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面接での魅力的な志望動機の話し方と作り方【職種別回答例あり】

date2024年01月12日
面接での魅力的な志望動機の話し方と作り方【職種別回答例あり】
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はじめに

就職活動や転職活動の面接で、必ずといってよいほど聞かれることになるのが志望動機です。しかし、なぜその企業に入りたいのかを短い時間で明確に答えるのは意外と難しく、苦労している人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は志望動機の作り方や考え方、魅力的な話し方や答える際に意識すべきコツについて紹介します。適正な時間から状況別の注意点、職種別に志望動機の例文まで詳しく解説していきますので、志望動機の受け答えに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

なぜ志望動機が聞かれる?

なぜ志望動機が聞かれる?

なぜ面接では志望動機が聞かれるのでしょうか。

企業は、長く働き、貢献してくれる人材を求めています。例えば、面接に呼ばれたからとりあえず来たといった感触の応募者と、この企業で働きたいと言葉に出して伝えてくれる応募者では、後者が採用となる可能性が高いでしょう。また、スキルの高い人材を採用したとしても、社風が合わなければ早期離職もありえます。企業としてはそのような事態にならないよう、長く働けそうかを事前に確認したいと考えるでしょう。

つまり面接という短い時間の中で、自社にマッチしているか、貢献してくれる人材かどうかを見極めるために、面接官は志望動機を聞いているのです。そのため、志望動機は入社後に活躍しているイメージを想像できる内容であることが鍵になります。

魅力的な志望動機とは?

魅力的な志望動機とは?

志望動機を答えるとき、単に「入社後活躍します!」と話すだけでは曖昧すぎて伝わりません。面接官に志望動機を具体的に伝え、長く働ける人材であるイメージを持ってもらうことが肝心です。しかし、いざそこまで思い描かせるような志望動機を用意しようとすると難しいものです。そこで志望動機を作る際のコツをポイント別に解説します。

志望動機:作り方のポイント

面接官が志望動機を確認する目的には、意欲や企業研究、求める人材かの見極めなどがあり、面接ではそれらを満たす志望動機が求められます。ここでは志望動機に盛り込むポイントを解説します。

  1. 自分の軸を明確にする

    自分の強みや得意なこと、入社後にやりたいことや譲れない条件など、自分が働くうえでの軸を明確にすることで、仕事に向き合う意欲や熱意を伝えられます。

  2. 企業独自の強みや魅力を知る

    企業研究から志望企業独自の強みを知り、その企業ならではの魅力や働き方を見いだすことで、研究の成果や志望度の高さをアピールできます。

  3. 自分の軸と企業の強みに共通点を見つける

    企業としては就労後に長く活躍してもらうため、求める人物像や社風にマッチした人材を探しています。自分の軸と企業独自の強みに共通点を見つけ出すことで、活躍の可能性と求める人物像を合わせ持った志望動機に作り上げましょう。

志望動機:答え方のポイント

ここでは志望動機を答える際の手順とポイントを解説します。

  1. 結論から話す

    面接では、話の全体像を伝えるためにも「私は〇〇のため御社に入社したいです」と、まず結論から話すことで、志望動機のゴールを設定しましょう。

  2. 裏付けや背景

    結論に至る理由として裏付けや背景を交え、エピソードを話します。ここでは「御社独自の〇〇に魅力を感じ、ぜひ携わりたいと考えております」など、志望企業の強みに触れることで企業研究と志望度をアピールできます。

  3. 将来のビジョン

    そして「入社後は私の強みである〇〇で貢献し、〇〇を実現したいです」など、自分の強みを絡めて、やりたいことや目標など、将来のビジョンを具体的に伝えましょう。

  4. 聞き取りやすい声で堂々と

    結論、理由、具体例と続けたら最後にあらためて結論を伝え、志望動機を締め括ります。きれいなオチを用意する必要はありませんが、自信と熱意を伝えられるよう、聞き取りやすい声で堂々と話してください。

長さは何分が適切?

