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夏本番の就活「クールビズ」におけるポイント&注意点

date2024年02月06日
夏本番の就活「クールビズ」におけるポイント&注意点
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はじめに

夏本番の就活では、真夏日や猛暑日に面接選考が行われることも珍しくはありません。企業側もそれを踏まえて「クールビズでお越しください」と、略装を許可することも増えています。本記事では、クールビズがもつ本来の意味や基本的なスタイルについて、適切な判断や服装以外の注意点などを、面接で見られるポイントと合わせて男女別に解説します。

クールビズとは

クールビズとは、快適で働きやすい軽装に取り組むことで、適切な空調使用や多様で柔軟な働き方を実現するとともに、省エネ・省CO2を目指す政府提唱の環境対策です。長年の実施により社会慣習としても定着したことで、就活・転職においても「選考にはクールビズでお越しください」と言われることが増えています。

クールビズの基本スタイル

クールビズの基本スタイルは、スーツスタイルからジャケットと、男性の場合はネクタイも差し引いた服装ですが、これはあくまで暑さ対策の服装です。明確な定義はありませんが、仕事時の服装に変わりはありませんので、特に面接では相手に与える印象やマナーを考えて、ラフすぎる格好に見せないことが大切です。以下の項目ではクールビズについて、男女別に解説します。

クールビズ就活 男性編

男性のクールビズ就活の服装の一例

男性のクールビズは、スーツスタイルからノージャケット、ノーネクタイにした服装です。シャツは白無地のものを選び、第一ボタンと袖のボタンは留めてください。シャツは半袖でも構いませんが、ジャケットも合わせられる長袖の方がよりフォーマルです。ボトムはダークカラーで落ち着いた色のスラックスとベルトを選び、靴はビジネスシューズを履きましょう。迷ったらスーツもしくはジャケットとネクタイを持参しても、失礼にはあたりません。

服装の解説 男性編

男性のクールビズスタイルについて、基本的なスーツスタイルとの違いを一覧表にしました。

基本的なスーツスタイルクールビズのスタイル
ジャケット着用(スーツの上)なし(心配であれば持参する)
シャツ白無地のものを選ぶ白無地のものを選ぶ(半袖も可だが、長袖の方がフォーマル)
襟元第一ボタンを留め、ネクタイを着用する第一ボタンを留め、ネクタイはなし(心配であれば持参する)
ボトムジャケットと合わせたスラックスに皮ベルトダークカラーのスラックスと皮ベルト(メッシュや目立つ装飾はNG)
インナー目立たないものを着用目立たないものを着用(透けや汗染み対策となるものを選ぶ)
靴下黒系の靴下黒系の靴下(素足やクルーソックスはNG)
シューズビジネスシューズビジネスシューズ(かかとなしの靴やサンダルはNG)

服装以外の注意点 男性編

服装以外の注意点として、判断に迷いが出る部分について触れておきます。シャツは半袖で構いませんが、ボタンダウンはカジュアルに見られることもあるため避けましょう。迷った時には長袖の方が無難です。「袖をまくったままにしない」こと、また「第一ボタンは必ず留める」ことも意識してください。クールビズは暑さ対策の服装ですが、面接時はビジネス上のみだしなみが重視されますので、ラフすぎると受け取られない服装を心がけてください。

クールビズ就活 女性編

女性のクールビズ就活のスカートの場合の一例
女性のクールビズ就活のズボンの場合の一例

女性のクールビズも、スーツからノージャケットにした服装です。ブラウスは白無地のものを、袖丈は自由ですが、ジャケットとも合わせられる長袖の方がよりフォーマルです。袖のボタンと襟の第一ボタンは留めましょう。ただし襟が開いたスキッパーカラーの場合はそのままで構いません。ボトムはダークカラーのスカートかパンツを選び、ストッキングとパンプスを履きましょう。迷ったらスーツもしくはジャケットを持参しても、失礼にはあたりません。

