リクルート

ホワイト企業とは?主な特徴とホワイト企業を見分けるポイント

2021年07月27日
タグ:

はじめに

ホワイト企業は、働きやすいイメージを持つ人が多いです。しかし、何をもって働きやすいといえるのでしょうか。

本記事では、ホワイト企業の特徴と見分けるコツやポイントについてもふれています。自分が在籍する会社、転職予定や転職検討中の企業が、働きやすいホワイト企業であるか見極めたい方は、ぜひ参考にしてください。

ホワイト企業とは

ホワイト企業とは

ホワイト企業とは、ブラック企業の対義語として生まれた言葉です。ブラック企業は、給与が低い・残業が多いなどの法令違反企業を指します。では、ホワイト企業にはどのような特徴があるのでしょう。

  • 給与が高い
  • 残業が少ない
  • 福利厚生が手厚い
  • 有休を取得しやすい
  • 女性が活躍しやすい
  • 離職率が低い

上記のように、社員がより働きやすくなる環境作りに取り組む企業が、ホワイト企業といえます。なお、ホワイト企業は上場企業や大企業であるとは限りません。

ホワイト企業に共通している特徴とは?

ホワイト企業に共通している特徴とは?

ホワイト企業に共通している特徴について、詳しくみていきましょう。自分の勤める会社がホワイト企業なのか確認に役立ててください。また、今後転職する予定がある方も、検討している企業がホワイト企業であるか事前にチェックしてみましょう。

離職率が低い

ホワイト企業は離職率が低い傾向にあります。離職率が低いということは、多くの従業員が企業の体制に満足し、働きやすい環境があるといえます。

働きやすさに加えて、業界自体が安定している業種であることも重要な指標です。では離職率の低い企業にはどのような業種があるでしょうか。以下で業種と離職率をみていきましょう。

  • 建設業……9.2%
  • 複合サービス業……9.3%
  • 鉱業・採石業・砂利採取業……6.7%
  • 電気・ガス・熱供給・水道業……10.7%

一方で、離職率の高い業種には宿泊業・飲食サービス業があり、離職率は26.9%と高い業種もあります。業種が安定していると、比較的給与も高く仕事も安定しているという特徴があり、社員の満足度にも直結します。 離職率の低い、安定した業種であるかに注目しましょう。

厚生労働省|平成 30 年雇用動向調査結果の概況

オフィス環境が整理されている

ホワイト企業はオフィス環境を重要視しています。従業員自ら清掃を率先して行うだけでなく、定期的に清掃を外注して行うケースもあります。ホワイト企業は業績が安定しているため、衛生環境にも費用をかけられる場合があります。

清潔さだけでなく、ホワイト企業はオフィスの備品やデザインにも力を入れています。固定の席を設けないフリーアドレス型を導入したり、体に優しいデスクやチェアに買い替えたりするなど、新たなインスピレーションが生まれやすい環境への配慮があります。

整理されたオフィス環境は仕事に集中でき、業績アップにもつながるでしょう。オフィス環境の整理は清潔感を保つだけでなく、社員や企業にとって多くの恩恵があります。

福利厚生の充実

福利厚生には法定福利厚生と法定外福利厚生があります。法定福利厚生の内容は以下の通りです。

  • 健康保険
  • 介護保険
  • 厚生年金
  • 雇用保険
  • 労災保険

法定外福利厚生には以下の内容があげられます。

  • 住宅手当
  • 通勤手当
  • 健康診断補助
  • 社員食堂の利用
  • 育児手当
  • 資格取得費

法定外福利厚生は企業によって対応が大きくことなるため、充実度は大きく変わるでしょう。

住宅手当や通勤手当は家計の助けとなります。また社員食堂を利用できれば、昼食代やお弁当作りの時間を削減できるでしょう。社員はお金と時間に余裕が生まれるだけでなく健康管理にも役立つため、多くの社員にとって働きやすい環境となります。

法定福利厚生のみならず法定外福利厚生が充実していると、多くの社員は働きやすいと感じるでしょう。

残業が少ない、又はない

残業が少ない、または残業がない企業は、ホワイト企業の特徴です。「残業が少ない」と言われる基準は一般的に月に20時間以下といわれています。

残業ありきの仕事量を消化しなくてはならない状況は社員にとって大きな負担です。ホワイト企業では残業をしなくてもよいように業務配分を調整し仕事量を社員に配分する仕組みづくりができています。また、なるべく残業をしないように社員も工夫し、効率的に働くように意識し行動することを前提とした社内風土が醸成されています。こうした組織の管理上の仕組みと個人の日々の心がけにより仕事を抱えすぎず、余裕をもって業務に取り組むことができます。

残業をしない状況が当たり前であると、誰もが定時に帰りやすい環境となります。残業が少なければ、自分の時間を確保でき心身のリラックスにもつなげられます。その結果として精神的ストレスがたまりにくくなり、仕事に集中でき、より業績を上げられる好循環も期待できるでしょう。