面接で志望動機を話す際の適切な時間は1分程度です。いくら内容がよく、伝えるべきポイントを満たしていたとしても、話が長すぎると、だらだら話す人と思われて印象が悪くなってしまいます。自分が伝えたいことを1分程度にまとめられるように練習しておくとよいでしょう。

では、反対に短い場合はどうでしょうか。だらだら話す人という印象を与えることは避けられますが、志望動機を話すうえで面接官に伝えなくてはならないポイントを漏らさず伝えることが、難しくなってしまいます。

内容が薄ければ、それほどうちで働きたいと思っていないのでは? と、熱意不足と判断されかねません。以下のポイントに注意して準備をしましょう。

  • 簡潔でもこの企業で働きたいという気持ちをしっかり示す
  • 志望動機は長すぎず短すぎず、1分程度で話す

面接で話す志望動機は練習しておく

上記を両立するためには1分程度がベストな時間配分です。面接の練習をするときから、志望動機を1分程度で話す練習をしておきましょう。なお、1分程度で話す場合の文字数は300字前後です。目安にしてください。

ただし、面接官側から30秒で、2分程度で、などと時間を指定された場合はその指示に従いましょう。こうしたケースでも焦りは禁物です。もともと用意してある1分間の話のどこを削れば短くなり、どこを膨らませると長くなるのかを、練習段階から意識しておくことをオススメします。

【状況別】志望動機を作る際の注意点

【状況別】志望動機を作る際の注意点

いざ志望動機を伝えようとすると、なかなか言葉にできないものですが、面接本番では避けたいところです。ここでは、新卒/中途採用・転職/未経験/高校生(高卒)の4つの状況別に、志望動機を作る際の注意点を解説していきます。

新卒(大学生・専門学生)の志望動機

新卒枠で就職活動を行う大学生が意識するべきことは、なぜその企業を志望するのか明確に伝えることです。

新卒の場合はさまざまなジャンル・業界の企業を受ける人が多く、企業側もなぜこの業界なのか、なぜ当社なのかを気にする傾向があります。そのため、志望動機を作る際は以下のポイントに注意しましょう。

  • 他の企業や業界でもよいのではと突っ込まれないようにする

    志望企業で働きたい理由を話しているつもりでも、他の企業で実現可能なものばかりになってしまうことは少なくありません。

    例えば、給与や福利厚生などを志望理由にしてしまうと、条件が同じなら他の企業でもよいのでは? と思われてしまいます。

    その企業でやりたい仕事や達成したい目標など、どうしても志望企業で働きたいと伝わる説明ができれば、その企業を志望した必然性が示せます。

  • 具体的に伝える

    社風や商品、社員にひかれたなどという理由では抽象的過ぎます。社風を志望理由に盛り込む場合でも、特にどういう部分に魅力を感じたのか、その部分に魅力を感じる理由は何なのかなどと掘り下げていくようにしましょう。

  • 自分と企業を結び付ける

    企業の魅力や入りたい理由だけをただ伝えても、説得力に欠ける志望動機が出来上がってしまいます。

    自分の人柄や資質、能力などを企業の特徴に関連付けて説明できるようにしましょう。さらに、入社後に自分がその企業で、どのような活躍ができるのかという展望まで語れるとベストです。

  • 口頭の場合は「御社」を使う

    面接で志望動機を話すときには「御社」、書面上では「貴社」を使います。社会人となっても、口頭では「御社」、メールや文書では「貴社」を使い分けるので、覚えておくとよいでしょう。

    細かい使い分けですが、就活生にとっては間違えれば評価が下がってしまうこともありえます。

    会話で貴社を使うと、記者・帰社などの同音異義語と聞き間違えやすいからという理由を知っていれば、間違えることもないはずです。

中途採用・転職の場合の志望動機

中途採用や転職の場合でも、志望動機を作る際に気をつけるべきことは、基本的に新卒の方と同様です。そのため、先にあげたポイントにも注意を払いましょう。

それ以外に中途採用や転職だからこそ気をつけるポイントとしては、以下のようなものがあります。

  • 自分のスキルや実績を志望動機に盛り込む

    新卒の方と違い、社会人としての経験がある中途採用・転職者には、即戦力となれるだけのスキルや経験を求められるケースが多いです。そのため、自分のスキルや前職での経験、実績などを交えて、志望動機につながるように意識しましょう。

