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【ERP関連】人事知識・経験を活かした転職の方向性とは?

date2024年01月31日
【ERP関連】人事知識・経験を活かした転職の方向性とは?
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はじめに

人事は専門職であるため転職しやすい職種であり、同時にキャリアアップも望める職種です。同じ人事職への転職、または他職種への転職などの選択肢があり、目指すところによって求められる経験やスキルは変わります。
この記事では、人事経験を活かした転職についてご紹介します。

人事の役割とは

企業の経営資源には、大きく分けて「人・物・金・情報」の4つがあります。人事はこの内の「人」に関する部分を担っており「人材をいかに適切に配置し活用するか」といった、適切な人材計画の推進が人事の役割と言えるでしょう。業務範囲は幅広く、採用活動や労務管理、人材育成(教育・研修)、人事制度(評価基準の制定など)などを行います。

人事におけるキャリアパスのパターン

人事におけるキャリアパスには、どのようなものがあるでしょうか。採用や研修のスペシャリストや、経営路線への関わりなど、主なパターンを簡単にご紹介します。

キャリアパスのパターン例
経営関係者/HRBP(HRビジネスパートナー)新卒採用の担当から始まり、経験を積んで採用計画や研修計画の立案・実施に関わり、経営関係者やHRBP(HRビジネスパートナー)を目指していく
採用のスペシャリスト「リクルーター」採用担当から始まり、経験を積みながら採用業務と採用計画の立案を兼任する、採用のスペシャリストを目指していく
研修のプロフェッショナル新卒などの研修担当から始まり、研修計画の立案や実施に関わりながら、研修のプロを目指していく
労務の業務知識を学び、キャリアを拡張する給与計算などの事務職から知識と経験をつけて、労務相談・労災トラブル対応などを経て、経理や財務などにも関わり、企業経営に関わっていく
労務のスペシャリスト/社会保険労務士労務担当として経験を積み、労務のスペシャリストを目指して社会保険労務士の資格取得を目指す。または社会保険労務士事務所に入所・独立などで労務の専門家になる

キャリアアップ転職するためには

キャリアアップを目的とした転職は「人事職から人事職への転職」または「人事経験を活かせる他職種への転職」の二つに大きく分けられます。その際、以下のような経験があると、転職時に有利となる可能性があります。

  • 人事部や関係各所との調整・交渉経験
  • 人事としての企画構築経験
  • 幅広い人事業務経験
  • 人事を含むマネジメント経験
  • マネージャーなどの管理職経験

上記の他にも、業務をこなしながら他部署の知識を積極的に吸収したり、企業の経営戦略を理解したりと、積極的に知識やスキルを蓄えに動けることも重要と言えるでしょう。

人事職への転職の場合

人事職から人事職への転職理由は、現状の業務範囲や待遇への不満から待遇改善を求める、といったものが多くあります。経験年数によって度合いが変わるものの、同じ人事であれば経験を活かせるため、人事経験者が転職する場合の王道とも言えます。
転職の際は、現職または前職の経験が重要です。人事は専門職でもあるため、他社でも通用する業務経験として、有利に転職できる可能性があります。勤怠管理や福利厚生の手続きなど汎用性が高い業務経験を積んでいる人が、これに該当します。しかし、自社でしか通用しない業務もあるので、自身の業務内容を確認しておくと良いでしょう。

他職種への転職の場合

人事職から他職種への転職では、人事経験や知識を活かしたコンサルタント職や、ERP関連職などへの転職でキャリアアップを目指すパターンがあります。直接人事に関わるような職ではなく、目指す職種によって必要なことは変わりますが、どちらも人事経験と知識が重要です。コンサルタント職への転職を例に挙げると「人事制度の構築について会社経営や組織を広い視点で見られる」「案件をスムーズに処理できるスキルを持っている」といった人は、有利に転職できる可能性があります。
ERPパッケージ導入においても、人事経験者の知識やスキルが求められる職があるため、目指す転職先で「どのように人事知識や経験が求められるのか」といったことを確認しておくと良いでしょう。

人事知識や経験を持ったエンジニアが求められている?

企業競争力を高めるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するために、企業はレガシーシステム(過去に構築された、技術や仕組みの古いシステム)からの脱却を必要としています。なぜなら、レガシーシステムでは「昨今の多様化したワークスタイルに対応しきれない」という問題点があるからです。
『COMPANY』などのERPシステムを活用すれば、リアルタイムの情報把握が可能となり、さまざまなワークスタイルに対応できます。また、勤怠・労務・給与計算などのさまざまな人事業務も一元管理が可能です。個々で管理する手間が省けるため、業務効率・生産性の向上やスピーディーな経営判断、人事業務の属人化解消につながり、業務の負担軽減にも有効と言えるでしょう。
ここからは人事経験が活かせるERP関連職を3つ、ご紹介いたします。

例1:テストエンジニア

こちらは、人事システム『COMPANY』の勤怠・給与計算テスト、運用テスト、エビデンス作成などを行う職種です。主な業務はCOMPANYの新規導入・運用保守によるテスト・検証です。
人事システムなどの仕様変更では、検証の目的やテスト範囲を明確に把握し理解する必要があるため、人事経験や知識が重要になります。人事システムの理解や認識をお客様と共有することで、サービスの品質向上に貢献できるでしょう。
興味がある方はこちら|テストエンジニア(面接確約)

例2:設定(開発)エンジニア

こちらは、COMPANYの要件定義や設計に基づいた調査・システム設定、勤怠・給与計算などを行う職種です。COMPANYの新規導入・運用保守による設定や開発が主な業務となり、Webサービスの開発やテストケース作成をお任せする場合もあります。
COMPANYには多様な機能があり、法改正や新しい人事制度に合わせて機能を選択・対応していく必要があります。人事の経験や知識を活かして対応することで、お客様のお悩みを解決し、業務の効率化などに貢献できるでしょう。
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例3:要件定義・設計エンジニア

お客様先で基幹業務を担う人事部などと連携しながら、お客様のお悩み・ご要望をヒアリングし、COMPANYで実現する方法の提案・設計を行う職種です。主な業務はCOMPANYの新規導入・運用保守による要件定義・設計であり、各部署と連携しながら進めることでお客様のお悩みや課題を解決へと導きます。
人事における悩みなどを理解し、それに合わせた解決策を提案していくことで、スムーズな業務改善や課題解決に貢献できるでしょう。
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まとめ

人事経験者のキャリアアップ転職は、人事経験や知識・スキルをどれだけ蓄えているか、といったことが重要です。同じ人事職への転職であっても、自社独自の業務に関わっていた場合は、他職種への転職同様に経験と知識を活かせるかどうかが転職の鍵となるでしょう。
現状ではDX化のため、さまざまな企業が人事経験・知識を持ったIT人材を求めるようにもなりました。経験を活かした新しいことへの挑戦に興味がある方は、IT人事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

最後のチェックポイント

  • 人事の業務は幅広く、適切な人材計画を推進する役割がある
  • 人事職は専門職のため、経験と知識があれば転職が有利になりやすい
  • 同じ人事職への転職でも、自社独自の業務がないかの確認が大切
  • 他職種への転職では、求められる知識や経験が何かを確認しておこう
  • 人事経験はIT業界でも必要とされ、求められている
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