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キャリアアップとは?意味と類義語との違い・準備や選択肢から業種/職種別の方法まで

2021年07月27日
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はじめに

「キャリアアップ」と聞いて正しく説明できるでしょうか。

この記事ではキャリアアップを目指す人のために、キャリアアップに必要な準備や3つの選択肢、業種や職種別での方法を紹介します。

キャリアアップとは?

キャリアアップとは?

社会人として仕事をしていると「キャリアアップ」という言葉を耳にすることはないでしょうか。よく耳にする言葉ではありますが、正しい意味を理解できていない人もいるかもしれません。また「キャリアアップ」の類義語のように登場する、「スキルアップ」や「キャリアチェンジ」との違いについても知っておいて損はありません。

この記事では、キャリアアップについての理解を深められるよう、詳しく紹介します。

キャリアアップの意味を知ろう

「キャリアアップ」を直訳すると、「キャリア」は経歴や経験、「アップ」は高めるという意味があります。この2つの言葉を組み合わせた「キャリアアップ」とは、専門知識やスキルを向上させ、経歴を高めることです。

経験のある特定の業界や職種でより専門的な知識を身につけたり、より高度な職務経験を積んだりすることだと考えるといいでしょう。社内での昇進や昇給、契約社員から正社員へ雇用形態が変化するなども「キャリアアップ」といえるでしょう。

転職でも「キャリアアップ」のワードは登場します。今よりも更によい役職や肩書を得るために転職をすることも「キャリアアップ」と呼ばれています。

スキルアップとの違い

「キャリアアップ」の類義語のような扱いとして「スキルアップ」という言葉もあります。この2つの言葉には似たイメージがあるように感じるかもしれません。しかし根本的な違いがあることを覚えておきましょう。

キャリアとは経歴を表すための言葉です。かたやスキルとは技能や能力を表す言葉になります。つまりキャリアアップとは経歴を高めることで、スキルアップは技能や技術を高めることを意味すると考えればいいでしょう。

スキルアップがキャリアアップにつながることはあります。しかし、スキルを磨くだけではキャリアアップが成せない可能性もあるのです。

キャリアチェンジとの違い

「キャリアアップ」「スキルアップ」にくわえ、「キャリアチェンジ」という言葉も同義語のように聞いたことはないでしょうか。これら3つの言葉は、性質がまったく異なるにもかかわらず、混同されてしまいがちです。

キャリアチェンジの「チェンジ」とは、経歴を変えるという意味になります。今までの経験や経歴とは関係のない、未経験の業界や職種へ転職することを「キャリアチェンジ」といいます。

かみ砕いて説明をすると心機一転して未経験の業種・職種に挑戦することが「キャリアチェンジ」です。転職だけに限らず、現在勤めている企業内でも異職種へ異動をすれば、キャリアチェンジといえます。

キャリアアップの3つの準備

キャリアアップの3つの準備

キャリアアップをするためにはどのような準備が必要なのでしょう。準備を進めるために必要になると考えられる3つのキーワードは以下のとおりです。

  • 自己分析と現状の整理
  • キャリアプラン
  • スキルアップ

これら3つのキーワードを元に、これからキャリアアップするためにはどのような準備をおこなうべきか考えていきましょう。

まずは自己分析と現状の整理をしよう

キャリアアップするための準備として、まずは自己分析と現状の整理からはじめてみましょう。

今までの経歴やスキル実績を見なおすために、書き出してみることもオススメです。書き出した現状を1つずつ確認しながら、大切にしていきたいこと学んだり身についたりしたこと、現時点では弱い部分などを分析するといいでしょう。

自己分析や現状整理についてイメージが湧きにくいかもしれません。その場合は、今までの仕事でやりがいを感じたことや楽しめたことは何だったかについて振り返ってみましょう。書き出した中で目標に対して不足している部分は何かを1つずつ確認していけばいいのです。

これからのキャリアプランを考えよう

キャリアアップを目指すためには、最終的にご自身がどうなりたいかを事前に考える「キャリアプラン」が重要になります。まずはできるだけ具体的に考え、キャリアプランを作成しましょう。

キャリアプランを作成するコツは、以下の3つを書き出すことです。

  • 今できること
  • 将来したいこと
  • 目標を実現するためにすべきこと

これら3つから、最終的になりたい自分になるためのキャリアパスを描いていきます。最初に長期的なビジョンを経て、その後に中期目標、そして短期目標を決めていけば、やるべきことが明確になるでしょう。

目標に近づくスキルアップをしよう!