  • なぜ転職するのかをしっかり説明する

    新卒者が気をつけるべき、他の企業ではダメなのか? に加えて、今働いている企業ではダメなのか? という質問に対する明確な理由が必要になります。志望企業のどのような部分に魅力を感じて転職したいと感じたのかを、きちんと説明できるようにしておきましょう。

未経験の場合の志望動機

未経験の場合も、志望理由を明確かつ具体的に伝えるという基本は変わりませんが、加えて次のようなポイントにも注意しましょう。

  • 未経験であることを補えるアピールにする

    転職後を見据えて勉強していること、資格取得を目指していることなどを伝え、経験のなさを補えるだけのやる気や熱意があることを示しましょう。また、前職で得たスキルや経験などを転職後の業種でどう活かせるのかを考えてアピールすると、高評価につながります。

  • 未経験を採用する企業が求める人物像を意識する

    未経験の人を採用する企業が求めるのは、新しいことを学ぼうとする意欲や挑戦する気持ち、業種を問わず有用なスキルなどです。これらを意識して、自分のどういった側面をアピールすればよいのか考えましょう。

高卒(高校生)の場合

高卒の方が志望動機を作る際には、以下のポイントを意識してください。

  • 高卒を強みに変える

    高卒の方は、大卒の方に比べると就職活動や転職活動において多少不利になります。そのため、高卒という弱みを乗り越え努力するという姿勢を見せたり、高卒でありながら結果が出せたエピソードを話したりと、強みに転換することが求められます。

  • 高卒=早く社会に出た

    高卒をマイナスに捉えるのではなく、プラスに変えることも重要です。高校卒業後すぐに働きはじめた方は、大学に通った方より4年間も早く社会人として仕事をしています。そのため同じ年齢の大卒者と比べると、社会人としての経験が4年も長いのです。

    その分、仕事でしか身に着けられないスキルや経験は強みとなるでしょう。志望動機では、こうした経験の長さをアピールするのもオススメです。

職種別の回答例

職種別の回答例

ここからは、職種別に志望動機の回答例をご紹介します。

ITエンジニア

新卒×ITエンジニアの志望動機の例です。

私が御社を志望した理由は、農業とITテクノロジーを掛け合わせ、新しいサービスを開発している部分にあります。自給率の低さや農家の高齢化などが問題視されている日本において、ITテクノロジーを活かした効率的な農業は、大きな役割を担うと考えております。私は、自分の作ったもので人々の豊かな暮らしに貢献したいです。またC、C++、Pythonでの開発に携わった経験があるため、御社の進展にもお力添えできると確信しております。御社であれば、日本全体の食の根幹を支えるプロジェクトに関わり、多くの人々の生活を豊かにする一助となれます。ぜひ御社で日本の農業を変える仕事に、エンジニアとして携わりたいです。

事務

前職と同じ事務での転職を考えているケースの志望動機の例です。

私は、前職では一般事務として、Microsoft Officeを使用した書類作成や売上管理などを担当しておりました。また社内では営業部の方をはじめ、積極的なコミュニケーションを図り、他の社員のみなさんがご自身の業務により集中できる環境を用意できるように意識してまいりました。このような環境づくりが私の得意分野です。その中で、御社の求人にて世のため人のために貢献する。社員の幸福を追求する。という企業理念を拝見し、大変共感いたしました。私の働く目的と通じるものがあったからです。一見両立が難しい2つの理念をかなえようとする方々の力になりたいと強く感じ、私の前職での経験を、ぜひ御社で活かしたいと考え、今回の求人に応募いたしました。

看護師

より専門性を高め、スキルアップを目指す看護師の志望動機の例です。

私は新卒以来7年間、〇〇病院の小児科で勤務し、小児のさまざまな症例やケア方法について学び、経験を積んでまいりました。小児科の看護師として勤務していく中で、小児の患者様と接する際には、患者様へ歩み寄ることと信頼関係を築き上げていくことが何より重要であると感じ、実践してまいりました。地域小児センターに指定されている御院では、小児医療に関するさらなる専門知識はもちろん、高度な小児科看護技術を学びながら長く勤務できると考えております。これまでの小児科経験と知識を活かし、地域の子どもたちの健やかな成長に寄与できればと考えております。

