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なぜ五月病になるのか?原因・症状・ならないための予防とは

date2024年02月27日
なぜ五月病になるのか?原因・症状・ならないための予防とは
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はじめに

連休明けなどに、なんとなく会社や学校に行きたくないと感じた経験はありませんか。それは五月病と呼ばれる症状かもしれません。まさか自分が、なぜ五月病にと思う方もあるでしょう。五月病は重症になると治療が必要な場合もあります。たかが五月病とは思わずに正しい知識を身につけましょう。

そもそも五月病とは

就職や進学をして意欲的に取り組んだ4月を終え、少し慣れてきたところで連休に入ります。リフレッシュできたと期待したにもかかわらず、連休明けになんとなく会社や学校に行きたくないと感じる症状を総じて五月病と呼びます。誰にでも起こる可能性のある症状です。とくに真面目で、責任感が強く、周囲への気遣いのできる人がなりやすいと言われます。以下では、心・からだ・行動、それぞれにあらわれる症状をまとめました。

五月病の症状
心の症状
気分が落ち込む ネガティブな考えが浮かぶ
イライラする なんとなく不安になる
自信がなくなり何もしたくない
出来ない自分に焦る
集中力がなくなる
からだの症状
食欲がない
疲れが取れない
眠れない・眠りが浅い
頭痛・腹痛・動悸・めまい・ひどい肩こり
行動の症状
仕事に行きたくない
人に会いたくない
飲酒・喫煙が増える
落ち着きが無くなる

うつ病との違いと危険なサイン

五月病とうつ病は、どちらも気分が沈み、気力が薄れるなど似た症状が見られます。五月病は医療用語ではなく病気ではありません。環境の変化が原因となる適応障害と診断されることはあるでしょう。
これに対しうつ病は、原因がわからない、はっきりしないものを言います。
五月病は病気ではないといっても治療の必要な場合があり、生活に支障をきたすような症状は速やかな受診をおススメします。

受診が必要な危険なサイン

  • 会社に行けない
  • 人と会えない
  • 身体的症状が強い
  • 症状が長く続く

心の病気について、厚生労働省承認のサイトがあります。参考にされてください。
参考:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター|こころの情報

なぜ5月病になるのか

会社に行きたくなくなる五月病は、社会人になり意欲的に取り組んだあと、ひと休みできた連休明けに起こりやすいと言われます。五月病といっても5月だけに発症するわけではありません。発症のきっかけとなる原因を詳しく解説します。

よいこと・悪いこと、どちらもストレスの原因になる

ストレスを感じるのは、自分にとって悪いことが起こった時と思いがちです。しかし、就職や転職ができた、昇進や栄転したという自分にとってよいこともストレスの原因になりえます。うれしさとやる気に満ちて頑張りすぎてしまい、慣れてきたころに疲れとしてあらわれるのもストレスです。環境の変化も大きなストレスの原因と言えるでしょう。

コロナ禍の生活習慣も影響

コロナ禍を経験し、私たちの生活習慣は大きく変化しました。ここにも五月病の原因となる要素があります。詳しく見ていきましょう。

人間関係の構築が難しい

三密を避けるために人との距離感はいっそう遠いものになりました。食事をしながらの会話も社内での会話も、マスク越しで遠慮しながらです。これでは人との関わりを深めることは難しいといえるでしょう。入社して人間関係の構築ができなければ、孤立感や孤独感などを感じ大きなストレスへとつながります。

リモートワークのメリットを知った

働き方を大きく変えたリモートワークですが、ここにも落とし穴があります。出社の必要が無くなることで、通勤の苦痛を感じなくてすみます。また、時間的な余裕も生まれ、自分のためにできることが増えました。コロナウイルスの流行が落ち着き、再び出社となった時、この環境を手放すことに苦痛を感じることもあるでしょう。メリットを知ってしまったが故の大きなストレスとなる可能性があります。

生活のリズムが変わった

コロナ禍では外出もままならず、家で過ごす時間が増えました。ONとOFFの切り替えが難しくなりダラダラと一日を過ごしてしまったり、睡眠や食事の時間がずれてしまったりと生活のリズムを崩してしまった方もあるでしょう。朝起きて朝食をとり出社の準備をする。このルーティンが変わってしまうことで、出社意欲がわかなくなることも原因の一つと言えます。

五月病にならないための予防法

五月病の原因であるストレスを貯めない方法をご紹介します。上手にストレスを解消して五月病になるリスクを回避しましょう。

はじめから完璧を目指さない

五月病の代表的な症状が、一生懸命努力をしたあとに、疲れが出て会社に行きたくなくなるというモノがあります。注目すべきことは、はじめから完璧を目指して頑張りすぎたことです。人間は、はじめから何でもできるわけではありません。また、集中力も何か月も続けることは不可能です。一歩ずつ成長していけばよいと心得ましょう。

