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インフラエンジニアおすすめ資格10選!未経験から経験者まで

date2023年07月11日
インフラエンジニアおすすめ資格10選!未経験から経験者まで
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はじめに

数あるITエンジニアの中でもインフラエンジニアとはいったいどのような職業なのでしょうか。そしてインフラエンジニアが取得するといい資格にはどのようなものがあるのでしょうか。この記事ではインフラエンジニアの仕事内容とおすすめの資格について説明します。

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアとは、ITエンジニアの一種でシステム開発・運用の基盤を担うエンジニアです。昨今ではユーザが所持するデバイス単体ではITサービスの利用はできず、なんらかのサーバにつながっている必要があります。こうしたサービスの基盤となる部分を担当するのがインフラエンジニアです。ITサービスをスムーズに行うためになくてはならない大事な仕事です。

インフラエンジニアが資格を取得するメリット

インフラエンジニアは資格が必要な仕事ではありません。しかし、求められる知識やスキルの幅が広いため、身につけている専門性を証明するために資格はあったほうがいいでしょう。就職や転職の際、有利に働きます。

インフラエンジニアにおすすめの資格

新卒など、未経験からインフラエンジニアを目指す場合におすすめの資格と、すでにインフラエンジニアとして働いている人が、キャリアアップを目指す場合におすすめの資格とに分けて紹介します。

未経験からインフラエンジニアを目指す場合

未経験や新卒でもインフラエンジニアを目指すことは可能です。研修制度の整った企業の場合、入社してから知識を身につけることができますが、あらかじめ資格を取っておくことで受験する企業の幅が広がります。

ITパスポート

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)による国家資格です。ITに関する基礎的な知識があるか証明するための資格です。エンジニアなどの専門職に限らず、ITの基礎知識を身につけたい一般の社会人など、ITに関わる人全般を対象にしています。難易度は高くありません。
参考:ITパスポート試験|情報処理推進機構

基本情報技術者試験

ITパスポートと同じく独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格です。ITエンジニアの登竜門として人気の資格です。デジタル人材として必要とされる基本的な知識・スキルを身につけるのが目的で、ITエンジニアとして基礎的な能力が問われます。
参考:基本情報技術者試験|情報処理推進機構

CCNA(シスコ技術者認定)

ネットワーク分野で高いシェアを誇るシスコシステムズ社による認定資格です。ネットワーク以外にもセキュリティなどの知識が求められます。資格としての認知度も高く、人気があります。ネットワーク技術の発展により2020年に試験内容が改訂され、難易度が高まりました。未経験者が受験する場合は十分な勉強が必要です。
参考:CCNA認定|シスコシステムズ社

LinuC(Linux技術者認定)

「リナック」と読みます。LPI-Japanが運営する民間資格です。Windowsと並んでシェアの高いLinuxサーバのシステム構築や運用の基礎を身につけられます。試験は難易度別に3段階あります。LinuC-1は基礎的な内容で、未経験者でもしっかり勉強をすれば取得可能です。
参考:LinuC|LPI-Japan

AWS認定「FOUNDATIONAL」

AmazonによるクラウドサービスであるAWSの認定資格です。AWSは国内シェアトップなのでクラウド系の資格としてはぜひ取っておきたいものです。難易度によって種類が分かれています。FOUNDATIONALは、AWS クラウドの基礎的な理解を目的とした知識ベースの認定で、実務経験がなくても受験可能となっています。
参考:AWS認定|Amazon

インフラエンジニアとしてキャリアアップしたい場合

資格を取って知識とスキルを証明することで年収アップが期待できます。とくに転職を考えている人にとっては強力な武器となるでしょう。

応用情報技術者試験

基本情報技術者試験の上級者版です。こちらも国家資格です。高度なIT人材として必要な応用知識とスキルを問われます。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付きます。
参考:応用情報技術者試験|情報処理推進機構

CCNP(シスコ技術者認定)

CCNAの上位資格です。大規模なネットワークの構築、導入、運用、保守に携わるための知識とスキルを保有していることが試されます。受験資格に実務経験は必要ありませんが、公式では「3年から5年の実装経験をもつこと」を推奨しています。
参考:CCNP Enterprise 認定|シスコシステムズ社

LinuCレベル3

LinuCの中でも最難関の資格です。LinuCレベル2を持っていないと受験できません。Linux、Windows、UNIXなど混在環境での運用スキルが身についているかが問われます。試験は環境、クラウド、セキュリティの3つの分野に分かれています。
参考:LinuCレベル3|LPI-Japan

AWS認定「PROFESSIONAL」

AWSサービスを使ったインフラ構築についての高度なスキルを問われる試験です。AWSの設計、導入、運用、保守に2年以上携わっていることが望ましいとされます。プロフェッショナルレベルとされる資格はAWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルと、AWS認定DevOpsエンジニアプロフェッショナルの2種類があります。
参考:AWS認定|Amazon

CompTIA Security+

CompTIA(コンプティア)Security+とは、特定のベンダー製品に限定していないベンダーニュートラルな資格です。セキュリティエンジニアとして重要な知識やスキルが問われます。米国国防総省指令 8570.01(DoD Directive 8570.01)に承認された認定資格であり信頼性が高く、世界中の企業や組織で活用されています。
参考:CompTIA Security+|CompTIA

インフラエンジニアに必要な知識とスキル

インフラエンジニアに必要な知識とスキルについて説明します。インフラ全般はもちろんのこと、ネットワーク関連、サーバ関連、クラウド関連、そしてセキュリティ関連の知識が必要です。

インフラ全般

一般的にインフラというと水道や道路といった社会基盤を指します。ITのインフラはサーバやネットワークのことをいいます。これらの設計・構築・運用・保守を担うのがインフラエンジニアです。障害への対応も必要です。インフラエンジニアは大きくサーバエンジニアとネットワークエンジニアに分かれます。

サーバ・ネットワーク関連

サーバエンジニアはサーバ機器の選定と立ち上げを行います。そしてそのシステムに最適なサーバ構成を用意するのが役割です。ネットワークエンジニアはサーバ含むネットワーク全体の設計と環境構築を担当します。トラブルが起きたときもサービスが止まらないように、ネットワーク構成を構築するのがネットワークエンジニアの役割です。

クラウド関連

昨今、ITインフラはオンプレミスからクラウドに移行しています。クラウドの環境を整えるのもインフラエンジニアの仕事です。クラウドには種類があるのでそれぞれの特色を把握し、システムに最適なものを選定します。そして日々運用・保守に努める必要があります。

セキュリティ関連

サーバやネットワークを扱うにはセキュリティ対策が欠かせません。不正アクセスはじめ、さまざまな攻撃に備えるためにセキュリティの知識とスキルが必要です。システムのクラウド化やリモートワークの増加に伴い、多様化・巧妙化するサイバー攻撃に対抗するためには、常に情報のアップデートが必要でしょう。

まとめ

インフラエンジニアには幅広い知識とスキルが要求されます。資格がなくてもインフラエンジニアにはなれますが、資格を取得することで自分がどれだけの能力を保有しているかを証明できます。未経験からインフラエンジニアを目指す場合も、すでにインフラエンジニアとして活躍していて更なるキャリアアップを目指す場合も、資格を取得しておけば有利になるでしょう。

最後のチェックポイント

  • インフラエンジニアはITシステムの基盤部分を担当する
  • 未経験向けの資格にはITパスポートなどがある
  • 経験者向けの資格には応用情報技術者試験などがある
  • 大きく分けてサーバとネットワークの知識が必要
  • 資格があれば就職や転職に有利に働く
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