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面接での長所短所の答え方は?職種別で例文を解説

date2023年09月05日
面接での長所短所の答え方は?職種別で例文を解説
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はじめに

  • 長所・短所の質問で「社風や業務内容にマッチするか」をみている
  • 「自己分析ができている人材かどうか」もみられている
  • 長所・短所が「ない」「わからない」は避ける
  • 話すときは「結論、エピソード、今後の展望」の順に答える
  • 長所は仕事に生かせる内容を選んでアピールする
  • 短所は改善方法とともに伝える
  • 職種別に長所・短所を用意しておくのもひとつの手である

面接で長所・短所を質問する理由は?

面接では面接官からさまざまな質問をされますが、その中でも「あなたの長所・短所は何ですか?」という質問は、もはや定番と言ってもよいでしょう。しかし、長所や短所をありのままに答えればよいという訳ではありません。なぜなら、面接官には「自己分析の能力がある人材かどうか」や「企業の社風や業務内容にマッチするか」を判断する材料にしたいというねらいがあるからです。

面接官に自分のことを正確に伝えつつも、よい印象を持ってもらえる答え方について知りたい方も多いのではないでしょうか。今回は、面接で長所や短所について聞かれた際の答え方について解説します。

自己PRと長所の違いをおさえよう

自己PRと長所は似ているようで違います。自己PRは、自分の強みを企業に知ってもらい、その強みが企業にとって有益であると売り込むことです。そのため、自己PRでは「志望者のもつ強み=応募企業の求める強みである」とアピールする必要があります。つまり、応募する企業によって自己PRの内容を変えていかなければなりません。一方、長所は「自分が思う自身の強み」です。企業によって回答を変える必要はありませんが、自己分析をおこない、しっかりとした根拠や過去のエピソードに基づいて説得力のある内容を答えられると高評価が得られます。

面接での長所・短所の伝え方

面接の場で自分の長所を答えるのはなんだか気が引けるという方もいらっしゃるでしょう。しかし、この質問は自身の個性を知ってもらえるチャンスです。長所・短所が「わからない」や「とくにありません」と言ってしまうのはもったいないでしょう。

また、長所をただ回答するだけでは個人の魅力が伝わりません。この回答に至った具体的なエピソードもいっしょに説明しましょう。周囲から高く評価されたことを実際のエピソードで伝えると、説得力のあるアピールができるでしょう。

短所について聞かれたときも、はぐらかさずにしっかりと答えましょう。ただし、短所を伝えるだけではマイナス評価になるため、短所をカバーするためのフォローも伝えることが重要です。短所を改善するために日頃から努力していることや、意識していることを補足しましょう。

話し方を工夫しよう

長所、短所ともに次の順番で伝えるとよいでしょう。

  • (1) 結論

    最初に「自分のどういうところが長所/短所だと思っているのか」を簡潔に答えます。

  • (2) エピソード

    次に「今までどのような場面で長所/短所だと感じたことがあるのか」を具体的なエピソードで伝えます。

  • (3) 今後どのようにするか

    (2)まででも問題ありませんが、今後どのようにするつもりかを述べると、相手に「仕事への強い意欲」を伝えることができます。

  • ※長所を今後どのように活かすかという展望を伝える

    ※短所を改善するために取り組んでいる内容を伝える

具体的には次のような話し方になるでしょう。

回答例

私の長所は〇〇です。(結論)

それは過去△△というようなことがあったからです。(エピソード)

この長所を仕事の□□に活かし、御社で活躍したいと考えています。(今後どのようにするか)

長所・短所を伝えるときのポイント

そのほか、長所・短所を伝えるときに気を付けるとよい点を挙げます。

  • 長所・短所はそれぞれ1つに絞る
  • 長所・短所が「ない」「わからない」はNG
  • ネガティブな表現は避ける
  • 長所は仕事に生かせる内容を選んでアピールする
  • 短所は改善方法とともに伝える
  • ポジティブに言い換えることができる短所を選ぶのもよい

よく使われる長所一覧(例文付き解説)

よく使われる長所と、その伝え方を紹介します。ここでは面接でよく使われる長所一覧を確認していきましょう。

  • 真面目(まじめ)
  • 責任感がある
  • 協調性がある
  • コミュニケーション力がある
  • ポジティブ
  • 負けず嫌い
  • 集中力がある
  • 素直
  • 忍耐力がある
  • 明るい
  • 気配りができる

