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就活は何社受ける?選考数の平均とエントリー企業の選びかた

date2025年05月21日
就活は何社受ける?選考数の平均とエントリー企業の選びかた
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はじめに

  • 就活生の多くは、10~19社にエントリーしている
  • 企業を選ぶ際に重要なことは、自分の軸を意識すること
  • 選考数を増やす場合は、自身の『軸』がブレないよう注意しよう
  • 連続して落ちる場合は、リフレッシュや冷静になることが大事
  • 落ちたことを引きずるより、原因を探って次へ活かそう

就職活動を行う中で「何社受ければいいのか」と悩む学生は多く、エントリー数を多くするべきか絞るべきかと悩む人も少なくありません。就活では多くの選択肢をもつことが重要です。ただし、選択肢を増やしすぎると事前対策や選考対策との両立が難しくなるため、バランスを取ることが大切と言えるでしょう。
この記事では、就活では何社受けるべきか、エントリー企業の選び方についてご紹介します。

就活は何社くらい受けるべき?

就活で選考を受けるためには、まずエントリーを行う必要があります。多くの選考数をもつためには、エントリー時点から、選考に進めるようしっかりと対策を行うことが不可欠です。
2024年度や前年までの調査結果を見ても、学生の多くは10~19社にエントリーしており、平均は17社前後です。平均を参考にエントリー数を考えるなら、17社が目安と言えます。
また、内定獲得者はやや多めにエントリーしている傾向にある点も、覚えておくといいでしょう。

なお、エントリーはあくまで選考に参加する「権利」を得た状態であり、選考に進んでいる訳ではありません。エントリー後には、応募書類を提出したり、適性検査を受けたりする必要があります。企業によってはインターンシップへの参加が重要になることもありますので、エントリーしたら大丈夫、などと思い込まないよう気をつけましょう。

平均数はあくまでも目安!

エントリー数の平均をご紹介しましたが、平均数とは、あくまで目安です。平均に合わせなければいけない、などという決まりはありません。重要なことは、自身が事前準備や選考対策をしっかりと行える範囲でエントリー数を調整することです。対策が十分にできるのであれば、30社以上にエントリーをしても問題ありません。また、対策に自信が持てない場合もエントリー数を絞っても問題ないと言えます。
就活中は常に複数の選択肢をもっていることが大切ですので、ご自分の裁量に合わせてエントリーを行い、選考数の調整を図るといいでしょう。

エントリーする企業の選びかた

企業を選ぶ際、多くの企業の中からどうやって選べばいいかわからず、悩む人も多いのではないでしょうか。むやみにエントリーしても、選考で不利になる可能性があります。明確に意味をもった選びかたで企業を絞り込み、エントリーを行いましょう。
エントリー企業を絞り込むために必要なことを3点ご紹介します。

1.自身の『軸』をしっかり定めよう

エントリー企業を選ぶ際に重要なことは、自身の軸を意識することです。軸とは、働くにあたって大切にしたいことや、自身の価値観や目標を明確にするための指針となるものを指します。この軸は選考を進めるうえでも重要なものです。しっかりと自己分析を行い、自身と向き合うことが大切です。
自己分析で理解した自身の強みや興味から、得意なこと・好きなことをリストアップし、共通する要素や特徴を見つけると自分の軸が定めやすいでしょう。また、就活中の出会いなどから自分の考えが変わった場合は、柔軟に軸を見直してみましょう。軸を変える際には、その理由や根拠を明確にしておくことが重要です。

2.興味のある職種・業界から探してみよう

定めた軸をもとに、インターネットや四季報などを利用して、興味のある職種・業界を探してみましょう。この時、興味のある職種だけをピンポイントで探すのではなく、似た仕事内容の職種なども調べておくことがポイントです。自身の可能性や視野を広げるきっかけとなるでしょう。また、自分がどのような環境や役割に向いているかを考えながら探すことも大切です。

3.『軸』とマッチしているか確認しよう

興味のある職種・業界を見つけたら、自身の軸とマッチしているかどうか、あらためて確認しましょう。この確認で重要となるのは軸の優先順位です。
たとえば、あなたの譲れない軸が「地元で働く」または「首都圏で働きたい」であったとします。仕事内容が魅力的な企業をピックアップした中に、地方配属や転勤の可能性が高い企業があった場合、その企業はあなたの軸とマッチしていないと言えます。
あなたの軸の中で優先順位をつけ、どうしても譲れない軸とマッチしている企業を選ぶようにしましょう。

選考数を増やす際の注意点

エントリー数や選考数の平均や、年度別に見た傾向から、選考数を増やそうと検討する人も多いのではないでしょうか。
ここからは、選考数を増やすにあたって意識しておくべき点を3つご紹介します。

定めた『軸』をブレさせない

選考数は、むやみに増やしていい訳ではありません。エントリー時点から、自身の軸と合っているか、軸がブレていないか、しっかり確認しながら選ぶことが重要です。
就活では、自身の知っている企業以外にも興味をもち、視野を広げることが重要とされます。しかし、定めた軸と合わない企業に入社した場合、早期退職につながる可能性があります。「入社するかもしれない」という意識をもって、自身の軸と合った企業を選ぶとよいでしょう。

