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転職のタイミングはいつが最適?年代別に解説(転職の流れと求人の多い時期もまるっと解決)

date2024年02月20日
転職のタイミングはいつが最適?年代別に解説(転職の流れと求人の多い時期もまるっと解決)
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はじめに

転職活動には、自身の年代や求人自体の多寡などにより、最適と言えるタイミングがあります。タイミングを間違えてしまうと、すんなりといくはずの転職活動に手間取ったり、本来希望していた業界・職種に就くことができなかったりしかねません。年代別の特徴、転職市場自体の活況度などを知り、また転職活動の流れを十分把握して、日頃から転職活動に備えましょう。

それぞれの転職のタイミング

それぞれの転職のタイミング

転職活動をするのに良いタイミングはいつのなのか?20代〜40代といった年代別、女性の場合の特徴、転職市場の状況など、押さえておくべきポイントをまとめてみました。


年代別では?

20代、30代、40代といった年代ごとに、市場のニーズ、求められる役割が変わってきます。自身がその期待に応えられる能力や技能、経験を持ち合わせているかどうかが、最も重視すべき点です。それではまずは、各年代までにどんな経験を積んでおいた方が、市場価値が高まり、転職先が数多くあるかという観点で見ていきましょう。

20代

いわゆる第二新卒として、社会人経験を幾年か積んで、ビジネスの基本は理解しているという段階での転職という位置付けになるでしょう。これからどんどん活躍してもらえそうな、伸び盛りの人材が求められます。経験よりも、なぜ転職を考えているのか、どんな理由で前の会社を辞めたかなどがポイントになってくるでしょう。キャリアアップなどポジティブな理由が望ましいところです。また、未経験からのチャレンジがまだまだ可能な年代でもあります。エンジニアへの転身などを考えている場合は、20代、それもできるだけ早いタイミングでの転職が望ましいでしょう。

30代

この年代になると、職種を大きく変えた、キャリアチェンジは難しくなります。採用する企業側は、入社後すぐに活躍してくれる即戦力としての人材を求めているからです。プロジェクトのリーダーやマネジメントの経験、また他の同世代が持ち合わせていないような経験や、難関資格などを保有していると、大きく年収アップを狙うことも可能でしょう。

40代

この年代では、何よりもこれまでの経歴がその評価を大きく分けてしまいます。マネジメント経験は、職種にもよりますが、まずは必須と考えておいて間違い無いでしょう。事業の立ち上げの経験やその成果などをアピールすることができると高いアドバンテージを得られるでしょう。以前は40歳を超えると、なかなか転職は難しいとされていましたが、年功序列制度の崩壊が叫ばれる昨今においては、その能力・経験次第で、まだまだ活躍の場はあると考えて良いでしょう。

女性の転職のタイミングは?

男女雇用機会均等法が何十年も前に施行され、共働きもごく普通になってきた今の時代においても、女性が転職するという場合においては、実際のところどうしても、女性特有の事情が介在してきます。結婚、妊娠、子育てなどがその際たるものになりますので、それぞれ、転職を見据えた場合のタイミングについて、ご案内したいと思います。

結婚と転職

結婚のタイミングは転職後か転職前どちらが良いでしょうか?内定をもらうことだけを考えれば、転職後の方が有利です。結婚している場合、企業の立場から考えると、いつ産休に入るか分からないため、せっかく採用した人材が、職場から早々に離脱してしまう可能性があるわけで、それをリスクとして捉えられてしまうと考えられるためです。なお、近い将来に結婚を考えている相手方がいる場合は、転職後も職場の同僚から歓迎され、周囲から祝福してもらえるよう、内定後にその旨を軽く伝えておくようにすると良いでしょう。

妊娠と転職

どちらを優先するかは、その人のライフプランや年齢にもよると思いますが、こちらも育児をしながらの転職の場合、どうしても選択肢は狭くなってしまいますので、転職を優先したいということであれば、転職後1、2年経ってからの妊娠が良いでしょう。なお、転職後すぐに妊娠してしまった場合、転職先の規定等で育休の取得ができない可能性もあります。また育児休業給付金の受給には、育休を取得する前の2年間において、12ヶ月以上の雇用保険被保険者期間が必要になります。前の会社をすでに退職しており、その後の転職活動期間が長い場合などに、この条件を満たさないケースも考えられますので注意しましょう。

子持ちで転職

小さなお子様を抱えている場合、熱を出したりなどちょっとしたことで、休みを取ったり、早退したりすることが往々に発生します。転職先の幅を広くもつという点で言えば、自身の年齢も加味する必要はありますが、ある程度手の掛からなくなったタイミングで転職する方が有利でしょう。また、育児をしながら働く女性が働きやすい会社を選択するのも良いでしょう。ただし、制度が整っているというだけで実際に機能していないケースもあります。実際に同じような立場で働いている方がいるかなど、実態をきちっと確認し、後悔のない転職につなげましょう。

転職市場では?

