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ITエンジニアはいまだに不足が続いている!?

date2024年02月21日
ITエンジニアはいまだに不足が続いている!?
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はじめに

IT業界も、多くの他業種同様、人材不足は深刻だと言われています。ただ、IT業界の人材不足には特徴があり、それを理解することは、今後もエンジニアとして生きていくための重要な指標となります。

ITエンジニアは不足しているのか?

企業の一員として働いていると、あまり実感がないかもしれませんが、IT業界は慢性的な人材不足であり、その上デジタルトランスフォーメーションに対応できるエンジニアの需要の高まりが合わさり、エンジニア不足は今後より深刻化すると言われています。

経済産業省が公表したIT人材不足

2019年に経済産業省より公開された「IT人材需要に関する調査」では、2030年に最大で79万人ものIT人材が不足すると警鐘を鳴らしています。すでにIT人材不足と言われていますが、上記の報告書ではこのままIT化が進むことで2030年にはよりITエンジニアの需要が高まると予測されています。

ITエンジニア不足の理由はなに?

IT人材不足は今後も拡大し、2030年には79万人も人材不足になると予想されています。その原因について、IT技術の変化、少子高齢化による人口減少、市場の急成長の視点で見ていきましょう。

IT技術の変化

AIやIoTによるビックデータの活用が盛んになり、ITは社会や経済にとって大きく価値が見出されています。このような最先端技術がどんどん世の中に浸透することで、それに対応できる人の需要が急速に高まっています。しかし、技術変化のスピードに人材育成が間に合わず、この分野に対応できる人が極めて少なく、人材不足の要因となっています。

少子高齢化で人口減少

日本の人口は2008年をピークに減少に転じました。厚生労働省の労働白書によると、出生率の低下に伴う年少人口の減少は、2040年には20~64歳人口が全人口のちょうど半分を占めるまでに減少すると推計されています。労働人口の減少は、今後さらに多くの人材を必要としているIT業界にとっても、深刻な問題と言えるでしょう。

IT業界・IT市場の急成長

先に述べた急速なIT技術の進化により、私たちの生活も大きく変わろうとしています。ユーザ企業も新たなシステムの導入を積極的に活用しようとし、国も制度の多くをデジタル化へ移行しようと動いています。2020年の日本のIT市場規模は13兆円を超え、プラス成長を続けています。IT技術は様々な業界から必要とされ、急速なIT化が進み、IT業界・市場は急成長するでしょう。これにより、IT人材の需要はさらに高まると予測されています。

世界から必要とされるエンジニア!

社会のデジタル化により、最先端技術に携わるエンジニアは、貴重な存在であり、また、既存の技術についても引き続き高い需要が見込まれています。これからの時代、ITエンジニアは常に必要とされ続けます。

IT業界の未来は明るい?

IT業界は、これまで述べたように人材不足という大きな課題があります。しかし、IT業界で働いている私たちにとっては、今後の未来は明るいと言えます。収入においては、2017年から4年連続で平均月間給与は上昇しています。これからもITエンジニアとして実績を積み、スキルを高め、豊富な経験を武器に、キャリアを高めていくことができます。

望まれるエンジニア

現在不足している人材/将来不足が想定される人材
出典元:独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター「IT人材白書2020」

今後、特に人材不足が見込まれるIT分野は、AI・IoT・ビックデータ・ネットワークなどの最先端の技術領域です。その中で、プログラマー・データサイエンティスト・情報セキュリティエンジニア・ネットワークエンジニアなどの技術者が必要とされています。今までに培った経験やスキルをもとに、この分野に向かったスキルアップ・スキルチェンジが今求められています。

まとめ

IT技術は、さらに進歩しエンジニアへのニーズは高まり続けます。
潜在スキル・経験を持つエンジニアは、IT業界にとって貴重な原石と言えます。あなたもそのひとりではないですか?次はエンジニアとして経験を積んだ次のステップについて解説していきます。

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