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履歴書の志望動機・理由の書き方・まとめ方【例文10選】

2019年09月09日
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はじめに

履歴書を作成するうえで、「志望動機」の作成は重要度が高い項目なので後回しになりがちです。その他(学歴や資格)の項目は定型的な内容ですが、志望動機は自由記載であるからこそ、何を書けば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は志望動機の書き方を、仕事を探している皆さまの立場に沿って、未経験転職の場合や働き方/職種別とご状況によって例文を交えながら、ポイントを確認していきます。

この記事を読んでいただければ、きっと志望動機を書き始めることに抵抗は無くなり、自分自身のセールスポイントを的確に打ち出せるようになります!

志望動機を考える際には自己分析と企業研究をした内容が役立ちます。自己分析については内定につながる自己分析のやり方。で解説しています。企業研究については企業研究のやり方で確認できますので合わせて参考にしてみてください。

適切な文字数

適切な文字数

履歴書に記載する志望動機は全体のバランスを踏まえ、基本的には300字前後が適切な文字数の目安となります。これをベースに削ったり肉付けしたりしてボリュームを調整することで、応募する企業ごとの特徴を踏まえたカスタマイズをすることができます。

志望動機を書くうえで、特に読み手への配慮は欠かせません。しっかりと内容のある文章に仕上げてしまうとボリュームが多くなるので、不要なものを省き、とにかくシンプルに書くことがポイントです。言い回しを工夫しながら、一番伝えたいことだけを簡潔にまとめるようにしましょう。

読み手にとって無理なく読める文字数になっていることが重要です。

書き出しについて

書き出しについて

志望動機の書き出しのポイントは、「結論先行型」の文章にすることです。採用担当者が志望動機の項目で最初に読むのが、「書き出し」です。そのため、書き出しをどれだけ印象に残せるかが、第一の関門となります。

まず、結論から書きだしましょう。端的にスタートし、読み手に伝えたいことをイメージしてもらうようにします。そうすることで、読み手はそのイメージを基にその後も読み続けることができます。書き出しから熱意を伝えられるようなキーワードを打ち出しましょう。

未経験転職の場合

未経験転職の場合

新たな業種・職種への転職を希望する場合、当然ながら未経験からのチャレンジになります。この場合、なぜその業種・職種を志望するに至ったのかという経緯を説明しなければなりません。単純に「~と思ったから」という理由のみでは、志望動機に説得力を持たせることができません。

ポイントは、これまでの経験の中で今後目指したいことと共通する事項について、「実体験」を交えながら説明をすることです。実際に経験したことを踏まえて「~をしていきたい」と説明することで、採用担当者は志望動機にストーリー性を感じることができ、納得感を得られるのです。

例文

商品やサービスの価値をより多くの方に発信していきたいと考え、営業職を志望しました。 これまでは衣料品販売の業務に従事しておりました。お客様との会話の中で、どのような商品を求めているのかを考えてご提案することが多く、その商品の購入にご満足いただけたときには大きな喜びを感じることができました。
営業職はより深くお客様のニーズを洞察しながら最適なご提案をしていくことで、自社の商品やサービスの魅力をお伝えできる職種であると考えております。これまでの販売職で培った相手の視点に立ってコミュニケーションを図ることを活かしながら、営業職としての経験を積み、お客様からも信頼される営業担当として貴社に貢献していきたいです。

書き方のポイント

未経験転職の場合にポイントとなるのは、目指す仕事これまでの仕事との接点をどれだけ多く示すことができるかです。例えば、販売職と営業職の接点としてわかりやすいのは「コミュニケーション力」になります。この接点があるからこそ、①「なぜやりたいのかという理由」と、②「自身のアピールポイント」に説得力を感じることができます。この接点に、他の人とは異なった特徴を示せると、採用担当者により大きな印象を与えることができるでしょう。

さらに読みやすさにも配慮し、結論を示したあとはその理由を時系列に説明して、志望動機のストーリーを理解してもらいやすくするといいでしょう。「過去→現在→未来」といった順に書くことで、どのようなきっかけでこの仕事をやりたいと考えるようになり、将来はどうなりたいのかが、理解してもらいやすくなります。誰が読んでも理解しやすい構成を心がけましょう。

