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仕事を辞めたいけど理由がない!理由なしのリスクと理由を導き出すには?

date2024年01月16日
仕事を辞めたいけど理由がない!理由なしのリスクと理由を導き出すには?
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はじめに

仕事を辞めたいと感じることは、誰しも一度はあることでしょう。しかしそこに明確な理由が見当たらない場合、そのまま仕事を辞めてしまっていいものなのでしょうか。理由が見つからないまま仕事を辞めるリスクや、辞めたいと感じた理由の探し方について考えていきましょう。

その他にも、仕事辞めたい!そんな時の対処法や向いてない・疲れたなどの理由を徹底解説!の記事も参考にしてみてください。

仕事を辞めたいと思い悩んでしまう際は以下の記事をご参考ください。ケース別にどう自分と向き合えばよいか徹底的に解説しています。

仕事を辞めたいけど理由がわからないときは?

仕事を辞めたいけど理由がわからないときは?

なぜか無性に仕事を辞めたいと感じているけれど、理由が一向に思いつかない。そのようなこともあるかもしれません。しかし理由が見つかる前に「辞めたい」という思いだけが膨らみ、ひとり歩きしてしまっては危険です。

辞めたいという気持ちときちんと向き合い、ささいなことでも構いませんので、「辞めたい」と感じたきっかけを探してみてください。小さなきっかけを拾い集めることで、辞めたいと感じた感情の本質が見えてくるはずです。

一旦冷静になる

仕事を辞めたいと感じたとき、衝動的に行動に移してしまうことは大変危険です。時期やタイミング、自分の気持さえ見誤って退職をしてしまうと、円満に退職ができなかったり、次の転職によくない影響が出てしまったりする可能性があります。一時の感情に流されて転職先を見つける前に退職してしまうと、今後の生活にも影を落としかねません。

このまま今の職場で働いていると、心も体もおかしくなってしまう。そのような危機的状況でない限り、一度冷静になり落ち着いて考えてみてください。可能であれば有給をとり、落ち着ける環境で仕事に対する今の自分の気持ちを整理してみてもいいでしょう。

一時の感情で行動してしまい、後悔する結果にならないためには、なぜ辞めたいと感じたのか、その理由に向き合ってみることが必要です。

理由もなしに辞めてしまうと?

「理由」もなしに辞めてしまうと?

なぜ仕事を辞めるために理由がいるのか。そこにはいくつかのリスクがあるからです。どのようなリスクがあるかを知っておくことは、今後のためにもなるでしょう。

  • 自己成長ができない
  • 円満退職ができない
  • 次も繰り返してしまうかもしれない

ここでは上記3つのリスクにポイントを置いて話をしていきます。

自己成長ができない

仕事を辞めたいと感じたことについてよく考えてみると、辞めたいと感じる原因や理由がどこかにあるはずです。そのような問題点を明確にしないまま、一時の感情に任せて辞めてしまうことは、問題を解決する力が身につくチャンスまで棒に振ってしまいかねません。ひいては自己の成長をストップさせてしまう結果にもつながるでしょう。

会社内で抱えている問題が辞めたいと感じた原因であれば、問題点をふり返り、解決策を考える。失敗したことがあれば次はうまくこなせるように反省する。このように問題点と向き合うことで、自ずとスキルアップができ、自己の成長へと発展していくでしょう。

円満退職ができない

適切な理由がない場合、円満に退職できない可能性が出てきます。

上司に退職の旨を伝えると、必ず退職したい理由を聞かれることでしょう。しかしなかには、理由もなく退職することを快く思わない人もいます。そのような場合、いくらご自身が退職の意志を表しても上司が納得してくれず、退職を認めてもらえないケースも出てきます。そうなってしまうと、辞めるまでの交渉が長引くかもしれませんので、円満退職は厳しくなるでしょう。

辞めるのであれば円満退職しなくてもいいと思うかもしれませんが、なかなか辞めさせて貰えないだけでなく、退職時期が先延ばしになった挙げ句、社内に居づらい空気になる可能性もあります。できるかぎり円満退職を目指すよう心がけるためにも、辞めたいという感情にしっかり向き合い、理由を見つけましょう。

次も繰り返してしまうかも

辞めたいと感じた理由に向き合わないまま退職してしまうと、たとえ問題なく退職し転職できても、また何かのきっかけで同じようなことを繰り返してしまう可能性があります。何が原因で仕事を辞めたいと感じたかを明確にしておかなければ、問題の根本的な解決ができず、また繰り返してしまうのです。

次の転職活動にも支障が出てきます。どのような条件であればうまくいくのかを考えるとき、仕事を辞めたいと感じた理由が明確になっていないと、「なんとなく」で転職先を決めてしまうかもしれません。そのままうまく行けばいいのですが、なんとなくという感覚や、衝動だけで動いてしまうと、根本原因が分からず、解決策も取れないまま職場が変わるだけとなるため、同じ状態が続いてしまうかもしれません。結果としてまた「なんとなく」で次の仕事も嫌になる可能性が高くなるでしょう。

そうならないためにも、問題点にはしっかりと向き合うことが重要です。

複数回の転職にはデメリットもある。「なんとなく」で繰り返した先で直面して慌てないために、また、理由のある複数回転職は有利なこともある。そんな実情を以下の記事、転職3回以上・30代の方必見/30代の転職とその理由から知ることができます。参考にしてください。

理由がない/わからないときの考え方

理由がない/わからないときの考え方

理由もなく仕事を辞めたいと考えることは誰しもあるかもしれません。しかしここまでの流れで、理由もなく辞めてしまうことや、衝動で行動してしまうことのリスクはご理解いただけたことでしょう。ここからは、仕事を辞めたい理由がとくにない・わからない人のために、当てはまる理由がないかを探していきます。