製造業

未経験×製造業の志望動機の例です。

私は、日曜大工が趣味の父の影響もあり、幼少期よりものづくりに熱中しておりました。自分の手で作り上げるのはもちろん、自分が作ったもので周りの人も喜んでくれるのが大変うれしかったと記憶しております。現在は私も日曜大工を楽しみ、自室の家具を自分で製作しております。これまではものづくりと関係のない業界におりましたが、子どものころの楽しさや、自分の作ったもので誰かが喜んでくれることのうれしさを、もっと日常的に感じたいと思うようになりました。そのため、世界的にも高い評価を受けている御社の家具製作に携わりたいと考えて、御社を志望いたしました。未経験ではございますが、細かい作業は得意で、必要な技術も比較的早く習得できるものと考えております。

志望動機に関連する質問例

志望動機に関連する質問例

ここでは、志望動機から派生する質問の例をいくつか取り上げます。

なぜ当社なのですか?

この質問には求職者の志望度を測りたいという意図があります。人は何事も興味があれば自ずと調べて詳しくなるものです。つまり、どれだけ自社に興味を持っているかを面接官は知りたいと考えています。

したがって返答のコツは、その業界を選んだ理由と、志望企業についてどこに魅力を感じたのか。唯一の強みや他社にない優れた部分は何かを盛り込むことです。事前の業界研究、企業研究を通じて答えをまとめておきましょう。

・回答例

私が、御社を志望する理由は、御社独自の取り組みである〇〇に魅力を感じ、ぜひ携わりたいと考えているためです。また〇〇は、私の強みである〇〇で貢献することで、より大きな成功を目指せる仕事であると確信しております。そして、この挑戦ができる企業は御社だけであり、それこそが他社にはない御社独自の強みであると考えております。以上が、私が他社ではなく御社に入社したい理由です。

他に受けている企業はありますか?

他に受けている企業を正直に答えることに問題はありませんが、ここで面接官が聞きたいことは何を重視して求人を選んでいるかです。

志望企業に一貫性がないと、面接官は手あたり次第適当に応募しているのでは? と受け取るでしょう。この場合は「〇社受けていますが、〇〇業界を中心に応募しています」といった言い方でアピールしましょう。

一番重要なことは、今まさに面接に来ている御社で働きたいという意思をしっかり伝えることです。

・回答例

1.同業種でまとめた場合

現在、御社を軸に〇〇業界で、他に3社の選考を受けております。具体的に申しますと、その中でも2社は2次選考まで進んでおり、残りの1社は書類選考の返答待ちの段階です。

2.自分の強みでまとめた場合

学生時代に学んだ分野の知識や経験がもっとも活かせると考えた御社を軸として、マーケティング職の採用がある他3社の選考を受けております。このうち1社は2次選考まで進んでおります。

学生時代最も苦労した出来事は何ですか?

新卒は社会人を経験したことがありません。社会人になると苦労と理不尽が降りかかってくることも多いものです。応募者の苦労した経験を質問することで、今後の仕事で難しい局面を迎えたとき、どのように乗り切れるのかをイメージしたくて、面接官はこの質問をしています。

苦労した出来事と、どうやって乗り越えたかを説明できるとよいでしょう。

・回答例

自分は学生時代にサークル活動のリーダーを務めておりました。一番苦労したことは、新型コロナによる感染症予防対策のため、学生間の交流や余暇活動が難しくなってしまった中で、学園祭を迎えたことです。この状況を乗り越えるためにSNSを使って情報交換を行い、現場を直接見られない仲間たちとの準備会議やリハーサルは、Zoomなどのビデオ通話の機能を使って解決しました。このように連絡と連携に力を入れたことで、サークル活動だけでなく、勉強や就職活動でも助け合い、今でも仲間たちと強いつながりを持てています。

前職の退職理由を教えてください

どうしてもネガティブになりがちな質問です。しかし退職理由はポジティブに言い換えることが大変重要です。例えば人間関係での退職は、自分の成長をもっと見込める職場へ行きたいと言い換えられます。

頻出の質問なので、よどみなく回答できるよう、事前に練習しておきましょう。

・回答例

前職では個人の成果が重視されていたため、個人単位で活動する業務がほとんどでした。しかし、私は関係する方々とコミュニケーションを取り、スケジュールの調整や協力して成果を上げる業務が得意です。そのため、チームワークを作り上げることで目標を達成し、成果を上げる仕事がしたいと考えて、退職を決意しました。

入社したらどのような仕事をしたいですか?