学生の場合

学生の場合

基本的に社会人経験が無いため、これまでの学生生活から、「なぜその企業に入りたいのか」を考え、自分のできることに結びつけることが必要になります。

日本では大学を卒業すると就職することが当然という風潮が根強く、立ち止まって「なぜ働くのか」ということを深く考えずに就職活動に入ってしまいがちです。働く動機が不明確であるため、「なぜその企業がいいのか」という志望動機自体も不明確になってしまいます。 志望動機をまとめる手順として、①「自分はなぜこの企業に入りたいと思っているのか(思ったのか)」を考えてリストアップし、次に②「自分が学んだこと、頑張ってきたこと」と照らし合わせて紐づけていきます。

大学新卒の場合

大学生が自己分析をしていると、語りたい大学でのエピソードがあれもこれもと出てきてしまいがちです。説得力を持たせたいがために、複数のエピソードを記載しているケースがありますが、それでは「本当に伝えたいこと」が伝わりません。

志望動機で伝えるべきことは、大学での経験を基に「その企業で成し遂げたいこと」です。それを語るうえでエピソードが主役にならないよう、ひとつを厳選するようにしましょう。

例文

AIやIoTなどのIT技術が社会やビジネスに与える影響の大きさに魅力を感じ、IT業界を志望しております。貴社の「○○」という経営理念は、様々な顧客ニーズに対応されてきた実績を表すだけではなく、従業員一人一人の技術力が顧客に評価されてきた結果であるという「個を大事にする」ものであり、この貴社のスタンスに共感し、志望に至りました。
私は大学の研究室においてアプリケーション開発を行い、また趣味でもソフトウェアの作成を行っておりますので、今後の貴社の技術刷新に尽力したいと考えております。日進月歩で進化するIT業界ではスピード性や柔軟性が求められますが、同時に高い技術力を持つ個が結集する貴社で働くことで、自分自身の能力の向上にも繋げていきたいです。

書き方のポイント

大学新卒の場合は、特に「なぜ当社なのか」という点が問われます。並行して複数の企業の選考を受けている状況は採用担当者にも明白であるため、そのうえで「なぜ」エントリーしてくれたのかが最大の関心事となります。その「なぜ」の答えが具体的であればあるほど、企業としても興味を示してくれるでしょう。

しかしなぜその企業を選んだのかの答えは、そこまで難しく考える必要はありません。十分な企業研究を行う中で、自分自身の興味・関心に当てはまるトピックを見つけることができれば、他の人には語ることができない自分だけの志望動機をまとめることができ、アピールに繋げられるはずです。

高校新卒の場合

高卒と大卒とでは、志望動機の見られ方が異なります。高卒の場合、主に「やる気・意欲」が重視され、将来性やポテンシャルを計る判断材料になることが多いと言われています。とはいえ、面接ではやる気や意欲といった熱量は言葉や表現でアピールしやすいものの、履歴書では文章に落とし込まなければならず、対面以上に伝える難しさがあります。

もちろんただ単純に、「○○に対してやる気はあります」と書くだけでは不十分です。必ず、「なぜ」やる気があるのかという理由を具体的エピソードから語るようにしてください。そのためには、大卒の方と比較されてもアピールポイントとして負けないよう、面倒くさがらずに自分と企業をしっかり分析して準備することが求められます。「この人、本気だな」と思わせられるかがポイントです。

例文

子どもの頃から貴社が開発している商品が大好きで、将来は貴社の営業になって多くの人の手にこの商品を届けたいと考えておりました。今回志望するにあたり改めて貴社のビジネスについて勉強させていただくうちに、商品だけではなく会社のビジョンにも感銘を受け、ますます貴社の一員として働きたいという気持ちが強くなりました。これまでのアルバイトで高めてきたコミュニケーション能力で、社内・社外問わず多くの人と円滑に連携を取り、真摯にお客様と接することで、貴社の発展に貢献していきたいと考えています。

書き方のポイント

高卒だからこそ書ける志望動機を書いていきましょう。

前述のとおり、高卒は大卒と比較されると就職・転職に不利といわれています。だからこそ、高卒という特徴を強みに変える意識を持ちましょう。「高卒だけど、こんなことができるようになりました」というアピールを心がけ、「弱みを強みに変えられる人」「努力できる人」「結果を出せる人」というイメージが伝われば好印象です。

さらに、その企業でどんな活躍をしたいか、どう活躍できるかをイメージさせるのがポイントです。ただ「○○をやりたいです!」「○○が好きです!」ではなく、「○○ができます」「○○のようにお役に立てます」といったように、具体的なアピールが求められます。新卒の場合、仕事ができるかできないかはそれほど重要ではありません。それ以上に、コミュニケーションや丁寧さなど、働く上での性格的素養が問われてきます。

