はじめに

外資系企業への就職を希望している新卒の方や、また新たに外資系企業へ転職される方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、外資系企業の面接の流れやどのようなことに気を付けて面接に挑めばいいのか徹底的に解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

外資系企業と日本企業の面接の違いとは？

外資系企業と日本企業の面接は、基本的に似ています。どのようなポイントが似ているのか順に見ていきましょう。

面接の流れは日本企業と似ている

外資系企業と日本企業の面接の基本的な流れは、似ています。志望動機や自己アピールしたのち、面接官の質問に答えるという流れです。ただし、日本企業より面接回数が多く少なくとも2回、多いと5回程度の面接を実施します。
少し違う特徴があるとすれば、面接官から握手を求められる場合もあります。握手をするときは、相手の目を見てアイコンタクトを取りながら握手をしましょう。とっさに対応できるように、面接練習でも忘れず練習しておくと、いざというとき安心です。

英語面接は企業によって変わる

外資系企業といっても面接がすべて英語だとは限りません。日本語を使用する企業は面接も日本語で行います。英語を扱う職業や外国の方が多い社内の場合、高い英語力を求められる可能性がありますので面接も英語で行う場合があります。応募した企業の面接案内をよく確認しておきましょう。

外資系企業で求められる英語力は？

外資系企業ではどのくらいの英語力が求められるのでしょうか。現在の自分の英語力と比べながら見ていきましょう。

ビジネス以上の英語力が理想的

外資系企業の中でも、社員のほとんどが日本人という場合には、英語を求められることは少ないです。 ただし、顧客が外国の方や海外で勤務する場合には社内に外国人が多く、メールや会議で英語を頻繁に使用するため高い英語力が求められます。外資系企業で業務に支障がない英語力はTOEICスコア700点以上です。

外資系企業へ就職するためには英語力は上げて損はありません。「TOEICの基本情報｜試験日程から当日の過ごし方まで」で詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてチェックしましょう。

外資系企業の面接でよく聞かれる質問は？

外資系企業でも、日本企業と面接で聞かれる質問内容の大きな違いはありませんが、以下の質問はどの企業でも聞かれるので、すぐに応えられるように準備しておきましょう。

「面接対策完全マニュアル」 では面接までに押さえておきたいことやよくある質問まですべて網羅した記事になっています。こちらもあわせてチェックしておきましょう。

自己アピール

自己アピールは、必ずどの面接でも聞かれる内容です。しっかりと自分を応募企業にアピールできるように準備をしておくと自信を持って面接に挑めるでしょう。自己アピールは、自己分析をしておくとスムーズに答えられます。業務に結びつくように自分をアピールできると尚よいです。英語でも答えられるようにしておくと安心でしょう。

「内定につながる自己分析のやり方。誰でも無料で簡単にできる効率的方法」 で詳しくご紹介していますので、あわせてチェックしておきましょう。

志望動機

応募する企業がどのような企業理念を持って活動しているのか、そして業務内容をしっかり事前調査しているアピールをしましょう。そして自分がどのように活躍できるかを伝えられたら、面接官にも好印象間違いなしでしょう。こちらも英語でも答えられるようにしておくと安心です。

「企業研究のやり方（就職・転職活動での具体的な方法、どこまで？意味ない？の疑問に答えます）」 で詳しくご紹介していますので、あわせてチェックしておきましょう。

外資系企業の面接でのNG言動は？

外資系企業の面接でのNG言動はどのようなものがあるのでしょうか。事前にNG言動を把握して面接に挑みましょう。

自己アピールができない

応募する企業の面接官に自分を知ってもらうためには、自己アピールは不可欠です。業務に結びつく趣味や特技を盛り込み、自分を最大限アピールしましょう。上記で解説した自己分析を行うと、自分の強みを発見できる手がかりとなるでしょう。

笑顔が少ない、目を見て話せない

緊張から表情が硬くなりがちですが、相手の目を見て笑顔で受け答えすることを意識して面接に挑みましょう。笑顔が少なく目を見て話せないと、コミュニケーション能力が低いとみなされ、面接官からの印象を下げてしまう恐れがあります。練習のときから表情も意識しておくことをオススメします。

「面接で緊張しない方法を伝授」 でも詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみて下さい。

解答の丸暗記を思わせる話し方

想定問答の丸暗記はばれる可能性が高く、丸暗記は感情も入らないため意欲が伝わりません。想定外に深くまで面接官から回答に対して聞かれた場合、丸暗記だとうまく答えられない可能性があります。丸暗記ではなく、重要な個所だけポイントを押さえておくとよいでしょう。

控えめな話し方

面接での謙遜は自信がないとみなされてしまいます。特に外資系企業の面接においては堂々と自信を持ってアピールしましょう。また、どんな素晴らしい解答内容も面接官に伝わらなければ意味がありません。ハキハキと話せるように話し方にも気を付けて事前に練習しておくと安心です。

外資系企業の面接官が見ているポイント

外資系の面接官はどのようなポイントを見て合否を決めているのでしょうか、ポイントを押さえておきましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、他の社員と円滑に業務を進めるために必要な能力です。外資系企業ともなると英語でのやり取りを行う場面もありますので、外国の方と英語でしっかりとコミュニケーションも取れるのかという所もチェックされています。英語力に自信がないからとぼそぼそと話したり、下を向いていたりするとコミュニケーション能力に難ありと判断される可能性が高いので注意が必要です。

セルフマネジメント能力

体調管理などもセルフマネジメント能力にあたります。また、時間の管理や仕事に対するモチベーション維持などもセルフマネジメントです。この能力が低いと、納期までに業務が仕上がらないなど、業務の進行に大きな影響を及ぼす可能性があります。面接官は、質問の回答や面接への姿勢を見てチェックしていますので、面接中は態度に気を付けて挑みましょう。

協調性

仕事は1人で進めるものではなく、場合によっては何百人といったように、もっと多くの人々と一緒に仕事を進めていくことになります。しかし、1人ひとりの価値観や考え方は異なるため、同じゴールを目指していたとしても意見がぶつかり合うことも多々あります。いかに、周囲の人々とうまく協調性を持って業務を進められるのか、質問の回答などを通して面接官はチェックしています。

まとめ

外資系企業の面接対策はしっかりとご理解できたでしょうか。面接は、限られた短い時間の中で自分をいかにアピールできるかがポイントです。ご紹介したNG言動は避けて、自己分析と企業研究をしっかりと行い、面接では自己アピールや志望動機を絶対にここで働きたいという熱意を持って伝えましょう。