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転職で有利な資格と取得する時に注意したいこと

2020年08月31日
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はじめに

転職をする時に資格は必要なのでしょうか。資格を持っていることで転職が有利になるのであれば、うまく味方につけたいものです。この記事では、おすすめの資格や取得する時の注意点を紹介します。それぞれのポイントを押さえた上で転職に活かしていきましょう。

転職での資格が有利に働く理由は?

転職での資格が有利に働く理由は?

結論から言うと、転職において資格取得は有利に働きます。まずはその理由を知っておきましょう。以下では二つの理由を紹介します。

資格取得が熱意のアピールになる

一つ目は、希望する職種に対して有効な資格を持っておくと、仕事に対する熱意や真剣さをアピールできるという点です。

資格を取得すれば一定の知識を身につけた証になるため、その姿勢が評価されます。仕事に対して本気であることが伝わり、周りに差をつけることができるでしょう。

資格取得に向けた集中力・計画性が評価される

二つ目は、資格取得に向けたプロセスや努力なども評価されるという点です。資格試験に合格するには当然勉強が必要ですし、そのための時間を確保しなくてはいけません。

働きながら工夫して時間を生み出し、限られた時間を有効に使ってどう目標を達成するか、そういった集中力や計画性は高く評価されるでしょう。努力したプロセスをうまく伝えることができれば、入社後の活躍イメージにもつながります。

資格なしでも転職できるの?

では、資格がなければ転職が不利になるかと言うと、必ずしもそうではありません。国家資格でない限り、資格が必須の条件になる職種は少ないものです。そのため、必要以上に不安を感じたり、焦ったりしなくても大丈夫です。

ただ、取得しておくと転職に有利になる資格もあるため、知っておいて損はありません。頭に入れた上で、転職の時にはぜひ賢く活かしてみてください。

転職で有利になる資格一覧

転職で有利になる資格一覧

ここでは、ジャンル別におすすめの資格をまとめています。実際にどんな資格が転職で有利になるのか、具体的にはどんな内容なのか、それぞれチェックしておきましょう。

20代の転職で有利になるおすすめ資格

世の中には多種多様な資格がありますが、転職時に押さえたい有効な資格は、実はそれほど多くありません。以下では、20代の転職において取得すると有利になる資格を紹介します。

・簿記2級

資格の概要簿記とは、企業などの経営成績や財政状態を明らかにするために、経済活動を一定のルールに従って帳簿に記録することです。
複数ある簿記検定の中で最も知名度が高いのは、日本商工会議所が主催する「日商簿記検定試験」となります。1級~4級のレベルがあり、転職に活かすなら2級以上を目指しましょう。
2級の試験科目は「商業簿記」と「工業簿記」に分かれており、合格率は25%程度となっています。
おすすめの理由お金の流れが理解できるようになるため、経理・財務職だけではなく、様々なビジネスシーンに役立てることができます。
経営管理や経営に関する分析スキルが身につくため、「最も企業に求められる資格」と言われるほどです。
勉強期間150~350時間
受験料4,720円(税込)

・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

資格の概要マイクロソフト社が認定する、オフィス系ソフトのスキルを証明する資格です。約200もの国や地域で実施されています。
試験科目はWord、Excel、Power Point、Access、Outlookの5つに分かれており、科目ごとに受験することができます。特に人気なのはWordとExcelです。
MOSには一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2つが用意されています。合格率は非公開ですが、難易度はそれほど高くないと言えるでしょう。
おすすめの理由世界共通のグローバルな資格であり、国内での認知度も非常に高い資格です。
ビジネスに欠かせないWordやExcelなどの基本スキルが身につくので、転職時に有利になるほか、仕事の効率アップにも役立ちます。
勉強期間20~80時間
受験料1科目:10,780円(税込)~
※受験するレベルや同時受験科目数によって金額が異なり、学割もあります。

・中小企業診断士

資格の概要経営コンサルティングに関する唯一の国家資格です。中小企業の経営課題に対して診断やアドバイスを行えるようになります。
中小企業診断士になるためには、1次(マークシート)試験、2次(筆記・口述)試験、実務補習・実務従事の3段階をクリアしなくてはなりません。
1次・2次を合わせた合格率は4%前後で、かなり難易度の高い資格試験と言えます。
おすすめの理由経営戦略や人事、マーケティング、財務など、幅広い知識が身につくので、特にコンサルティング業界では高く評価されます。
難関の国家資格であるため自分の価値を高めることにもなり、ビジネスパーソンが新たに取得したい資格として人気です。
勉強期間800~1500時間
受験料1次試験:13,000円(税込)
2次試験:17,200円(税込)