上記の長所一覧を元に、適切な伝え方と例文を紹介します。

真面目

「自分は真面目だ」と伝えるだけでは味気ないので、どう真面目なのか具体例を交えながら説明しましょう。

回答例

私の長所は、何事にも真面目に取り組むことです。地道な作業だとしても手を抜かず、よい結果が得られるように全力を尽くすように心がけています。

アルバイトで販促用ポップの作成を任されたことがあります。私は、このポップが売り上げを伸ばすきっかけになると思い、周囲の意見も取り入れながら思わず手に取りたくなるように紹介文を考えました。イラストも活用イメージが沸くものにできるよう努めました。

コツコツと真面目に目の前のことに取り組めます。

責任感がある

ただ単に責任感があると言ってもまったく説得力がありません。相手が納得できるようなエピソードを交えて伝えましょう。

回答例

私の長所は、困難に直面しても決して投げ出さずにやり遂げることです。

学生時代のアルバイトでバイトリーダーに抜擢された経験があります。他のアルバイトスタッフをまとめるために、ときには嫌われ役を買って出なければなりませんでしたが、店舗スタッフのさらなる団結のためと考えるとモチベーションが上がり、最後まで責務を全うしました。そのかいもあり、スタッフ同士は強い信頼関係を築くことができました。

この長所を活かし、難しい仕事を任されたとしてもやり抜けることができると考えています。

協調性がある

協調性があるというのは、単に自分の意見を言わずに相手に合わせることではなく、さまざまな人とコミュニケーションを重ねて、同じ目標に向かって協力することです。そのような具体的なエピソードがあるとよいでしょう。

回答例

私の長所は、チームワークを大切にするところです。

大学の授業でグループワークをした時、チームメンバーがどのような意見を持っているか、どうしたいかなどを聞き出し、それに対して自分はどうすればよいかを考えて行動していました。私が率先してチームメンバーの意見もしっかりと聞いてまとめることで円滑なコミュニケーションが取れ、グループでのプレゼンでは成功を収めることができました。

入社した暁にもチームが円滑に動けるように動きたいと考えています。

コミュニケーション力がある

コミュニケーション力があることを伝えるには具体的な話をする必要があります。必ずしも「コミュニケーション力がある」という言葉は使わなくても、しっかりと伝えることが可能です。

回答例

私は、わかりやすい言葉を使って物事を伝えることを得意としています。

アルバイトでお客様に商品の説明をする時に専門用語などを使うと、相手がわかりにくく感じてしまいます、専門用語を使わず、かみくだいた表現で伝えることを意識していました。お客様からは、「わかりやすい説明で助かります」という感想をいただきました。

この長所を活かし、お客様への営業も成功させたいです。

ポジティブ

ポジティブであることは、ありのままで伝えてもよいでしょう。ポジティブに捉えるようになったきっかけとなる具体的なエピソードがあればなおよいです。

回答例

私の長所は、常にポジティブに物事を捉えることができるところです。

昔は失敗をしたりするとよく落ち込んでいたのですが、落ち込んでいるだけでは何も変わらないと感じ、何事もポジティブに物事を捉えていこうと考えるようになりました。

ポジティブに考えるようになってからは、失敗するようなことがあっても「次、同じ失敗をしないためにも今のうちに失敗をしていてよかった」とすぐに気持ちを切り替え、失敗をしないための対策を練ることができるようになりました。

負けず嫌い

単に負けず嫌いというだけでは何も伝わりません。負けず嫌いなところが発揮されたエピソードを盛り込むことが重要です。

回答例

私の長所は、負けず嫌いなところです。

学生時代の部活動でサッカーをしていましたが、とにかく試合に負けるのが悔しくてたまらなかったです。そこで、私が試合ごとにデータを集め、チームの課題を可視化しました。そして課題をチームで共有し、クリアするために練習を重ねました結果、県大会の決勝まで勝ち上がることができました。

負けず嫌いなところを仕事でも発揮し、粘り強く課題に取り組むつもりです。

集中力がある

こちらもどういう風に集中力があるのかというエピソードを元にアピールしましょう。物事に集中していたことがきっかけで、自分がスキルアップした経験を話すとさらによいです。