働き方別

働き方別

正社員・契約社員や派遣社員だけではなく、アルバイトやパートに応募するための履歴書でも志望動機の記入は必要です。

「この仕事をしたい」という明確な希望があれば、志望動機は簡単に頭に浮かびそうですが、いざ文章にしようとするとうまく書けない人もいると思います。また、「働けるなら、どこでも構わない」というのが本音という人もいるでしょう。その場合は、頭をひねってもなかなか志望動機は思いつかないものです。

それでも「ここに応募しよう」と決めた何かしらの思いがあるはずです。その理由を具体的な言葉にしてみましょう。

バイトの場合

一度はやってみたいと思っていた仕事、憧れの仕事がある人も多いのではないでしょうか。アルバイトでは「やってみたい」という気持ちを、素直に志望動機に書いてみましょう。 また、応募先のお店で働きたい理由も具体的に伝えられるようにしましょう。

「そのお店や商品が好き」「お店の立地やシフト・給料などの条件が良い」など、正直な理由がいくつか挙げられると思います。「どうしてそのお店でなければいけないのか?」の問いに対する回答を準備する気持ちで、志望動機をまとめてみましょう。

例文

【接客】
大学では社会におけるコミュニケーションについて勉強しています。接客に携わることで、普段学んでいることを少しでも活かしながら、多くの人のためにお役に立てればと思い、志望いたしました。

【塾講師】
私は高校生の時にお世話になった塾の先生のおかげで、第一志望の大学に合格することができました。当時先生は、モチベーションも学力も上がらなかった私にとても真摯に丁寧に向き合ってくれました。私はその先生にも恩返しがしたいという気持ちで勉強に取り組みました。その頃から私は、授業などで学ぶ時は「もし自分が人に教えるとしたら、どのように教えるだろうか?」という考え方を持つようになりました。お世話になった先生のように、今度は私が生徒と向き合い、成長のサポートをしていきたいと思います。

書き方のポイント

アルバイトの場合、志望動機は短い文章でもOKでしょう。ただ、「時給が高いから」「通学定期圏内だから」といった理由だけをそのまま伝えるのは避けた方が無難です。「どうしてお給料が高いバイトが、自分にとって良いのか」という理由を掘り下げ、それを明確に打ち出す必要があります。「学費を稼ぐために長期就業したいから」「定期圏内なので急なシフトにも対応できるから」など、採用側にとってもメリットを感じる理由を示せるように考えてみましょう。

ここでも、「他のアルバイトでもいいのでは?」と思われてしまうポイントをできる限り少なくできるような志望動機を目指しましょう。

パートの場合

アルバイトの場合と同様、パートの場合も「どうしてその仕事(職場)でなければならないのか?」という問いに対して、明確に回答できるような志望動機が必要です。ただ、パートタイマーとして勤務したい主婦層などの事情を踏まえると、「やりたい仕事」以上に、「生活状況に合った仕事」が選ばれる傾向があります。 とはいえ、採用側にとっては「どうしてうちなの?」という理由を知りたい気持ちは変わりません。パートという形態で募集している以上、「貴社以外考えられません」といった水準の志望動機は求められていないので、応募するに至った経緯を家族の生活状況など含め正直にお伝えする目的でまとめるのが良いでしょう。

例文

子どもの小学校のPTAで広報委員を担当し、広報紙の編集作業をパソコンで行っておりました。事務職としてのパソコン経験はありませんが、基本的な操作はできるため、貴社の未経験者向け研修制度でさらにスキルを高めようと思い、応募いたしました。3人の子どもの教育費が必要であるため、子どもが学校に行っている日中は不自由なく働けます。知らないことは積極的に学び、丁寧な仕事をして長く勤めていきたいと考えております。

書き方のポイント

志望動機を書く上で、「お金」を理由にするとマイナスの印象を持たれてしまうと思われがちですが、必ずしもそうではありません。アピールの仕方によっては、「生活のためにお金が必要だからこそ、長く働いてくれる」といったメリットを感じてももらうことも可能です。本来の理由を避けて取り繕うより、むしろ正直に伝えることで印象が良くなることも多いので、「お金=マイナスな印象」とは決め付けず、まずは伝え方を考えてみましょう。

「家から近いから…」という理由にも同じことが言えます。「例えばお金の例と同様、「長く働ける」ということをメリットとして提示すればよいのです。また、家事・育児との両立を前提にするなど、なぜ家に近いところで働きたいと考えたのか、事情を具体的に書くようにしましょう。自分ならではの理由を書くことで、他の人とはひと味違う志望動機になります。

