージン率)
0%10~30%35~40%
単価の
還元率
100%70~80%(※2)60%(※3)

参考:レバテック|SESエンジニアの単価相場は?還元率や収入の上げ方とは

同じ案件単価でも、手数料(中間マージン)を支払った場合の受け取り額は少ないです。その受取額から、経費や社会保険料、税金を支払った場合の手取り年収はさらに減額します。案件単価と、実際の手取り額を区別して考える必要があります。

※1. 法的上限は無いものの、経費である証明が可能な範囲にとどめる必要があります。
※2.エージェントのマージン率及び還元率は、提示のある複数社の平均です。
※3.SES企業によっては、提示単価に社会保険料等を含めて表示する場合があるため、あくまで参考値となります。

発注企業が考える人月単価とコスト構造

発注企業が、外部のエンジニアと契約する際、人月単価を用いてコストを見積もります。この人月単価とは、1人のエンジニアが1か月間プロジェクトに参加する際に必要な総費用をいいます。人月単価には、エンジニアに支払う報酬だけでなく諸経費も含まれ、さらにそのエンジニアと契約した際の利益も考慮して試算します。

人月単価を決める要素には以下のような内容があります。

人月単価が高い場合人月単価が低い場合
役割プロジェクトを総括するプロジェクトの一端を担う
スキル専門的汎用的
レベル高い低い

他には、リモートワークの可否や、SES契約における所属企業の体制・規模、さらに市場動向から需要の高い開発言語や人材の不足する技術分野などを単価相場から鑑みます。発注企業は自社にとって必要なスキルがあるか、人月単価に見合う付加価値があるかを見極めています。

人月単価の内訳と評価されるエンジニア像

人月単価の内訳
人件費
(エンジニアへの報酬)
基本給・賞与・残業代等
(スキル・経験年数・専門分野に応じて変動)
社会保険料・管理費会社負担分の法定福利費・管理部門の人件費
営業・間接費販管費:営業担当人件費・広告宣伝費・交通費等
一般管理費:管理部門の人件費・賃料・光熱費・事務用品費等
企業利益事業の継続や成長・設備投資・リスクヘッジ費用

企業が人材を採用するにあたって、上記のような費用がかかります。自社エンジニアを育成する方法もありますが、人材不足の状況では難しい場合も多いです。
プロジェクトの人材が不足するフェーズに外部エンジニアを活用する場面もあるでしょう。その際、エンジニアに求めるのは、即戦力となる経験とスキル、さらに協働するためのビジネススキルです。
高単価のエンジニアは、参画するプロジェクトで高い評価と信頼関係を構築することが、次の案件獲得につながることを理解しているため、その努力を惜しまない人材といえるでしょう。

まとめ

どのような働き方でも、高単価を目指すにはコンサル業、マネジメント業、AI技術など需要が伸びる領域のスキルを磨くことが重要です。変化の激しいIT分野で需要が増える領域の情報を収集し、自分の得意分野を見極めて学び続けましょう。
目標を定めて日々の業務で経験を積み重ねることで、単価を高める選択肢は着実に増えていきます。本記事が、今後のキャリア設計の参考になれば幸いです。

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