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仕事を辞めたいのはうつが原因?主な原因と悪化を防ぐ対処法どうしても辞めたい時の注意事項

date2024年02月21日
仕事を辞めたいのはうつが原因?主な原因と悪化を防ぐ対処法どうしても辞めたい時の注意事項
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はじめに

毎日ツライ、仕事を辞めたいと考えている原因は、もしかするとうつ病が原因かもしれません。疲れているのに眠れない、食欲がない、仕事に行こうとするとめまいや吐き気がする。このような症状がある場合、うつ病を疑ってください。うつ病になる原因や症状を緩和するための対処法、転職・退職ポイントをまとめて紹介します。

仕事辞めたい!そんな時の対処法や理由などを徹底解説している記事も参考にしてみてください。

仕事を辞めたいと思い悩んでしまう際は以下の記事をご参考ください。ケース別にどう自分と向き合えばよいか徹底的に解説しています。

仕事を辞めたい原因は?

仕事を辞めたい原因は?

仕事を辞めたいと感じる原因には、仕事内容そのものや労働環境、人間関係や不当な扱いを受けているなど、さまざまな要因が考えられます。どれか一つに当てはまるかもしれませんし、すべて思い当たるかもしれないでしょう。

もし仕事を辞めたいと感じて、心や体がツライと感じはじめたのであれば、まずはしっかりと自分の感情に向き合い、辞めたいと感じた原因を考えてみてください。芽生えた感情には必ず理由があるはずですので、感情の本質を探し出し、問題解決に挑みましょう。

うつが原因?

うつが原因?

朝どうしても布団から出られない、仕事へ行くことを考えるだけで気持ちが滅入ってしまう。一見「甘え」や「怠け」と捉えられがちなこの状態。もしかすると知らぬ間にご自身を追い詰め、危険な状態になっている可能性があります。

危険な状態とは「うつ病」の可能性です。うつ病と聞くと、心が弱い人や甘えている人がなるもので、「自分とは関係ない」と思っている人も多いかもしれません。しかしうつ病は誰しも発症する可能性があり、発症する理由や原因には、仕事によるストレスも 挙げられます。

仕事でうつ病になってしまう主な原因

仕事でうつ病になってしまう主な原因

誰しも発症する可能性がある「うつ病」。もしいま仕事を辞めたいと感じている原因がうつ病を発症させてしまっているとしたら、どのような原因が考えられるのでしょう。

  • パワハラ・セクハラなどを受けている
  • 同期、同僚、上司と合わない
  • 長時間労働

ここではこれら3つの原因にスポットを当て、原因を探していきます。

パワハラ・セクハラなどを受けている

パワハラやセクハラなど、さまざまなハラスメント行為を受けていると、うつ病を発症してしまう可能性は高くなります。ハラスメントは、精神的にだけでなく肉体的にも厳しい状況を強いられることもあるでしょう。そのような状態で働き続けていると、心も体もおかしくなって当たり前です。

誰かに相談し、問題解決へと試みればいいのですが、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうケースもあります。ひどい場合、誰一人味方がいない状態になっていることもあるでしょう。ハラスメントを受けていることが日常化していくと、どこかが麻痺しはじめ、自分が悪くなくても自分を追い詰めようとしてしまいます。このような状態はうつ病の原因となってもおかしくはないのです。

同期、同僚、上司と合わない

仕事は好きでやりがいを感じている。しかし、同僚や上司、部下との関係性がうまくいかず、気持ちがどんどん落ち込んでしまうことはないでしょうか。明確な理由があればまだ救われるかもしれませんが、なんとなく合わないと感じる場合など、どうすれば 良いかわからず、頭を抱えてしまう人もいるでしょう。

苦手な人とは、上手に適度な距離を保つことが心の平穏への近道ですが、職場の人間関係の場合、そうはいきません。性格や価値観があわず、そのズレに心をすり減らしていると、疲れがどんどん蓄積されてしまい、うつ病を発症する原因になりかねません。

大好きでやりがいのある仕事のはずなのに、人間関係の問題で心が疲弊してしまう。そのせいで仕事そのものがイヤになり、辞めたいと考えはじめることもあるでしょう。

長時間労働

連日遅くまで残業を強いられ、朝から晩まで仕事に追われる日々。時間がないので余暇を楽しむ暇もなく、食事もコンビニで買ったもので済ませることが増え栄養バランスが保てない。このような状態では、精神的に追い詰められてもおかしくありません。

オーバーワークで満身創痍な日々が続くと、危険な症状が現れはじめます。疲れてどうしようもなく眠いはずなのに、布団に入って目を閉じてもまったく眠れない。眠れないことに焦り、なんとか寝ようとするとますます目が冴えていく。結局朝までろくに眠れなかった……など。

適切な休息と睡眠が足りない日々を重ねていくと、うつ病発症に繋がります。とくに睡眠不足は正常な判断を奪いますので、肉体的にも精神的にも大変危険な状態と言えるでしょう。

うつが悪化しないための対処法とは

うつが悪化しないための対処法とは

うつ病を発症してしまったらどうすればいいか。まずはうつ病をこれ以上悪化させないことが大切です。

  • 生活習慣を整える
  • 信頼できる人に相談する
  • 医師に相談する
  • 趣味に没頭する

ここでは上記4つの対処法についてお話していきます。ムリはせず、できる範囲でできそうなことを、ゆっくりと焦らずに試してみてください。

生活習慣を整える

心と体を健康な状態に戻すためには、適度な運動や睡眠、バランスの取れた食事などが必要となります。そこで最初に取り掛かりたいことは、生活習慣を整えることではないでしょうか。