・ファイナンシャル・プランナー

資格の概要ファイナンシャル・プランナー(FP)とは、主に個人に対して将来のライフイベントに沿った資金計画やアドバイスを行うお金の専門家です。
FPの資格は大きく2つに分けられ、国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP、CFP」があります。FP技能士は1級~3級の3段階あり、転職では2級以上が求められるでしょう。
合格率はFP2級で25~30%程度となっています。国家資格の中では難易度が低く、有数の人気資格です。
おすすめの理由一生もののお金の知識が身につくため、自分の日々の生活に役立てることができます。
特に保険や金融、不動産業界ではすぐに知識が活かせるため、転職時に有利になるでしょう。
勉強期間2級:150~300時間
受験料2級:9,570円(税込)

・社会保険労務士

資格の概要社会保険労務士(社労士)とは、社会保険、労働に関する書類の作成や手続きの代行、人事・労務の相談などを行う仕事です。
社労士試験には受験資格があり、学歴・実務経験・厚生労働大臣の認めた国家資格のいずれかを満たすことが求められます。
試験は毎年8月に実施され、「労働関係」と「社会保険」のジャンルから全8科目が出題されます。合格率1桁の難関試験です。
おすすめの理由将来にわたって活用できる実用的な国家資格です。特に人事・労務部門での転職で有利となります。
学習を通じて身につく知識は年金や労働に関する身近な内容が多く、実生活にも役立つでしょう。
勉強期間700~1000時間
受験料9,000円(税込)

・TOEIC

資格の概要世界150カ国で実施され、日本でも非常に多くの場面で活用されている、英語コミュニケーション能力を測るテストです。合否ではなく、受験時のスコアで能力を示します。
TOEICにはいくつか種類がありますが、通常はTOEIC Listening & Reading Testのことを指します。リスニング(約45分間・100問)とリーディング(75分間・100問)という内容です。
仕事で英語を使わない場合は600点以上、使う場合は750~800点以上を目指しましょう。
おすすめの理由企業が英語力を測る際に重視するのがTOEICです。英語力の証明となるため、特に英語が必要な業種・職種には必須と言えます。
実践的な英語コミュニケーション能力が身につき、現状の自分の英語力を把握することにも役立ちます。
勉強期間100点アップに200~300時間
受験料6,490円(税込)

・秘書技能検定

資格の概要文部科学省が後援する民間資格で、秘書業務の知識と技能について検定するものです。社会人としての一般常識やビジネスマナーが身につくため、学生でも取得する人が多くいます。
秘書技能検定は1級および準1級から3級までの4段階があり、3級・2級は筆記のみ、準1級・1級では面接が行われます。転職に活かすなら2級以上を目指しましょう。
平均的な合格率は、2級で60%前後となっています。
おすすめの理由電話応対やOA機器の操作、接客マナー、冠婚葬祭でのふるまい方など幅広い知識が身につくため、企業からの印象や評価が高い資格です。
社会人として、あらゆる業種・部門でスキルを役立てることができるでしょう。
勉強期間2級:20時間~70時間
受験料2級:4,100円(税込)

・医療事務

資格の概要医療事務と呼ばれる資格は数多くあり、いずれも国家資格ではなく民間資格となります。なかでも認知度が高いのは「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))」です。
医療機関での窓口業務や診療報酬請求事務など医療事務全般に関する知識・スキルが問われ、試験範囲は大きく医科と歯科の分野に分かれます。
合格率は68%程度で、難易度はそれほど高くありません。未経験から医療事務に挑戦するなら、まずこの資格を検討するといいでしょう。
おすすめの理由メディカルクラーク(R)は医療事務資格のスタンダードであり、医療事務に関する基本知識を身につけられます。
医療事務の仕事には安定的なニーズがあり、年齢を気にせず働けることも魅力です。
勉強期間90~200時間
受験料医科、歯科:各7,700円(税込)

・介護福祉士

資格の概要厚生労働大臣が認定する、介護業界で唯一の国家資格となります。自力で日常生活を送ることが難しい高齢者や障害者をサポートするのが介護福祉士です。
試験を受けるには4つのルートがありますが、受験者の多くは「実務経験ルート」を選ぶことになります。その場合、実務経験3年以上かつ従事540日以上と実務者研修修了が必要です。
実務経験ルートでは、筆記試験(年1回)のみで実技試験は免除されます。合格率は70%前後と、難易度はそれほど高くありません。
おすすめの理由社会福祉施設や老人ホーム、障害者施設など活躍の場は多いです。転職時にも即戦力として期待され、給与や手当などで優遇されやすくなります。
超高齢化社会においてニーズは増える一方なので、将来性が高いと言える資格です。
勉強期間200~250時間
受験料15,300円(税込)