企業は求人を行うにあたり、長く働いてくれる人材を求めています。単に面接をこなすだけではなく、入社後のイメージも具体的に話せるように準備しておきましょう。ポイントは、特にやりたい業務・分野は何であり、仕事に何を求めるのか。過去の経験をどのように活かそうと考えているのか。企業にどのような貢献ができると考えているかなどです。前向きに答えましょう。

・回答例

入社後は御社の強みである、〇〇分野のマーケティング業務に携わりたいと考えております。御社は国内トップシェアであり、国内市場を的確に分析し業界をリードする企業です。御社でのマーケティング戦略には、多大なプレッシャーがあることと感じておりますが、私は市場と経営の戦略分析を得意としており、ぜひ自分の強みを活かせるマーケティング業務で活躍したいと考えております。

転勤はできますか?

転勤が発生する仕事の場合、転勤について質問される可能性があります。答え方のコツは可能か不可能かの結論を先に話すことです。不可能な場合でも、できないことを遠回しに伝えることは求職者、面接官双方にとって、よいことはありません。ただし転勤不可の場合、理由を話すときにはポジティブな言い方で伝えるように心がけましょう。

・回答例

1.転勤可能で意欲的な場合

問題ありません。業界トップシェアの御社において、転勤は経験を積んで仕事の幅を広げるチャンスであると認識しております。新たな地方進出の機会があれば一番に手を上げる人材となり、業務に貢献する所存です。

2.介護があり難しい場合

できれば転勤を希望いたしません。理由としては現在、私には介護を必要とする家族がいるためです。それでも、採用をいただけましたなら、介護を通じて学んだ感謝の気持ちと人に寄り添うことの大切さを活かして、御社に貢献したいと考えております。

履歴書やES(エントリーシート)と違っても大丈夫?

履歴書やES(エントリーシート)と違っても大丈夫?

面接の際の志望動機と履歴書やESの志望動機は違っても問題ありません。むしろ、履歴書と同じ内容ではアピールの機会を1度逃していることになります。もちろん、志望動機の核となる部分は同じになって当たり前ですが、それを支える根拠やエピソードは変えた方がよいでしょう。面接官に対してより自分のことを知ってもらうチャンスだと捉えることをオススメします。

もし志望動機を聞かれなかったら

もし志望動機を聞かれなかったら

面接では志望動機を聞かれない展開もありえます。志望動機が聞かれない場合、主に次のような理由が考えられます。

  • 志望動機をそもそも聞く予定がなかった

    志望動機は、履歴書やES、次以降の面接で確かめる予定があったため、志望動機が質問事項に入っていなかったというケースもあります。

  • 他の質問に時間を割きすぎた

    志望動機以外の質問に時間を使いすぎて、志望動機まで手が回らなかったというケースです。個別の質問にだらだらと答えていたら問題ですが、話が盛り上がった結果ならばむしろ面接を通過している可能性は高いでしょう。

  • 早い段階で不採用が決まった

    残念ながら、面接の早い段階で不採用が決まった場合は、志望動機などの定番の質問が出されないケースもあります。

志望動機が聞かれなかったとしても、気落ちする必要はありません。志望動機を聞かない背景にはさまざまな事情がありますし、そもそも企業側も志望動機だけで合否を決めているわけではないのです。それでも気になってしまうという方は、他の質問を回答する際にも、その企業に入りたいという熱意が伝わるように工夫するとよいでしょう。

まとめ

志望動機は面接における頻出の質問です。多くの場合で聞かれることになるため、その受け答えを準備しておいて損はありません。今回紹介した状況別の注意点や職種別の回答例、そしてどのケースにも共通するコツを参考にして、対策をしましょう。

その企業を志望する具体的な理由とその根拠を、自分の強みに関連付けて明確に説明できれば、面接通過の可能性も格段にアップするはずです。

最後のチェックポイント

  • 志望動機は1分程度で簡潔に答える
  • なぜ他の企業ではダメなのかを明確にする
  • あいまいな表現は避け、自信を持って言い切る
  • 御社で働きたいという意思を口に出して伝える
  • 志望動機を聞かれなくても落ち込まない
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