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20代から30代のボーナス/賞与の平均額・手取り計算方法・支給日・使い道について

2021年01月14日
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はじめに

業種や職種、働き方などによってさまざまな事情が存在するボーナス(賞与)。賞与の平均額や手取りからボーナスの金額を計算する方法、ボーナスの使いみちについて。聞いてみたい、知っておきたいボーナス事情についてご紹介します。

ボーナス(賞与)とは

ボーナス(賞与)とは

固定給を貰っている労働者が、給与とは別に支給される一時金を「ボーナス(賞与)」と呼びます。しかしボーナスは必ずしも支給する義務があるわけではなく、企業が利益を上げた場合などに、従業員への利益を還元するために支払われる「一時金」であるとも考えられています。

由来は?

語源は「よい」という意味をもつラテン語、「ボヌス」。そこから派生し、英語の「bonus(ボーナス)」となりました。ラテン語の「ボヌス」とは、ローマ神話に登場する成功と収穫の神、「Bonus Eventus(ボヌス・エヴェントス)」が由来です。

日本では江戸時代にまでさかのぼり、商人たちが盆と正月に配った「氷代」や「餅代」が由来であるとも言われています。賞与としての記録は、明治9年の三菱商会のものが最古となるようです。

支給日はいつ?平均はいくら?

一般的にボーナスは夏と冬の2回支給されます。しかしあくまでも年2回は基本的なものであり、企業によっては年に3回支給や、年度末にまとめて1回というケースもあるようです。

ひとことで「夏」と「冬」と言っても、公務員と一般企業では支給日が異なるケースもあります。両者の違いを支給時期や平均金額などを交えて紹介しましょう。

地方公務員

公務員のボーナス支給時期はいつごろなのか。夏が6月30日で冬が12月10日と、毎年変動することなく固定されています(土日祝の場合は前日・もしくは前々日になる)。しかし地方公務員の場合、自治体によって日程に変動があるようです。いつごろ支給日になるかは、国家公務員の支給日と同じか、近い日程で支給日が決定されます。

公務員のボーナスは、20代前半で50万円前後、20代後半で57万円前後。30代ではさらにうわまわることを考えると、20~30代のボーナス平均金額は60万円前後と考えられます。ただし地方公務員の場合は、自治体の定めるところにより、国家公務員とは支給金額に差があるようです。

一般企業

一般企業のボーナス支給日はいつか。一般企業の場合は公務員とは異なり、支給日は会社によって異なるため、いつが支給日であるかを明確にすることは難しいでしょう。目安としては、夏が6月下旬~7月上旬にかけてで、冬は12月中旬頃までに支給される傾向にあるようです。

平均金額は、20代前半で25~30万円、20代後半で35~45万円程度といわれています。20代前半はまだ勤続年数も浅いため、20代後半と比較すると差が大きくなります。また企業によっては高卒か大卒か、企業の規模によっても支給金額に開きがありますので、一概に年齢だけで判断することは難しそうです。

若手社会人のお金事情については、別の記事でも書いています。社会人一年目を知る!社会人1年目・2年目・3年目の貯金事情!もチェックしてみてください。

ボーナス(賞与)の計算の仕方は?

公務員のボーナスは原則、「期末手当+勤勉手当」となります。しかし国家公務員と地方公務員では、ベースとなる法令が異なるため、計算式も異なります。

一般企業の場合は、固定給の何カ月分が賞与となるかを、就業規則で確認しておくといいでしょう。前月の給与が30万円で2カ月分と定められていれば、単純計算で60万円がボーナスの額面となります。

額面から健康保険料や厚生年金保険・雇用保険・社会保険・所得税などが差し引かれます。保険料などを差し引かれた金額が手取りと考えてください。額面が60万円の場合、保険料を差し引くとおよそ48万円程度となります。

ボーナス「なし」の会社で働くメリット

ボーナス「なし」の会社で働くメリット

正社員として働く上で、ボーナスがあるかないかは大きな差になると考える人もいることでしょう。それでもあえてボーナスがない会社で働くメリットがあることをご存知でしょうか。

ボーナスのない会社で働くメリットは2つあります。

1.固定給がボーナスのある会社より高額になるケースが多い

年俸制を取り入れている会社では、年間の給与を12ヵ月に分割して支給するという形態をとっている場合があります。この場合、年収が同じであれば、ボーナス無しのほうが月々の給与額は高くなります。例えば年収360万円のケース。年俸制でボーナス無しの場合は、月々の給与が30万円になります。(同じ年収で、年間60万円ボーナス有の会社の場合は、月々の給与が25万円になります)

2.企業の利益や景気に左右されず安定した収入を得やすい

前述のとおり、ボーナスは企業側に支払い義務のあるものではありません。そのため、企業の業績や景気が悪くなれば減額されたり、場合によっては無くなってしまったりすることもあります。年俸制などで、はじめからボーナス無しの場合は、ボーナスカットになるというリスクがありません。

ボーナスがないと大きな買い物がしにくいという声もありますが、その分無駄遣いを減らせますので、どちらがいいかは考え方次第というところでしょう。

ボーナス(賞与)にとらわれすぎはダメ

ボーナスが支給されない会社だからといって、敬遠したり残念がったりする必要はありません。前述のとおり、ボーナスがあってもなくても年収に大差がないケースも珍しくないからです。月々の給与ではなく、年収を見て判断しましょう。

逆にボーナスがある会社の場合、景気や利益の影響でボーナスカットになる可能性もあります。年収はほぼ同じだったのに、ボーナスカットになってしまい、最初からボーナスがない会社より年収がダウンすることもありえるでしょう。

ボーナスがないと、なんとなく損をしているような気持ちになるかもしれません。しかし、ボーナスのありなしにこだわりすぎて、本質を見失うようなことはないようにしてください。

ボーナス前に退職はもったいない?