未経験からIT業界への転職でおすすめ資格

IT業界への転職を考えた場合、未経験では難しいと思うかもしれません。しかしIT業界はますます伸びる一方で、慢性的な人材不足とも言われています。必要な基礎知識やスキルを身につければ、未経験から転職することも十分可能でしょう。

そのために有効なのが、IT系の資格取得です。何から学習すべきか分からない未経験者にとっては、試験対策を通じて体系的に知識を得ることができます。以下に紹介する資格を取得して、ぜひIT業界への転職を有利に運んでください。

・ITパスポート

資格の概要「iパス(アイパス)」とも呼ばれる、ITに関する基礎知識を証明できる国家資格です。情報処理技術者試験のうち、最も簡単なレベルにあたります。
平成21年4月に新設された比較的新しい試験ですが、平成30年度までに総応募者数98万人を超える、人気資格でもあります。
試験範囲はストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3分野です。合格率は平均50%前後で、合格を狙いやすい試験と言えるでしょう。
おすすめの理由未経験でIT業界への転職を考えるなら、まずは取得しておきたい資格です。基礎的な知識を体系的に学んだ証明になります。
情報処理技術者試験の中では入門編にあたる資格なので、ITに関するスキルアップの第一歩として最適でしょう。
勉強期間100~180時間
受験料5,700円(税込)

・基本情報技術者

資格の概要こちらも情報処理技術者試験の一つですが、ITパスポートよりもレベルが高くなります。「IT業界の登竜門的な試験」とも言われ、認知度も非常に高いです。
試験範囲はITパスポートよりも広がり、プログラムに関する知識が求められる点が異なります。
合格率は20~25%程度で、しっかりとした学習が必要です。
おすすめの理由未経験者の転職においては、情報処理に関する知識を示すのに十分有効となります。
IT業界の中でもエンジニアとしてのキャリアを考えている場合、必須とも言える資格でしょう。
勉強期間150~200時間程度
受験料5,700円(税込)

・CCNA

資格の概要CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、世界最大手の通信機器メーカー・シスコシステムズ社が認定する、ネットワークエンジニアの技能を認定する資格です。
ネットワークの基礎やネットワークアクセス、IP接続やセキュリティの基礎など、ITキャリアに必要な知識が問われます。
合格率は非公開ですが、近年は難易度が急上昇し、2020年2月には大幅な改定もありました。また3年という有効期限があり、期限までに再認定が必要です。
おすすめの理由世界に通用する資格なので、ネットワークエンジニアとしての基本的スキルを証明できます。
未経験者にとっては、CCNAの勉強を通じて効率よくネットワークの基礎を学ぶことができるでしょう。
勉強期間160~180時間
受験料36,960円(税込)

資格取得を考えるときに注意したいこと

資格取得を考えるときに注意したいこと

資格を取得する時には、自分の志望職種・業種に直結するものや、業務に役立つ知識が得られる資格を選びましょう。やみくもに資格を取得しても、時間やお金がかかるばかりで、転職にはあまり役立ってくれません。

志望している職種と関連した資格なのかを確認

大切なのは、希望する就職先と関係がある資格なのかをよく確認することです。どんな仕事内容で、どんな人物像が求められているかなどを、しっかりと把握しておきましょう。その上で有効な資格を取得することが何よりの近道です。

ポイントを押さえて効率的に

また、資格取得にはポイントを押さえた効率的な学習が必要です。働きながら時間を確保するのは大変ですが、だからこそしっかりと計画を立て、一発合格を狙いましょう。あくまで転職に活かすための資格取得ということを忘れずに、ムダのない学習をおすすめします。

まとめ

転職においては、資格がなければ必ず不利になるというわけではありません。しかし希望する職種や業種によっては、適切な資格を取得しておくことで、周りに差をつけられることも事実です。

IT業界など専門的な知識や高度なスキルが求められる分野では、資格取得が一つの登竜門となることもあります。自分の進みたいキャリアに合わせて、どんな資格が有効なのかを見極めて学習に取り組みましょう。

最後のチェックポイント

  • 資格を持っていると転職活動で有利になる
  • 資格取得は熱意のアピールになり、集中力や計画性も評価される
  • 資格がなくても不利になることはない
  • 20代の転職では、簿記2級やMOS、TOEICなど幅広く活用できる資格がおすすめ
  • 未経験からIT業界へ転職するならITパスポートや基本情報技術者の資格がおすすめ
  • 資格取得には志望職種と関連しているかを確認する
  • ポイントを押さえて効率的に学習を進めることが重要
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