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ガクチカとは?書き方の例とポイントを解説!

date2023年12月15日
ガクチカとは?書き方の例とポイントを解説!
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はじめに

  • ガクチカとは学生時代に力を入れた活動内容や成果のこと
  • ガクチカでは自分の興味や関心を明確に示して具体的な活動や成果を述べる
  • ガクチカは企業や人事担当者が志望者の能力や人柄を知るために大切な情報
  • ガクチカは学生時代の経験や成長だけでなく趣味や特技もアピールできる
  • ガクチカと自己PRを組み合わせることで強みをより魅力的に表現できる

ガクチカとは学生時代に力を入れた活動内容や成果のことで、志望動機や自己PRと同様に就職活動の重要な情報項目です。ガクチカでは自分の強みや目標を明確にして、志望企業や面接官に自分の価値をアピールしましょう。

ガクチカとは?就活で重要なポイントを解説

ガクチカとは、学生時代に力を入れた活動内容や成果をまとめたもので、これを略した言葉です。志望動機や自己PRとは違った切り口で人物像を伝えられるため、就活の質問としても大きなウェイトを占めます。ガクチカを上手に作成することで、自分の強みや魅力を伝えられるだけでなく、今後の成長課題にもつなげられます。

履歴書と面接におけるガクチカの重要性

就職活動において履歴書と面接は欠かすことのできない重要事項ですが、その中でも大きな役割を果たすのがガクチカです。履歴書では簡潔にガクチカで自己アピールし、面接ではより詳しくガクチカの内容を伝えることで、履歴書から逸れることなく自分の経験や強みを伝えられます。またガクチカは、志望者が本気度やコミュニケーション能力を企業に示す重要な要素でもあります。ぜひガクチカを効果的に活用し、企業に貢献できる人材であることをアピールしてください。

就活でガクチカが聞かれる意味

なぜ企業や人事担当者はガクチカを聞くのでしょうか。それは志望者の能力や人柄、価値観などを知るためです。ガクチカを通して、どのような目標を持ち、どのような成果や反省を得てきたのかを聞くことで、企業は志望者の業務適性を判断できます。ガクチカは志望者が自分の興味や関心に基づいて、主体的に行ってきた活動や成果であるため、志望者の個性や人柄も確認できます。ガクチカで企業が知りたいことを理解し、自分がどのように貢献できるかを明確に伝えましょう。

ガクチカを書く際のポイント

ガクチカでは自分の強みや個性を志望先へダイレクトに伝えられますが、それをどのように書いたらよいのか、迷う人も多いのではないでしょうか。以下の項目では、魅力的なガクチカ作りのポイントを解説します。

ガクチカで押さえるべきポイント

押さえるべきポイントとしては、学生時代に力を入れた活動や成果を自分の強みとして、わかりやすく書くことが重要です。構成としては主張・理由・具体例・結論で書くPREP法をオススメします。冒頭で学びや成果(主張であり結論)に触れ、学生時代に力を入れた活動内容(理由)と、具体的な実体験(具体例)を述べ、学びや成果(結論)で締め括るとよいでしょう。

書き方のテクニックとして過去の経験や挑戦から得た教訓やスキル、成長した点はどこかを具体的に述べることで、成果だけでなく成長意欲や将来性もアピールできます。ガクチカでは明確でわかりやすい表現を使い、冗長な表現や専門用語の多用は避け、読み手がスムーズに理解できる文章を意識してください。

限られた文字数で最大の魅力を伝える

ガクチカの文字数は制限されている場合が多く、200字から400字程度が目安です。主なテーマは学生時代に専攻した学問のほか、サークル活動やボランティア活動、インターンシップやアルバイトなどです。単に活動名や期間を列挙するのではなく、どのような役割を果たし、何を学んだかなど、具体的な成果や成長をエピソードに交えて伝えましょう。内容面では、自分がどのような価値観やビジョンを持っているのか、どのようなキャリアを目指していのるかを明確にしてください。

ガクチカのネタがない場合

中には学生時代、特に目立った活動や経験をしていないと考える人もいるでしょう。以下の項目ではガクチカのネタ不足に対して、具体的な対処法とアイデアを紹介します。

自己分析で自分の特徴を見つけ出す

ガクチカのネタが思い浮かなくても自己分析を応用することで、気付いていなかった自分の特徴や強みを再発見できます。過去のアルバイトやボランティア活動があれば、それを掘り下げて関連する具体的な成果を書き出しましょう。具体的な業務や責任、得られた成果を明確に示すことで、自身の能力や成長をアピールするガクチカが作れます。

趣味や特技を活用する

趣味や特技は、自分の強みにつながる重要な個性です。得られた学びや成果はガクチカにも活用できます。関連するイベントがあれば、ぜひ積極的に参加し、挑戦しましょう。例えば、絵を描くのが好きな人であれば、コンテストや賞レースへの挑戦などはガクチカでも効果的なストーリーです。また成果があれば、第三者からの評価を裏付けた形でアピールできます。

自己PRとガクチカを組み合わせる

ガクチカのアイデアが弱いと感じる場合は、自己PRとガクチカを組み合わせることで、これを補う相乗効果が生み出せます。例えば自己PRで、強みを活かして挑戦したい仕事を述べたのであれば、ガクチカでは学生時代の活動経験やエピソードによって強みを裏付けることで、志望する企業や希望職種への適性をより魅力的にアピールできます。

PREP法によるガクチカの例

この項目では、これまでの説明を踏まえたガクチカの例文を紹介します。例文は、先の項目でも触れたPREP法による「主張・理由・具体例・結論」の4点に分けて、400文字以内の構成でまとめています。

  • ガクチカの例文(PREP法による本文400字以内)

    私は大学で国際経済学を専攻しました。
    (主張であり結論)


    専攻理由は経済の仕組みを通じて社会現象を理解し、問題解決に貢献したいと考えたことで、卒業研究では日本と中国の貿易関係を調査しました。テーマの選択理由は貿易摩擦や国際政治の影響を含めた分析が、対中ビジネスでも重要だと考えたからです。
    (理由)


    卒研では情報取得の難しさに苦労しましたが、所属する中国史研究サークルの人脈と情報を活用し、これを克服しました。その結果、貿易摩擦や政治的緊張による経済への影響や、双方の利益を最大化する可能性が見出せました。
    (具体例)


    この経験から私は市場動向やトレンドを予測し、特に対中ビジネスの戦略立案や意思決定に貢献できます。またデータ収集や分析能力も身につけましたので、ビッグデータの活用や経済指標の解釈も私の強みです。将来的には対中国をはじめ、国際的なビジネスの場で活躍したいと考えています。
    (再度の結論)

まとめ

本稿では就活におけるガクチカの重要性や作成時のポイントについて解説しました。ガクチカに向けた自己分析では、普段は気付かなかった自分の魅力を再発見できるはずです。また簡単には述べられないストーリーも、ガクチカと自己PRを組み合わせることで、より魅力的に伝えられます。ライバルも条件は同じです。ぜひ効果的なガクチカの作り方をマスターして、自分の価値と魅力を最大限に引き出してください。

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