サービス残業がない

残業をした際に、きちんと残業代を支払うことは当然のことといえます。月の残業時間が20時間以下であっても、サービス残業が発生するようですと、納得して働くのは難しいでしょう。

月20時間以下とはつまり、1日あたり1時間程度の残業となります。仕事をした分の給与が正当に支払われるかが重要です。実際に1時間以上残業をしているけれどタイムシード上でカウントされていないだけとなっていては残業時間が管理されている意味がありません。サービス残業がない企業は、ホワイト企業の特徴のひとつといえます。

有給休暇の取得率が高い

有給休暇とは、労働を免れていながら給与が発生する日を指します。有給休暇は法律で認められた権利であり、企業を問わず取得可能な休暇です。

しかし、有給休暇を取得しにくい企業があります。上司が取得していないから部下も取得できない。取得申請をしたら拒否されたなどは、ブラック企業の特徴のひとつです。また、与えられた仕事量が多く、有給休暇を取得する余裕がないケースも考えられます。

ホワイト企業は、有休休暇の取得率が高い傾向にあります。仕事量が安定しているだけでなく、従業員に対して企業が有給休暇の取得を促すなど、誰もが休みやすい環境になっています。

研修制度が整い、教育が充実している

ホワイト企業は研修制度が充実しています。新人研修を行うだけでなく、積極的に人材育成に取り組み、入社後も定期的に研修を行うなど、社員のスキルアップに努めます。

研修を行うには時間や予算の余裕がなくては行えません。しかし、研修をせず実務に送り出された社員は、混乱し業務に影響を及ぼすでしょう。また、指導役となる上司や先輩にとっても、知識のない新人に業務内容のみならず、ビジネスマナーなどを教えることは大きな負担となります。本来の業務にも影響が出る懸念も考えられます。教える側、教わる側にとって、研修制度が整っていることで、自分の業務や勉強に集中できるでしょう。

研修制度を行っている企業は、企業のホームページに研修内容を記載しています。社員に対しどのような研修をしているか、確認しましょう。

柔軟な労働環境

柔軟な労働環境には、テレワーク・時短勤務・フレックスなどがあげられます。社会情勢の変化や社員のライフステージの変化にも、企業は柔軟な対応が求められています。

育児や介護のために時短勤務ができる・社会の流れに応じてテレワークを導入した企業は、柔軟な労働環境を実現していると言ってよいでしょう。また、会社が柔軟な対応を可能とする体制を整えるだけでなく、社員同士も多様性を理解した柔軟な対応が求められます。時短勤務をすると同僚から冷たい目で見られるとなっては、働きやすいとは言えないでしょう。

評価制度が確立されている

仕事で成果を上げた時、適切に評価されればモチベーションアップにつながります。評価を受けた社員は会社に対する信頼がうまれ、離職率の低下にもつながります。

ここで与えられる評価は明確で公正でなくてはなりません。評価制度があったとしても、いつも決まった人ばかり評価され、その他の社員は頑張っても評価されない環境では無意味です。不公平にならないために、評価制度が確立されている必要があります。

評価制度に透明性があれば、社員は不満をためることなく業務に集中できます。成果を上げた分だけ評価されることで個人としても利益をえることができモチベーションの持続につながるでしょう。

女性も働きやすく活躍できる

女性が働きやすい企業はホワイト企業であるといえます。女性は結婚・出産・育児などライフステージが変わりやすいですが、働き続けたいと考えている人は多いです。ホワイト企業は、産休育休が取得しやすかったり託児所が併設されていたりと、女性が働きやすい環境が整えられています。

女性の役員や役職が多いのもホワイト企業の特徴です。女性が働きやすく離職が少ないことで、女性社員の人数が増え、女性役員の割合が自然と増えていきます。女性役員の人数は、厚生労働省の女性の活躍推進企業データベースで検索可能です。

厚生労働省|女性の活躍推進企業データベース

業績が良い・将来性がある

業績が良く資金に余裕のある企業は、社員に対して利益を還元できるためホワイト企業であることが多いです。

給与が良いだけでなく、法定外福利厚生の充実などは業績が良く余裕のある企業でなくては実現できません。長期間にわたって業績が良い企業であることは、ホワイト企業の条件のひとつといえます。また、今後も安定した業績を続けるための将来展望を持ち、戦略を実行し続けていける組織体制が築けていることが重要です。

コンプライアンスが守られている

コンプライアンスとは法令遵守の意味です。企業におけるコンプライアンスとは、規則や法律に則っとり、社会規範・倫理観・社内ルールなど、幅広い分野で企業の社会的責任を表すものです。

社内ルールは、企業が定めた就業規則のほか各企業が独自に定めたルールです。社内で起こりうる問題解決のため設けられたものもあり、問題解決に取り組むための教育をはじめ、企業と社員が共にルールを守ることで、コンプライアンスを守る一助になります。

問題が起きた際の解決方法がルールに則ったものであれば、社員は安心でき、働きやすいと感じるでしょう。ホワイト企業は目先の業績に囚われ問題を先延ばしにするのではなく、社員が働きやすくなるためにもコンプライアンスを守ります。

ホワイト企業を見分けるためには?