コミュニケーションを多くとる

入社直後はわからないことばかりだと思います。そこで、質問や相談ができる人、話せる人が身近にいることが重要です。業務に迷った時すぐに質問や相談ができたり、同期であれば、似た悩みを抱えていることも多く話しやすかったりします。話すことで解消できることは多々あります。コミュニケーションをとる工夫をしましょう。

食事・睡眠・運動は習慣に

食事・睡眠・運動は人間が健康を維持するために最も重要な要素です。わかっていても、忙しさの中で最初におろそかになってしまうのも、この生活習慣です。食事を抜いたり、寝つけなかったり、運動をする時間が取れないこともあるでしょう。生活習慣の乱れが悪循環となっては元に戻すのは大変です。極力崩さないために習慣づけをしましょう。

ストレスをためない独自の解消法を見つける

ストレスが発散できること・充実感に満たされること・楽しく夢中になれること、どのようなことでもいいです。自分がその時間を過ごすことで、心とからだがリセットできることを見つけましょう。ストレスをためないためには、原因から距離を置く工夫が効果的でしょう。

自分を大切にする

心とからだはつながっています。心が疲れるとからだに不調をきたしますし、からだが疲れると冷静な判断ができなくなります。心とからだは相互関係にあることを意識して、双方のバランスをとることが大切です。その時、最も優先すべきは自分を大切にする気持ちを忘れないことと言えるでしょう。

5月病になってしまった時の治し方と対処法

自分は五月病かもと思った時にできる対処法をご紹介します。病院に行くほどではない時に自分でできる治し方の例です。参考にされてください。

無理をしない

会社に行きたくない時、真面目で責任感の強い方はとくに、無理を押してでも出社してしまう場合があります。状況によっては解消できるかもしれません。しかし悪化させる可能性もあるので、身体的症状がある場合は避けたほうが好いでしょう。頑張りすぎたことで、心が悲鳴を上げているのです。少しゆっくりすることが大切です。
また、休む場合も無断欠勤や、行きたくないあまりに即退職など極端な行動も避けましょう。

バランスのよい食事をとる

就職・進学に伴い、一人暮らしをはじめた方もあるでしょう。慣れない生活の中でバランスのよい食事を用意するのは大変です。しかし難しく考えずに、たとえばラーメン一択ではなく、定食(主食・主菜・副菜・汁物がそろう)がおススメです。少しでもバランスのよい食事に近づけます。自炊をする際も定食を作るイメージを持ちましょう。
食事は心とからだの元気の源です。おろそかにしないように心がけましょう。

睡眠の質を上げる

まとまった時間の睡眠をとることも大切です。しかし質を上げることで、短い時間でも効果的な睡眠をとることができます。脳に休眠モードに入ろう。と意図的に誘導することも必要です。そのために以下のことに注意しましょう。

  • 寝室の環境を整える

    寝具:清潔で季節に合ったものを選びましょう
    照明:明るすぎると脳は夜だと認識しません。消灯もしくは低い照度にしましょう
    音:入眠を誘う穏やかな音も短時間に留めましょう

  • 寝る前にスマートフォンは見ない
  • お酒は控える
  • 朝日を浴びて体内時計を整える

    目覚めたらカーテンを開けるだけでも効果的でしょう

適度な運動をする

毎日続けられる運動が大切です。ストレッチや散歩・ランニングなど手軽に続けられるものを選びましょう。動画でヨガやさまざまな運動を体験できるものがあります。楽しみながら続けることもポイントとなるでしょう。

自分の時間を作る

自宅でできること・外出して行うこと、趣味や学びなど、自分が好きなことをする時間を作りましょう。好きなことをしている時は、嫌なことやつらいことを忘れられます。さらに、気持ちが落ち着けば、前を向くこともできるでしょう。心に栄養を与える時間を作ることは大切です。

相談できる仲間を作る

五月病克服のためには、自分の中にため込まないことが最も重要です。人に話すことで楽になれることも多いです。学生の頃の友達や会社の同期など、似た環境の仲間なら共感できることもあるでしょう。積極的に相談できる仲間を作りましょう。

精神論「我慢」だけで解決するのはNG

これまで述べたように無理は禁物です。精神論や我慢で解決できるものではありません。我慢した挙げ句、重症となり適応障害やうつ病などの病気と診断され治療が必要になる場合もあります。たかが五月病と安易な考えはやめ、適切な対処をしましょう。

まとめ

五月病は、誰にでも生じる心が疲れた時のサインです。病気と診断される前の、早い段階で正しい対処が必要です。普段から生活習慣を整え、リラックスできる時間をつくりましょう。症状が長く続く場合は、迷わず病院を受診してください。まだ大丈夫とここでも我慢は禁物です。五月病は病気ではないけれど病気の前兆だと理解しましょう。

最後のチェックポイント

  • 五月病は、頑張りすぎた反動の心のサイン
  • うつ病とは違うが、病気になる危険なサインがある
  • コロナ禍で変化した生活習慣も影響する
  • 普段からできる予防法を心がけよう
  • 五月病になってしまったら、自分でできる対処法を試そう
  • 病院へ行くタイミングで迷わないことが大切
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