回答例

私の長所は、集中力があるところです。

学生時代のアルバイトで品出しをしていると、手際の良さや正確さを見た社員の方から「集中力がある」と評価されたこともあります。目の前の仕事に集中しつつも、忘れてはいけないことはすぐにメモをし、周囲に気を配ることを意識しました。結果として社員の方からもさらに評価され、自分のスキルアップも実感できました。

今後も集中して仕事に取組み、早期のスキルアップを目指しています。

素直

素直というのは、自分の課題に気づく力があるという風に言い換えた方が伝わりやすいです。

回答例

私の長所は、自分や周りが抱える課題に素直に目を向けて改善していくところです。

高校時代、サッカー部のキャプテンを任された時、最初はチームにまとまりがないことに不満を感じましたが、「キャプテンである自分に問題があるのかもしれない」と考えました。そこで部員に練習の目的や意義を丁寧に伝えるようにした結果、目的に向かってチームがまとまり、試合での勝率も挙げることができました。

今後壁にぶつかっても、このようにひたむきに課題へ取り組んでいきたいです。

忍耐力がある

辛い状況をただ我慢し続けただけというエピソードでは弱いです。辛い状況を耐え続けて何かを成し遂げたという一連のエピソードを紹介するとよいでしょう。

回答例

私の長所は、忍耐力があるところです。

大学時代、ゼミで古代文明についての研究に取り組みました。あまり前例のない研究でしたので、情報も少なく、なかなか思うようにいきませんでした。しかし、そこで挫折せず、海外の研究資料を翻訳するなど、粘り強く情報を集めました。その結果完成した論文が学内で表彰され、非常にうれしく思ったのを覚えています。

このように私には、困難な課題にも地道に取り組み続ける力があります。

明るい

明るい性格のおかげでプラスになった出来事を積極的に紹介してみるとよいでしょう。具体例があると説得力が高いです。

回答例

私の長所は、明るい性格です。

学生時代から明るい性格だったので、同級生とはすぐに打ち解けることができました。さらに、学業はもちろん部活動にも懸命に取り組んでいました。私は、誰に対しても、明るく嫌みのない公平な対応を心がけています。明るい性格であるがゆえに、周囲の人々と円滑なコミュニケーションを取ることが可能になっていました。

仕事でも同様に周りと打ち解け、チームの仲間とコミュニケーションをとっていきたいです。

気配りができる

どのように気配りができるのかを具体的に話しましょう。他の長所と同じように、過去のエピソードがあれば紹介しましょう。

回答例

私の長所は、周囲の状況を確認して行動できることです。

私は学生時代に、野球部のマネージャーをしていました。一人ひとりの動きをチェックし、水分を取っていない選手にはドリンクを渡すなど、常に部員の体調管理に気を配りました。その結果、体調を崩す選手が減り、ベストメンバーで常に戦えたことにより勝率が上がったのです。部員に感謝され、やりがいを感じました。

仕事においてもチーム内の細かいことまで確認し、メンバーの助けになりたいです。

よくある短所一覧(例文付き解説)

次は、面接でよく使われる短所一覧を確認しましょう。

  • 心配性
  • 優柔不断
  • せっかち
  • 緊張しやすい
  • 人見知り
  • マイペース
  • 慎重
  • 頑固

上記の短所一覧を元に、それぞれの適切な伝え方と例文を紹介します。

心配性

心配性を短所とするなら、「どういった場面で心配をしてしまうのか」と原因を明らかにして、仕事をするうえでその心配がマイナスにならないように心がけていることを伝えましょう。

回答例

私の短所は、心配性なところです。とくにはじめての仕事に取り組む際は、自分が納得できるまで準備や確認をしてからでないと行動に移せないことがあります。

そのため、常に早めの準備をし、実際に仕事に着手するのに遅れないように心がけています。

優柔不断

優柔不断を言い換えると、「さまざまな考えを巡らせ、十分に吟味してから決断することができる」とも言えます。その点を考慮して、相手がプラスに捉えられるように伝え方を考えましょう。ストレートに優柔不断と言ってしまうと、ネガティブなイメージが先行してしまうので、下記のように言い方を変えてみてもよいでしょう。

回答例

私の短所は、物事を判断するのに時間をかけてしまうところです。

そのため、早い判断を求められる時は、少しでも早く正しい判断ができるように、情報収集に力を入れ、メリット・デメリットを素早く見つけて頭の中で整理する癖を付けようとしています。

