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インターンシップとは?今さら聞けない内容/メリットなど解説

date2024年01月24日
インターンシップとは?今さら聞けない内容/メリットなど解説
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はじめに

これから就職活動を始める人にとってインターンシップはとてもメリットのある制度です。インターンシップ枠での特別選考で内定が決定したという例もあります。この記事は、インターンシップって何?を詳しくご紹介します。

インターンシップとは

インターンシップとは

インターンシップとは、就職を考えている学生が企業に訪問したり業務に携わったりすることで、実際に職業体験することを意味します。働く体験を通じて、業務内容の理解を深めることが目的となります。

インターンシップには短期間のものから数ヶ月間にわたる長期のものまであり、企業によって定義もさまざまです。インターンシップの経験は就職活動をするうえで有利となることもあり、経験を積むことで自己成長にもつながります。

インターンシップのメリット

インターンシップのメリット

ここまではインターンシップとは何か?について話してきましたが、本当に意味があるの?と思う方もいるでしょう。ただ何となく参加するのではインターンシップに参加する意義が見いだせず、意味がなくなってしまいます。
以下では、インターンシップに参加するメリットについてお話していきます。

自分の目指す業界を実際に体験できる

インターンシップのメリットは企業側が学生に職業体験の場を提供することで、社会人の働いている環境を実際に体感できるところです。「就職活動の第一歩」としてインターンシップに参加する人が多くなっています。

実際の業務に触れることによって、当初イメージしていた内容とのギャップを確認できます。現場の雰囲気についても百聞は一見に如かずと言われるように、インターンシップで得られる情報は大きなものです。理系出身でSE職に興味をもつ方や文系出身で営業に興味をもつ方にも、現場に入ることで気づけることがあり、自らの就職活動を正しい方向へ導くきっかけにもなります。

インターンシップ先で就活を有利に進められる

「御社の経営方針に魅力を感じ応募させていただきました。」といった志望動機を、インターンシップに参加した学生と不参加の学生が言うのではその説得力は全く異なります。インターンシップに参加することで、採用担当者や他社員へのアピールになり、実際に現場を見たインターンシップ参加者のほうが、入社後のミスマッチが少ないと面接官に評価される可能性が高いです。

加えて参加した学生は早くから就活に取り組み、自社に興味を持っている熱心な応募者という印象を企業に与え、本選考の面接においてもインターンシップに関する質問が頻繁に聞かれることから、インターンシップの必要性が高いことがわかります。

インターンシップの内容

インターンシップの内容

インターンシップの種類には、次のようなケースがあります。

  • 1日インターンシップ(1日のみ)
    その業界や企業について短時間で知ることができ、これから職種を絞りこみたい場合にも役立ちます。
  • 短期インターンシップ(1週間~1ヶ月程度)
    企業説明を受けたり、複数人の大学生でグループワークを行ったりします。取り組み方によっては本採用が決まるなど、就職試験の一部が免除になるケースもあります。
  • 長期インターンシップ(1ヶ月以上~4年間など)
    給与が支払われるケースが多く実際に働いて経験を積みます。即戦力としての能力を得ることが期待できます。

自分の目的や予定に応じて選ぶことが重要です。

インターンシップをどうやって探すか?

インターンシップをどうやって探すか?

インターンシップはどのように探せばうまく見つかるのでしょうか。さまざまな場所や媒体に情報はあります。次ではインターンシップの見つけ方についてご紹介します。

何がしたいのかを考える

自分に合ったインターンシップをうまく見つけるためには、そもそも自分は何がしたいのか?を先に考える必要があります。インターンシップに参加しながら考えるでも、もちろん自分のしたいことを発見することはできます。事前にしっかり自分自身と向き合って、何がしたいのか?をはっきりさせておくことで、有意義で目的にあったインターンシップに臨めるでしょう。

紹介サイトの利用

インターンシップ紹介サイトを利用して探すメリットは、豊富な情報から企業を見定めて、自分に合ったインターンシップを探せる点にあります。サイトによってはさまざまな面でフォローしてくれるものもあり、有効に活用しましょう。