仕事について考える

辞める理由のなかに、現職場での業務内容に悩みや問題を抱えていることはないでしょうか。どれだけ頑張ってもやりがいを感じられない、一生懸命やってみたものの達成感を得られることがないなど、やる気や意欲を搾取されてしまっている状態では、仕事を辞めたいと考えることも仕方ありません。

本当は他にやりたいことがあるにもかかわらず、我慢して仕事をしている。あまりにも仕事が単調すぎて仕事への意欲がどんどん削がれてしまっているなど、仕事内容に対しての不満があれば、立派な「辞めたい理由」となるでしょう。

このように仕事の内容に疑問や不満を抱えているのであれば、改善策はないか考える余地があるかもしれません。仕事のやり方の改善や他部署への移動などを誰かに相談してみてもよさそうです。

評価について考える

仕事量や内容に見合った給与や賞与ではない場合や、どれだけ頑張ってもまったく昇給しない。大きな結果を出しても社内表彰をされるどころか正当に評価もされないという状況も、仕事を辞めたいと感じる理由になるでしょう。

このような状態はまさに「やる気の搾取」となりかねない状況です。金銭的な問題を含む正当な評価は、働く者にとって大変価値のあるもので、モチベーションの維持にも影響を及ぼしかねません。

しかし給与・賞与アップなどに関しては、会社側にも希望に添えない正当な理由があるかもしれません。そのような状況の場合は、ご自身のモチベーションを維持できる段階まで、会社の経営が好転することを待つのも一つの手です。

会社について考える

業績不振や賞与カット、リストラなど、会社の将来性に不安を感じることも、立派な仕事を辞めたい理由に当てはまります。

連日の深夜までの残業、休日出勤の多さ、早朝深夜までとなる拘束時間の長さ。このような体力的にもメンタル的にも追い込まれてしまいそうな仕事環境も、ご自身のスタイルと合わなければ、ストレスになってしまい仕事を辞めたいと感じる理由になりかねません。

社風が合わずに辞めたいという理由も考えられます。飲み会は全員強制参加、どれだけ頑張っても社長の関係者しか昇進できない、社長のワンマン経営で突然プロジェクトが中止になったり予算を削られたりする……。仕事内容がやりたいことであると、ついついガマンしてしまい見落としがちになる部分ですので要注意しましょう。

人間関係について考える

今やっている仕事がとても好きでも、相性の悪い上司や同僚、部下がいると、ストレスとなってしまい仕事を辞めたいと考える可能性もあるでしょう。先輩や部下に恵まれても、上司がパワハラまがいな言動をしてくるため、メンタルが疲弊し体調を崩してしまうケースも珍しくありません。ひどい場合は、会社内でイジメに近い現象が起こることもあります。

まずは職場の人間関係が悪くなってしまったことについて、思い当たることがないかを考えてみてください。まったく思い当たらない、誤解や勘違いから不利な立場に追い込まれてしまったなどはありませんか?ご自身に原因がないケースなのか、自分の言葉や行動などから招いたケースなのか、冷静に考え、上司や先輩などに相談してみてもよさそうです。

人間関係が原因で仕事を辞めたいと悩んでいる方へ、は、人間関係で仕事辞めたい! 対処法や円滑にする秘訣を紹介は、もっと詳しい対処法や円滑にする秘訣を紹介した記事です。参考にしてください。

プライベートについて考える

プライベートの時間を増やしたい・大切にしたいと考えると、そもそも会社員として働くことすら疑問に感じはじめるかもしれません。そのような疑問も仕事を辞めたいと感じる理由の一つとなるでしょう。

仕事は楽しいしやりがいもある。しかし今後のライフプランや抱えているプライベートな問題について考えると、正社員でいることが難しいのではと感じる可能性も出てきます。それらの理由としてあげられることは、妊娠・出産、子育てであったり、親の介護やご自身の身体的・精神的な持病などであったりするかもしれません。

家族と 過ごす時間が合わない、趣味でやりたいことと会社員としてのスタイルが合致しない。叶えたい夢があるので会社に拘束されている時間が惜しいなど、些細なことの積み重ねも辞めたい理由になる可能性がありますので、よく考えてみましょう。

ワークライフバランスを実現するためには、実現可能な企業を探す必要もあります。メリットや問題点も含めご紹介する記事です。ワークライフバランスを実現するには?メリット・問題点、実現できる企業の特徴を紹介、を参考にしてご自身の状況を確認してください。

まとめ

辞めたいと感じた感情や現状を見つめなおすことで、辞めたいと感じた理由が明確になるでしょう。明確な理由もなく衝動に任せて仕事を辞めてしまうことにはリスクもありますので、辞めたいと感じたら一度冷静になり、辞めたい理由は本当にないのかを考えてみてください。

仕事を辞めたい理由がぼんやりとでも見えてきたら、今度は辞めたい理由に対する解決策を模索してみましょう。辞めずとも解決できるのか、辞めることで解決するのか。どちらかを見極めることも大切です。またなんとなくではなく、辞めたい理由を明確にすることで、問題が解決できる転職先を探せたりキャリアチェンジをしたりと、選択肢の幅も広がるでしょう。

最後のチェックポイント

  • 仕事を辞めた理由がない・わからない場合は一度冷静になること
  • 理由がわからないまま退職するとリスクが伴う
  • 自己の成長をストップさせないためにも辞めたいと感じる原因・問題と向き合う
  • 円満退職をするためには、納得の行く理由があったほうがいい
  • 問題点に向き合わないと、なんとなく退職を繰り返す可能性もある
  • 理由がわからないときは、現状を細分化して確認していく
  • 理由を明確にすれば、今後の転職活動にも役立つ
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