反対に、熟考すべき事柄にはしっかりと時間をかけて慎重に判断するように心がけています。

せっかち

せっかちなのは、早く行動しないと気が済まないタイプか、やるべきことが多くスピード優先で行動せざるを得ないタイプかに分かれます。どちらにせよ、自分がせっかちになる原因を把握して、改善に努めていればマイナスな評価をされることもないでしょう。せっかちが原因となった失敗談と、失敗から学んだ改善方法を交えて話すと説得力が増します。

回答例

私の短所は、せっかちなところです。行動を急いでしまった結果、ささいなミスをしてしまうことがありました。

しかし、このミスをきっかけに、スピードを重視しながらもミスがないかの最終確認を必ずおこなうよう心がけるようになったのです。その結果、スピードを落とさないままミスの数を減らすことができました。

緊張しやすい

緊張することは誰しもあることです。緊張してしまうことを自覚し、どのように改善しようとしているかを伝えることができれば問題ありません。

回答例

私の短所は、緊張しやすいところです。

恥ずかしながら、今も緊張してうまく話せているか不安を感じています。緊張しやすいのは、これまであまり人前で自分の意見などを話す機会を作らなかったことに原因があると思いました。

そこで、就職活動についての状況を共有する意見交流会を定期的に開くなど、自分の意見を発信する機会を積極的に作り、緊張しやすい自分の性格を改善していこうと努めています。

人見知り

人見知りをしてしまうことをただ伝えるだけでは、コミュニケーション能力の低い人間だという印象を与えてしまいます。人見知りをどのように改善していくかを伝えることが非常に重要です。こちらも具体的なエピソードを交えて話すとよいでしょう。

回答例

私の短所は、人見知りをしてしまうところです。

初対面の相手だと緊張してしまい、なかなかうまく話すことができません。学生時代もうまく話すことができずに、なかなか友達ができませんでした。

しかし、思い切って自分が人見知りであることを相談してみると、相手はまったくそのような印象は受けておらず、驚かれました。それ以降、私は自分が人見知りであることを気にしないように、リラックスして人と話すように心がけています。

マイペース

マイペースは、自分の考えを持って自分から行動できるという強みに言い換えることができます。営業職のような、個人が力を発揮する職場であれば長所として取り上げてもよいかもしれません。しかし、チームでプロジェクトを進めるような職種の場合は、注意が必要です。

回答例

私の短所は、マイペースになりがちなところです。

チームで作業をするような時は、自分がマイペースであると自覚し、他のメンバーと意思疎通を図り、日頃から話しをしやすい関係を築き、進捗などの状況をこまめに把握するように注意しています。

慎重

慎重を短所として伝える場合も、慎重をフォローするための行動や、短所を改善するために取り組んでいることなどをしっかりと伝えましょう。

回答例

私の短所は、慎重になりすぎてしまうところです。

慎重がゆえに作業に時間がかかることもありますが、その分丁寧かつ正確に物事に取り組む姿勢を貫いています。しかし、このままでは効率的ではないので、丁寧さと正確さは保ったまま、作業スピードを上げる訓練をしています。

頑固

頑固な人は「こだわりやポリシーを持って物事に取り組める」と言い換えることができます。ただし、自分の考えを押し通して強制させるというのは、チームワークを乱してしまいます。頑固な一面を改善するためにどう努めているかを伝えましょう。

回答例

私の短所は、頑固なところです。他人の意見に納得できないと、つい自分の意見を主張してしまいます。

しかし、チームで作業をしている時に同僚から「もう少し他の人の意見にも耳を傾けてほしい」と言われてから、その人の立場から成る意見があることを理解したのです。意見をしっかり聞き、他の人がどのような考えを持っているのか理解した上で、よりよい方法をチームで一緒に見つける意識を持って業務を行うよう心がけています。

場合別!面接で長所・短所を伝える際の注意点

ここからは、状況や希望職種別に長所・短所の伝え方に関する注意点を紹介していきます。長所をただ伝えるだけでなく、仕事にどう生かすかもしっかり伝えるのがポイントです。自分の状況や希望職種に合った注意点を覚えておいてください。