職種別

職種別

履歴書に志望動機を書く際は、職種を軸として伝えることが重要です。なぜなら、職種によって業務内容が大きく異なり、結果として働く価値を何に見出すのかという考え方にも影響してくるからです。 とは言っても、なかなか履歴書の志望動機が浮かばないという方は、以下の例文を参考にしてご自身なりの「何を目指したいのか」を考えてみましょう。ただし、例文はあくまで例であるため、志望動機が完全に一致することはありません。自分なりのこだわりを見出し、他の人と差をつけられるオリジナルの志望動機をまとめましょう。

営業の志望動機についてはこちらの記事をご確認ください。

事務職の場合

事務が未経験の場合、自分の持つスキルや経験が業務にどのように役立つのかを志望動機でアピールしましょう。事務の仕事では、パソコンスキルを求められることが多いです。

事務経験がない人でパソコンが使える場合は、パソコンが使えるということを大いにアピールしましょう。ワード、エクセルが使えることは基本で、職場によってはパワーポイントを使えた方が良いこともあります。具体的にどのように勉強したのか(MOSの資格を取得しているなど)、パソコンを何に使っているのか(学校のレポート作成で使用しているなど)を説明すると説得力が増します。

事務経験がある方は、前の仕事で培った能力と、どのように活躍してきたかを具体的にアピールしましょう。備品管理、給与計算、受付、来客対応、清掃など、前職での経験で応募先の業務に結び付けられるものがあれば、必ず言及するべきです。

例文

人の支援やサポートをすることが好きで、この性格が事務職に向いていると感じております。
前職でもパソコンでの事務業務をメインとして、日常的にエクセルやワードを使った書類作成や売上管理などを行っておりました。繁忙期には営業サポート事務を手伝うこともありました。頼まれたことをただ行うのではなく、不明点はヒアリングし、理解して仕事を進め、依頼された仕事を正確に仕上げることを心掛けていました。
コミュニケーション力には自信がありますので、職場にいるすべてのスタッフが働きやすい環境づくりに取り組んでいきたいと考え、貴社での事務職を志望しました。

書き方のポイント

まずはご自身の強みや特徴が伝わりやすい内容になっているかを確認しましょう。そして、それを今後どう活かしていくのかを述べる必要があります。「私はパソコンが使えます」だけでは伝わりにくいため、より具体的に「関数を活用して0から表を作成することも可能で、データを元に作成する表のイメージをお教えいただければ、利用方法に合わせた表を作成することができます。」といったようにまとめられると、相手にも興味を持ってもらいやすくなります。
アピールできる経験がなかなか見つからない場合でも、なぜ事務職なのかを明確にしましよう。事務職にはさまざまな種類があるため、その中でもなぜ応募先の事務なのかを明確にする必要があります。自分の経験や具体的なエピソードを述べ、だからこの事務を志望したと断言できるまでになるといいでしょう。

介護士の場合

介護職の場合も、採用担当者の視点としては「なぜこの介護事業所で働きたいのか?」という相性はちもろん、「介護職として今後どのような活躍をしてくれるのか?」という将来への期待値も判断されます。そのため、求められる人物像を募集内容から十分に分析し、それを踏まえて介護職における自身の強み、応募先事業所で興味や魅力を感じたことを打ち出していくことが必要です。

介護職への“思い”を丁寧に伝えるため、経験者も未経験者も、これまで取り組んできたことや身に着けたスキル今後のキャリアビジョンなどを具体的なエピソードと絡めて記載しましょう。

例文

1年間、介護職員として勤務してまいりました。当初はご入居者様やご家族様とのコミュニケーションに戸惑いもありましたが、誠心誠意対応することを心掛けた結果、徐々に業務にも自信をつけることができました。今ではご入居者様と触れ合うことで得られる笑顔や喜びに、大きなやりがいを感じております。
今後は重介護の技術を磨き、その方が必要としているベストなサポートを実現できるよう経験を積んでいきたいです。そして、他の介護スタッフとの連携も密にして、ご入居者様やご家族様の気持ちに寄り添い、より信頼関係を築ける介護士としてサービスを提供していきたいです。

書き方のポイント

介護業界では様々な経歴を持った人たちが働いています。そのため、採用担当者にも自身の経験をしっかりとイメージさせるため、わかりやすく具体的な内容で記載することが重要です。