キャリアプランが明確になれば、次は目標に近づくためにスキルアップを目指しましょう。どのようなスキルや知識を身に付けていけばいいのかは、すでに短期目標に入っているのではないでしょうか?

ご自身が立てたキャリアプランを確認しながら、何から勉強していくか計画を立ててください。今のご自身に足りない知識を習得していくことで、目標に近づいていけるはずです。

キャリアアップをするために立てたキャリアプランのスキルアップを1つずつこなしていき、思い描く未来のご自身に近づいていきましょう。

キャリアアップの3つの選択肢

キャリアアップの3つの選択肢

キャリアアップを目指すにはどのような方法があるのでしょう。

  • 今の職場で頑張る
  • 同じ職種で転職する
  • 違う職種で転職する

キャリアアップをこれから目指したい人のために、これら3つの選択肢を紹介します。今の職場で頑張るのか転職をして頑張るのかなど、さまざまな面からメリット・デメリットを踏まえて紹介します。

今の職場で頑張る!

現職での環境がキャリアアップに暗雲をもたらすこともあります。希望している役職に空きが出ず、いつまでたっても現状維持のままになってしまう。上司や会社からキャリアアップに必要な正当な評価が受けられない。現職では目指すキャリアアップに必要な経験を積めるチャンスがないなどもあるようです。現職でこのような状況に置かれているのであれば、転職を視野にいれることもオススメします。

同じ職種で転職する

同じ職種で転職をする場合のメリットは、ご自身の望むキャリアアップがやりやすい環境を選びやすい点です。同業種の経験を活かした転職となれば、採用する側も即戦力として採用することとなるため、しっかりと取り組んできたことをアピールすることで待遇がアップする可能性も高いです。

デメリットは、たとえ経験者であっても社内の信用力が一度すべてリセットされてしまうところです。同業種で転職した場合、キャリアは活かせても社内実績はゼロになりますので、最初からスタートを切る形になると考えておきましょう。社内の人間関係や社内風土の理解などについて、一からやりなおしで新たに信頼関係を積んでいくこととなれば、社内評価を上げる時間が必要となる意味ではキャリアアップへの遠回りになる可能性も出てきます。

違う職種で転職する

現在とは異なる業界・職種で転職をするキャリアチェンジのメリットは、挑戦したい職種や新卒のときには就職できなかった業界で働ける点です。希望する職種や業界で働ければ、仕事へのモチベーションもアップすることでしょう。また、キャリアプランの描き直しも可能になります。転職をしてから新たなスキルや必要な資格を取得するなどすれば、過去の仕事環境では得られなかったキャリアアップへの道が拓ける可能性も出てきます。

業種/職種別キャリアアップ方法

業種/職種別キャリアアップ方法

ここからは、業種や職種別のキャリアアップ方法について紹介していきましょう。大きくわけて「事務職」「営業職」「エンジニア職」「その他の業種/職種」の4つをテーマに紹介していきます。「その他の業種/職種」についてはさらにイメージがしやすいよう、「看護師」「保育士」「建築業」の3つにスポットを当ててお話していきます。ご自身が希望するキャリアアップに近いものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

事務職の場合

事務職のキャリアアップを希望する人には、以下の2つがオススメです。

  • 事務職のまま他の会社への転職をおこなう
  • 違う職種で転職する

現在の職場でのキャリアアップもできないわけではありません。しかし、職場や担当している業務範囲にもよるためこの限りではありませんが、事務職の多くは単純作業の繰り返し業務が多くなります。そのため普段の業務をこなしているだけでは、なかなかキャリアアップをすることは難しいかもしれません。

事務+専門的なスキルを取得することで、異職種・異業種へのキャリアチェンジも可能です。「医療事務」「経理事務」などがわかりやすい例でしょう。

営業職の場合

営業職のキャリアアップの場合、自社内で管理職を目指すキャリアプランであれば社内でのキャリアアップも可能です。

もちろん同業他社や異業種・異業界への転職でもキャリアアップは望めます。同業他社への転職の場合、現職との待遇や職場の環境、くわえて個人に与えられる裁量が変化することで、よりいっそう営業として活躍できる可能性が広がります。扱う商品や内容が異なるだけでも成果が出せる可能性も出てくるかもしれません。