新卒での就活・就職の場合

自己分析をする力があるかを見極めるために、長所や短所を聞かれます。事前に準備をしておき、「ない」や「わからない」という答えはしないようにしましょう。自己分析をする際は、自分が過去に経験したエピソードを書き出し、そのエピソードで困難だと感じたことを抽出してみましょう。困難をどのようにして乗り越えようとしたのかを掘り下げると、長所へと結びつけることができます。

転職の場合

中途採用や再就職を目指している人は、新卒の学生のような答え方だとマイナスの評価を受けてしまいます。ある程度の社会経験がある人材なので、その経験を踏まえた回答を準備しましょう。たとえば、前職で取り組んでいたことや、達成したことなどをエピソードに盛り込むとよいでしょう。

アルバイト・パート面接の場合

アルバイトの面接の場合に短所を伝える際は、改善するためにどう取り組んでいるのかなどのフォローを忘れないようにしましょう。また「時間にルーズ」などの採用する側に不安を抱かせるような短所は言わないようにしましょう。パート面接の場合もアルバイトと同じく、採用する側に不安を抱かせるような短所は避けるべきです。こちらも短所へのフォローを忘れないようにしましょう。

派遣面接の場合

長所はできるだけ派遣先のプラスになると捉えてもらえるように、自分の長所が職場でどう活かせるか説明できるように準備が必要です。短所は、あまりマイナスになるような表現はしないようにしましょう。短所をどう改善しようとしているか具体的に説明できると高評価です。

職種別!長所・短所を伝える際の注意点

続いては、職種別に長所・短所の伝え方に関する注意点を紹介します。

ITエンジニア

長所は、エンジニアの仕事に必要な要素をアピールできるものを選ぶとよいです。技術の向上のためには、集中して物事に取り組む姿勢をアピールできるのはプラスになります。短所も長所に言い変えられるようなものを選ぶとよいでしょう。具体的には、長所は「真面目」「集中力がある」「努力を惜しまない」、短所は「負けず嫌い」「心配性」「頑固」が例として挙げられます。

事務職

事務職は地道な仕事ながら、正確性が求められます。「真面目」「忍耐力がある」など、地道な作業をコツコツと続けられるという人は、長所としてアピールしましょう。「飽きっぽい」「ミスが多い」といった短所はマイナス評価になりかねないので注意してください。

看護師

看護師の仕事に関わりのない長所を挙げても、面接官に響きにくいでしょう。医師の指示をしっかりと聞いて対処する能力や、患者さんの体調に合わせる必要もあります。「話の理解が早い」「機転が利く」などの点は評価されやすい長所です。また、患者さんのケアは一人で完結するものではありません。医師や他のナースなど、協力して働くことが重要です。そのため「協調性」や「責任感」なども看護の仕事に生かせる長所として伝えてよいでしょう。

介護系職種

看護師と同様に、こちらも介護の仕事に生かせる長所を挙げておくとよいでしょう。利用者の表情やちょっとした日々の変化から体調の変調に気づく必要があります。「判断力」「責任感」といった、命を守ることにつながる長所だとよいでしょう。短所もしっかりとフォローして、マイナス評価をされないように気を付けてください。

保育士

保育士の仕事では子どもを相手にするため「明るさ」を長所として挙げるのは大いに有効でしょう。多くの保護者と関わる仕事なので他人とうまく人間関係を築くのが得意、話題が豊富であるという長所もよいでしょう。そのため「好奇心旺盛」「情報収集能力に長けている」といった長所も相性がよいです。また事務作業が行事の準備なども多く発生するので、「コツコツと地道な努力ができる」という点も長所になり得ます。

アパレル系の場合

人と関わるのが好きな人は、その点を積極的にアピールしましょう。初対面の人と話すのが好きや得意という点は評価されやすい長所です。また、日々非常に多くの人と接する中ではクレームを受けることも多いため、「気持ちの切り替えが得意」「機転が利く」といった点も仕事に役立つ長所です。反面、「人見知り」「マイペース」などの短所はプラスの評価につながりにくいので、避けた方がよいかもしれません。

まとめ

ここまで、面接での長所と短所の伝え方について紹介・解説してきました。短所と長所は表裏一体です。例文で取り上げたように、短所をうまくフォローすれば、長所として伝えることもできます。また面接官からすれば、自己分析ができている方が、互いのミスマッチを防ぐための面接が行えます。しっかりと自己分析して、長所・短所をうまく伝えるための回答を生み出していきましょう。

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