服装の解説 女性編

女性のクールビズスタイルについて、基本的なスーツスタイルとの違いを一覧表にしました。

基本的なスーツスタイルクールビズのスタイル
ジャケット着用(スーツの上)なし(心配であれば持参する)
ブラウス白無地のものを選ぶ白無地のものを選ぶ(半袖も可だが、長袖の方がフォーマル)
襟元第一ボタンは留める第一ボタンは留める、スキッパーカラーはそのままでよい
ボトムジャケットと合わせたスカートかパンツダークカラーのスカートかパンツ
インナー目立たないものを着用目立たないものを着用(透けや汗染み対策となるものを選ぶ)
ストッキングベージュ系のものを着用ベージュ系のものを着用(20デニール前後、素足はNG)
シューズパンプスパンプス

服装以外の注意点 女性編

服装以外の注意点として、メイクやアクセサリーについて触れておきます。メイクについてはナチュラルメイクを基本として、夏場は紫外線やメイク崩れへの対策も必要になります。炎天下の移動で肌が焼けないよう、また崩れたメイクを整えられるように、ケアできるグッズを持ち歩きましょう。アクセサリーは業種にもよりますが、なしとする方が無難です。もし着用する場合は、シンプルなデザインのものを選んでください。

服装の判断に迷う時は

企業側の指定で「クールビズでお越しください」と明言があれば、クールビズスタイルで問題ありません。この表現が曖昧な場合や、明記がない場合など、判断に迷う時はスーツスタイルを選ぶ方が無難です。以下の項目でより詳しく解説します。

心配な時はジャケットを持参

企業のカラーや業種によっては、クールビズスタイルよりもスーツスタイルの方が好印象と考えられる場合や、他の志望者の服装が読めない場合もあります。判断への迷いからクールビズでの訪問が心配になるのであれば、男女ともジャケットを、男性はさらにネクタイを持参しましょう。ジャケット着用時のシャツは長袖が正装になりますので、暑さ対策もしっかり行ってください。

クールビズの面接で見られているところ

ビジネスにおける基本な服装はスーツスタイルです。これは企業の説明会や面接でも変わりません。これらを踏まえて、就活・転職活動時のクールビズスタイルで注意すべきところは「だらしなく見えないか」という点です。以下の項目では、面接時に見られる、みだしなみのポイントについて解説します。

清潔感

第一印象での清潔感は大変重要です。クールビズではジャケットがない分、シャツに注目が集まります。清潔感が損なわれないよう、シワや汚れのない、きれいに手入れされたシャツを選びましょう。またインナーも透けにくいものや、汗染みが目立たない色や素材を選んでください。

TPO

業種や職種によってもクールビズの印象は変わります。公務員や金融系などの、いわゆる硬い仕事では、ラフすぎると受け取られないようなみだしなみが求められます。そのような業種や職種の場合は、半袖よりも長袖を選ぶなど、「少し硬め」を意識して、服装を整えてください。

バランス

面接などで見られる時には、全体のバランスも大切です。だらしない印象を与えないよう、全体的に手入れの行き届いた服装を心がけましょう。またシャツや靴だけが浮いて見えないよう、全体的に落ち着いた色合いにまとめて、サイズもぴったり感のある服装を選んでください。

素材

夏本番の就職・転職活動では、夏の暑さとも戦わねばなりません。デオドラントケアはもちろん、汗染みや首回りの汚れなどが目立たないよう、また暑そうな見た目にならないように、渇きやすく手入れしやすい素材の服装を選んでください。

まとめ

企業側による「クールビズでお越しください」などの指定は略装の許可ですので、クールビズの訪問で問題ありませんが、スーツスタイルでも失礼には当たりません。空調の効き具合や周りに合わせることもできますので、不安があればジャケット類を持参しましょう。

繰り返しになりますが、クールビズは暑さ対策の服装であり、面接では仕事上の服装として見られます。健康面とみだしなみのいずれもケアして、ラフすぎる服装にならないよう、注意して面接に臨んでください。

最後のチェックポイント

  • クールビズスタイルはスーツからジャケットと男性はネクタイも省いた服装
  • 面接では第一印象の清潔感や全体的なバランスが見られている
  • 半袖でも問題ないが長袖の方がよりフォーマルとされる
  • 透けや汗染みも目立つためインナーへの配慮も必要
  • デオドラントケアなど夏の暑さ対策も大切
  • 迷ったらジャケット類を持参する
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