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30代はキャリアプランを見直す絶好のチャンス?

date2024年02月21日
30代はキャリアプランを見直す絶好のチャンス?
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はじめに

30代は年齢的に企業組織の中では中間層であるため、課長職などの役職に就く方もでてくる時期です。そうした周囲の状況を耳にしてキャリアプランについて考え、「キャリアアップはどうしたらできるの?転職も検討したいけどまだ大丈夫?」と心配になる方もいるでしょう。また、昨今注目を集めているジョブ型雇用という雇用形態を取り入れた企業も増えてきました。ここでは30代でキャリアプランを見直すうえでの注意点や考え方を紹介します。

30代はキャリアプランを見直す絶好のチャンス?

30代はそれまで経験を重ねたことで、自分がやりたい仕事や挑戦したい領域が明確になってくる時期であることから、キャリアプランを見直すチャンスと言えます。20代ではビジネスの右も左もわからず就職した人も多いと思いますが、30代では広い視野でキャリアを正しく選択し直すことが可能です。スキルを身につけ、社会人経験を積んだ結果、広い視野を獲得してきているからです。以下では、キャリアプランを見直すにあたり重要な各スキルについてご紹介します。

ビジネススキルを活用しよう!

社会人に求められるビジネススキルはいくつもあります。

  • ビジネスマナー
  • タスク管理能力
  • 交渉力
  • 業務推進力

社会人として働く上で様々なビジネススキルを獲得してきた人は、そのスキルを活かしてキャリアを見直すことができます。このビジネススキルはどんな業種であっても役立つベースとなるスキルで、より一層深めることで更なるキャリアアップを目指せます。

専門スキルを棚卸しする

30代はこの分野では負けない、もしくは負けたくないと思える仕事領域ができてくる時期です。そのような優れた能力を活かすため、環境も重要になってきます。例えばIT技術やデザイン、マーケティングなど専門的スキルを高めてきた人は、より難度の高いミッションを求める欲求が芽生えてくることもあります。一度立ち止まってそのスキルが今の環境で発揮ができているか、専門スキルを更に磨ける最適の環境かを自問してみましょう。このまま今の環境でスキルを高めていくか、より価値の高い市場を探すのか、もしくは全く異なるスキルを身につける為のキャリアチェンジを選ぶなど、選択肢を増やして考えていく事をお勧めします。

コミュニケーションもスキルの一つと理解する

コミュニケーションスキルは、どのような仕事を行う上でも重要なファクターです。30代にもなるとそれまでの経験で、誰にどのタイミングで話を持って行くと物事がうまく進むのか、また、どうすると円滑に話が進むのかなどのポイントを会得できたと思います。30代は、社内社外問わず様々な人と関わりながら仕事をしてきたことで、交渉スキルや人を巻き込む力も自然と身についています。

見通す力で見直そう

新卒で入社したての頃や20代では見えなかった本質的な仕事の楽しみや社会の流れが見えるようになってくるのも30代です。あるアクションを起こした場合、次にどんな事象が起こるのか、過去の経験をもとに想像できるようになり、危険を事前に回避する工夫もできるようになってきます。仕事だけに関わらず、人生を生き抜くための重要な力といえるでしょう。

今後雇用が変わっていく??メンバーシップ型雇用とジョブ型雇用

スキルの見直しはできましたか?次に変わりつつある働き方のお話をします。昨今、働き方改革やフリーランス化などの社会的なトレンドにより、ジョブ型雇用へシフトする企業が増えていると言われています。旧来のメンバーシップ型雇用とジョブ型雇用の特徴や違いを理解し、これまでの経験や知識を棚卸してメンバーシップ型・ジョブ型問わず、どちらの働き方が自分にマッチするのかを、キャリアプランと併せて考えてみましょう。

メンバーシップ型雇用

メンバーシップ型雇用では、ある一つの会社で長期的な雇用を前提に一括採用されるケースが多く、キャリアは会社の都合によって変化します。たとえば、部署移動のある会社などはメンバーシップ型雇用の1つの形態です。求められるのは、専門性の高さよりもオールラウンダーとして活躍できる総合力です。その為、その企業のビジネスを多角的に理解し、組織として成長していく事を第一とし、出世を繰り返して徐々に上の役職に上がっていく働き方と言えます。

メンバーシップ型雇用は日本の企業に特に多い雇用形態です。特に総合職の場合は、様々な部署を移動しつつ、総合的に知識や経験を培うことを目的とし何か一つに突出したスキルを身に付けるというよりも総合的なビジネス力を高め、キャリアを形成していきます。

ジョブ型雇用

ジョブ型雇用は、会社との労働契約がディスクリプション(職務記述書)に沿った職務を限定する働き方です。どこで働くかよりも、何ができるのか、という指標で仕事を選ぶことになります。プログラマーやデザイナーはもともと専門領域を職務とするため、働き方にあまり変化はありませんが、ジョブ型雇用が進むことで、評価の指標がより限定的になり、専門性の高さが評価にダイレクトにつながるようになります。IT企業をはじめ、多くの大企業でもジョブ型雇用が認められてきました。ジョブ型雇用は、専門性が身に付いてない場合、キャリアアップが困難になると予測されます。

まとめ

キャリアプランの見直しについてお話ししてきましたが、世の中の変化を受けてジョブ型雇用に転換する企業もあり、今後も増えていく可能性は大いにあります。自分のスキルをどのように伸ばし、社会の変化に対応していけるか30代でしっかり見直してみてはいかがでしょうか。メンバーシップ型、ジョブ型いずれの働き方でも活躍できるキャリアプランの検討をしてみましょう。

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