毎日当たり前におこなっていることを正しい状態に近づけるだけで、心も体もストレスから開放されます。生活習慣が乱れていると、うつ病などの精神疾患だけでなく、生活習慣病のリスクもアップしますので、これを機に生活習慣の改善を目指しましょう。

理想は毎日8時間のまとまった睡眠の確保。最低でも6時間はキープできるよう挑戦してみてください。「22時までに布団に入る」などの目標を決め、起床時刻と就寝時刻の固定化を目指しましょう。最初は眠れなくても構いませんので、入眠のルールを体に覚えさせてください。

信頼できる人に相談する

うつ病を発症するまでツライ状態になっている人の多くは、ツライ気持ちを一人で抱え込んでしまう傾向にあります。一人で抱えきれなくなってしまい、パンクしてしまった状態がうつ病の発症とも考えられます。誰かに甘えたり助けを求めたりすることは勇気がいることかもしれませんが、すべてを一人で抱え込む必要はありません。

家族でも友人でも、一度も会ったことのないSNS上での仲間でも構いません。信頼を置ける、心を開いて話せる人に相談をしてみることをオススメします。相談とまでいかずとも、話を聞いてもらうだけでも気持ちが救われるかもしれません。一人で抱え込まず誰かに相談するなり話すなりしてみましょう。誰かに話すことで客観的な意見やアドバイスがもらえる可能性もあります。

医師に相談する

うつ病かなと自分で思ったり、誰かから指摘されたりした場合は、自己判断に任せず、できるだけ早い段階で医師に相談することも大切です。自己判断に頼りすぎると、心と体が本当に壊れてしまい、取り返しのつかない危機的状態に陥りかねません。

医師に相談し診断書を発行してもらうことで、労災認定が受けられる可能性もあります。状況に応じて休職ができたり、傷病手当が貰えたりなどもできます。

休職することを「甘え」とか「怠け」と思う必要はありません。きちんと休んで心と体を回復させることは、ご自身の未来を守るための行動です。医療につながることで、適切な治療や投薬を行え、自分だけではどうにもならなかった部分の改善も見込める可能性が出てきます。

趣味に没頭する

ストレスが蓄積されすぎて、心も体も疲弊してしまった。そのような過酷な状態から脱するには、ストレス解消法を見つけ、実践することをオススメします。うつ病を発症するほど忙しかった日々に、好きなことを思い出す時間はありましたか? きっとそれどころではなく、好きなものを思い出さないことが当たり前だと麻痺してしまっていたのかもしれません。

どんな些細なことでも、ものでも構いません。好きだと思えることに没頭する時間を作ってみましょう。何かを作ったり、どこかへ出かけたり、やることは何でも構いません。散歩でもぼーっとするだけでも、それが好きなことであればストレス解消につながることでしょう。

どうしても仕事を辞めたいときは?

うつ病を悪化させないための対処法をいくら試みても、どうしても仕事を辞めたいとしか思えない。そのような場合、感情の赴くままに勢いで仕事を辞めてしまうとリスクが生じます。

  • 診断書を書いてもらい休職する
  • 転職・退職は正常な判断ができるときにする

これ以上余計なことでツライ思いをしないで済むように、上記2つのポイントについて見ていきましょう。

診断書を書いてもらい休職する手も

勢いで辞めてしまうのではなく、逆に本当にやめたいと決断をしたのであればなおのこと、専門医に相談して診断を受け、うつ病である証拠を示す「診断書」を作成してもらいましょう。診断書を会社に提出すれば、休職扱いにしてもらえる可能性があります。

心身が疲れ果てているなかで、勢いで仕事を辞めてしまうと先々の不安で押しつぶされそうになり、うつ病がさらに悪化してしまうかもしれません。そうならないためにも、まずはしっかり休んで心と体の回復に努めましょう。休職している間に、様子を見ながら、ゆっくりと今後について再考してみることをオススメします。

転職・退職は正常な判断ができるときにする

うつ病を発症している状態や、心身ともに疲弊しているときは、冷静な判断ができない可能性が高くなります。ご自身は大丈夫と思っていても、疲れからくる判断能力の低下は、ありえない判断や行動をしてしまうことも珍しくありません。

このような状況の場合、すぐに結論を出さないようにしましょう。焦って退職をしてしまうと、様々なデメリットが起こり、後悔してますますツラクなってしまうかもしれません。転職活動もうつ病が改善されていないままでは厳しい戦いになることが予想されます。

後悔しないためにも、大切なことの判断は心が落ち着いている状態のときに行うよう心がけてください。

まとめ

心と体は正直で、自分では大丈夫だと思っていても、気づかないうちにどんどん疲弊していきます。蓄積された疲弊は重くのしかかり、うつ病の扉を開いてしまうのでしょう。だからこそうつ病を疑う・発症した場合は、決してムリをしないようにしてください。

うつ病になってしまう人は、「こんなことぐらいで」とか、「みんな我慢しているのだから」と自分を追い込むようなことを考えてしまうため、冷静な判断ができなくなるのかもしれません。

まずは心と体の健康を第一に考え、これまで頑張ってきたご自身を労ってあげましょう。少し立ち止まって落ち着いたときに、これからのことを決めていけばいいのですから。

最後のチェックポイント

  • うつ病が原因で仕事を辞めたいと感じることは珍しくない
  • ハラスメントや人間関係、労働環境がうつ病を招くことも
  • うつ病を発症してしまったら悪化させないように対処する
  • 規則正しい生活と最低6時間の睡眠の確保で改善を目指す
  • 一人で抱え込まず誰かに相談したり話したりしよう
  • 病院で診断を受けたり治療を受けたりすることは恥ずかしいことではない
  • とにかく好きなことに没頭する時間を作ろう
  • すぐに判断、行動せず、落ち着いたときに冷静な判断をするように努める
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