無理のない範囲にとどめよう

選考数を増やすためには、エントリー数を増やす必要があります。エントリー数が増えると、エントリーシートなど提出すべき書類も多くなります。同時に、企業研究もエントリー数に応じて行う必要がありますので、自分が無理なく対応できる範囲にとどめましょう。
もしも今の手持ちだけでも手一杯なのであれば、無理に増やす必要はありません。
手持ちを減らしたくないのであれば、サポートを行ってくれる就活エージェントなど、サポートを受けられるサービスを活用するのも良いでしょう一人で抱えて、思い悩みすぎないようにしましょう。

スケジュール管理はしっかり行おう

前述したように、選考数を増やすには、エントリー数そのものを増やす必要があります。
エントリー数を増やすと、応募書類以外にも、選考に進むためのスケジュール管理を見直す必要も出てきます。エントリーのタイミングやインターンシップ参加、選考試験や面接といった予定は、無理に詰め込むものではありません。無理に増やしても一つひとつ丁寧にこなすことが難しくなり、質も下がってしまいます。
選考数を増やす前に、増やすことでどれくらい忙しくなるのか、どの程度負担が増えるのかをあらかじめ確認し、スケジュールを見直すことが大切です。

もし何社も落ちてしまったら

選考に進んだとしても、すべての企業から内定をもらえるとは限りません。複数の企業を受ける中で、連続して不合格となることもあるでしょう。その際、選考数を増やすためには新たに応募する必要がありますが、焦りは禁物です。タイミングが悪いと、自身の軸とエントリー可能な企業が合わない可能性もあります。
連続で落ちるといった場合は、一度リフレッシュなどを挟み、自分を落ち着かせることが大切です。冷静にこれまでの就活を振り返り、落ちた原因は何かを探るといいでしょう。

準備や対策の方法を見直してみよう

選考数を増やすということは、その分の準備・対策が必要になります。しかし、一つひとつの企業にかける時間が足りず、十分な準備ができないまま進めてしまうと内容が雑になり、不合格の原因になりやすくなります。準備や対策が不十分でないかを見直してみましょう。
就活中は、疲れやストレスが溜まりやすく、その影響で集中力や丁寧さが欠けてしまい、さまざまなことが雑になりかねません。もしも過度な負担を感じている場合は、今一度見直しを行って、丁寧さや初心を大切に、就活に臨みましょう。

失敗を引きずって落ち込みすぎない

何社も立て続けに不合格になると、自信を失ったり、失敗したことを引きずってしまい、「自分が受かる企業はない」「アピールできることがない」とマイナス思考に陥ったりすることもあるでしょう。その状態で就活を続けていると、マイナス思考がふくらんで悪循環となり、さらなる失敗を引き起こす可能性があります。
内定をもらえないと自分を否定されたように感じるかもしれませんが、そういった企業とは相性が悪かっただけと考えるといいでしょう。その考えに至れないほど気持ちがふさいでいる場合は、思い切ってリフレッシュしてから就活を再開するのも一つの方法です。失敗を引きずったまま落ち込みすぎないよう、意識しておくことがベストです。

失敗の原因を反省しよう

前述したように、失敗を引きずらないことは大切ですが、反省しないこととは別物です。これまでの選考を振り返り、不合格の原因や足りなかった点、失敗したと感じた点を冷静に分析・特定することが重要です。企業研究が不十分であれば情報収集から研究をやり直し、自己分析が不十分であれば改めて分析し直すなど、特定した原因に合わせて反省と対処に取り組みましょう。
反省の際は、悪かった点だけでなく良かった点も振り返ることが大切です。特に、自己分析が不十分であった場合は、良かった点を振り返ることで自身の強みに気づけるため、改善につなげられるでしょう。

就活で重要な心構え

就活は、選考に進めばすぐに内定をもらえるとは限りません。内定を得るためにはそれなりの事前準備が必要です。しかし、念入りに準備をしていても不合格となる可能性もあります。その対策として数をこなす、という方法もありますが、ただ数をこなすだけでは内定にはつなげられません。
事前準備と選考対策をしっかりと行い、失敗や不合格から何が悪かったかを反省して、次につなげる気持ちが必要不可欠です。就活の心構えとしては、たとえ何社落ちたとしても最後まであきらめずに臨むことが重要だと言えるでしょう。

まとめ

就活で何社を受けるべきかといった悩みは、多くの就活生が抱えています。平均を目安に、エントリー数を増やすか減らすか悩む方も多いでしょう。ただ数を調整するのではなく、ご自身の興味があるものや、譲れない軸に合わせて企業を選ぶことがポイントです。また、スケジュール管理が可能な、ご自身に無理のない範囲で選考数を設定できれば、業界・企業研究もしっかりと行えるでしょう。

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