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「就活の軸」とは?具体的な見つけ方と例文10選

date2023年09月07日
「就活の軸」とは?具体的な見つけ方と例文10選
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はじめに

  • 「就活の軸」は、自分の価値観を明確にし、マッチした就職先を見つける指針
  • 企業はしっかりした「就活の軸」のある学生を評価する
  • 就活の軸を設定するメリットは自己理解、内定獲得の可能性アップ
  • 変化に合わせて柔軟に見なおす必要がある

しっかりとした就活の軸があれば、自分に合った企業や職種を見つけやすくなります。むしろ、就活の軸がなければ、就活の際に悩まされるかもしれません。

「就活の軸」とは何か?

 「就活の軸」とは、就職活動をする際に自分の価値観や目標を明確にするため指針となるものです。自分自身の就活の軸をしっかりともつことで、自分らしく納得のいく就職先を見つけられる確率が高まります。しかし、就活の軸を一度決めたとしても、就職活動を進める中で、新たな出会いなどから自分の考えが変わる場合もあるかもしれません。そのような時は柔軟に就活の軸を見直してみましょう。ただし、就活の軸を変える際には、その理由や根拠を明確にしましょう。

企業はなぜ「就活の軸」に注目するのか?

企業は就活の軸をもつ学生に対してメリットを感じます。なぜなら、自己分析をしっかりと行っていることが伝わり、自分の強みや弱みを理解しているという印象を与えられるからです。また、自分の就活の軸から企業や職種を志望すると、その企業や仕事に対する熱意に説得力が出ます。自分の就活の軸に基づいて志望動機を伝えられるので、自分の魅力を効果的にアピールできます。

「就活の軸」を定めるメリットと注意点

就活の軸を定めると自分が何を求めているのか自分自身を深く理解でき、企業選びを効率化できます。自分に合った企業や職種の絞り込みを就活の軸に沿って行うことでより素早く就職活動を行えるでしょう。明確な就活の軸を持っていると、面接官からの質問にも答えやすくなるため、内定獲得の可能性を高めることにもつながります。一方、就活の軸を定める際の注意点は、見なおす必要がある点です。就活の軸は、自分の経験や知識、感情などによって変化します。就活の軸は常に最新の状態に更新しておきましょう。

「就活の軸」を見つける方法

まずは自分の強みや興味を洗い出しましょう。自分が得意なことや好きなことをリストアップし、それらに共通する要素や特徴を探しましょう。次は、自分の価値観を明確にします。自分が大切にしたい事柄や将来のビジョンを考え、それに合致する仕事や業界を探します。その後、自分がどんな環境や役割に向いているかを考えましょう。自分の軸に沿った仕事や業界について、インターネットなどで調べてみます。実際に働いている人の声も参考にしましょう。自分の軸と希望する仕事や企業と合うかを考え、説得力のある具体的な内容を盛り込んで就活の軸を見つけます。

価値観と経験を通じて「就活の軸」を明確しよう!

就活の軸をより明確にするには、自分の価値観や経験を深く掘り下げる必要があります。価値観とは自分が何に充実するのか、経験は自分がこれまでに学んだことや挑戦したことなどです。価値観や経験から自分の強みや弱み、目標や夢などを明確にしましょう。明確になった目標や夢から、自分が就職活動で求める企業の特徴や職種の内容を具体的に決め、「就活の軸」を明確にすると、就職活動の効率化とモチベーションアップにつながります。

業界・職種別の「就活の軸」の例文一覧

業界・職種別に就活の軸の例文を紹介します。これらはあくまで参考として、就活の軸を決める際には自分の言葉で表現することを忘れないでください。

 IT業界(エンジニア職種)の例

IT業界(エンジニア職種)に就職希望する理由を説明します。まず、IT業界は急速に発展し、社会に大きな価値を創出しています。IT業界はコロナ禍においてもテレワークなどのニーズに応え、社会の変化に柔軟に対応できる強みをみせました。IT業界は社会の課題を解決し、人々の生活を豊かにする役割を果たしていると感じており、自分もその一員として活躍したいです。プログラミングは自分の思い描いたものを形にする最高の舞台だと感じています。私は仕事でもこのような感覚を味わいたいと思っております。