また、看護業界では「明るい性格」や「世話好き」な性格が求められると考え、そのキーワードを多用する方が見られます。ただ、誰もが用いる使い古された表現では、採用担当者の心には刺さりません。「この人に入社してほしい」「この人と一緒に働きたい」と感じてもらえるかという視点から逆算し、自身の性格がどのように介護現場で役立つのかをイメージし、それを丁寧に言語化することで、より強くアピールすることができます。そのイメージが的確に採用担当者に伝われば、今後実現したいことや成長したいという思いも確実にキャッチしていただけるでしょう。

看護師の場合

看護師の志望動機を書くにあたっては、特に応募先についてしっかりと理解をしましょう。患者さんの介助・ケアという看護師の業務内容からすると、応募先ごとの大きな差別化ポイントを見出すことは難しく、これを「貴院の理念に深く共感したため志望しました」などというよくあるフレーズを打ち出すだけでは期待する結果を得られません。応募先に興味を持ったきっかけや、具体的にどの点に魅力を感じるかを、自分自身のキャリアや目標に結び付けて伝えることが重要です。

また、経験者は即戦力として期待されますが、前職での退職理由は気にされます。採用側は長く働いてくれる人に来てもらいたいと思っています。ですから入社後の退職不安を感じさせないよう、応募先の特徴をもとに「〇〇といった点が理由で長く務めることができると考えている」と長期就業ができるイメージを採用担当者に与えられるよう志望動機でもアピールしていきましょう。

例文

これまでは中規模な二次救急病院に勤務しており、関わる症例は限られていたため、さらに看護の幅を広げたいと感じております。貴院は三次救急ということで、今の病院では学べない疾患や、より高度な看護に携われるのではないかと考えております。まずは自身の看護スキルを磨くために貴院の充実した研修制度も積極的に活用しながら、ゼネラリストとしてスキルアップを図っていきたいです。 また、これまでの看護経験を通して自信があるのはコミュニケーション力です。特に患者様の気持ちのケアには最大限の配慮をしてまいりました。身体だけではなく、心のケアもできる看護師として、患者様一人ひとりのニーズに応えられる看護で貴院に貢献していきたいです。

書き方のポイント

志望動機は、その病院・その科への応募における熱意がしっかり伝わるよう意識しましょう。採用担当者は志望動機からも、応募者のこれまでのキャリアを把握しようとします。どの程度の知識や経験を持っていて、具体的にどのような疾患を担当したか、患者さんの看護エピソードなど、経歴サマリーを示しながら志望する熱意を伝えることが重要です。

未経験の場合には、なぜ看護師を志望したのか、応募先でどのように成長していきたいのかを明確に打ち出し、熱意と意欲を伝えられるように工夫しましょう。

なお、応募先が病院やクリニックである場合には「貴院(きいん)」という言葉を使います。病院は会社とは異なるため、呼び方に注意しましょう。

工場勤務の場合

未経験者にとって、工場の仕事は採用される確率が高い職種です。これまでの経験よりも、仕事を続ける真面目さや意欲などが重視される傾向があります。

工場の仕事は同じ作業を繰り返すことが多く、立ち仕事も多いため、根気強さや体力面もアピールポイントになります。これまで一つの会社で長く働いてきた経験や、スポーツに取り組んだ経験による体力などはアピールポイントになります。

また、同じ作業を繰り返しながら作業効率をアップさせていくことにやりがいを感じられれば適性があります。その点をこれまでの経験からしっかりアピールできるよう、丁寧に書いていきましょう。

例文

子どもの頃からプラモデル作りが好きで、手先の器用さには自信があります。ものづくりに興味があり、自分の得意分野を生かしてキャリアを築いていけたらと思い、志望いたしました。
人とのコミュニケーションを必要とする業務よりも、これまでは黙々と取り組む作業のような業務を数多く経験してきました。集中力や忍耐力を強みと感じており、体力もあるため夜勤や残業にも進んで対応したいと考えております。24時間体制の生産ラインを止めることが無いよう、微力ながら貢献していきたいです。

書き方のポイント

工場勤務はハードな環境も多く、採用担当者としては応募者が長期間勤務してくれるかという視点で志望動機を見ることになります。やる気・意欲を示すうえでも、その具体的な根拠となるようなエピソードを添えるようにしましょう。

また、工場にも様々な作業がありますが、一番求められるのはオンライン作業に従事できる人になります。オンライン作業は長時間、単純作業を行うことになるため、集中力があり、丁寧に作業をこなし、責任感が強く、精神的にタフな人が向いています。数人でチームを組み、一つの製品を完成させることになるため、協調性も欠かせません。さらに、納期を想定した時間管理への努力を惜しまない気持ちも重要になってきます。応募先ではどのような素養が求められていそうか、募集概要から分析し、最大限アピールできるよう心がけましょう。