ホワイト企業を見分けるためには?

ホワイト企業に入社するためには、見分け方を知っておくと良いでしょう。入社を検討している企業を見極めるためには、いくつかのポイントがあります。間違えてブラック企業に入社しないよう、特徴を抑えておきましょう。

社員が生き生きと働いているか

ホワイト企業の社員は楽しそうに仕事をしています。コミュニケーションが活発に取られて活気があり、好循環が生まれやすいため全体的に明るく感じられるでしょう。ブラック企業の場合、愚痴や不満が多いため社員の表情は暗く、職場全体の雰囲気が悪いです。

職場の雰囲気は写真などでは判断しづらいものです。可能な限り会社に足を運び、直接確認した方が安心です。
興味のある職場には採用面接やカジュアル面談などを通じ雰囲気を確認するようにすると良いでしょう。

求人を頻繁にだしていないか

頻繁に求人を出す企業は、ホワイト企業でない可能性が高いです。業界や職種によっても異なる場合もありますが、同一業界で比較した場合ホワイト企業では離職率が低いため頻繁に求人を出さない傾向があります。

一方ブラック企業は離職率が高いため、頻繁に求人募集の必要があります。求人内容も、年齢や経歴を問わないケースも多いです。業績が好調でない・業務拡大していない状況であるにもかかわらず、頻繁に求人を見かける企業には注意しましょう。

ホワイト企業が求人を出すのは、就活シーズンや、業績好調で業務拡大時などが多いです。求人が出されているタイミングや詳細を見ると見分けられます。

深夜でも窓が明るくないか

ホワイト企業は残業が少ない反面、ブラック企業は残業が当たり前の職場環境です。一人ひとりが抱える仕事量が多いため、深夜までの残業が当たり前になっています。会社の外から見て、深夜でも明るい窓の場合はブラック企業の可能性が考えられるでしょう。

ホワイト企業は、残業が少なく深夜にまで仕事が及ぶケースは少ないです。常に窓が明るい企業には注意しましょう。

残業代・残業時間の基準を確認する

求人票を見る際には残業代についての記載を確認しましょう。求人票に総支給額しか記載されていない場合は、基本給に残業代を含めた金額が記載されている可能性があります。

残業時間の確認も重要です。求人票の「平均残業時間」でわかります。あくまで会社全体の平均残業時間であり、部署によって増減はあるものの参考にできるでしょう。

固定残業代の項目も参考になります。固定残業代として設定されている時間が、企業が想定する残業時間であるケースが多いからです。

上記の情報を明確に提示していない企業は、ブラック企業の可能性があります。ホワイト企業は、環境や待遇についての情報をあいまいにはしません。

離職率・継続年数のデータを公開しているか

ホワイト企業は離職率が低いため、勤続年数が長い傾向があります。離職率や勤続年数のデータは、企業のホームページなどで確認可能です。離職率が低く勤続年数が長いとのデータは、ホワイト企業である証です。本来はアピールしたいデータであるため、ホワイト企業の多くは公表しています。しかし、ブラック企業の場合は離職率が高く、勤続年数も短いので、これらのデータを公開していません。

離職率や勤続年数のデータを公開しているかで、ホワイト企業を見極められます。企業のホームページや採用サイトなどを確認し、ホワイト企業を見分けましょう。

まとめ

ホワイト企業は、給与が良い・残業が少ないなど、心身へのストレスが少なく社員が働きやすい環境の企業です。上場企業や大企業であるとは限りません。中小企業にもホワイト企業は多く存在します。

ホワイト企業とは、どんな理念を持ち、何を大切にして営業活動を行う企業かで見極められます。企業の名前にとらわれることなくホワイト企業を見分ける必要があります。本記事で解説した見分け方を活用し、ホワイト企業かどうか見極めるのにお役立てください。

最後のチェックポイント

  • ホワイト企業とは社員が働きやすい会社を指す
  • ホワイト企業=上場企業・大企業ではない
  • 離職率が低い・残業が少ない企業はホワイト企業である可能性が高い
  • 女性が活躍できる企業はホワイト企業
  • ホワイト企業を見分けるために採用面接カジュアル面談を活用する
  • 公開されているデータを把握してブラック企業を避ける
update2025
何が起こるかわからない。
あらゆる予測は覆る。
私たちはそれを思い知った。
じゃあこれからどう生きるか。
セラクは、チャレンジを選ぶ。
まず見据えるのは5年後。
見えないからこそ、
自ら突き進む強さを。
読めないからこそ、
荒波を超える柔軟さを。
未来を変えられるのは
今の自分だけだから。
2025年を、アップデートしよう。
ここから。