マーケティング業界(マーケター職種)の例

私は大学で経営学を専攻し、マーケティングの基礎知識や手法を学びました。また、インターンシップでマーケティングの魅力を体感し、その経験から、マーケティングは自分の興味や適性に合っていると確信しました。私は、マーケティング業界で自分の能力を発揮し、お客様に喜ばれる価値を創造したいと思っています。自分のアイデアや分析力を活かして、消費者のニーズに応える商品やサービスを提供したいです。

医療業界(医師職種)の例

私は、人の命や健康に関わる仕事に強い興味を持っています。高校時代から化学などの理科系科目が得意で、その興味を追求すべく大学では医学部に進学しました。医学の知識と技術を習得することで、患者さんの病気や苦痛を軽減し、その人々の生活を支えられると信じています。私は、変化に適切に対応しつつ、常に最新の知識や技術を学び続け、社会に貢献する医師として活躍することを志しています。

教育業界(教員職種)の例

教育業界で就職を希望する理由は、子どもたちの成長を支えることにやりがいを感じるからです。私は大学で教育学を専攻し、教育実習やボランティア活動を通して、教えることの楽しさや難しさを学びました。また、自分自身の学生時代においても、先生方の影響を大きく受けました。私はそんな先生方のようになりたいと思っています。私は教育業界で、子どもたちの個性や可能性を引き出し、社会に貢献できる人材を育てます。

クリエイティブ業界(デザイナー職種)の例

私は、自分の感性やアイデアを形にすることで、人々の生活や社会に貢献できる仕事をしたいです。デザインは、見た目だけでなく、使いやすさや機能性など、多くの要素を考慮して作られます。私はデザインに関する知識や技術を学びながら、自分の創造力を磨きたいです。
クリエイティブ業界で働くことは、私の夢であり、目標です。私は、この業界で活躍できる人材になるために、努力し続けたいと思っています。

販売業界(営業職種)の例

私が販売業界で就職したい理由は、自分の人間力を高められると考えているからです。販売業界では、お客様のニーズを把握し、最適な商品やサービスを提案することが求められます。コミュニケーション能力や説得力、交渉力などのスキルが必要です。販売業界では、自分の提案がお客様の満足度や売上に直結することも魅力的です。自分の努力が結果に反映されることで、やりがいやモチベーションを感じます。

ホテル・観光業界(ホテルスタッフ職種)の例

ホテル・観光業界で就職を希望する理由は、お客様に最高のサービスを提供することにやりがいを感じるからです。私は高校生の時に、家族旅行の際に泊まったホテルスタッフの方々の対応に感動しました。ホテルスタッフはお客様の旅行をより快適で楽しいものにする重要な役割を担っていると感じ、私もそんな素晴らしいホテルスタッフになりたいと強く思うようになりました。

農業業界(農業従事者職種)の例

私は農業従事者として、農業の現状や課題、将来性についても深く理解し、貢献していきたいと考えています。私は地域の人々や他の産業と連携し、地域の活性化や発展に寄与することを目指しています。また、消費者や子どもたちに農業の魅力や価値を伝えることも、私にとって大切な使命です。

人材コンサルティング業界(リクルーター職種)の例

人材コンサルティング業界(リクルーター職種)に興味を持った理由は、自分の経験やスキルを活かして、多くの人のキャリアをサポートしたいという想いからです。私は大学時代に、学生団体でメンバーの採用や育成を担当しました。メンバーの成長や活躍を見ることが、自分にとってやりがいにつながりました。この経験を活かして、私は自分の強みを活かしながら、人材コンサルティング業界で社会貢献したいです。

金融業界(銀行員職種)の例

私は大学で経済学を専攻し、経済や金融の仕組みを学びました。金融知識を身につけることは、自分自身の成長につながると考えています。私は新しいことに挑戦することが好きです。金融業界は日々変化する分野で、変化に対応するためには幅広い知識や柔軟な思考が必要だと思います。金融業界(銀行員職種)で働くことで、お客様のニーズに応えられるサービスや商品を提供できると信じています。お客様の立場に立って提案ができる銀行員になりたいです。

まとめ

就活の軸とは何か、どうやって見つけるか、どうやって伝えるかについて紹介しました。就活の軸は、自分の将来にとって重要な決断の基準となるだけでなく、企業側にも自分の魅力や適性をアピールする手法です。就活の軸をしっかりと持ち、自分に合った仕事を見つけましょう。

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