志望動機がない場合

志望動機がない場合

「志望動機が見つからない」、「何を書いたら良いのかわからない」という方の多くは、実際のところ「採用担当者に伝えられるような志望動機がない」という点がネックになっているようです。本音では「年収が高い」、「ネームバリューがある」という理由であっても、そのまま採用担当者に志望動機として伝えるべきではありません。そのため、本音の志望動機とは別に、建前としての理由を準備する必要があります。ただ、嘘を書くことは控えましょう。例えばどれだけ自分の過去に自信が無かったとしても、誰かの経験の寄せ集めで志望動機を形作ってしまっては、いずれほころびが生まれ、採用担当者にもすぐに嘘をついていると気づかれてしまいます。

建前の志望動機を用意するためには、まずは応募先の研究をしっかりすると良いでしょう。理念、方針、業務内容などを理解しておくことで、応募先が将来目指すべき方向性が理解でき、その一員として自身も携わっていきたいと示せるだけでも、採用担当者としては求めている人物像に近いと判断し、採用される可能性は高くなるはずです。その場合も、多少これまでの経験などに言及する必要が出てくるため、矛盾が生じないよう、筋を通すことを意識しましょう。

求める人物像に関して、最近は募集概要に丁寧に記載されているケースが増えています。採用担当者が求めている人物像であるその要件が、内定を得るための「答え」となります。その要件から逆算して、自身の経験を分析して志望動機をまとめることも、志望動機が見つからない人にとっては近道となることでしょう。

志望動機を書かないとどうなる?

志望動機を書かないとどうなる?

志望動機が無い履歴書は、よほど素晴らしい経歴が無い限り、何の印象にも残りません。採用担当者は数多くの履歴書を見ることになるため、志望動機が無い場合には「この人は意欲が無い人なのだ」とみなすため、別の応募者と比べて評価が劣ってしまいます。そのため、応募先への志望度が高い場合、必ず志望動機は書くべきだといえます。もし志望動機を書かない場合は、書類で落とされる可能性も覚悟しておくべきでしょう。

他方で、あえて志望動機を書かないという選択肢を取られる方もいらっしゃいます。先ほども述べた通り「職務経歴」で勝負ができる方です。また、転職エージェントサービスを利用する場合も応募先企業が複数に及ぶことが想定されるため、履歴書には志望動機を書かない場合があります。この場合には志望動機欄の無い履歴書フォーマットを選び、履歴書を作成したり、エージェント指定の履歴書フォーマットを使用します。 結論として、「やる気や熱意などをアピールする必要がある場合」には、志望動機をしっかり作成することが求められます。

まとめ

志望動機を作成するためのポイントを見てきましたが、ここまで読んでいただければ「自分ならこんな感じで書いてみたら良いのかも」というイメージをお持ちいただけたのではないでしょうか。

志望動機を書く上での最も重要な作業は「自己分析」と「企業研究」です。この2点はとことん掘り下げてみて、リストアップしてみてください。これがしっかりできれば、豊富な材料をもとに、あなただけの志望動機が必ずできるはずです。

文章としてまとめることが苦手な方も、立ち止まっていては何も始まらないため、まずは自分なりの表現で形作ってみましょう。その後は、何度も何度もその文章を見直しましょう。誤字脱字、文法など、細かな点もチェックしながら、自分の気持ちを伝えきれているのかを確認していきます。ある程度の志望動機が仕上がっても、それで完成とするのではなく、採用担当者の目線で改めて見直し、さらに家族や身近な友人にも読んでもらい、アドバイスを受けましょう。自分では気づかなかった発見もあり、より理想的な志望動機に仕上がるはずです。

志望動機に正解はありません。完璧な志望動機を求める必要はありません。自分だけの志望動機として「自信が持てる」内容に仕上がるよう、丁寧に作成していきましょう。

自己PRを考える際にも志望動機と関連性があることで説得力が増します。履歴書、職務経歴書の書き方を調べている方はこちらの記事も合わせてどうぞ。

最後のチェックポイント

  • 適切な文字数は300文字前後
  • 書き出しは「結論」から始め熱意を伝えよう
  • 状況や雇用形態に応じて実体験を交え説明
  • 求める人物像から逆算して自身の経験をまとめる
  • 志望動機は熱意を伝えられるようしっかり作成
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