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社風とは?しっかり調べて志望企業とのミスマッチを防止!

date2023年10月03日
社風とは?しっかり調べて志望企業とのミスマッチを防止!
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はじめに

  • 社風とは「企業のもつ独特な雰囲気」のこと
  • 社風の調べ方は能動的・受動的に情報を入手・分析すること
  • 社風の合わない企業内では異動、それでも解決しないなら転職
  • 企業とのミスマッチ防止対策はRCPしている企業を選ぶこと
  • 社風の合わない企業は「自己分析」で回避できる

世の中の企業には必ず「社風」というものが存在します。就職して働くうえで「社風に合う/合わない」は非常に大きな意味があります。しっかり社風について事前調査し、早々に退職・転職をする可能性が発生しない対策をしておきましょう。

社風とは

社風とは何でしょうか。英語ではCompany cultureとなり、「その企業のもつ独特な雰囲気」を意味します。言い換えれば「会社の体質」「会社の気質」というものです。その企業の歴史・価値観など複数の要素で構成され、関わる人が感じるその会社の雰囲気や慣習のことです。

企業規模や業種によって変わるのか?

社風は「経営者の考え方」「会社の沿革」などの要素で構成されることが多く、企業規模や業種で分類するのは難しいです。同じ製造業でも作っているものは違い、一括りに判断することはできません。大規模に全国展開する様な企業であっても勤める地域によっての特色や雰囲気が大きく違います。
企業全体に共通しているものはあるかもしれませんが、業種や企業規模というよりも部署や支店など組織単位で判断する方が良いかもしれません。

誰にとっても良い社風とは?

誰にとっても良い社風、というものはありません。そもそも「社風」は良い・悪いで判断するものではなく、自分に合う・合わないで語るべきものです。誰かにとって「良い社風」だったとしても、自分にとっては「悪い社風」となる可能性も普通に考えられます。同じ社風であっても、人によって受け取り方はさまざまでしょう。

社風の調べ方

次では就職志望企業の雰囲気(いわゆる社風)を実際に感じるための方法について、個別に解説していきますので見て行きましょう。

1.求人情報や企業サイトからの印象

会社の雰囲気を感じるには、企業サイトや求人情報企業を分析するという方法があります。
企業サイトの「社長からのメッセージ・プロフィール」を確認しましょう。その企業トップの考え・人柄・来歴、は社風に大きな影響を与えているはずです。
また、求人情報を見ることで自然と「求人において、その企業が何をアピールしたいのか」がわかります。会社として社員の働くモチベーションをどこに持たせたいのかがはっきりするでしょう。

2.クチコミサイトを参考にする

企業の雰囲気を感じる有効な手段として、企業側が公式に発信している情報とは別のクチコミサイトが参考になることもあります。
ただ利用時に注意してほしいポイントは、書いてある情報がすべて真実とは限らない、ということです。クチコミサイトのリスクを意識しておく必要もありますが、企業の実情・雰囲気を感じるためには非常に有効です。

3.自分で行動してみる

ここまでは「他者の発信している情報を確認する」というものでした。次では自分で行動して能動的に情報を得る方法について見て行きましょう。

3-1 インターンシップに参加

企業の雰囲気を感じることができる手段としてひとつ目として「インターンシップに参加する」という方法があります。求職者が志望企業でおためしに一定期間働いてみる、という職業体験制度です。「長期」と「短期」があり、短期インターンの場合は、3日以内で終了する場合が多いです。

3-2 会社説明会への参加・質問

企業の雰囲気を感じることができる手段のふたつ目として、会社説明会に参加するして質問することも有効です。
説明会の内容からは、どのような社風があるのかをダイレクトに感じ取れるでしょう。また、そういった説明会にはたいてい質疑応答の時間があります。知りたい情報についてどんどん質問しましょう。

3-3 OB・OG訪問

企業の雰囲気を感じることができる手段の3つ目としては「OB・OG訪問」があります。実際に志望企業で働いている先輩社員を訪問して生の声を聞くことができます。
ネットで見る情報と、企業で実際に働いている人から聞く話では、内容や感じ方が異なるかもしれません。自分自身が生の情報に触れ、理解・判断する材料にできます。

社風が合わないと感じたら?

とはいうものの、いくら事前に情報を集めても社風に「合う・合わない」といったミスマッチは発生する可能性があります。もし就職後にそういった事態となってしまったらどうしたらいいのでしょうか? 対処方法を解説します。

部署などの異動を願い出る

「自分に合わない」と思っていることが、企業の雰囲気なのか? 企業内制度なのか? 会社理念なのか? そこのところを分析してみてください。
もし個別の問題であれば「現職で改善ができないものか」を考えてみましょう。環境を変えることで解決できることであれば部署や支社・支店の移動を願い出ることも一つの手です。同じ企業内でも環境次第で社風がまったく異なってくることは珍しくありません。

それでも解決できない時は?

以上のことを検討したうえで「どうしてもこの会社には合わない」という結論に至った場合は、転職を検討することも一つの手です。ストレスのかかっている状況で無理をしてしまうと、心身ともに疲弊します。自分が快適に働ける環境への転身を考えましょう。

入社後のミスマッチを避けるには?

入社後のミスマッチを避けるにはどうすればいいのでしょうか。
就職活動の中で企業情報を集める際に、RJP(Realistic Job Preview)という採用段階で、企業の良い面と悪い面を開示する方針をとっている会社を率先してチェックするのも手です。こちらは「公式」ですので、真偽不明なクチコミサイト以上に有用です。

自分に合った社風とは?

ではどうすれば「自分に合う会社」を見つけることができるのでしょうか。そのために必要なのは自己分析です。
何よりもまず、就職することで「やりたいこと」「かなえたいこと」を明確にしましょう。それに加えて「自分には我慢できない」と思っている点を洗い出しましょう。未来への希望だけではなく、実際に働く自分をイメージすることが重要です。合わないことを我慢しているとストレスが溜まってしまいます。「やりたいこと」「かなえたいこと」が実現可能で「自分には我慢できないこと」のない(あるいは少ない)企業を選ぶことが重要です。

まとめ

この記事では「社風とは?しっかり調べて志望企業とのミスマッチを防止!」というテーマで解説してきました。

社風とは「企業のもつ雰囲気」を意味します。企業の規模や職種によって分類することは難しく、また誰にとっても「良い社風」というものはありません。人によって「合う・合わない」という性質のものです。

社風を調べる方法としては 1.求人情報や企業サイトを閲覧する2.クチコミサイトを参考にする3.自分で行動してみる、というものでした。受動的な方法と能動的な方法があり、両方を活用する必要がありました。

「合わない会社」で働いていると、ストレスがたまってしまったり居心地が悪くなってしまったりなど、勤務に支障をきたしてしまう可能性があります。就職後に疑念を抱いてしまったら、まず部署・支店の異動を考え、それでも解決できない場合には思い切って転職することを考えてもいいかもしれません。また、企業とのミスマッチを避ける方法のひとつとしては、就活の際に率先して「RJP」で会社情報を発信している企業からチェックするというものがありました。

就職活動のはじめに「自己分析」をしっかり行って「社風に合わない」問題が発生しないようにしておくことがベストです。

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