ボーナス前に退職はもったいない?

ボーナスを貰ってから退職をしたほうがいい」。このような話を聞いたことはないでしょうか。しかし本当にボーナスを貰う前に退職すると損をしてしまうのでしょうか?なにをもって損が起こるのか、具体的に見ていきましょう。

ボーナス支給後の退職では

ボーナスを貰ってから退職することは、決して悪いことではありません。退職後にまとまったお金があるかないかは、生活面だけでなく、再就職活動中の資金としても必要になるでしょう。

ボーナス支給後の退職として理想のタイミングは、ボーナスの支給後に退職届けを出し、引き継ぎを行いながら円満に退職するという流れがオススメです。だからといってボーナスが支給された翌日に退職届を出すなどは、さすがに印象が悪くなりかねませんので避けるようにしましょう。

目安としてはボーナス支給後、1~2週間後に退職届を出し、1カ月程度かけてきちんと引き継ぎを済ませ、円満退職を目指しましょう。

ボーナス支給前の退職では

ボーナスが支給される前に退職を希望する場合は、お勤めの会社が設けている「就業規則」を事前に確認しておくことをオススメします。実はボーナス支給前の退職では、会社によってはボーナスが貰えたり、貰えなかったりと違いがあるからです。

多くの会社の就業規則には、ボーナスが支給される日に会社に在籍していないと、ボーナスは支給されないとされています。このような規則は違法でもなんでもなく、企業側が独自に決めていいルールですので従うしかありません。

またボーナス支給前に退職の意志を示していると、ボーナスが減額されることも起こるようです。就業規則を確認し、ボーナスが貰えるかどうかの確認もしておいてから、辞めるタイミングをしっかりと見極めてください。

有意義なボーナス(賞与)使い道は?

有意義なボーナス(賞与)使い道は?

支給されたボーナス。どのように使うかは自分次第ではありますが、どのような使い方をすれば有意義になるのでしょう。自己投資や自分へのご褒美など、自分にとってもっともベストなボーナスの使い方を考えてみました。

自己投資に使う

ボーナスの理想的な使い方として、貯金をする人も多いのではないでしょうか。先行きが見えにくい世の中だからこそ、まとまったお金を貯金して蓄えておくことはマストと言えるでしょう。

しかしすべてを貯金に回してしまうのではなく、自分を磨くための投資資金にもぜひ使ってみてください。知識を増やしたりスキルアップを目指したり、美容アイテムやジム通いをすることは、決してムダにならない有意義な使い方と言えるはずです。

自分へのご褒美を買う

ボーナスはここまで頑張ってお仕事をしてきた自分への「ご褒美」とも言えます。思い切って以前から欲しいと思っていたものを購入するための資金にしてみてはいかがでしょう。

無駄遣いにならない程度に欲しかったものを買ったり、食べたり、遊びに行くことは、仕事に対する新たなモチベーションアップにつながるでしょう。

親孝行をする

高価なものでなくても構いませんので、ご両親になにかプレゼントを贈ったり、旅行や食事をごちそうしたりしてみてはいかがでしょう。普段はなかなか感謝の気持を伝えられないかもしれませんが、ボーナスが入ったからという大義名分があれば、親孝行もしやすいのではないでしょうか。

家族だけではなく、お世話になった先輩や後輩、同僚などにも、ちょっとしたお礼をしてみてもよさそうです。

まとめ

ボーナスの支給日や計算方法。ボーナスがある・なし、どちらがいいのか。退職する人に向けたボーナス関連の話題など、知っておくと便利な「ボーナス」についての話題をご紹介しました。

この機会に、お勤めの人はボーナスにおける社内の就業規則をチェックしてみてはいかがでしょう?就職活動を行う人はボーナスのあり・なしで年収はどれぐらい変化するのかをチェックしてみてもいいですね。

当たり前のように知っていると思っていたことも、詳しく事情を知ることでボーナスに対する考え方も変化するかもしれません。職種や業種で異なるボーナス事情、ぜひ参考にしてみてください。

最後のチェックポイント

  • ボーナスの言葉の由来はラテン語で「よい」を意味する「ボヌス」
  • ボーナスとは、会社の利益にともない給与とは別に支給される一時金
  • 一般的なボーナス支給時期は夏と冬の2回
  • ボーナスの支給額は額面から各種保険などを差し引いた手取り金額
  • ボーナスがない会社にもメリットはある
  • 景気や会社の利益次第ではボーナスカットになることもある
  • 退職する場合、ボーナス支給後1~2週間後に退職届を出すことがベスト
  • 目先の欲にとらわれず有意義な使い方を考えよう
  • 理想の使い方は貯金50%・自己投資30%・自分へのご褒美10%・寄付やプレゼント10%
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