デメリットは情報の数が多いゆえに、応募先の選定に迷う点や、質の悪いインターンシップを選んでしまう可能性があります。
しっかりと情報を精査して自分自身で問い合わせるなど、リスク回避の努力をする必要があるでしょう。

大学のキャリアセンターに紹介してもらう

大学のキャリアセンターで、インターンシップを紹介してもらうのもひとつの手段です。メリットとしては、その大学独自の情報を得ることができる点や、普段通うなじみある大学のフォローがあり、安心してインターンシップに臨めます。

デメリットとしては、紹介されている情報がインターンシップ紹介サイトなどと比べて少ない場合があります。根気よく通ってスタッフとの信頼関係を築きながら、自分に合った進路を見極めることが重要になるでしょう。

知人や先輩などに紹介してもらう

大学の先輩や同級生で、すでにインターンシップに参加している人に紹介してもらうのも方法のひとつです。実際に参加している人の意見は、関係性が近いほどリアルな経験談をもらえるでしょう。

デメリットとしては、そもそもインターンシップに参加している知人を探すこと自体が大変なことです。いろいろな企業を調べて、自分に合ったインターンシップを比べて吟味できないなどがあります。

自分で客観的な視点を持ちつつ、企業選びの本当の目的を見失わないように注意する必要があります。

インターンシップで疑問に思うこと

インターンシップで疑問に思うこと

インターンシップについて調べていくと、疑問としてあがってくるものがあります。次ではそうしたさまざまな疑問について紹介します。

給料は発生する?アルバイトとの違いは?

インターンシップを探す際に、給料の有無が気になる人は多いと思います。有給インターンシップでは、法の下に労働者とみなされ、企業は給料を支払う義務が発生し、学生インターンシップであっても一社員として成果が求められます。

有給インターンシップもアルバイトも給料が発生する点は同じですが、経験できる職種や職場環境は大きく異なってきます。インターンシップは職種や企業の理解を深める重要な機会となるだけでなく、就職活動のエントリーシートや面接でアピールできる経験値を高めることにも繋つながるでしょう。

社会人や高校生のインターンシップは?

昨今、同じ企業に何十年も働き続けるという概念は薄れつつあり、そこで注目されているのが社会人のインターンシップです。現職に就きながら自分の興味がある業界や企業に携われるため、将来を末永く見据えるきっかけになります。

高校生においては、進路の選択がしやすくなるといったメリットがあり、就職するのか進学するのか進路に悩んでいる時、早いうちからインターンシップを経験しておけば進路をじっくり探せます。現場で業務を実際に体験し、自分が想像していた雰囲気などのギャップを確認することができるでしょう。また、社会人としてのビジネスマナーなどが同時に学べることは、校則でアルバイトを禁止されている高校生にとっては貴重な経験になります。

知識なしでOK?はじまる前にやることは?

インターンシップに参加する前準備として、最低限その企業がどのような事業やサービスをしているのかを、サイトなどから必ず調べておきましょう。

インターンシップで実施される内容はさまざまで、就労体験をするのか、セミナー形式のレクチャーを受けるのか、それともグループワークで課題に取り組むのか事前にしっかりと確認しておきましょう。参加した先輩などがいた場合は聞いておくのが得策です。

受け身にならないように、事前に目標を立てて臨むことで有意義なインターンシップにできます。

企業は何をさせるのか?その意味は?

企業にとってインターンシップは採用への準備期間のようなものです。就活生向けにさまざまな情報発信を行いますが、一方的な情報発信だけでは就活生に十分な情報を届けることは困難です。

インターンシップでは、大学生に実際の業務を経験してもらうことで、雰囲気や仕事の実態などを理解してもらう意味があります。就職後のミスマッチをなるべく回避できるように、また、参加者が採用基準や期待値を満たしているかがわかる内容を用意し、自社で働いて欲しいと思える学生を探しています。

いつから始めるのがいいの?