転職市場に視点をおいて、転職のタイミングとして良い時期を知っておくことも大切です。1年のなかで転職が活発な時期はなんと言っても夏と冬のボーナス後のタイミングです。理由は単純にみなボーナスを受け取ってから、次の職場に移りたいと考えているからです。

求人の多い時期は?

求人件数も同様に、夏冬のボーナスの時期にあたる6月と12月が多くなります。ただ、良い求人にはたくさんの応募者が集まりますので、レッドオーシャンなタイミングでもあります。ですので、求職活動自体は早め早めに行っておくようにしましょう。これはという求人があれば、ボーナスに固執することなく、転職してしまうのも悪く無いでしょう。

転職活動は主にどういう流れ?

転職活動は主にどういう流れ?

以下では、転職活動の主な流れについて説明します。事前にきちっと準備し、後悔のない転職を行えるように、また、職場にも迷惑がかからない、円満退社になるように、ひとつひとつ押さえておきましょう。

1準備

自分の行きたい企業や気になる業界の情報を集めましょう。具体的な求人の内容を確認するとともに、噂話もありますが、ネットなどに実際にその企業に勤めていた人の情報などがあれば目を通すのも良いでしょう。志望動機の記載や、面接に備え、企業研究もきちっと行いましょう。

2書類作成

履歴書や職務経歴書を作成します。一般的なフォーマットがありますので、それに準じて作成するのが無難です。転職回数が多い場合などにどのように記載すれば良いかなどの情報もありますので確認しましょう。

3応募

応募するに当たっては、どのように封筒へ書類を入れれば良いか等、基本的なマナーについては、以下のリンクを参考にしてみてください。封筒に書く企業名や自分の名前などは、履歴書・職務経歴書などと同様に、マイナスの印象を与えないよう、丁寧な字で書くように心掛けましょう。

4面接

まずは、自己分析をしっかりと行い、自分の強みやスキルを再確認しておきましょう。転職エージェントや支援会社などを利用して、自身の特長、市場価値を客観的に判断してもらう方法もあります。本番の面接前には、想定問答を考え、何度か練習することをお勧めします。実際の面接では、考えていなかったことを聞かれることもありますが、嘘はつかず、また決してネガティブな表現にならないよう応答するようにしましょう。

5内定

内定をもらったら、合意した条件と相違無いか再確認しましょう。問題がなければ、内定を受諾する旨を連絡、少しでも不明な点があれば、この段階できちっと確認しておきましょう。内定通知へ返信し、受諾する場合は最終的な入社日をいつにするか決めましょう。

6退職手続き

退職は直属の上司にまず伝えます。職位を飛ばして伝えたりしないよう気をつけましょう。遅くとも退職日の1ヶ月前に伝えるのが一般的なルールですが、社内規定や会社独自の慣習などがある場合があるので確認しましょう。人事部門へは組織を通じて伝えられますので、退職日を調整し確定したら、仕事の引継ぎを進めましょう。退職するといった情報は自然と広まってしまいます。特にお世話になった方などには、他者から耳に届く前に、自ら伝えるようにしましょう。

まとめ

転職を考えている場合は、自身の年齢やライフプランから、ベストなタイミングを考え、常日頃から準備を進めておきましょう。自己分析をしっかりと行い、自分の強みやスキルを洗い出し、自分の進みたい先に求められている人材か、何か足りないものはないか考えましょう。自身の市場価値を客観的に判断するのに、転職エージェントや支援会社に相談してみるのも肝要です。

最後のチェックポイント

  • 年代により求められるスキル/経験は異なる
  • 結婚/出産/育児などのライフプランもきちっと考慮
  • 転職市場が活性化する時期から逆算し、早め早めに活動
  • 転職活動から退職までの流れを押さえ、円満退社を心がける
  • 転職エージェントや支援会社を活用し、自身の市場価値を客観的に判断してもらうことも肝要

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