新卒の理想貯金額はどのくらい?平均と貯金できる方法を解説


はじめに
- 新卒の平均貯金額は56万円
- 貯金が難しくてもまずは少額からはじめてみる
- 社会人2年目~3年目から貯金を増やすのもあり
- うまく貯金するには目的を決め、コツを身に着けよう
- 貯金用口座を作り、先取り貯金をしよう
- 家計簿をつけ、お金の管理能力をアップしよう
新卒で就職して初めての給料を手にしたとき、あなたならまず何に使いますか? 好きなものを購入したり、両親にプレゼントを贈ったりするのもよいでしょう。特に使い道が決まっていないのであれば、初給料の一部を貯金してみるのはいかがでしょうか。毎月コツコツ貯めると、積み重なって大きな額になります。毎月少しずつでも貯金する習慣を身につけましょう。
新卒、社会人1年目の貯金額平均は?
ソニー生命の調査によると、新卒、つまり社会人一年目の平均貯金額は56万円です。ただし、貯金0円という回答は13%、100万円以上は24.6%あり、新卒の貯金額にはかなり幅があるといえるでしょう。もし平均額より少ない貯金額でも、落ち込むことはありません。これから貯金をしていけばいいのです。

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参考:ソニー生命保険│社会人1年目と2年目の意識調査2026
新卒の手取りと貯金額の目安
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、大卒の初任給平均は男性26万4,900円、女性25万9,700円です。所得税や社会保険料が天引きされるので、実際の手取りはおおよそ20万円前後となります。貯金は手取りの3割が理想といわれているので、この金額の中から約6万円を貯金できると考えられます。とはいえ、この金額の貯金が可能な人もいれば、難しい人もいるでしょう。それぞれの代表的なパターンを次項でみていきます。
参考:厚生労働省│令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況
毎月の貯金額:実家住まい
実家住まいの場合、一人暮らしの方と比べて自由に使えるお金も比較的大きく、貯金に向いている環境であるといえるでしょう。実家に住んでいる間に貯金を頑張り、一人暮らしや結婚の資金を貯めるのもひとつの方法といえます。
毎月の貯金額:一人暮らし
一人暮らしの場合、家賃や生活費など毎月の支出があるため、なかなか貯金できない人も多いでしょう。それでも毎月1~3万円程度は貯金に回すのが理想といえます。少額でも1年経てば12~36万円の貯金になるからです。
新卒は貯金できない?
新卒で毎月約6万円を貯金するのは難しく感じることがあります。原因は複数あるでしょう。新社会人としての仕事がスタートすれば、仕事用の衣服代や上司・同僚との交際費がかかります。一人暮らしをはじめる場合は初期費用や生活費が発生しますし、奨学金を借りている人は返済がスタートします。また、学生の頃に比べて収入が飛躍的に増え、お金をついつい使い込んでしまうパターンもあるでしょう。しかも新卒はボーナスの金額が満額ではなく、かなり少なくなります。前年度の査定が存在しないためです。
このように余裕がないことも多くありますが、少額からでもまずは貯金をスタートすることが肝心です。
社会人2年目~3年目から貯金を増やす
新社会人になってすぐ貯金をはじめるのは難しくても、社会人2年目以降から貯金をはじめてみるという手もあります。収入と支出の感覚も、新卒の頃に比べると把握しやすくなる頃でしょう。また、社会人2年目以降は、賞与の算定対象期間が1年目より長くなり、支給額が増える場合があります。ただし、金額や支給条件は会社によって異なります。このタイミングで貯金について見直し、30歳になったときの目標額を考えてみたり、すでに貯金をはじめている人も毎月の貯金額をあらためて見直したりするのもよいでしょう。
ただし、社会人2年目から住民税の徴収がはじまることは覚えておきましょう。
うまく貯金する方法30歳までにどのくらい貯金すればいい?
30歳までにどのくらい貯金をしておけばいいのか、金融資産(現金、株式、投資信託など)の保有額を参考にしてみましょう。
金融経済教育推進機構(J-FLEC)によると、20代単身世帯は平均255万円です。一方で200万円未満が57.8%と半数以上の割合にのぼり、実態に近い中央値は37万円となっています。
新卒から30歳までの8年間で毎月1万500円ずつ貯金していくと100万8000円となり、30代単身世帯の中央値となる100万円を上回ります。少額の貯金でもコツコツ積み重ねていけばまとまった金額になりますので、無理のない範囲で貯金を始めてみましょう。
参考:金融経済教育推進機構(J-FLEC)|家計の金融行動に関する世論調査 2025年 単身世帯 各種分類別データ(令和7年)シート4
うまく貯金する方法
うまく貯金するにはコツがあります。下記を実践することで貯金へのハードルがぐっと下がるので、ぜひ覚えておきましょう。
貯金する目的を決める
なんとなく貯金しようと思っているだけでは、なかなかお金は貯まりません。具体的な目的や数値の目標があると、貯金へのモチベーションが維持できます。
たとえば「海外旅行の資金を貯める」といった目標の場合は、行きたい観光スポットや現地のグルメ情報、旅費がトータルでいくらぐらいかかるのかを調べておくと、イメージが明確になり、モチベーションアップにつながるでしょう。
「結婚資金を200万円貯める」「新車の購入資金として300万円貯める」など、具体的な目標を設定してみましょう。
給与口座と貯金用口座を分ける
給与が振り込まれる口座とは別に、貯金用の口座を作ることは大変有効です。残高を見ると貯金額が一目でわかるので、モチベーションが高まります。また、貯金用口座からお金を出さないと決めておくとよりいっそう貯まりやすくなります。
先取り貯金をする
給与が振り込まれたらまず貯金用口座に毎月決まった額を振り込み、残ったお金で生活費を賄う方法です。先に貯金に回すことで、手元にお金が残らないといった事態を防げます。毎回お金を移し替えるのが面倒な場合は、銀行の積立式定期預金を活用したり、勤め先で利用できる場合は財形貯蓄を使ったりして、貯金用口座へ自動引き落としになる状態にしておくとよいでしょう。
家計簿をつける、家計簿アプリを使う
収入と支出のバランスを把握しているつもりでも、家計簿をつけてみると意外に無駄な出費をしていることがわかります。金銭管理能力を向上させることは、余裕をもった生活や貯金額のアップにつながります。家計簿をつけるのが面倒に感じる場合は、簡単に記録できる家計簿アプリを活用してみましょう。
特に、ボーナスは大きな額を手にしたことで気が大きくなって、ついお金を使い込んでしまうリスクもあります。こまめに支出をチェックしておく習慣をつけておけば、無駄な浪費を防げるでしょう。
まとめ
新卒(社会人一年目)の平均貯金額は56万円です。貯金が0円と回答した人は13%おり、社会人になってから貯金を始める方も少なくありません。実家住まいか一人暮らしか、生活環境によっても自由に使える金額は異なりますが、毎月コツコツ積み重ねていくとまとまった額の貯金になります。貯まったお金をどう使うのか目的を決め、目標金額を設定すると、貯金のモチベーションが維持できます。給与口座と別に貯金用口座を作ったり、家計簿をつけて毎月の支出をチェックしたり、貯金のコツを身に付けて目標金額の達成を目指しましょう。