異業種への転職の場合は、いかに営業職でのスキルが活かせる環境を選ぶかが重要になります。商社や流通業界などの営業へのキャリアチャンジは、営業が主戦力になる会社が多いことから求人が豊富です。過去の営業マンとしての実績を活かせたり、クライアントごとに柔軟な対応ができたりするなど、仕事へのモチベーションアップにもつながります。

業務はまったく異なりますが、サービス業界などでもキャリアパスを描きやすくなるでしょう。営業職で身につけたコミュニケーションスキルや柔軟性、ヒアリング能力があれば、業界未経験であってもすぐに活躍できる可能性が高くなります。

ITエンジニア職の場合

ITエンジニア職の転職の場合、キャリアチェンジをするか、同じ業種で異なるエンジニア領域の業務に携わる方法を取るかが多くの場合でキャリアアップの道筋となります。

システムエンジニアやネットワークエンジニアといったITエンジニアのキャリアアップとしては、マネジメントかスペシャリストの2つのキャリアプランでキャリアアップを目指す例がほとんどです。もしくは過去の経験や現在のスキルなどを活かし、コンサルタントして業務改善や問題解決に携わることを目指す道もあります。

ただし最近ではIT技術の発展によりキャリアパスが多様化しているので新たなキャリアアップの道筋を辿ることができるケースも出てきています。

その他の業種/職種

事務職や営業職、エンジニア職以外のその他の業種・職種でのキャリアアップの方法も紹介していきましょう。

  • 看護師
  • 保育士
  • 建築業

ここではこれら3つの業種・職種をピックアップして、キャリアアップの方法についてお話していきます。

看護師の場合

看護師のキャリアアップには、同じ職場・職種でキャリアアップする方法がオススメです。現在の職場で勤続年数を重ね、その上で経験を積んでスキルアップする方法や、管理職を目指すことも可能です。医療の高度化や専門的な看護知識・看護技術が求められるので、資格取得をしてもいいでしょう。

まったく異なる業種・職種への転職を希望する場合は、看護師のスキルや経験が活かせる医療分野で転職を考えるといいでしょう。医療メーカーや医療コンサルティングなどが例としてあげられます。一般企業に転職すると収入が落ちる可能性もあります。しかし、看護師時代に培ったスキルや知識が活かせる分野で勝負すればキャリアアップも可能です。

保育士の場合

保育士はキャリアアップの機会が得にくいため、専門性や保育の質を向上させるための努力が必要です。そこでオススメなのが、2017年に厚生労働省が定めた「保育士等キャリアアップ研修」の利用です。過去の一般的な保育士のキャリアは、クラス担任から主任保育士へ、最終的には園長になる流れが主流でした。「保育士等キャリアアップ研修」ができたことで、若手や中堅保育士でもキャリアを積み上げやすくなったのです。研修や資格取得をしておけば、将来的にセカンドキャリアを視野に入れておくこともできるでしょう。

まったく異なる業種・職種への転職の場合は、サービス業や幼稚園の教諭・学童保育・ベビーシッターなどがあげられます。

建築業の場合

建築業界でのキャリアアップには資格取得が欠かせません。「建築施工管理技士」や「土木施工管理技士」、「建築士」や「測量士」の資格があれば、できる仕事の範囲が広がります。建設コンサルタント業務を目指す人には「RCCM(Registered Civil Engineering Consulting Manager)」などもオススメです。このような資格取得を希望する場合、国土交通省が作成した「建設キャリアアップシステム」を利用するといいでしょう。

同じ建設業界で異なる職種へのキャリアアップをおこなうケースや、建築の経験を活かして不動産開発業や土木・建築などの地方公務員を目指す人もいるようです。

まとめ

キャリアアップとは何か、スキルアップやキャリアチェンジなどとの違いについてもおわかりいただけたでしょうか。キャリアプランを達成するためにはさまざまな道筋が存在します。どのような道筋を進むかは、職種や業界、もっている資格や経験・実績などから判断するといいでしょう。転職をするのか現職で頑張るのか、やり方はさまざまです。ご自身にあったやり方で、目標達成に向けて頑張ってください。

最後のチェックポイント

  • キャリアアップとは専門知識やスキルを向上させ、経歴を高めること
  • なりたい自分の将来像を描くために自己分析と現状整理が重要
  • キャリアアップのために必要なキャリアプランやスキルアップを目指そう
  • 現職・同業転職・異業種転職の3つ選択肢がある
  • 職種や業界によってキャリアアップのやり方は異なる
  • 今までの実績やスキルが活かせる転職を考えよう
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