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AIを活用するサイバーセキュリティ対策とは

date2024年03月25日
AIを活用するサイバーセキュリティ対策とは
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はじめに

  • 情報セキュリティは情報をいつでも使えるように守ること
  • AIは大量のデータを用いて新しいタイプの攻撃を識別する
  • AIを利用したセキュリティは様々なタイプがある
  • AIに対抗できるのはAIだけである可能性が高い

情報セキュリティの現状と課題

情報セキュリティとは、情報システムなどを正当な利用者が必要な時に完全な状態で利用できるように守ることです。
たとえば、事業を行うために創設された機関などで何かを生み出す行為や過程などで生まれた販売情報や顧客情報を、悪意のある第三者に干渉されないよう保護します。インターネットなどから第三者の情報端末に侵入する迷惑行為を「サイバー攻撃」といいます。国家単位の迷惑行為では迷惑行為の規模が大きくなり、「サイバーテロ」とも呼ばれるのです。一度でも悪意ある人間に干渉を許すと、多くの人にとって厄介な問題を生み出します。悪意のある人間から情報を守るために、より強力な情報を守る手段が必要です。

頻繁に利用されている情報セキュリティに向き合う手法

資産となる情報や情報端末を悪い人間から守るため、頻繁に実施される情報セキュリティに向き合う手法を紹介します。

コンピューターを脅威から守るプログラム

ウイルス感染を防ぐために、コンピューターを脅威から守るためにウイルス対策ソフトの導入をしている人は多いです。単にソフトウェアを導入するだけでなく、最新のウイルスに対応するために定期的なアップデートが必要です。
また、普段から如何わしいリンクが貼られたスパムメールや、SNSでよく見かける元のウェブサイトのアドレスが分からない短縮URLなどの特異なホームページにアクセスしないようにするとよいでしょう。

無権限者のコンピューター内部へのアクセス対策

外部のネットワークに接続されているコンピューターは権限のない者が、コンピューター内部へ侵入を行うリスクがあります。
他人がパソコンに侵入しようとする行為を防ぐためには、ファイアウォールというセキュリティシステムを利用します。ファイアウォールは、不要な通信をブロックし、許可された通信のみをパソコンに届けます。しかし、ファイアウォールがあっても、アカウント情報が漏えいしてしまうと、権限を不正に利用されてしまう可能性があります。そのため、IDやパスワードなどのアカウント情報の管理を徹底し、他人に知られないように努める必要があります。

参考:総務省|インターネットの安全な歩き方|国民のためのサイバーセキュリティサイト

情報セキュリティの課題

総務省の調査によると、日本人の約7割が、情報セキュリティについて学習したことがないようです。パソコンを普段から使っている人も、パソコン内のデータをどうやって守るかをあまり知らない人が多く、課題といえます。

参考:総務省|平成26年版 情報通信白書|情報セキュリティに係る利用者の意識について

AIを活用するセキュリティ対策とは

サイバー攻撃の種類は極めて多くなっており、対処が難しくなりました。どの様に対処するのが効果的なのか、具体例を紹介していきます。

AIは独自の判断で脅威を検出し対処可能

AIは大量のデータから異常なパターンや挙動を判断し、脅威を検出します。ハッカーやサイバー犯罪者が新しい手口で攻撃を仕掛けてきた場合でも、AIはこれらの攻撃パターンを学習していくことで、より効果的に対応できます。従来のセキュリティソフトウェアでは見逃されがちな脅威の発見が期待されているのです。

AIを使ったセキュリティも完璧ではない

しかしながら、AIを使ったセキュリティも完璧ではないので注意が必要です。時には、AIが誤って正当なユーザーや行動を危険と判断する「誤検出」という問題や、実際の脅威を見逃してしまう「漏えい」といった問題が起きてしまう可能性があります。誤検出や漏えいがあった際に修正する仕組みがあるかどうかの確認が必要です。

AIへの理解がAIセキュリティの鍵

AIは多くの利点を持っていますが、正しく使いこなすには十分な理解が必要です。機械学習などが使用されている場合は成果物の生成過程をよく確認する必要があります。
ほとんどのビジネス組織では、独自でAIを開発するのは難しいため、専門家が作成したAIシステムを使用することが多いかと思います。AIには企業の重要な情報を学習させる場合が多いので、AIがどのように情報を処理し、どのように意思決定を行うのかの理解が非常に重要です。

AIを活用するセキュリティ対策の具体例

セキュリティにAIを活用している場合、それぞれ異なるアプローチで対策を行います。どのAIセキュリティツールが最適かの選択は企業の形態や、守りたい情報の種類によって異なるため判断に迷うこともあるかもしれません。AIを活用した、セキュリティ対策について詳しく紹介していきます。

AI 活用セキュリティの種類

NGAV(Next Generation Anti-Virus):
NGAVはファイルを検分してマルウェアを発見します。分析の際に機械学習を使用しているため従来のセキュリティソフトよりも精度がよいです。

EDR(Endpoint Detection and Response):
PCやスマートフォンなどでのセキュリティを担当しています。主に電子機器が不審な行動を行っていないかを調べています。

WAF(Web Application Firewall):
ウェブアプリケーションなどでのセキュリティを担当します。
従来のWAFは情報通信の内容物を事務的に調査していました。しかし、機械学習などを利用してより難解な措置ができるようになりました。

AI 活用セキュリティの留意点

AIが意図した結果を出し、効果を生み出すためには、豊富なデータの学習が不可欠です。また、ただ単にデータを供給するだけでなく、どのデータが安全でどのデータは危険なのかを、AIに正確に教え込まなければなりません。AIが新しい情報を学ぶ際は、AIが正しい学習をしているか確認するため、AIシステムを構築した専門家との連携は密にしておくべきです。
AIシステムが過誤のある判断をした場合、即刻修正できるような運用フローを整備しておく必要もあります。

AIを悪用したサイバー攻撃と対策

高速で学習を繰り返すという特徴を持つAIに対抗できるのはAIだけである可能性が高いです。
害悪の恐れのある性質を持った人々はAIを使って、セキュリティシステムを突破する新しい手口の開発をしているのです。たとえば、AIを使用する攻撃者が、専門知識がなくてもシステムのぜい弱な点を発見可能になり、精巧な攻撃を行う恐れがあります。さらにAIは人間の行動を模倣可能なため、より検出が難しくなります。これまで技術的には可能であっても、時間やコストの面で断念されてきた攻撃手法も、AIを悪用することで簡単かつ迅速に実行できるケースが増えるでしょう。

まとめ

AIの出現によって、動く人間の映像や音声が簡単に作れるようになる技術や、AIを使う悪人たちの迷惑行為が新たに増えつつあります。悪意を持った人にAIが活用されてしまうことで、私たちの生活が危険にさらされるかもしれません。脅威を理解し、適切な知識と対策を身につける必要があるでしょう。情報セキュリティ意識を持ち、安全なデジタルの利用を心がけましょう。

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