インターンシップが募集される時期は参加者数がピークになる夏休みの8月、そして就活が本格化してくる2月が多いことは、先にも述べました。実はインターンシップは1年中開催されており、開催時期は企業によって異なります。開催時期は企業ごとに都合の良い日程で行われるため、業種や業界によっても開催時期が変わってきます。

つまりインターンシップをいつから始めるのが最適か?についての答えはありません。一般的には、大学3年生の5月頃から夏のインターンシップを探し始める人が多いようですが、大学1~2年生のころから始める方もおられます。募集のタイミングを逃さないようにしましょう。

インターンシップあるある

インターンシップを経験した多くの人がしばしば経験するあれこれ。ちょっとしたことでも前もって心の準備ができれば対応することができます。こちらでは例をあげて紹介いたします。

エントリーしすぎて本命を見失う

インターンシップのエントリーを入れすぎて、取り消しを考えた企業に就職したいと思うでしょうか?答えはノーです。その時はエントリーを取り消しましょう。

仮にその企業のエントリーを取り消した後に、やはり応募したくなったということでも、就活には影響しません。なぜならエントリーを取り消す学生はかなり多く企業側としても、わざわざその学生に執着して不採用を決めつけることをしないからです。

エントリーのしすぎには注意して本命を見失わないようにすることが重要です。

面接の返答、丸暗記で失敗

面接で話す内容を文章にして暗記すると、棒読みになってしまいがちです。熱意がなかなか伝わらず、採用担当者にあまりよい印象を与ることができません。面接中に暗記した内容を忘れてしまい、言葉に詰まるリスクもおおいにあります。

話す内容を丸暗記せずに面接を成功させるには、前もって伝えたい内容を考えて、事前に面接の練習をすることが大切です。一番伝えたいことや回答の組み立てをイメージしながら、声に出して反復練習をしましょう。

面接の練習方法について詳しくまとめました。面接の練習は何をする? 準備から面接練習の仕方・注意点まで、こちらを参考にしてください。

服装自由に迷う

インターンシップでも服装自由や私服OKと言わる場合があります。服装自由に迷う場合は、いかなる時も大きく評価を下げることのないスーツの着用をおすすめします。色はブラック、ダークグレーなどが無難でしょう。

私服OKに迷う場合は、オフィスカジュアルをおすすめします。スーツで参加しても評価が下がることは無いでしょう。しかし、企業が私服で来ることを求めている面もあります。服装ひとつで良識を見られている場合もありますので注意しましょう。

男性はスーツのような仕立ての上着と、パンツを合わせるのが無難でしょう。女性も同様に、上着とスカートかパンツを合わせるのが無難です。シャツや靴なども含めて、全体的に色合いがカジュアルになり過ぎないように注意しましょう。
インターンシップとは何か?最適な服装と受かる志望動機の書き方

周りはみんな自信ありげに見える

周りの参加者からインターンシップへの意気込みを感じると、とても自信ありげに見えて、自信がなくなる場合があるかと思います。一旦冷静になって、自分が何を目的にインターンシップに参加しているのかを思い出すようにしましょう。あとは簡単で、自分のやるべきことに集中するだけです。

周りの人が自信ありげに見えるのは、自分に自信がないからかもしれませんが、実は周りの人も不安と共にインターンシップに臨んでいるはずです。自分だけではなく皆一緒であると思うことができれば全てはクリアになります。

まとめ

キャリアを考える上でインターンシップへの参加は有効です。ただし、しっかりと自分の考えや準備を整えてインターンシップ先を選ばなければ、意味のないものになってしまいます。
内定を獲得することは大切なことですが、闇雲にそれだけを求めてしまうと自分の目的、しいては人生の歩み方をミスリードしてしまいます。
書かせていただいた内容を是非とも参考にしていただき、有意義なインターンシップの時間を過ごしていただければ幸いです。

最後のチェックポイント

  • インターンシップは働く体験を通じて、業務内容の理解を深めることが目的
  • インターンシップに参加すると就活を有利にすすめられる可能性が高い
  • 給料が発生するケースもある
  • エントリーのしすぎには注意して本命を見失わないようにする
  • 受け身にならず、事前に目標を立てて臨む
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